「s-fate」さんのページ

総レビュー数: 880レビュー(全て表示) 最終投稿: 2009年12月08日

スティールボールランをスルーしてしまったせいで荒木さんの近作にあまり触れていないためか、なんか寂しい感じがします。2巻に至っても登場人物があまり増えないし、書き込みも昔のジョジョのコミック巻末で誰かが描いていた「無駄無駄無駄ァ!」と指が折れる勢いで描いているような迫力が感じられません。密度が薄めな気がします。
 次に何が起こるのかわからない引きの強さは健在で面白いことは面白いのですが、かつての長編的面白さというよりも、短編集的面白さに近い感じがします。もう少し先が見えるまで様子を見たい気もしますが、スティールボールランのように読む機会を逸してしまう気がして悩ましいところです。今のところ6点。

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[投稿:2012-04-22 19:29:11] [修正:2012-04-22 19:29:11] [このレビューのURL]

6点 WORKING!!

最近一気読みした印象は、連載開始時期に多かったタイプの4コママンガの仕立て方だな、という印象です。絵柄も内容も。
 進行は普通です。連載がスタートする、メインである数名のキャラ付けが固定してくる、若干キャラ同士の関係を進展?させる、新キャラ投入・・・という長期4コマにありがちな流れです。
 メインキャラは大柄姉妹に翻弄された結果ロリコンこじらせてる主人公、元ヤン店長、帯刀している店長の下僕その1、極度の男性恐怖症、ちび、腹黒厨房、傍観者のちにいじられ役厨房、といったところです。
キャラが気に入れば、サラッと読めます。

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[投稿:2012-04-07 20:14:04] [修正:2012-04-07 20:14:04] [このレビューのURL]

 話はテレビでやっていたものとはまったく違いますが、子供の頃ウルトラマンにハマった時期がある、程度の知識の範疇では、よく再構築されていると思います。ウルトラマン大百科?あたりで読んだ記憶のある設定、またジャックとかタロウとかエースメインの話あたりは、原作のエッセンスをうまいこと取り入れていて話は意外と違和感がありません。また、絵もウルトラマンがやたらカッコ良く描かれています。
 ウルトラマンが好きじゃないと描けない作品だと思います。
ゾフィーが人間体のときの見た目がドクターKにしか見えないのはご愛嬌。

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[投稿:2012-04-07 08:06:09] [修正:2012-04-07 13:21:16] [このレビューのURL]

 ひぐらし第一作。後半の怖さを体感するには実は前半のキャラの濃い萌え要素に支えられた日常描写に耐える必要があります。ここをクリアできるかできないかが一番の山だと思います。一度山に登ったからこそ谷までの落差が大きい。この落差がこの作品の面白さです。
 個人的にはこの前半の濃さは原作>>マンガ>アニメという感じです。ただしマンガは原作と違い視覚に訴える部分で主に怖さの増幅に成功していると思います。
 それぞれのメディアにそれぞれの良さがあるので、まずは手軽なマンガから、というのは充分アリだと思います。

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[投稿:2012-03-01 00:58:01] [修正:2012-03-01 00:58:01] [このレビューのURL]

準和風ファーストフードチェーン店とかカップ麺とか缶詰等、男の一人飯系の食い物を中心に、刑事が容疑者に、もしくは同僚や上司、檀家(情報屋)に延々とウンチクを交えて「めしばな(食い物の話)」を繰り広げるマンガです。ウンチクが二、三十年(もしくはそれ以上)またいでいたりします。「あーそうそう」的な懐かしさも重要なファクターだと思いますのである程度歳を召した人向けかと思います。
 また全国展開している店以外も結構でてきますので、そこをどうみるか。例えば「へぇーそうなんだ」ととるか「しらねーよそんな店」ととるかで評価も変わると思います。
 個人的にはしばらく喰わないうちにやきそばバゴーンが地域限定販売になってしまっていると知って妙に喰いたくなってしまいました。
 ただし3巻の段階で複数回出てきているネタが複数ありネタ切れっぽいところもあるので、この先はちょっと様子見かもしれません。

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[投稿:2012-02-04 23:44:55] [修正:2012-02-11 20:07:40] [このレビューのURL]

押し掛け女房系ハーレムマンガですかね。うる星やつらにちょっと設定が似ている気もします。印象は全然違いますけど。メディアミックスの権化みたいな作品なので、マンガだけだと「?」な部分もあり、かといって今さら他のメディアを集めようにも入手が困難なものもあり、集めきれないかと思います。したがって今からマンガだけ読む、というのはちょっと厳しいかもしれません。個人的にはまだ流行っていたころに読んでいたこともあって、6点としますが、今から読む人には、3〜4点くらいかも。

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[投稿:2010-04-07 20:37:07] [修正:2012-02-05 01:40:13] [このレビューのURL]

女の一人飯を成立させるのに単身赴任の夫を持つ若奥さん、という設定は面白いと思います。そして下手に寂しい女方向に持っていくと昼ドラ方面に話が行きかねないので、テンションのやたら高いキャラにして主人公のメンタル面のバランスをとっています。あとは久住さんの独壇場である一人飯フィールドが展開される事となります。
 この食事、というか食生活は、一人暮らしをした事のある人の共感は得られると思いますが、実行すると体重方面で危険なメニューが多いのが困りものです。喰いたくなるけど、喰ったらリバウンド王になるだろうし・・・。
 久住さんの過去の作品を知っていればより楽しめるかなと思う反面、ちょっと過去の作品にたより過ぎな感もあり、もうちょっと新しいネタを供給して欲しかったかなとも思います。
 また、私が手に取ったのは初版から1ヶ月で第5刷でした。おっかなびっくり刊行したら結構好評だった、という事ですかね。

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[投稿:2011-03-03 01:47:56] [修正:2012-02-05 00:18:10] [このレビューのURL]

「押し掛け女房」を単純に男女逆にしてしまうとヒモかストーカーになりかねませんが、押し掛ける男にSSという役といくつかの伏線を持たせることにより、それを成り立たせているところが面白いです。4巻まではその設定とメンタル面を前面に出す少女マンガ的な面白さで読めると思います。それ以降は「転生」という設定がでてきて展開が遅くなっているので様子見といったところです。
 個人的にはアプローチが違うとはいえ、ひぐらし、うみねこ関連で転生ネタがあふれた直後なので、今扱うネタとしては、ちょっとハードル高い時期じゃないかな、と思います。

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[投稿:2012-01-14 22:50:01] [修正:2012-01-14 22:50:01] [このレビューのURL]

6点 Another

コミカライズのアプローチが面白いです。登場人物の何人かに原作に無いマンガのテンプレ的なキャラ付け(ドジっ娘ナースとかドS風メガネとか)をうっすらと上乗せすることにより、原作とはちょっと違った、なごんだ雰囲気を部分的に持たせています。個人的には原作を必ずしもトレースしなくてもいいと思いますし、肝心の部分ははずしていないので、これはこれで良いのではと思います。これはマンガの持つ取っ付きやすさをさらに強化するアレンジで、読者の裾野を広げていると思います。原作は分厚くて見た目でちょっと取っ付きにくかったです。ただ、原作の張りつめたままの雰囲気を好む人にはマイナス要素かもしれません。
 またラストも登場人物増やさずにきれいにまとめていたり、「死者」のトリックも一種自虐的な「描き分けができていないといえばできていない」ところをトリックとして昇華させているのがうまい、と思います。
 絵は表紙で判断していいかと思います。若い世代の人物は綺麗で背景もホラー系の暗い感じがうまく出ていると思います。
 まったくの個人的趣味ですが、原作を読んでいた時、人形工房のくだりは完全に千之ナイフさんの絵で脳内変換していました。

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[投稿:2011-12-18 23:26:47] [修正:2012-01-02 19:46:13] [このレビューのURL]

 良いところで終わった話の後日談を書くと急に生臭い話になるとか、普段描写されていないところにスポットライトを当てると意外なものが見えてくるとか、そういった類のマンガです。この作品はマンガやゲームの世界になじみのある人なら、視点の面白さに引き込まれて読み終えることができると思います。
 個人的には、よくある「それを言っちゃおしまい」的なシラケ目線のギャグにしないで描いているところが面白く感じました。

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[投稿:2011-12-29 19:04:39] [修正:2011-12-29 19:04:39] [このレビューのURL]

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