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シンプルに削ぎ落とされた心理描写の積み重ね。

受け手の想像力が作品を完成させるという芸術の本質がそこにはある。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-11-07 01:23:26] [修正:2009-12-27 15:02:01] [このレビューのURL]

すごいです、黒田硫黄。

天狗の設定や、筆で描かれた絵の躍動感が素晴らしい。
個性的でとても印象に残ったものばかり。

サラリーマンや若者までもが天狗になって空を飛び回るシーンなんかは、シリアスなんだけれど、どこかコミカルでおもしろい。

「天狗であること」を問うシーンは最高の見所。

なぜすれ違ったのか。
どうなったのか。
どこに行くのか。

それらをどのように解釈するかは
読み手に委ねられている。

しかしその答えは最後の表情から読みとれるはず。

絵、物語、人間描写どれをとっても唸らされっぱなし。

おもしろい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-04 02:04:02] [修正:2009-12-27 14:39:29] [このレビューのURL]

電車男は原作も読んでますが、短い話数のなかによくぞうまくまとめたなという感じ。

絵も好感が持てますし脇を固める脇役たちもキャラが立って魅力的。

エンドロールへ向けての収束もうまく出来ており読後感もばっちしです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-26 00:47:05] [修正:2009-12-26 00:47:05] [このレビューのURL]

レビュー数がもっと多くてもいいのではないかと思う良作。

ワインを題材とし、そこに集まる人々の人間模様を描いた人情物。
第一話は陳腐な表現が目立ったが、回を重ねるにつれどんどん面白くなっている。

基本的に一話完結で読み易し。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-26 00:43:13] [修正:2009-12-26 00:43:13] [このレビューのURL]

この作者の世界観が好きだ。

話しの核となるのは主人公たち大学生の恋愛。

『わしのししとうが当たったー!』

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-26 00:38:27] [修正:2009-12-26 00:38:27] [このレビューのURL]

これほどまでに心揺さぶられる漫画に出会ったのは初めて。
主人公とヒロインの一進一退の恋愛模様を軸とし、淡々としているはずの日常の中で繰り広げられるドタバタ劇、脇を固める豊富かつ超魅力的なキャラクター達、漫画の中の世界に引き付けられる要素満載です。

『トイレ共同、風呂無し玄関一カ所』という超干渉を可能にするシチュエーションも最大の魅力の一つ。
読んでいるうちにご近所付き合いがしたくなって来るかも!

あー、またモラトリアム期に戻りたいなー

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-26 00:10:32] [修正:2009-12-26 00:11:10] [このレビューのURL]

アンティークな町並みに優しくホカホカした作品で
何度も読める漫画だと思います。

画風は「かわいい」とかそういう種に入ります。
一つ一つのネタも優しく微笑ましいのが多いです。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-25 20:02:05] [修正:2009-12-25 20:02:05] [このレビューのURL]

10点 ONE PIECE

現時点で私が好きな漫画No.1です。
現在56巻という結構な巻数が出ていますがとどまることを知りません。
むしろさらにヒートアップしている感があります。
これだけの巻数が出てまだ終わりが見えない、でも先が読みたくて仕方が無い、という気持ちにさせてくれる漫画はそうそうないのではないでしょうか。

今上映中の映画の興行収入などもはや一種の社会現象と言っても過言ではないと思います。
それだけの魅力がこの作品につめこめられています。

この巻数なのでキャラクターももう数え切れられないほど出てきていますが、その全てがかぶるということがなくちゃんと確立したキャラになっています。
泣けるシーンもたくさんありますし、笑えるシーンもたくさんある本当にすばらしい作品だと思います。
伏線の張り方もすばらしく、その真意がわかったときの感動と興奮は半端じゃないです。 

ゾロの顔が3つになって手が9本になったり、サンジの足がすごい熱を持ったりと少し「え?」と思うようなところもありますが、そのあたりは漫画と割り切って読めば気になりません。
そもそも悪魔の実というのが非現実的ですしね。こいつら実食ってないけどまじ強ェー!!くらいに思っておけばいいんじゃないでしょうか。
あと、ところどころ中だるみ感があることは否めませんが、それを補って余りあるほどの内容です。
 
表紙をめくったところの作者コメントからも尾田先生の作品に対する情熱が感じられます。
何巻かは忘れましたが「自分で広げた大風呂敷、最後までしっかりと回収したい」という旨のことを書いていましたが、尾田先生の納得のいく終わり方ならたぶん読者も納得のいく終わり方になるのではないかと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-25 07:53:10] [修正:2009-12-25 07:53:10] [このレビューのURL]

これはスポ根ものだと思う。
主人公が倒すべき敵と戦うだけでなく、自分たちの目標に向かっていく姿を従来のジャンプに沿った形(友情、努力、勝利)に基づいて、しかも現代風にアレンジされた、マンガを舞台にした青春劇。
実際に作者たちが連載している出版社を舞台にして、新人の原稿料まで言及した表現を、今までにぼくは見たことがなかった。
過去のジャンプ作品を総括するような内容になるかもしれないし、ならないかもしれないけれど、傑作には間違いないと思う。
恋愛描写が稚拙という人もいるようだが、あまり同意できない。今の時代に純粋すぎる恋愛ものを描くには、この作品のようにあえて時代遅れでまわりに茶化されながら進めていくのは正解だと思う。

何より、マンガが描きたくなる。これだけでも、萌えとか、キャラだけに走った最近のスポーツマンガを超えた作品になっているんじゃないだろうか。

ベタぼめしかしてないので、嘘くさいかもしれないが、ぼくにはこの作品をけなす要素がまったく思いつかないから、しょうがない。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2009-12-25 00:12:07] [修正:2009-12-25 00:12:07] [このレビューのURL]

この作品が名作と呼ばれる理由として、漫画史的な価値やクオリティ、重厚なメッセージ性などは勿論、キャラクターのリアルな存在感が挙げられると思います。

例えば主人公であるブラック・ジャックには紙の上の人物とは思えない深みがあります。
彼の理念には作中通して一貫性があり、さらに彼の心理描写は非常に繊細に描かれているため、多くの読者は自分の中でのブラック・ジャックというキャラクター像をまるで知り合いのようにはっきりと確立しているはずです。

ところが、作中に登場する多くのキャラクターは彼の内面を知る機会などないので、彼の言動に不快感をあらわにする場面が目立ちます。
ここまで表面上と内面で相手に与える印象が異なる2次元のキャラクターというのもそうはいないでしょう。

またブラック・ジャックは、彼を深く理解していると思っている読者すら予想だにしない言動をとる場合もあります。なぜなら彼は非常に気まぐれ屋さんだからです。このイレギュラーな思考が、さらに彼の存在にリアルさを与えているように思えます。
240話以上のエピソードを重ねても、その片鱗しか掴めないほど彼の心は奥深く、未だ解明されていません。だからこそ漫画の登場人物という枠組みを超えた存在感を放ち続けているのでしょう。

そして、記憶に残る「名言」が多い本作ですが、そんな彼が放つからこそ、彼の言葉は読者の心の奥底まで響くのだと思います。

ここではブラック・ジャックについて語らせてもらいましたが、ピノコやドクター・キリコをはじめとする多くの骨太な登場人物からもまた、確かな存在感を感じます。
多くの読者がブラック・ジャックをはじめとする魅力的な登場人物に魅せられた、これが連載終了から20年以上たった今でもこの作品が多くの人に愛される一番の理由ではないでしょうか。

ナイスレビュー: 3

[投稿:2009-12-24 12:12:24] [修正:2009-12-24 12:32:20] [このレビューのURL]

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