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7点 栄光なき天才たち
人物ごとのオムニバス形式での歴史伝記もの。
本作で現在も独自なのが
栄光を掴んだもののそれを最後は手放した人、生前認めらずに
死後になって評価された人、それらの人間に焦点を当てて
いることです。
最後はほぼ毎回
切ない気分になりますが良い勉強になります。
成功談からだけで終わる人の物語からは学べないものや
この作品みると天運という要素も如何に大きいかに
ついても実感します。
ギャグシーンがやや寒いですが画力があるのと熱いシーン、
悲劇シーンは演出が素晴らしく感動します。
巻末でページ合せの読み切りはちょっとつまんないです…
作者にこういう作品が如何に向いていたかを感じました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-26 04:18:18] [修正:2013-06-26 04:18:18] [このレビューのURL]
5点 新世紀エヴァンゲリオン
基本的にアニメ(TV+旧劇)と同じストーリーですが、シンジの性格がアニメほど歪んでないため、
こっちの方がカラッとしてて印象良いです。
ラストもTV+旧劇と違い、ラストらしく完結しました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-24 17:23:53] [修正:2013-06-24 17:23:53] [このレビューのURL]
5点 図書館の主
大人になっても児童文学が大好きなままの私にとって「児童図書館を舞台にした物語」とくればつい手にとってしまいました。
悩める子供も大人もこの児童図書館で司書さんが薦める児童書を手にとって自分や周りの人々の心の内を再発見しては癒されていく…という感じの短編で成り立っているよくある物語。
メインキャラのスーパー司書御子柴さんが無愛想なキノコメガネなのは独特でいいのですが、あとのキャラ達が弱いかなぁ。
物語を薦める上で仕方ないのだと思いますが子供より大人の方が出てきすぎ。せっかくの児童書の話なのに本筋に恋愛ネタが多すぎるような…。宮本さんが異常に図書館に居すぎなのでは!?
そしてお薦めの児童書の解説も通り一遍でなんだかうすっぺらい気がしました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-21 20:33:03] [修正:2013-06-21 20:33:03] [このレビューのURL]
5点 ONE OUTS
野球に独特な賭けゲームを持ち込んだ頭脳戦。
最初の沖縄でのゲームはありえそうで面白かったです。
でも主人公がプロに入ってからは、頭脳戦だけを楽しめばいいのに、つい9回まで投げるのいきなり無理やろーとかプロがこんな遅い球一回キリならともかく何回も対戦して打てないって嘘やろーっとか考えてしまいテンションが落ちてしまいました。
最後の方5巻はもう惰性で読み終えました。
うん、まぁ上手く行き過ぎやね。
彩川社長のテンションの高さは面白かったです。
社長人生楽しんでるよなぁ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-19 22:43:26] [修正:2013-06-19 22:43:26] [このレビューのURL]
7点 トリコ
作者は本当に少年漫画が好きなんだろうな、、と読んでわかるくらい
いろんな王道バトル作品の要素を取り入れた作品。
「世紀末リーダー伝?」のギャグ作品時代から多少バトルを取り入れる
スタイルで徐々に開花し、今作品でシーンの魅せ方がさらに巧くなっている印象。
作者本人が、他の王道マンガに憧れを抱いている点を否定しないので
受け取られ方によっては「二番煎じ」な作品と思われるかもしれない。
しかし、パクりではなく作者の思い通りに「再構築」できている点は大いに評価できると私は思う。
どこから読んでも面白い必要性のある「少年ジャンプ」では
看板作品になるのも容易に理解できる。
個人的にはこういう作品が今現在のジャンプから少なくなってきているのは
悲しい。
画力についてだが、
「ここまでで定着したか」といった感じ。
もうちょっと上手くなるのを期待していたが
この完璧とはいえない描写が個性といえなくもない。
ただ、「モンスターを倒して喰う」という作品題材にしては
生物描写のクオリティが足りないのも事実。
パースはともかく関節や骨の仕組みなどは最低限理解すべきである。
実にもったいない点である。
なにはともあれ今後まだまだ期待できる作品であるのは
間違いない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-17 14:49:12] [修正:2013-06-17 14:49:12] [このレビューのURL]
8点 ドラゴンボール
少年漫画王道というものを定義したマンガではないでしょうか。
わかりやすい設定、惜しみないスピードで繰り広げられるストーリー展開、迫力ある構図
などなど、、少年を興奮させる要素が詰まった作品です。
一言でいえば「シンプル」な作品です。
おそらく、現在人気といわれる少年漫画(ワンピースやナルト)にみられる
世界観や物語の背景を比較的しっかりと定義してから連載されているような作品と比べると
内容が薄く、荒削りなイメージを持つ読者も多いはずです。
よってこちらサイトでの評価というところでいけば「8」が妥当でしょうか。
ただ連載当時、作者自身も分かっていなかったとされる荒いストーリー展開だからこそ
読者側も何も考えずに、過去の伏線を見返すことなくただシンプルに楽しめる作品となったの
だと思います。このシンプルさこそこの作品の持つ最大の色でしょう。
当作品17巻以降で顕著にみられるようになったこの特徴は、読者に受け入れられると、そのスタイルを
定着させ、その後の少年漫画にも多大なる影響を与えているように感じます。
構図について冒頭に触れましたが、作者の画力について。
メカやデフォルメに定評がある作者ですが
この作品に関して特筆すべきは戦闘シーンの描写でしょう。
勢い有るシーンはその通り「勢い」でペンを走らせているなと感じるような
いい意味での荒さが伝わってきます。
トーンを使わないスタイルは前作に拍車がかかり
それだけに白黒だけで見せるページの画面構成も後半になるにつれ精度が
上がっていきます。
とくに擬音のバランス・斜線の描画を「計算」ではなく
「感覚」でやっているイメージを受けます。
その自然な描画がシンプルなストーリー構成に
見事にハマり雑味なくダイレクトに興奮が伝わってくるのです。
これが「マンガとして完成された絵」のひとつの形なんでしょう。
以上長くなりましたが、
この作品は「シンプル」だからこそ、時代を超えて愛されているんでしょうね
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-17 13:50:54] [修正:2013-06-17 13:50:54] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
寄生虫が人を殺すのも人が豚を殺すのとなんら変わらないそんなことを思ってしまった 思わされた 人間はひどいことをしている地球を汚しているそんなことを考えました あんなに気持ち悪い見た目のミギーに愛着がわくってすごいことだなーって思いました 僕もこの漫画を忘れられるわけがありません
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-16 14:18:58] [修正:2013-06-16 14:18:58] [このレビューのURL]
10点 遥かな町へ
文句なしの名作。泣けます。
大まかなストーリーは、とある中年男性の心が
記憶もそのままに過去の中学生の自分に
タイムスリップするって話。
丁度その頃に父親が失踪したってのが物語の肝。
ノスタルジーたっぷりな谷口ワールドを堪能できます。
ラストは秀逸。お見事です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-11 08:47:09] [修正:2013-06-11 08:47:09] [このレビューのURL]
7点 バトル・ロワイアル
クラスメートで殺し合いをし、最後まで生き残った1人だけが助かる。
個人的に、このどうしようもない不条理感に惹かれました。
設定の荒っぽさを覗けば心理描写も巧みな良い作品だと思います。
普通の人じゃ理解できない状況のキャラ達ですが、
普段の生活や友人との会話の回想を入れ感情移入しやすくなってます。
(一部を除き)
ブラックすぎる設定に、とても前向きな主人公と天然系ヒロインを置いたのは成功だと思います。
エログロな要素も多く、好き嫌いがバッキリ別れますが自分は好きです。
漫画は一時的に愉快な気分になれれば良いと思ってます。
エンターテインメントですから。
勿論それ以上の何かがあったのならとても素敵だと思いますがね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-31 19:45:19] [修正:2013-05-31 19:45:19] [このレビューのURL]
5点 ぼくは麻理のなか
とりえのない孤独で凡庸な主人公が、突然憧れの美少女の高校生になっていた。
一応インパクトはあるが使い古されたような設定の物語ではあるけど、「入れ替わり」ではないところが少し斬新かと。
入れ替わった二人でどうやって元に戻るかという話ではないのが面白いし、先行きが読めなくていいですね。
ただまだ1巻までしか読んでないのでどうなるか全く不明ですが…。
作者独特のドロッとした鬱屈な思いは楽しめます。
主人公紳士で意外なんですけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-23 20:31:38] [修正:2013-05-23 20:31:38] [このレビューのURL]