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5点 ハチワンダイバー
熱血おバカ将棋漫画。
序盤は省略しつつもそれなりに将棋をしていた。文字山戦などなかなかにアツい。
しかし、しだいに将棋の対局内容が描かれなくなり、絵の勢いだけで押し切るようになってしまった。
そこが作者のウリでもあるのだろうが、作者自身もそれなりに将棋の腕があるのだから、もう少し将棋漫画として丁寧に描いて欲しかった。
結局のところ将棋が描きたいのか、勢いで魅せたいのかが良く分からない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-18 00:00:30] [修正:2011-08-18 00:00:30] [このレビューのURL]
8点 ベントラーベントラー
ゆるーい日常系漫画の皮を被った硬派SF漫画。
全体として流れている雰囲気はまったりとしているのだが、出てくる外星人や様々な未来的アイテムはかなりしっかりとしたSFの体をしている。
日常なんだか非日常なんだかよく分からないこの絶妙な空気感はなかなか他にない。
ある程度SFものを好む人なら間違いなく妙な魅力にハマると思うし、そうでない人にもSF的世界観に触れてみる作品としてはかなり良質な部類に入るのではないかと思う。
あまり知名度はないが、もっと多くの人に読んで欲しい漫画。
作者の今後に期待。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-17 23:47:58] [修正:2011-08-17 23:49:15] [このレビューのURL]
8点 東京怪童
同じ作者の作品の中ではこれが一番好きです。巻数は全3巻と少ないですが、その分無駄が無くとても完成度の高い作品となっています。
「脳」の障害がそのままキャラの個性となっており、各登場人物が抱える悩みや問題、長所がとても良く描かれており、また「ヘンテコなリアル」というかなんというか望月節も炸裂。
終幕のエピソードも秀逸で、本当に良く出来た作品だと思います。
個人的には「世界が消えていく」障害を持つ少女のエピソードが大変好きです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-15 17:19:27] [修正:2011-08-15 17:19:27] [このレビューのURL]
10点 BECK
これを読んだあとは必ずギター弾いてる
漫画なのに、音やライブの雰囲気が伝わってくる
キャラも、かっこいい奴らと個性的なやつらがたくさんいておもしろい
ブスが多いため、ヒロインが際立つ
ギャグセンスもある
ストーリーも無駄が無く
すらすらいけるため
何度も読み返しちゃいます。飽きません。
バンド漫画no.1だと思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-15 12:24:35] [修正:2011-08-15 12:24:35] [このレビューのURL]
8点 乙嫁語り
その名の通り、中央アジアの「若い嫁さん」、「美しい嫁さん」についての話。
1巻と2巻では12歳のカルルクに20歳のアミルが嫁ぎ、絆を深め合っていく話が主に描かれている。年の差や実家とのトラブルなど多少の弊害はありつつも順調に他人から夫婦へとなっていくのは派手じゃないですがほのぼのして良いですね。エマみたいに世間の常識や身分の差を乗り越えて良くも悪くも周りを巻き込む激しい恋愛とは真逆で、あくまでも当時の中央アジアの常識に則した恋愛を意識しているような感じ。
前作と同様恋愛に主軸が置かれてはいますが、エマを読んで疲れた人にはこちらの方をすすめときます。
また中央アジアの文化・風習を紹介してくれる漫画でもあって、皆さんが仰るように森先生の愛に満ち溢れた絵を楽しむことが出来る。刺繍・彫刻・民族料理と、好き好き好きと言うようなもはや引いちゃうくらいのクオリティは見る価値ありです。異なる風習・考えを正確に調べて描くのは難しいと思うのだが、風俗描写は丁寧に調べられており興味深い。説明臭くならないようスミスさんを通しての解説もうまいし、何気に細かい目線や表情まで意図してるところが多いようで何度も読み返せる。
また森さんの、現在の私達の常識で善悪を判断せずに一歩引いて物語を書く姿勢がかなり好印象。父権制度が分かりやすい例だと思いますが、今の私達からすると悪い印象のことでも当時の中央アジアでは当然あります。しかし森薫はそれを自分の、今の価値観で勝手に裁くようなことはしません。作中では当たり前のこととして描かれています。とはいえ私達からするとおかしいだろ、と思ってしまうのは致し方ないのでそこの緩衝材に私達と考えが近い外部の人間であるスミスがなっているのも巧いです。
要するに恋愛の形にしろ、風習や考え方にしろ文化や時代で異なっていても良い悪いの問題ではなくてただ違いがあるだけということなんでしょう。絵だけでなく、このように構成は細部まで驚くほどによく練られているし森さんの愛ゆえかの気遣いがみてとれます。
三巻で気づいた方も多いでしょうが、副題を良く見るとThe Bride’s Storiesとなっています。そう、これはアミル達を中心としつつも様々な乙嫁たちの話になるのだろう。
最後に…パリヤさんが結婚できるのを祈っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-06-25 22:59:30] [修正:2011-08-13 23:53:57] [このレビューのURL]
5点 はじめの一歩
友人から70巻くらいまで借りて夢中に読んでいたのだが、55巻の沢村戦まで読んで一気に冷めてしまった。
当初は「一体どっちが勝つのだろう?」とどきどきした試合が多かったが、いつのまにか「はいはいどうせ勝つんだろ」に変わっていた。長い前フリ通りの展開、そして心理描写によって結果が早い段階で判ってしまう。
なんだかジャンプの有名バトル漫画みたいな印象。ダレ具合もそっくり。100巻くらいで空飛んだりかめはめ波でも打つんじゃないのか?
今は何巻まであるのかは知らないが、レビューを見る限りまだ最終的な目標には至っていないようだ。また時間をおいて暇な時に続きを読んでみようかな・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-13 23:47:57] [修正:2011-08-13 23:47:57] [このレビューのURL]
1点 まりあ†ほりっく
イカレきってる主人公、女装して女子校に通っている男子>女子、という力関係がツボにはまりましたが、ぶっちゃけ笑いどころがさっぱりわからない笑
寒いとか嫌いとか読んでいて怒りを覚えるということはないのだけれど、ここまで置いてけぼり感満載なの初めて
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-08 03:47:17] [修正:2011-08-11 09:19:52] [このレビューのURL]
7点 ARIA
各エピソード終盤の見開きページが秀逸だと思う。読んでると心に余裕が持てるような気がしてくるマンガですね。
8(何度も読み返してしまう)と7(夢中になって読みふけってしまう)の間くらいですね。7以上なんですが、実際そんなに読み返していないので8はつけないです。正直一気読みは苦痛に感じる。のんびり1度に2,3話ずつくらい読むのに向いてると思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-11 09:16:05] [修正:2011-08-11 09:16:05] [このレビューのURL]
7点 無敵看板娘
ドタバタ漫画だけれど、相当計算尽くで描いてるんじゃないかなと思う。ほとんどのお話が1話で終わるし、それが結構長く続くのだけど飽きが来ない。
主人公の発言も相当理不尽でマッチョだったりするのだけれど(私はそういうの大嫌い)、それを気にさせなくする面白さがある。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-11 07:01:28] [修正:2011-08-11 07:01:28] [このレビューのURL]
10点 蛍雪時代―ボクの中学生日記
『釣りキチ三平』で有名な作者の中学時代を中心としたエッセイコミックで、戦後教育の在り方や、貧困による問題など、現在読んでも様々な感じ方ができ、また、田舎の山村ならではのエピソードもあり、非常に知的にも感情的にも訴えかけられる作品です。
様々な人との繋がりによって、矢口高雄という作家がこの世に出たことがわかる素晴らしい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-08-10 19:49:50] [修正:2011-08-10 19:49:50] [このレビューのURL]