「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

 いさぎよく最初から「料理は勝負だ」で通してしまった料理マンガです。主人公があまりにも独善的かつ話の始まる前にジイさんに幼少からこっぴどく鍛え上げられているので、よくある付け焼刃的な努力の描写もほとんどなく、とにかく料理勝負。
 過去に料理勝負よりのマンガといえば古くは「包丁人味平」がありますが、あの作品も後半カレー戦争でスパイスの調合を極めるあまり麻薬に行き着いていましたが、この作品は序盤から一服盛って体が動かなくなる料理とか笑いが止まらなくなる料理とかを、勝つために、または確信犯的に作ってしまいます。序盤でこれでは27巻ある時点で、料理のメニューのインフレが起きると予想できますが、まぁそのとおりのオチになります。
 また基本中華料理で、きっと食べればうまいのでしょうが、身近じゃなさ過ぎるものが多くて、うまそうとか、ちょっと作ってみるかとか、そういう気がまったく起きないのも特徴です。
 個人的には濃い作風でワンパターンをごまかしている印象はありますが、一応一通り読めるので6点としておきます。
 評論家大谷の舌に嘘をつけないツンデレぶりが今となると笑えます。

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[投稿:2011-08-29 16:52:06] [修正:2011-08-29 16:52:06] [このレビューのURL]

 日常系4コママンガ、でしょう。学園ものの亜流だと思いますが、かつての学園もので時間軸が止まっていないタイプだと、卒業までの登場人物の葛藤とかを長ゼリフや重い絵で表現したりしていたと思います。しかしこの手の4コマだと長ゼリフはまず無理、大ゴマの重い絵で表現する方法も無理。その結果、極端に短いセリフや絵(絵そのもののうまい下手でなく、表現ツールとして)の融合性がより重要性を帯びると思います。個人的に4コマは見た目ほど簡単じゃないと思います。
 永遠にも感じる(あれ?もう連載7年め?)ほのぼのした世界を愛でるだけでも面白いですが、上級生が進路に悩みだし「今までの日常」の崩壊が待っている中で、ほのぼの感はゆるやかに薄れてきます。そこで視点を変えて前述した4コママンガのある種俳句みたいな縛り(ルール)の多い中で作者がいかに表現していくかを楽しんでいければいいかなと思います。このマンガにはその楽しみ方ができる片鱗が見え隠れしているので、期待しています。

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[投稿:2011-08-28 10:56:19] [修正:2011-08-28 10:59:22] [このレビューのURL]

黄色い大判の装丁がやたら目を引きます。
幼い頃一緒に遊んでいた二人が、ある事故で男の子のほうは記憶と特殊能力を失ってしまい魔物を呼び寄せる体質になってしまい、女の子のほうは体が成長しなくなってしまったが退魔師として一流どころとなり、その男の子にキスをされると本来の年齢(高校生)に戻るという設定です。あとは同級生との三角関係、ブラコン妹、百合っぽい同級生などが入り交じるドタバタラブコメですね。ちょっと絵がエッチですが、一読目はひっかかるところがなく適度な巻数でサラリと読めます。
ただ、読後感がけっこう良いので二読目いくと、もう少し話を固めてから連載に入れば良いのにおしいなぁ、と思うところが出てきます。その分−1点で6点。
 完全版のほうは、未収録だった長編+描き下ろしが掲載されます。新キャラ出してオチがイマイチだった長編にジュブナイル小説風なオチをつけた描き下ろしでまとめたような感じです。描き下ろしはエロ表現リミッターがはずされ、絵の違いより作風が違っていて二次創作風な印象を受けます。

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[投稿:2010-04-08 22:49:23] [修正:2011-08-27 11:47:41] [このレビューのURL]

「キャプテン」読むと、流れで読みたくなるマンガです。谷口の指の故障を乗り越えようとする克己心に引き込まれます。ただ、後半がイマイチです。したがってキャプテンより−1点で6点。

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[投稿:2011-08-15 10:01:36] [修正:2011-08-15 10:01:36] [このレビューのURL]

6点 AQUA

 サクッと読めます。便利すぎる地球から、アナログな感覚の火星へ。そして高潮で店が冠水して開店休業になるのも毎年お約束の世界。季節があるのも制御が人任せなため。これが許される世界。年中無休、信賞必罰の現実との乖離ぶりに癒しを求めるというなら、良いマンガだと思います。絵は良い意味で線の細い、暑苦しくない絵です。

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[投稿:2011-07-25 16:38:11] [修正:2011-07-25 16:38:11] [このレビューのURL]

 この作品始まった頃は、北斗の拳の外伝と思い喜んで読んでました。瞬間的にですが、ジャンプじゃなくてバンチでいいやとさえ思っていました。北斗の拳のケンシロウと違いヤンチャすぎる主人公を、なんやかやでサクッとラオウに殺られたリュウケンの若い頃と勘違いして余計引き込まれた記憶があります。ただ、原哲夫さんの作品が他にもいろいろリメイクされまくって(気付いたらすごい数になってますよね。)自分の中では埋もれてしまった作品となりました。
 もうちょっと短くて良かったんじゃないかと思います。前半8点後半5点で6点といったところ。

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[投稿:2011-07-25 15:31:06] [修正:2011-07-25 15:31:06] [このレビューのURL]

 今のところラブコメのコメ要素の多い前半なのでサラッと読めます。季節が秋になってからの後半がどうなるかが興味深いところです。原作のように最後までちょっと無理してもコメ要素も多めに残していくか、アニメのようにほぼコメ要素は無くしていくか、それとも・・・。
原作もアニメも終わって時間がたってメディアミックス的には取り残された感はありますが、こうなればピッチは気にせず進めてほしいと思います。 作品全体を俯瞰して作りこむことができる時間を与えられた分、期待はしています。

 

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[投稿:2011-07-17 19:55:54] [修正:2011-07-17 19:55:54] [このレビューのURL]

今のところ、まったくもって題名通りです。特に「バカ」の部分が重要です。主人公を取り巻くメインキャラが男より女が多い、主人公が超鈍感等、一応ハーレムマンガの体を成しています。しかしラブ要素の設定が今のところ原作ほど掘り下げられていないため、その設定がドタバタの道具以上の要素になり得ていないので、マンガとしては今のところドタバタコメディ的なものといった感じです。サラッと読めるので6点にしておきます。
原作は青春ドタバタラブコメディという感じです。
 

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[投稿:2011-02-14 00:32:08] [修正:2011-07-07 21:00:27] [このレビューのURL]

 雰囲気から、てっきりラノベ原作アリ系だと思いましたが違いました。キャラ付けが粗っぽい気がして、正直最初はそれほど面白いとは思いませんでしたが、だいたい5巻くらいで主人公側のメンツがそろい、話の輪郭がくっきりしてきます。これからの展開が面白そうな作品です。

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[投稿:2011-06-26 00:51:33] [修正:2011-06-26 00:51:33] [このレビューのURL]

 たしか二巻ぐらいから、後の小山田さんの画風がほぼ固まった作品だったと思います。話はおおざっぱにいうと、医者の息子の主人公の九頭竜がグレてスリになるが冒頭で師匠が死に、そして人形劇団の人たちと出会い、徐々に裏家業から足を洗っていく話です。小山田さんも当時まだホラーサスペンス系には手を出していなかった頃なので、今までのラブコメ系とイメージと違い人が死ぬシーンが出てきて意外でした。
 画風、作風ともに変化が見られ、小山田さんの作品をその後も読み続けるかどうか分かれ道的な作品だと思います。

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[投稿:2011-06-22 16:37:53] [修正:2011-06-22 16:37:53] [このレビューのURL]

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