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5点 羊の木

 法務省のモデル事業として、刑務所を出所した元受刑者たちの受け入れを始めた自治体が舞台。国から補助を受ける代わり、11人の出所者を受け入れる。事実を知るのは市長を含め3人だけで、彼らが秘密を守ることに心を砕き、出所者同士の接触に戦々恐々とする中で物語は進む。

 出所者たちは、寡黙で礼儀正しいが顔色を変えずに鶏の首を絞める男や、粗暴でまさに殺人犯といった男、無口で不気味な女など多様で、描き方・絡み方次第で面白くなっていきそうな気配がある。

 ただ、今のところそれぞれの犯罪歴やキャラクターが生かし切れていない印象で、話が展開していかずもどかしい。

 出所者を社会で受け入れる、といった社会問題的側面から期待して読むと肩すかしを食うし、おどろおどろしい犯罪病理的側面、パニックもの的側面から見ると物足りなさが残る。

現状ではややもったいない感じだが、今後読み続けたい作品ではある。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-02-06 20:04:39] [修正:2013-02-06 20:04:39] [このレビューのURL]

うーん、皆さん割と評価されてるようですが、私には合いませんでした。
下の方の言葉を借りますと、この作者の「毒気」を期待して読んだのに、そういう路線じゃなかった。
「昼ドラ」ということは女性向けの面白さなんだろうか? わかりませんが…

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-26 11:12:05] [修正:2013-01-26 11:12:05] [このレビューのURL]

冬目作品は(たぶん)コミック全作持ってますが、
社会的な評価より個人的にはやや下回るイメージです。

他作品に比べて根気よく続いている点は良いのですが、
イマイチこの作品とは恋愛観において、やや呼吸が合わないといったイメージです。
※当然、男女間の差も有るのでしょうけど・・・

私もカンスケ見たいなペットが欲しいな?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-22 05:14:27] [修正:2013-01-22 05:14:27] [このレビューのURL]

漫画で一番好きなのが寄生獣で
他の作品も読んでいます。

ヒストリエはとても面白くて何度も読んでみて思ったのが、
この先の展開次第で、一番好きな作品である寄生獣を超える可能性もある作品では、と期待している作品です。

コミック発行のペースがストーリーをじっくりと練られる程なのですが(笑)
それでも待ち続けられる人が
とても多いのでは無いかと思っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-22 04:33:21] [修正:2013-01-22 04:33:21] [このレビューのURL]

女子高生マーニーが繰り広げるショートストーリー型の探偵物語。
身の回りで起きる小さな事件や悩み事を解決するのがメインであり、
先に前作の「ふらん」を読んでいるとどうしても比較しちゃって
インパクトに欠ける印象をもたれるかもしれません。
それでも毎週毎週捻りの利いた話を作る木々津先生の力量に感心させられます。
飄々としたマーニーのキャラクターもなかなか魅力的。
欲を言えば話の描ききれない部分が補完ができる程度
もう少しページ数を増やしてもらえればありがたいです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-20 01:20:38] [修正:2013-01-20 01:20:57] [このレビューのURL]

とにかく主人公が魅力的。
飄々としていながら頭が良く、お坊ちゃん気質でありながら(だからこそ?)物怖じせず大胆。
漫画チックな頭の良さでは無く、現実感のある頭の良さがまた本当に良い。
なにげに泣かせるシーンも多い。もしかしたら一番好きな漫画。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-12-15 23:38:40] [修正:2013-01-14 23:56:20] [このレビューのURL]

この作者の作品の中では、人気が薄い方だと思います。
但し、この作者の独特かつ強力な漫画力はここでも健在。
全4巻ということもあり、寄生獣とかに比べたらあっさり終わってしまいますが、しかしやはり面白い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-14 23:50:46] [修正:2013-01-14 23:50:46] [このレビューのURL]

作者のデビュー作となる短編集。2012年かなり話題になった短編集だそうですね。
全6編+おまけで、うち半分以上が冠婚葬祭な感じ。
このレビューはなるべくネタバレを避けているつもりですが、鋭い人なら何か察してしまうかもしれません。ご容赦ください。あと偉そうな文章でごめんなさい。


1編目は、結婚式を翌日に控えたとある女性と男性の平凡で平穏なエピソードを描いた表題作。
式を目前にして焦り出す女性と、どっしり悠然と構えている男性。その対比が面白くて読みやすく、「やっぱり前日だとこんな感じなのかな」なんて思いながら読み進めていくものの、話自体は実に平凡。
でも突如として話の全体像がガラッと一変し、「あれれれれ?」と慌ててもう一度頭から読み返してしまう、そんなお話。
実は初めて読んでいる時に妙な違和感をほんのりと感じていたんだけど、それが作者の仕掛けだったのね。で、その違和感の正体が判明してすぐに読み返し、巧妙な仕掛けだったことに気付く。しかも「さーて、どんでん返ししますよー」って話でもなくて、自然な感じでコロッと小気味良く引っ掛かる。
それがまた素敵。そうだよね、よく考えたら式の前日だもんね。タイトルも含めてよく出来ているなあ。
引っ掛かってなお暖かい気持ちになれる良作。

2編目は、夏の暑い昼間のとある幼い少女と父親の平凡で平穏なエピソードを描いたお話。
これもまた話自体は実に平凡。でも読みやすくて普通に読んでいるうちに、また「あれれれれ?」ってなっちゃう。
今度のお話は1編目とは違って特に違和感も無く(一応あることはあるけど)、不意打ちな感じでどんでん返しがやって来る。
斬新な視点が印象的だった1編目とは対照的にこちらは古典的な仕掛けでタイトルも微妙だけど、やっぱり暖かくて心地良くなれる。


ここまで読んで、話の構成の上手さと巧みさ、そして平凡な導入部から突如訪れる鋭いどんでん返しの存在に、この短編集はそういうものだと読者は想定してしまうかもしれない。
でもこの後の収録作は平凡な話が平凡なまま終わる、普通の平凡な短編集。
どんでん返しも盛り込まれてはいるんだけど、あまり効果的に機能しなくて。悪い話ではないのに、最初の2編で読者の中のハードルが上がってしまっているので、特に平凡に感じる。それが残念。

これ個人的には掲載順が失敗したのかなーなんて思ってしまう。
もちろん短編集なので最初の話が面白くなければその後のお話を読んでもらえない危険があるわけで、最初に面白い話を持ってくるのは当然かもしれないんだけど。
でも最初の2編を後ろの方に持ってくれば、全体的にバランス良くもっと面白く読めたかな、と。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-05 23:36:16] [修正:2013-01-05 23:37:45] [このレビューのURL]

25巻とそこそこ長寿漫画でありながら
ぐだぐだすることがなく
全くストレス無く読むことができました。

医者物漫画の中ではタイトルにパンチがないので
本サイトのレビューを見なかったら読まなかった
かもしれないのでとても感謝です。

それにしても
この漫画はそれぞれのキャラクターを使うのが
非常に上手い。どのキャラクターにも人間らしさが
溢れていて、そうゆう意味で現実味のある話しである。

多くのキャラクターごとの視点で描かれる心理状態。
誰が主人公かわからない。
そして読者がその第三者視点で見れるところ
がおもしろいのかもしれません。

医者漫画ではリアリティを求める人もいるのかも
しれませんが
この漫画の醍醐味は医局を舞台にする
『政治戦』や『ヒューマンドラマ』
です。
現実離れした?天才医師は
その話しを動かす潤滑油のような役割なので
さほど重要ではないのかもしれません。
(本当の医者がどんなものかわからないので
そもそもリアルかなんてわかりませんが^^)

テーマ自体はそこそこ重いのですが
読後感はとても爽やかなところがいいですね!
是非読んで頂きたい1冊です^^

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-01-04 03:42:00] [修正:2013-01-04 03:42:00] [このレビューのURL]

とてつもなく出オチな漫画。いと出オチ。
最初は巨人こええとか思っていたけど、今は巨人の走り方に笑ってしまう。よく見たら絵もあんまりうまくない、とゆうかそろそろ10かんあたりなのに画力が上がってない。
設定だけで邪道好きな奴らは食いついたであろう。僕もその一人である。
今は惰性で集めているが、いつ見切るかが重要だと思う。キャラにこんなに愛着が湧かない漫画も久しぶりである。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-12-30 15:55:19] [修正:2012-12-30 15:55:19] [このレビューのURL]

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