「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

6点 SKET DANCE

 銀魂との合作企画で「劣化版銀魂」と自虐的な書き方していたので、どんなもんだか手に取ってみましたが、少年誌としてはこっちが規格にはまった正しい少年向けマンガという気がします。反面刺激の強さを求める人にはイマイチかもしれません。こちらは栄養ドリンクだとすると銀魂はすでに覚せい剤クラスのシロモノだと思いますので、健全な少年をジャンプにつなぎ止めておくには、必要な良作だと思います。
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-11 17:36:01] [修正:2011-06-18 00:54:03] [このレビューのURL]

 これは主人公を含めた幼馴染の男二人が同じ高校に入る。主人公のほうは手違いでなぜか女子寮に入ることに、しかもある事件から男子禁制になった女子寮に・・・ってここだけ書くと萌えマンガみたいですが、絵と描かれた時代から、そうはなりません。でも主人公へのフラグはたった8巻で4本は立っていますので、今風にリメイクするとすごいことになるかもしれません。フラレた娘たちもそれぞれの鞘に納まるし。事件の中心人物の女子寮長なんかは、最初読んだ時はまさか最後ああなるとは思わないキャラです。
 高校生ですが、舞台は完全に寮生活に視点がしぼられたマンガで、あまり学校そのものとは無縁でラブコメやってる、少年誌としては独特の展開でした。
 これも今から読むなら小山田さんのマンガが好きならどうぞ、という感じです。
 絵はまだ丸顔系です。

 

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 05:05:39] [修正:2011-06-18 00:51:07] [このレビューのURL]

庵野さんというと、個人的には巻末で「壊れた」と紹介されている時期と、島本和彦さんの作品に出てくる若い頃のキレ者の雰囲気をまとったイメージしかないので、いい歳こいて変わらずヲタ道一直線で、奥さんも半分納得、半ばあきらめながらも浸食されていく様は、個人的には「ああ、幸せそうでよかったね」という感想でした。この手の本は読者に向けてのマンガ家流の近況報告のお手紙みたいなものだと思っていますので、極甘バカップル見せつけマンガでも特にささくれ立った感情はおきませんでした。アニメ界に名を残し貢献した人ですので、これくらいの幸せにありつけても、バチは当たらないと思うので素直に読めました。
 しかし表紙の洋梨型肥満体は見事な中傷画だ。タイトルと表紙からてっきりダイエット強硬→失敗マンガかと思った程。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-04-03 03:24:40] [修正:2011-06-12 06:15:00] [このレビューのURL]

 ヤクザマンガです。が、極道だけど外道じゃない、という感じです。だいたい巨悪に挑む系、六本木の夜を守るといって体張る系、大手同業者とのイザコザ系とそのコンビネーションで数話単位で一本の話ができあがっています。完璧超人の若頭白竜が「この一件私が仕切ります」といってあとは見事に解決。時事ネタを絡ませつつ水戸黄門とか暴れん坊将軍並みの盤石な展開。かとおもえば六本木ゲイ戦争みたいな最後の数ページで一本丸ごとギャグにしているものもあり、飽きずに読めます。時事ネタが入っていてもサラッと読める構成力がすごいです。
 ただ一本分の前半を巻末に持ってきて次巻も手に取りたくなるような一気読み誘発システムにあらがうのは難しいので注意。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 17:14:25] [修正:2011-06-12 06:04:16] [このレビューのURL]

 実は「ネギま!」の出席簿見たときこの作品思い出しました。出席簿は扉で紹介されていましたが、席順とかまで設定作り込んでたらしいです。中心メンバーは決まっているがそこに出席簿に載っているキャラが絡んでくることがあっても、唐突な感じがなく、出席簿見て「あっコイツだ」みたいな面白さもあって良い手だなと思いました。
 話は中学生ラブコメ。今見ると、こっぱずかしさ爆発の内容ですが、小学生の頃読んだ時はドカハマリしてしまっていました。たしか最終回の次の号で、ファンレターを見開きで載せるという異例の待遇を受けていたので、当時人気あったのでしょう。舞台になった長野県小諸市への、今でいう聖地巡礼をやっている人もネットで見られるくらいだし。
 絵は独特の絵で丸顔サリーちゃん足。教室の掲示板にドサクサに何かメッセージが書いてあるのは当時の「こち亀」とかにも見られますが、流行っていたのでしょうか。
点数は当時は10点今は採点不能です。懐かしさ優先で6点にしておきます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 04:28:27] [修正:2011-06-11 04:28:27] [このレビューのURL]

 例えば団鬼六さんがフランス書院から本出すとしたらどうなる?的な話、かな?。主人公が超ベテラン官能小説家の爺さん。でもエロの支持層はやっぱり若い人。編集にもゴリ押しされ、自分のフィールドから一歩踏み出した途端に襲われるギャップの嵐。このギャップのレパートリーの豊富さが面白いです。個人的にはギャルゲーのノベライズを受けた主人公の話がウケました。
 絵は、90年初頭くらいまでよく見かけた絵柄、ノリ(主人公を本当にイカみたく描いてたり)ですが、官能小説の挿絵的なものから萌え絵的なものまで引き出しは多い人じゃないかな、と思いました。少なくとも書き分けられないから明らかにアシスタント丸投げだろこれ、みたいな違和感は感じません。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-11 03:51:27] [修正:2011-06-11 03:51:27] [このレビューのURL]

 子供の頃は面白かったです。サッカーやってたし。周囲もみんな読んでいたので、ドリブルや綺麗なパスで抜かれた時とか、後ろ振り向き気味で、つい「なにぃ!」って言ってたし。ふざけてやってるのではなく、なんかDNAに組み込まれてしまったかのような反応でした。若林という名前の人は当然あだ名は「源三」でした。
 ただ、大人になって読み返したら、途中で挫折しました。年齢的にピンポイントで面白い時期がある作品なのだと思います。当時10点、今3点。あいだをとって6点くらいにしておきましょうか。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-10 05:11:36] [修正:2011-06-10 05:11:36] [このレビューのURL]

 たぶん、下品、汚い、倫理観無用(確か回収騒ぎが起きたような)、目玉や脳みそが出るほどのツッコミ、宇宙人、ロボット、パクリなんでもありの超荒唐無稽、そして巻数が進むにつれ初期設定から乖離していくところも含め、長続きした古いタイプのギャグマンガはこれが最後じゃないかと思います。
 絵のほうは、奇面組を粗くしたようなタイプです。話のほうは、ギャグマンガとしてもやり過ぎな感じです。
 ただ、小林よしのりさんがギャグマンガを描く人たちを特攻隊みたいな表現で描いているのを見た記憶がありますが、後半の失速感も含め、まさにそんな感じです。ガムシャラに突っ走って玉砕しました的な。
 したがって、今から読むなら、やり過ぎ感を読んでみたい人向けですかね。今でも充分やり過ぎです。文庫版は修正入ってるらしいのでコミックスで読んだほうがいいかも。
 点数は、当時ですら明らかにまずいだろう的な領域まで踏み込んででもギャグマンガを続けたチャレンジャーぶりに6点。その後の作品は燃え尽きたのか瞬殺でしたしね・・・。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-06-10 02:57:10] [修正:2011-06-10 02:57:10] [このレビューのURL]

 出だしはいきなり本能寺の変ですが、基本信長の幼少の頃からの話を描いていくものと思われます。内容は安心の原さんクオリティといったところでしょうか。原さんの戦国ものは原作扱いのものも含めて面白いけれど、終わりまでキッチリしていないことが多い。しかしこう乱発してくると、こちらも松本零士作品を楽しむような視点に切り替えて読むと良いのかもしれません。一作品ごとにあれこれ言わずに原哲夫戦国ワールドを楽しむと言うか、そんな感じで。
 いまのところ、ムリヤリ感漂う口癖「んであるか」以外は素直に楽しめます。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-06-04 05:14:34] [修正:2011-06-04 05:14:34] [このレビューのURL]

 地獄という非日常空間で繰り広げられる日常はやっぱり非日常、という感じのマンガです。とっかかりがちょっと新人のがんばりすぎた感があり、イマイチかなぁ、と思っていると意外とパターン化しない懐の広さとこれまた意外と変化に富むギャグが面白く、変にあとを引く感じです。チマチマとジャブを打って来るけど決定打がないなぁ、と思ったらいつの間にか足に来ている、そんな感じの破壊力です。
 作者本人が持ち込みをしまくっていた際に「私は面白いと思うんですけど・・・」と編集の人に言われまくったようですが、確かにそういう傾向はあります。そこをなんとか一通り読むと、このそこはかとない面白さがわかるかもしれません。ターゲットの年齢層は掲載誌どおり青年、ってところだと思います。絵は少しかわいいよりですが。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2011-05-26 16:19:49] [修正:2011-05-26 16:19:49] [このレビューのURL]

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