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1点 ONE PIECE

売れてると話題と聞いたので、数年前に読まず嫌いは駄目だと思いスリラーバーグに入ったところぐらいまで読んでみました。

グランドラインにでるまでは、荒さが目立つもののその後の展開に期待する面白さがあったのですが、それ以降はワンパターンすぎるし、笑うところや泣くところを読み手に押し付けてるのに苛立つだけでした。

キャラのセリフがないとなにやってるかわかり辛い箇所もあるし、絵で語れないのは漫画としてどうなんだろうとも疑問に思います。
シリアスなシーンとギャグのシーンの使い分けは残念としかいえない。

「できる事なら読みたくなかった」にふさわしすぎるそんな漫画で、読んだ時間を返してほしいと本気で思いました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-27 23:36:51] [修正:2012-10-27 23:36:51] [このレビューのURL]

10点 火の鳥

この作品の感想を表現するのは難しいです。
読めば分かる。とにかく読め。読まないなんて勿体無い。
そう答えるのが正しいかもしれません。

生きるとは何か。死ぬとは何か。
面白いとかつまらないとかで評価する漫画ではなく、人生の中で一度は読むべき。そんな作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-27 21:38:21] [修正:2012-10-27 21:38:21] [このレビューのURL]

7点

画力も表現も及第点で、基本一話完結の構成も良く出来た
山岳救助漫画です。5巻くらいまでは話題になって、賞貰えるだけ
あるなと質が相当高く印象に残る山の厳しさを物語る救助
話でした。助けられない人間の数が多いのもリアルで心に
残ります。主人公の三歩の底抜けに明るく優しいがときに
厳しさや暗さを内包、天然かと思ったら緻密な
計算をしている的なキャラが魅力的でこれで物語
を引っ張れてるのはたしかです。シビアな物語も多いのに
緩衝されます。

しばらくしてから人情話、周辺キャラ話にシフトして、それはそれで今度は山の魅力を語って面白いのですが、最初の頃からするとインパクトで失速したな感は出ますね。
話のパターンもちょっと読めて来るのが増えます。
三歩を他キャラから間接的に語るシーンが中心になったのも熱量が
落ちたかなと。浮世離れした三歩をヒロイン久美が尊敬
して行くものの、山岳救助の師弟的な感じ
に終始して安易に恋愛にならなかったのは良かったですが
(この辺人間関係の機微も広く描けている)。

しかし15巻くらいで三歩の周辺に事件が発生で
酷いことになって衝撃を与え、三歩が限界登山に挑戦するという
最終章になって緊迫感が出てきます。日本アルプスに限定
されていたのが、世界の山へという形ではじまり最終巻で賛否
両論のようですが、また衝撃の結末で物語を終えました(個人的には肯定です。心に残りました)。

もっと巻数絞れたかな、人情話は上手いけどもっと登山の技術論
にも踏み込んでも良かったのではとは思いますが、良作漫画
だったのはたしかです。この漫画を読むと山は良いなと思いますが、シビアな面が濃いので行きたくなくなる気持ちも生じてしまいますね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-27 14:29:45] [修正:2012-10-27 14:33:23] [このレビューのURL]

今さらですがフランス革命を知るためのテキストともいうべき名作です。
華やかで、気高く 美しい男装の麗人オスカルと革命に散っていった実在の人物たちの 壮大な人生模様に誰もが魅了されるでしょう。

当時の私には身分違いゆえに想いを封印し「オスカル」を陰となって守りぬき、支えぬいた「アンドレ」は「夢の王子様」
フェルゼンへの愛に苦しみむオスカルを支えながらも 彼女への愛に苦しみ続けた彼の姿には胸が締め付けられる思いでした。
その思いが叶った時は嬉しさに泣き、彼の死には、涙するオスカルとともに爆泣きしました。今もその衝撃は忘れられません--。

首飾り事件・ポリニャック夫人などロザリーの絡ませ方も絶妙!
私は2人の目線から、革命へ至る道筋を、オスカルの悲しみを--見つめていた気がします、
王妃アントワネットの華麗ながら壮絶な人生も必見---。
まさしく美しく咲いた大輪の薔薇が--散っていく様を堪能できる・・
壮大な愛と悲しみの歴史絵巻―。永遠に語り続けてほしい作品ですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-26 23:27:14] [修正:2012-10-26 23:31:03] [このレビューのURL]

 コレはある意味すごいマンガだと思います。不必要なものを冷酷なまでに削ぎ落とした設定。適当に大人出すくらいなら家族構成から親ですら省く。しかし学校だけでは話に広がりがないので家のことは描く。というか家にあるアイテム、家に関わるイベントをネタに使いたいため家がある。結構いろんなキャラが出てきているが皆さんのいう通り、描き分けていない。できないのではなく不必要と判断しているように思えます。もちろん背景も。ここまでやってそこそこ読めるんだから大したもんだと思います。
 ただし読む側としてはそこそこ読める、という部分しか評価対象にならないので5点がいいとこだと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-25 00:44:22] [修正:2012-10-25 00:44:22] [このレビューのURL]

 久正人による世界中の異形を集めたクロスオーバーコミック。

 米軍によって集められ、隔離された世界中の異形を集めた街であるエリア51。そんな危険な街で探偵家業をこなす真鯉徳子は河童の相棒キシローと共に様々な事件をハチャメチャに解決していく。そしてどうやら徳子にはエリア51にやって来た壮絶な理由があるようで…。

 この世界中の異形ってのが実に便利な言葉で、神話から民話から怪奇からもう何でもありなのだからいやはや好みの人には実にたまらない漫画。アマテラスとネッシーとサンタクロースと河童と白雪姫が同じ世界に存在してるんだからもう最高なわけである。アマテラスはもちろん引きこもってるわけである。
 ここらへんのわくわく感はアメコミのクロスオーバーのまさにそれ。アラン・ムーアの「リーグ・オブ・エクストラ・オーディナリー・ジェントルメン」+「トップ10」といった趣で、最近だと屍者の帝国を楽しんだ人ならこの感覚は何となく分かると思う。もしくは平野耕太のドリフターズでもアベンジャーズでも何でも良いけれど、ありえない世界が交差する感覚はとっても楽しい。

 そして前作ジャバウォッキーと同様、久正人に異形溢れるこの手の伝奇ものを描かせるとめっぽう上手い。例えば現在連載中のものだと月光条例なんてエリア51と非常に近い構造を持つ漫画なのだけれど、そのわくわく感はエリア51とは比にならないと私は思う。
 とにかく久正人による既存のキャラクターの料理の仕方と絡ませ方がめちゃくちゃにおもしろいのだ。しかもハチャメチャなキャラクターの改変の中でもその本質はしっかりと感じられるわけで…。だってサンタクロースがチリソース大好きなリトルグレイに服を盗まれるなんてユーモア溢れる物語が、あの子供心を揺さぶられる涙ほろりなオチに帰結するんだぜ。そうなんだよなあ、子供がプレゼントを受け取る時サンタはもういないんだよなあ…。また白雪姫と人魚姫のクロスオーバーなんてスノーホワイトが裸足で逃げ出すくらい素晴らしい白雪姫の語り直しだった。

 そんな濃すぎるほどの世界観の中で、マッコイという可愛くもハードボイルドな主人公が図抜けて魅力的なのも何気にすごいよね。彼女もまた相当悲惨な過去を背負っているようで、色んな事件と関わりあいながら本筋も少しずつ進んでいく。アメコミの皮を被った浪花節なストーリーテリングは実に切ないし、合間合間に挟まれる「メェェェリィィィィィクリスマス!」なサンタクロースや最速のモンスター決定戦グレート・ゴールド・ラン・レース(我が日本からはターボババアが出場笑)なんてコメディも素敵で楽しい。そしてくとぅるんや荒野の七人ver七人の小人のような膨大な小ネタの数々…。いやぁ、これはたまらない!
 また久正人はアメコミにも造形の深い人で、マイク・ミニョーラよろしくな絵柄(本人によるとフランク・ミラーのパクリらしいが笑)と切れ味鋭い表現はちょっとシビれる格好良さ。ジャバウォッキーの時よりも絵柄はさらに簡略化されていて、より白と黒のコントラストは鮮烈になっている。

 そういう絵柄や物語の作り方等、他の漫画では体験できない作品だと思うので一読をおすすめ。好きな人は強烈にハマるはず。そもそも小説書く人含めて日本でこういう伝奇クロスオーバーに長けてる人なんてめったにいないよなあ。アメコミ好き、屍者の帝国のような歴史再編SF好き、ラヴクラフトのような怪奇好き、ここらへんの嗜好をお持ちの方々はぜひどうぞ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-21 17:33:10] [修正:2012-10-21 17:33:31] [このレビューのURL]

正直評価が難しい。
同時期に連載した作品群の中では唯一生き残って連載してるし
果てはドラマ化までされたし、誌面の中でも人気の高い部類である事は
間違いないと思います。

大まかに言えば主人公達が、自分達の通う高校の不良ナンバーワンを獲るというが目的なんですが
不良漫画にありがちな裏切りや策略、復讐などドロドロした展開が一切無く、あるのは己の拳のみ。
そして敵味方、互いにポエミーな台詞を吐きながら殴りあうというなんとも現実離れした世界観。
しかも10巻以上連載してるのに、ヒロインはおろかモブすら女性キャラが一切出てこない。(ドラマは出してしまったけど)
更に学校を舞台としてるのに教師すら出てこない。とにかく混じりっ気なし100%喧嘩三昧。
もはや「クローバー」みたいな青春漫画とも違う、ある種のファンタジーなんですね。
結局のところ、この清々しいまでの流れと世界観に何かぐっと来るものがあるかどうかかなあと思います。
個人的にいまいち琴線に響かなかったのでこの点数にさせてもらいました。
ただキャラクターはなかなか良いと思います。
すぐ気絶するくせに、脅威の回復力と負けん気はピカ一の主人公の岳はもちろん、
一番の肉体派でありながら理性的なマルモとか、ルー語を駆使するキリオとかインパクトの強いキャラが多いんですが
何よりラスボスである現ナンバーワンのシャケが絶対的なカリスマ性で他を圧倒しているので
正直こいつに勝って完結する事ができるのか疑問だったりします。

最近岳が、なぜ自分が喧嘩をするのか、その意味について問い直す回があったんですが
「俺にそんなものはない」という結論に至ったのは大いに笑いました。そこはこの作品の根幹だろが!w
もうこの際、連載終了までこの姿勢で突っ走ってもらいたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-20 14:53:25] [修正:2012-10-20 15:01:57] [このレビューのURL]

この作品の良さはなんていってもたくさんの「演劇」がみられること--。
演じる役者(亜弓VSマヤ)によって作品が違ったものになるってとこもすごっく面白いです。
マヤ&亜弓、そして月影先生の演劇にかける情熱は毎回圧巻だし==!!
それはもう 何度読み返してもあきない面白さです!

マヤを支え続けてきた「紫の人」も遂に正体を明かし、ようやく彼との恋愛模様に突入-ですが諸事情アリきで そうは問屋が卸しません。
恋に苦しむ皆の中で独り失明という苦しみと戦ってる亜弓。
マヤにあって彼女に足りないのは圧倒的に経験なのに??
彼女にも恋をさせてあげてほしいと願ってた私には
がっくりな展開が 続いています。(現在49巻)

紅天女を演じるのは、亜弓かマヤか---!と言いながら 結局2人とも演ることになっちゃったのは腑に落ちないところでもありましたが-----。
今はただ--- 亜弓さんと二人で演じる紅天女が--
どんな風に演じ分けられるのか。それに期待したいです!!
早く見たい!!よかったらこちらへ♪
 http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-1733.html

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-18 13:11:49] [修正:2012-10-18 14:18:57] [このレビューのURL]

言ったらまずいかな。

このサイトの目の肥えた読者を信じてあえて言っちゃお。

この漫画にわか漫画読みにはいいかもしれんが・・・

カンゼンニマンガヨミノドウサツリョクヲナメテル。

ネライスギテイル。

オモシロクナイ

カンドウシナイ

ナケナイ。

以上

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-16 22:29:34] [修正:2012-10-16 22:29:34] [このレビューのURL]

音無響子という理想の女性像を作り出して一人歩きしてしまった伝説的な作品。

アニメを見ていた世代などは別としても・・・
伝説が勝手に一人歩きして、彼女について漫画だからなしうるいわゆる「完璧な女性」を想像して本作を読むことを敬遠している人は意外に多い。

しかし読んでみれば説明不要であるが、音無響子は非常に人間的なのである。少々天然でね。

最近久々に読み返してみて
ギャグが読み返しても滑っていないのはすごい。

なんちゅう強度の強い漫画であろうか。

恋愛漫画、ほのぼの漫画は読まないという人であっても、本作はいけるかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-10-16 20:11:49] [修正:2012-10-16 20:11:49] [このレビューのURL]

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