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10点 ベルサイユのばら
今さらですがフランス革命を知るためのテキストともいうべき名作です。
華やかで、気高く 美しい男装の麗人オスカルと革命に散っていった実在の人物たちの 壮大な人生模様に誰もが魅了されるでしょう。
当時の私には身分違いゆえに想いを封印し「オスカル」を陰となって守りぬき、支えぬいた「アンドレ」は「夢の王子様」
フェルゼンへの愛に苦しみむオスカルを支えながらも 彼女への愛に苦しみ続けた彼の姿には胸が締め付けられる思いでした。
その思いが叶った時は嬉しさに泣き、彼の死には、涙するオスカルとともに爆泣きしました。今もその衝撃は忘れられません--。
首飾り事件・ポリニャック夫人などロザリーの絡ませ方も絶妙!
私は2人の目線から、革命へ至る道筋を、オスカルの悲しみを--見つめていた気がします、
王妃アントワネットの華麗ながら壮絶な人生も必見---。
まさしく美しく咲いた大輪の薔薇が--散っていく様を堪能できる・・
壮大な愛と悲しみの歴史絵巻―。永遠に語り続けてほしい作品ですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-26 23:27:14] [修正:2012-10-26 23:31:03] [このレビューのURL]
5点 みなみけ
コレはある意味すごいマンガだと思います。不必要なものを冷酷なまでに削ぎ落とした設定。適当に大人出すくらいなら家族構成から親ですら省く。しかし学校だけでは話に広がりがないので家のことは描く。というか家にあるアイテム、家に関わるイベントをネタに使いたいため家がある。結構いろんなキャラが出てきているが皆さんのいう通り、描き分けていない。できないのではなく不必要と判断しているように思えます。もちろん背景も。ここまでやってそこそこ読めるんだから大したもんだと思います。
ただし読む側としてはそこそこ読める、という部分しか評価対象にならないので5点がいいとこだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-25 00:44:22] [修正:2012-10-25 00:44:22] [このレビューのURL]
8点 エリア51
久正人による世界中の異形を集めたクロスオーバーコミック。
米軍によって集められ、隔離された世界中の異形を集めた街であるエリア51。そんな危険な街で探偵家業をこなす真鯉徳子は河童の相棒キシローと共に様々な事件をハチャメチャに解決していく。そしてどうやら徳子にはエリア51にやって来た壮絶な理由があるようで…。
この世界中の異形ってのが実に便利な言葉で、神話から民話から怪奇からもう何でもありなのだからいやはや好みの人には実にたまらない漫画。アマテラスとネッシーとサンタクロースと河童と白雪姫が同じ世界に存在してるんだからもう最高なわけである。アマテラスはもちろん引きこもってるわけである。
ここらへんのわくわく感はアメコミのクロスオーバーのまさにそれ。アラン・ムーアの「リーグ・オブ・エクストラ・オーディナリー・ジェントルメン」+「トップ10」といった趣で、最近だと屍者の帝国を楽しんだ人ならこの感覚は何となく分かると思う。もしくは平野耕太のドリフターズでもアベンジャーズでも何でも良いけれど、ありえない世界が交差する感覚はとっても楽しい。
そして前作ジャバウォッキーと同様、久正人に異形溢れるこの手の伝奇ものを描かせるとめっぽう上手い。例えば現在連載中のものだと月光条例なんてエリア51と非常に近い構造を持つ漫画なのだけれど、そのわくわく感はエリア51とは比にならないと私は思う。
とにかく久正人による既存のキャラクターの料理の仕方と絡ませ方がめちゃくちゃにおもしろいのだ。しかもハチャメチャなキャラクターの改変の中でもその本質はしっかりと感じられるわけで…。だってサンタクロースがチリソース大好きなリトルグレイに服を盗まれるなんてユーモア溢れる物語が、あの子供心を揺さぶられる涙ほろりなオチに帰結するんだぜ。そうなんだよなあ、子供がプレゼントを受け取る時サンタはもういないんだよなあ…。また白雪姫と人魚姫のクロスオーバーなんてスノーホワイトが裸足で逃げ出すくらい素晴らしい白雪姫の語り直しだった。
そんな濃すぎるほどの世界観の中で、マッコイという可愛くもハードボイルドな主人公が図抜けて魅力的なのも何気にすごいよね。彼女もまた相当悲惨な過去を背負っているようで、色んな事件と関わりあいながら本筋も少しずつ進んでいく。アメコミの皮を被った浪花節なストーリーテリングは実に切ないし、合間合間に挟まれる「メェェェリィィィィィクリスマス!」なサンタクロースや最速のモンスター決定戦グレート・ゴールド・ラン・レース(我が日本からはターボババアが出場笑)なんてコメディも素敵で楽しい。そしてくとぅるんや荒野の七人ver七人の小人のような膨大な小ネタの数々…。いやぁ、これはたまらない!
また久正人はアメコミにも造形の深い人で、マイク・ミニョーラよろしくな絵柄(本人によるとフランク・ミラーのパクリらしいが笑)と切れ味鋭い表現はちょっとシビれる格好良さ。ジャバウォッキーの時よりも絵柄はさらに簡略化されていて、より白と黒のコントラストは鮮烈になっている。
そういう絵柄や物語の作り方等、他の漫画では体験できない作品だと思うので一読をおすすめ。好きな人は強烈にハマるはず。そもそも小説書く人含めて日本でこういう伝奇クロスオーバーに長けてる人なんてめったにいないよなあ。アメコミ好き、屍者の帝国のような歴史再編SF好き、ラヴクラフトのような怪奇好き、ここらへんの嗜好をお持ちの方々はぜひどうぞ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-21 17:33:10] [修正:2012-10-21 17:33:31] [このレビューのURL]
5点 シュガーレス
正直評価が難しい。
同時期に連載した作品群の中では唯一生き残って連載してるし
果てはドラマ化までされたし、誌面の中でも人気の高い部類である事は
間違いないと思います。
大まかに言えば主人公達が、自分達の通う高校の不良ナンバーワンを獲るというが目的なんですが
不良漫画にありがちな裏切りや策略、復讐などドロドロした展開が一切無く、あるのは己の拳のみ。
そして敵味方、互いにポエミーな台詞を吐きながら殴りあうというなんとも現実離れした世界観。
しかも10巻以上連載してるのに、ヒロインはおろかモブすら女性キャラが一切出てこない。(ドラマは出してしまったけど)
更に学校を舞台としてるのに教師すら出てこない。とにかく混じりっ気なし100%喧嘩三昧。
もはや「クローバー」みたいな青春漫画とも違う、ある種のファンタジーなんですね。
結局のところ、この清々しいまでの流れと世界観に何かぐっと来るものがあるかどうかかなあと思います。
個人的にいまいち琴線に響かなかったのでこの点数にさせてもらいました。
ただキャラクターはなかなか良いと思います。
すぐ気絶するくせに、脅威の回復力と負けん気はピカ一の主人公の岳はもちろん、
一番の肉体派でありながら理性的なマルモとか、ルー語を駆使するキリオとかインパクトの強いキャラが多いんですが
何よりラスボスである現ナンバーワンのシャケが絶対的なカリスマ性で他を圧倒しているので
正直こいつに勝って完結する事ができるのか疑問だったりします。
最近岳が、なぜ自分が喧嘩をするのか、その意味について問い直す回があったんですが
「俺にそんなものはない」という結論に至ったのは大いに笑いました。そこはこの作品の根幹だろが!w
もうこの際、連載終了までこの姿勢で突っ走ってもらいたいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-20 14:53:25] [修正:2012-10-20 15:01:57] [このレビューのURL]
8点 ガラスの仮面
この作品の良さはなんていってもたくさんの「演劇」がみられること--。
演じる役者(亜弓VSマヤ)によって作品が違ったものになるってとこもすごっく面白いです。
マヤ&亜弓、そして月影先生の演劇にかける情熱は毎回圧巻だし==!!
それはもう 何度読み返してもあきない面白さです!
マヤを支え続けてきた「紫の人」も遂に正体を明かし、ようやく彼との恋愛模様に突入-ですが諸事情アリきで そうは問屋が卸しません。
恋に苦しむ皆の中で独り失明という苦しみと戦ってる亜弓。
マヤにあって彼女に足りないのは圧倒的に経験なのに??
彼女にも恋をさせてあげてほしいと願ってた私には
がっくりな展開が 続いています。(現在49巻)
紅天女を演じるのは、亜弓かマヤか---!と言いながら 結局2人とも演ることになっちゃったのは腑に落ちないところでもありましたが-----。
今はただ--- 亜弓さんと二人で演じる紅天女が--
どんな風に演じ分けられるのか。それに期待したいです!!
早く見たい!!よかったらこちらへ♪
http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-1733.html
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-18 13:11:49] [修正:2012-10-18 14:18:57] [このレビューのURL]
6点 星守る犬
言ったらまずいかな。
このサイトの目の肥えた読者を信じてあえて言っちゃお。
この漫画にわか漫画読みにはいいかもしれんが・・・
カンゼンニマンガヨミノドウサツリョクヲナメテル。
ネライスギテイル。
オモシロクナイ
カンドウシナイ
ナケナイ。
以上
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-16 22:29:34] [修正:2012-10-16 22:29:34] [このレビューのURL]
8点 めぞん一刻
音無響子という理想の女性像を作り出して一人歩きしてしまった伝説的な作品。
アニメを見ていた世代などは別としても・・・
伝説が勝手に一人歩きして、彼女について漫画だからなしうるいわゆる「完璧な女性」を想像して本作を読むことを敬遠している人は意外に多い。
しかし読んでみれば説明不要であるが、音無響子は非常に人間的なのである。少々天然でね。
最近久々に読み返してみて
ギャグが読み返しても滑っていないのはすごい。
なんちゅう強度の強い漫画であろうか。
恋愛漫画、ほのぼの漫画は読まないという人であっても、本作はいけるかもしれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-16 20:11:49] [修正:2012-10-16 20:11:49] [このレビューのURL]
6点 最終兵器彼女
意外と泣ける。
ちせとしゅう・・・意外と泣ける。
純愛、どこまでも純愛、最終兵器でも純愛、離ればなれでも純愛、どんだけ死んでも純愛、世界が滅んでも純愛。
ただそれだけだけど、逆にただそれだけでここまで読めれば結構すごいことなのなのかも?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-16 19:32:21] [修正:2012-10-16 19:32:21] [このレビューのURL]
あっ!!
この漫画終わったんだ!!
意外とあっさりだったな。
連載当初、この漫画を読んだとき画力と内容に衝撃をうけた。
そして完結の時を迎えてみて・・・
平積になって映画化まで決定したという帯をみていろんな意味でショックと余韻が残る。
最終的にそんな漫画ではあったと思います。
最近多い部類ですが、どこまでも主人公がへたれな感じが逆によい。
ラストはちょっと個人的に不満。
なのでこの点数で
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-16 19:24:08] [修正:2012-10-16 19:24:08] [このレビューのURL]
8点 犬夜叉
途中ダレタのは認めますが、後半ソレを消す盛り上がりあり。
噛めば噛むほど味が出る作品だと思います。
犬夜叉とかごめの心が結ばれていく旅模様を通して--
前半は桔梗の悲しみ。中盤は殺生丸の苦しみ。
そして終盤は鬼蜘蛛(人)の心に翻弄され続けた奈落に---グっとさせられました。
彼が人の心を試す為にした数々の残忍な仕打ちには腹も立ちましたけど
ソレに打ち勝つかごめには毎回ジ-ンとさせられましたし、神楽をはじめ彼に操られた者たちにもどこか同情してしまう自分がいました。
彼が自分の本当の望みが桔梗の心(愛)だったときづいた時、
本当に、人とは哀れな、でも愛おしい生き物だと感じさせられましたよ。
四魂の玉の 本当の望みもこんなことだったとは---と涙。
2人の女の思いをうけとめ大切にすることを学んでいく犬夜叉の成長もみどころ。
「かごめは俺に会うために生まれてきたんだ!そして俺も・・」
2人について詳しく語るのはやめておきますが・・。
弥勒&珊瑚もふくめて みんなのHAPPY・ENDの終結もよかったと思います。
テーマは意外にもシリアスながら全編に笑いも投げ込まれててやっぱ楽しい作品になってるのはさすが留美子さんです!
私はもう刀をめぐって思い苦しむ殺生丸様に萌えまくり。
お父さん、殺生丸様に愛することの大切さを教えたかったようですがちとやりすぎでしたよね?。
弥勒、珊瑚、邪見。七宝、鋼牙・みんなみんな愉快でかわいくて大好きでした。
かごめの「お義兄さん?!!」にはうけましたわ(わはは)
今ごろりんをめぐって琥珀との恋愛バトルになってるのかな?
番外編でそんな姿を見たいような気もしますが--やっぱやかな~:笑!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-10-14 10:44:37] [修正:2012-10-14 10:50:05] [このレビューのURL]