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5点 ONE OUTS
野球に独特な賭けゲームを持ち込んだ頭脳戦。
最初の沖縄でのゲームはありえそうで面白かったです。
でも主人公がプロに入ってからは、頭脳戦だけを楽しめばいいのに、つい9回まで投げるのいきなり無理やろーとかプロがこんな遅い球一回キリならともかく何回も対戦して打てないって嘘やろーっとか考えてしまいテンションが落ちてしまいました。
最後の方5巻はもう惰性で読み終えました。
うん、まぁ上手く行き過ぎやね。
彩川社長のテンションの高さは面白かったです。
社長人生楽しんでるよなぁ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-19 22:43:26] [修正:2013-06-19 22:43:26] [このレビューのURL]
7点 トリコ
作者は本当に少年漫画が好きなんだろうな、、と読んでわかるくらい
いろんな王道バトル作品の要素を取り入れた作品。
「世紀末リーダー伝?」のギャグ作品時代から多少バトルを取り入れる
スタイルで徐々に開花し、今作品でシーンの魅せ方がさらに巧くなっている印象。
作者本人が、他の王道マンガに憧れを抱いている点を否定しないので
受け取られ方によっては「二番煎じ」な作品と思われるかもしれない。
しかし、パクりではなく作者の思い通りに「再構築」できている点は大いに評価できると私は思う。
どこから読んでも面白い必要性のある「少年ジャンプ」では
看板作品になるのも容易に理解できる。
個人的にはこういう作品が今現在のジャンプから少なくなってきているのは
悲しい。
画力についてだが、
「ここまでで定着したか」といった感じ。
もうちょっと上手くなるのを期待していたが
この完璧とはいえない描写が個性といえなくもない。
ただ、「モンスターを倒して喰う」という作品題材にしては
生物描写のクオリティが足りないのも事実。
パースはともかく関節や骨の仕組みなどは最低限理解すべきである。
実にもったいない点である。
なにはともあれ今後まだまだ期待できる作品であるのは
間違いない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-17 14:49:12] [修正:2013-06-17 14:49:12] [このレビューのURL]
8点 ドラゴンボール
少年漫画王道というものを定義したマンガではないでしょうか。
わかりやすい設定、惜しみないスピードで繰り広げられるストーリー展開、迫力ある構図
などなど、、少年を興奮させる要素が詰まった作品です。
一言でいえば「シンプル」な作品です。
おそらく、現在人気といわれる少年漫画(ワンピースやナルト)にみられる
世界観や物語の背景を比較的しっかりと定義してから連載されているような作品と比べると
内容が薄く、荒削りなイメージを持つ読者も多いはずです。
よってこちらサイトでの評価というところでいけば「8」が妥当でしょうか。
ただ連載当時、作者自身も分かっていなかったとされる荒いストーリー展開だからこそ
読者側も何も考えずに、過去の伏線を見返すことなくただシンプルに楽しめる作品となったの
だと思います。このシンプルさこそこの作品の持つ最大の色でしょう。
当作品17巻以降で顕著にみられるようになったこの特徴は、読者に受け入れられると、そのスタイルを
定着させ、その後の少年漫画にも多大なる影響を与えているように感じます。
構図について冒頭に触れましたが、作者の画力について。
メカやデフォルメに定評がある作者ですが
この作品に関して特筆すべきは戦闘シーンの描写でしょう。
勢い有るシーンはその通り「勢い」でペンを走らせているなと感じるような
いい意味での荒さが伝わってきます。
トーンを使わないスタイルは前作に拍車がかかり
それだけに白黒だけで見せるページの画面構成も後半になるにつれ精度が
上がっていきます。
とくに擬音のバランス・斜線の描画を「計算」ではなく
「感覚」でやっているイメージを受けます。
その自然な描画がシンプルなストーリー構成に
見事にハマり雑味なくダイレクトに興奮が伝わってくるのです。
これが「マンガとして完成された絵」のひとつの形なんでしょう。
以上長くなりましたが、
この作品は「シンプル」だからこそ、時代を超えて愛されているんでしょうね
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-17 13:50:54] [修正:2013-06-17 13:50:54] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
寄生虫が人を殺すのも人が豚を殺すのとなんら変わらないそんなことを思ってしまった 思わされた 人間はひどいことをしている地球を汚しているそんなことを考えました あんなに気持ち悪い見た目のミギーに愛着がわくってすごいことだなーって思いました 僕もこの漫画を忘れられるわけがありません
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-16 14:18:58] [修正:2013-06-16 14:18:58] [このレビューのURL]
10点 遥かな町へ
文句なしの名作。泣けます。
大まかなストーリーは、とある中年男性の心が
記憶もそのままに過去の中学生の自分に
タイムスリップするって話。
丁度その頃に父親が失踪したってのが物語の肝。
ノスタルジーたっぷりな谷口ワールドを堪能できます。
ラストは秀逸。お見事です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-06-11 08:47:09] [修正:2013-06-11 08:47:09] [このレビューのURL]
7点 バトル・ロワイアル
クラスメートで殺し合いをし、最後まで生き残った1人だけが助かる。
個人的に、このどうしようもない不条理感に惹かれました。
設定の荒っぽさを覗けば心理描写も巧みな良い作品だと思います。
普通の人じゃ理解できない状況のキャラ達ですが、
普段の生活や友人との会話の回想を入れ感情移入しやすくなってます。
(一部を除き)
ブラックすぎる設定に、とても前向きな主人公と天然系ヒロインを置いたのは成功だと思います。
エログロな要素も多く、好き嫌いがバッキリ別れますが自分は好きです。
漫画は一時的に愉快な気分になれれば良いと思ってます。
エンターテインメントですから。
勿論それ以上の何かがあったのならとても素敵だと思いますがね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-31 19:45:19] [修正:2013-05-31 19:45:19] [このレビューのURL]
5点 ぼくは麻理のなか
とりえのない孤独で凡庸な主人公が、突然憧れの美少女の高校生になっていた。
一応インパクトはあるが使い古されたような設定の物語ではあるけど、「入れ替わり」ではないところが少し斬新かと。
入れ替わった二人でどうやって元に戻るかという話ではないのが面白いし、先行きが読めなくていいですね。
ただまだ1巻までしか読んでないのでどうなるか全く不明ですが…。
作者独特のドロッとした鬱屈な思いは楽しめます。
主人公紳士で意外なんですけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-23 20:31:38] [修正:2013-05-23 20:31:38] [このレビューのURL]
7点 モン・スール
予備知識なしで読んでしまったので驚愕した。正直、吐き気を催したので感想でぶちまけたい
よくエロ漫画に見られる設定で 幼女モノや近親相姦などがあるが
所詮それらは空想でありエロがメインなので 罪悪感や背徳感は皆無なものが多い(例外はある)
この人はご親切にも「現実をみろ!」「それは幻想だ!」と後頭部を殴打してくれた
現実で起こっても それらは禁忌であり、法で認められないという事実に相応しい事態を招くものだ
本作はどちらかと言うと、家族のあり方が本題だと思うのだが
自分によく似た 愚かしい主人公ではなく
転機となる事件の加害者である神田君に興味を抱いてしまったために ついそちらの方に目を向けてしまう
彼は登場人物のなかでもっとも理解しがたい
元々 主人公兄妹にとって頼れるヒーロー的な好青年が なぜ巻き込まれたとはいえ、あんなになってしまったのかわからない
フィクションだからと割り切れず、落とし穴にまんまと嵌ってしまった
自分に理解ができないからといって 否定してはいけないと頭では思っていても、この染みついた嫌悪は簡単に拭えそうにない
彼のことを考えると問答廻りになってしまうが それだけこの物語に惹きつけられたということだ
話の短さからか 腑に落ちない点がチョイチョイあるが、自分の心に大打撃を与えてくれた作品ではある
考えすぎってくらい考えさせられた(というのも兄妹、友人の年の離れた妹など 心辺りがあるのだ)
結局ダラダラと何が言いたいかと言うと、読まなきゃ良かったと思っている
特に近い境遇の人は再起に時間がかかるので おすすめできない
しかし、何か眼の冴えるようなものが読みたいのならどうぞ。エグイですが
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2010-05-24 22:44:17] [修正:2013-05-22 22:53:16] [このレビューのURL]
5点 ちいさこべえ
火事で両親が営む工務店と両親を一度に亡くした大工の若棟梁が、孤児たちを引き取って育児と店の再建に悪戦苦闘する物語。
やはり時代設定を平成の世にすると孤児たちの引き取りに無理が生じるような気がしますし、両親亡くなってるのに全く子供である自分が全く駆けつけないのも不自然。
昔ならありだったでしょうけど。
今のところまだ1巻しか読んでないので、話が転がり始めたばかりなんだけど、主人公達の考えが見えにくいし、淡々をした感じがして話にグッと引き込まれないです。
画的には線がよりすっきりして、また映画のような色々な効果を入れて読みやすくなってます。
オチは山本周五郎氏の原作があるから大丈夫…かな。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-21 12:40:04] [修正:2013-05-21 12:40:04] [このレビューのURL]
5点 暗殺教室
落ちこぼれクラスの生徒たちがタコ型宇宙人の担任を期限内に暗殺しなければ地球が滅亡。
かなり訳のわからない設定ではあるが、テーマは明快。
子供の成長のために教師は何をしてやるべきなのか?
生徒一人一人にきめ細かくケアしていくのが理想の教師だというのが、作中の答え。
テーマをまともに描いてしまうと、娯楽商品として通用しないので、
宇宙人、暗殺を絡めたのだろう。結果的にこのアイディアは正解。
湿っぽく説教くさいテーマを少年漫画らしく軽いドタバタ劇に落とし込んだ。
考えずに読める作品にしたことでかえってストレートにメッセージが伝わるようになった。
そのほかにも、さまざまに漫画としての工夫が施されており、
読者は何も考えずに読めるように作ってあるが、作者は相当頭を絞っているように思う。
あとは週間連載という過酷な状況で描ききれるかどうか。
続きに期待したい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2013-05-20 23:57:34] [修正:2013-05-20 23:57:34] [このレビューのURL]