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8点 予告犯
社会に潜む‘行き過ぎた行為で弱い立場の者から自尊心を奪う連中’に
正体不明の男が制裁を加えていく
それに同調するネットユーザーたち
かたや見えない相手を追う警察側
賛否両論を生む現代のテロリズム
あえて例えるならネット社会版デスノートといった感じか。
でもデスノのように追う側追われる側の頭脳戦という感じではないし、
やっぱり例えるのは少し違ったかも…
最初に絵についていうと、
連載環境が整っていなかったということもあり
雑誌掲載時にはやや淡白だった背景も
単行本だと加筆修正されているので問題なし。
一巻の最後にあたる7話を初めて読んだときの衝撃が忘れられない。
立場の弱い者は結束すれば力を発揮する
でもこの方法は正しいのか?
ほかのやり方はないのか?
‘正体不明のシンブンシ’を見ているとそんな疑問も浮かんでくる
何が正義で何が悪なのか?
たくさんの情報が錯綜し
取り上げられては捨てられていく今の情報消費社会
そのなかで答えを見つけることは叶わない。
普遍的なマンガって数あるわけではなく。
このマンガは社会で問題になってるあれやこれやをテーマにするような
これまた決してよくあるようなマンガではないわけだけど
そういうカウンター的な作品は、今、読むべき。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-05-24 19:11:31] [修正:2013-03-12 17:25:00] [このレビューのURL]
9点 ニッケルオデオン
「ヴォイニッチホテル」で道満晴明の虜となり
「ぱら☆いぞ」に代表されるような、そっちの作品群も読み終えたころに‘IKKIで連載’
という吉報を聞くことになる。
ニッケルオデオンとはその昔アメリカにあった映画館のことらしい
映画好きな作者らしく短編映画の寄せ集めのような作品になった。
不条理な設定のなかでちょっとイイ話だったりちょっとホラーだったりするのは
作者の成人マンガにあるような感じなんだけど
8ページずつのショートショートはどれも小綺麗にまとまっていて
話の続きが読みたくなる終わり方をさせる。
読み切りショートに使うにはもったいない
でも語りすぎないくらいでちょうどいいそれぞれの話。
ネタが尽きないなあ…発想の奇抜さもあると思うけど
思い付いたシチュエーションをちょっぴり、がっつり幻想的にアレンジ
道満の手によって昇華されエンターテイメントに変わる。
とまあよく分からないままそれっぽいことを書いてみたけど
要はそれなりにメジャーな劇場(掲載誌)なんだから楽しめなくちゃいけないんだ。
わりと万人にオススメできると思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2012-07-18 18:25:49] [修正:2013-03-12 17:18:55] [このレビューのURL]
5点 聖闘士星矢
ストーリー展開の行き当たりばったり感が半端じゃない。
子供の頃は純粋に楽しめたが改めて読み返してみるとちょっと鑑賞に堪えられるレベルにない。
とりあえずポーズとってかっこ良く叫べば必殺技、みたいなのの先駆けかな?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-03-11 19:17:28] [修正:2013-03-11 19:17:28] [このレビューのURL]
8点 ドリフターズ
HELLSINGでもぶっ飛んでいたが、こっちでもまたさらにぶっ飛んでいる。
完結まであと何年かかるかと思うと読むのが早すぎた・・・。
と変な後悔してしまうレベル。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-03-11 18:01:15] [修正:2013-03-11 18:01:15] [このレビューのURL]
7点 ベルセルク
触を描きたかったんだろうなぁ、と思う。
触が終わって作者も精神的に辛くなってしまったんだろうか、妖精さんやら何やらが出てきた。
完結してからまた評価したい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-03-11 17:02:16] [修正:2013-03-11 17:02:16] [このレビューのURL]
6点 山賊ダイアリー
おじいちゃん子で、その影響で猟に抵抗を感じない主人公が田舎に戻って猟を始める話です。タイトル通り日記ですので、時間軸は若干前後しますが猟をしては食ったり、猟仲間からおすそ分けもらって食ったりの日々が綴られます。
個人的には実際にお隣さんがベランダで鳩の羽むしってたら、ちょっとどころの騒ぎじゃなく驚く自信があります。したがって異世界観を感じてこんな生活もあるのか、と興味深く読めると思います。
またちょっと出てきていますが、自分が食う以外のカラス対策の猟とか、蜂の巣駆除とか、そういった請われて行う猟?なども、お鉢が回ってくる経緯なども含め描いてもらうともっと面白いかなと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-03-04 23:22:09] [修正:2013-03-04 23:22:09] [このレビューのURL]
3点 70億の針
また異星人退治系SFか、とうんざりさせられる無難な作品。
書店で平積みにされていた1巻を見てなんとなく購入したのだが、ストーリーは寄生獣というかウルトラマンというか鉄腕バーディーというか、、、よくある異星人退治系のSF設定。
主人公が女性で、虚無感溢れる、というのは新しいが、いかんせん魅力あるキャラクターがいないのは致命的。特段技巧を凝らすこともなく、バーッと話を広げて、よくわからん形で終結させるのも、もはや見慣れた光景。
眺める分にはサラサラと読めて無難なSFとして楽しめるが、全く思い入れを抱けないので、直ぐに記憶から消失するだろう、と断言できる。事実、ブックオフの100円棚で本書は大量に溢れている。そんなに売れてないだろうに―。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-03-03 18:23:20] [修正:2013-03-03 18:23:20] [このレビューのURL]
8点 ドリフターズ
ドリフターズでヒラコーという人物を知った。
クロスオーバーというモチーフ自体はどこにでもあるもんなんですね。
小説映画ゲームから、あとアメコミには多いらしく。(アベンジャーズ大人気)
私としては某コーエーの某OROCHIを想起した。
歴史上の人物に加えてエルフゴブリンドラゴンまで出てくれば面白くないわけがない。
ヘルシングは身も蓋もない言い方をしてしまえば「勢い」だけ
一方本作には知将ハンニバルに陰陽師の安倍晴明、ワイルドバンチ強盗団が持ち込んだ銃に心を奪われる信長(結局ガンか)などなど
国も違えば時代も違うので戦いの幅が広がりそう。
あとはドイツ語もそうだったけど薩摩の方言はもっと仰々しくて、これまたアクセントになってて良いと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-11-05 00:45:23] [修正:2013-02-28 18:58:36] [このレビューのURL]
1点 ONE PIECE
なぜに売れるのか?最近のワンピースは、女性やガキ向けになっている、全然感動出来ない、戦闘部分がかなり手抜きwwwルフィの目的が世界一周になている、 人助けをしてハッピーエンドて感じで毎度島からでる。がっかりが多すぎるワンピースで感動してる人 へ、他のマンガを読めwwwwww
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-02-24 00:50:23] [修正:2013-02-24 00:50:23] [このレビューのURL]
4点 バトル・ロワイアル
リアル描写による学園バトルサバイバル系の元祖的作品。
一時期、小説や映画、漫画等メディアミックス展開によって有名となった作品であり、ひとまず漫画から入ってみたが、正直馴染めない。
というのも、登場人物は、中学生なのに、どうみてもオッサン&熟女で、かつ、筋肉ムキムキで知識レベルが高すぎる。なのに倫理観は皆無。学生の純朴さ・無垢さありきでの感動演出だと思うが、こんな頭のネジの抜けたおっさん達の殺戮ゲームに感情移入は出来ない。
また、ゲームの存在意義や社会の倫理観が無視されている無茶苦茶な設定は、マンガ読みからすれば大幅減点ポイント。読み流すジャンクフード以上でも以下でもない。「狩猟本能による生存競争」という人間の本能を充足するだけの「麻薬的快感」だけを提供するアダルトビデオみたいなものだろう。
さりとて、以後、閉鎖空間におけるサバイバルゲーム、という後続作品を次々と生み出す下地を築き上げた功績には疑う余地はないだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-02-23 16:54:12] [修正:2013-02-23 16:54:12] [このレビューのURL]