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10点 フルーツバスケット
自分の一番好きな少女漫画です。
十二支+αの登場人物が居るので名前を覚えるのに時間がかかりましたが、自分から見て欠点というかマイナス面はそのくらいです。
一族の呪いによってそれぞれくらい過去を持っていて、その呪いと現実の狭間で苦悶している閉鎖的な草摩家と献身的な愛を捧げる透。
ほんとに透が良い子で困っている人を見過ごせない性格なんです。自分好きなんですこういう子。
呪いのかかっているそれぞれにとって、透の役割が違い、姉であったり、妹であったり、恋人であったり、母親であったり、そのすべてに通じる愛でもって閉じた心をほぐしていきます。
抱きつくという行為は一番簡単な、しかし広く深い愛情表現だと思います。その行為を禁じられるというのは、自分から愛するということを禁じられることであり、他との間に壁をつくらざるを得ないということです。人は一人では生きていけないです。必ず他との関係があって自分が存在するのだと思います。そんな自己を完全に否定せざるを得なかった彼らをありのまま愛する透のその愛は、本当の愛と呼ぶにふさわしいものだと思います。
作風はバリバリ少女漫画だし、絵も1巻と最終巻を比べると誰ですかって感じになるし、その透のすがたを受け付けない人もいるかもしれません。でも、自分はこの漫画に出会えてよかったですし、できれば多くの人と共感したいと思っています。
(稚拙な文章故、言いたかったことをあまり伝えられてないと思います・・・。)
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[投稿:2010-01-22 19:04:23] [修正:2010-01-22 19:04:23] [このレビューのURL]
10点 サンクチュアリ
もう15年ほど前の話だが、今の政界にダブって見えてしょうがない。
まだ読んでない人は、即読むことをオススメします。
全12巻なので気合入れれば半日もあれば読破出来ます。
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[投稿:2010-01-20 14:54:22] [修正:2010-01-20 14:54:22] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
スポーツ漫画としてこれほど完成された物はないと思います。
これは無いだろ、って能力もなく、画は見やすい、所々の面白さ。
正直語りきれない。まず読め、って作品です。
個人的には最後の試合、台詞も殆ど無いのにスピード感とページをめくる時のドキドキ感。
間違いなく歴史に残るレベルだと思います。
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[投稿:2010-01-19 23:59:29] [修正:2010-01-19 23:59:29] [このレビューのURL]
10点 賭博黙示録カイジ
純粋に好きです。絵はあまり上手いとは言えませんが、作中に出ている世界観は、極端な中にも世の中の一端を的確に捉えていたりします。
また、勝者になる人は才能や運だけでなく、勝つための何かを積み上げている事を表現していることも好感が持てました。
どんな難しい状況でも、努力や諦めない気持ちが道を切り開いていく事を表現しているのが、私がこの漫画が好きな理由かもしれません。(最後に落ちがまっているんですけど)
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[投稿:2010-01-17 13:45:05] [修正:2010-01-17 13:45:05] [このレビューのURL]
10点 HELLSING
20世紀末のヨーロッパを舞台にした吸血鬼ガンアクション。
狂気という言葉がふさわしいような作品。
世界史好きやブラムストーカーの「ドラキュラ」を読んでいるとなお楽しめるであろう。
以下ネタばれ含む。
まず吸血鬼を人間が利用するという図がたまらない。
「吸血鬼=悪、人間に害をなすもの」
→「正義たる主人公が人類のために勧善懲悪する」
というイメージが完璧に崩壊している。
そう恐ろしいのは人間の欲である。
劇中では「人間」、「狗」、「化物」という言葉が対比的要素として用いられる。
「狗」とは自分で考えることをせず、他者に従い行動するものであろう。「化物」は人間であることに耐えられなかった弱い者。
つまり「人間」とは自らの弱さを受け入れながら、自律し自分の意志で行動する者のことを指すのではないだろうか。
それゆえの「化物を倒すのはいつだって人間だ」なのであろう。
また吸血に関する考察が印象的であった。
「他者との命の共合 生命の融合 精神の統合 吸血鬼の本質」
(9巻、少佐の台詞より)
この漫画の世界では吸血鬼の繁殖は処女と童貞が血液を吸われた時に起こるらしいが、私は初読時なぜ処女と童貞に限定されるのか理解できなかった。
しかし吸血の本質が他者との融合であるという説明で納得することができた。
吸血にはエロスがある。
それも他者との融合に関わるのだろう。
英国教会とローマカトリック、ナチスのみつどもえの戦争。
ナチスが第一次大戦を彷彿させるように飛行船でイギリスに攻撃を仕掛けるシーン。
ドラキュラ伝説の串刺し公を連想させるようなシーン。
非常に満足。
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[投稿:2010-01-16 17:28:42] [修正:2010-01-16 17:28:42] [このレビューのURL]
10点 HUNTER×HUNTER
キャラクターの個性や心理描写。
確立された世界観。
テンポの良さ。
駆け引きや能力の応用がカギを握るバトル。
メッセージ性。
傑作。
多くの少年漫画が絶対的悪に対して正義である主人公たちが戦闘で征伐するという勧善懲悪の体裁をとっているのに対して、戦闘が本質的要素でないところも素晴らしいと思う。
ハンターという職や念をとおして現代を生きる我々に必要な多くのことを教えてくれる作品。
小学生の頃の私は「燃え」ることが難しいヨークシン編をつまらないと感じたが、今読み返すとハンター×ハンターを名作たらしめるものこそヨークシン編だと思う。
登場するキャラクター達の様々な立場から緊迫した街の様子を見ていく表現はこれまでのゴン中心のものと大きく異なる。
少年漫画として「燃え」を重視するならば、幻影旅団を非常な悪の集団として描ききれば良いのだがそうはしない。
ゴンが憤りを感じるように、読者も考えさせられる展開が待っている。
クラピカと旅団の大激突をほのめかす「予言」を見せたうえで、緊張感ある展開に持っていく。
そして緊張がとかれたと思った矢先のパクノダの劇的な死の衝撃は計り知れない。
蟻編に関して私は以下の2つに注目して読んでいる。
1、ゴンの心情
2、王の思考
1のゴンに関して言えば、ヨークシンでのクラピカと近い立場であると言えるように思う。クラピカは一族の仇である旅団の人間的部分に触れ、揺れる(センリツの台詞より)。ゴンもまたネフェルピトーという絶対に許せない存在への憎しみを糧に成長し、現在ピトーがコムギを命懸けで治療する様を見ている。キルアとの今後の関係を含め目が離せない。
2として王は旅団と同じく完全悪でない。むしろ成長した今は様々な利害関係のあるハンター側より正しいようにすら思える。人類は歴史上戦争で多くの血を流し、そのうえで戦争の代わりとして話し合いでの解決を求めるようになる。しかし、話し合いでの解決を目指すのが王で、戦いを望むのがネテロである。この二人の戦闘の結末も非常に興味深い。
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[投稿:2010-01-16 16:41:47] [修正:2010-01-16 17:00:37] [このレビューのURL]
10点 めぞん一刻
青春時代の一冊。主人公五代の管理人響子さんに対する恋心に感情移入してしまっていた頃を思い出す。現実の恋人にまで管理人さんを投影してしまっていたのではと感じる位、共鳴した。
”青春、恋心”をこれだけ爽やかに表現した作品、同時にギャク化できた作品はなかった。天才高橋留美子のなせる業だろう。
間違いなく私の人生に影響を与えた作品だ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2010-01-16 16:47:57] [修正:2010-01-16 16:56:11] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
いわずと知れたジャンプ黄金期三本柱の一柱。
最初は不良物っと疑われるが、コレは掴みである。
そういう意味において、本当に計算されている。
作者の思惑通りヒットし後は作者が楽しく描いているだけだ。
そして読者は気づいた時にはドップリ入っている。
さらに次の段階だ。
ジャンプの黄金期において、ドラゴンボールはエンターテイメント性、幽遊白書は作家性、そしてスラムダンクは計算されたエンターテイメント、作家性、そして苦悩の末にでてきた究極のリアリティだ。
これが後世においても人気を続けるスラムダンクの凄さだ。
これはまだ10年、20年、50年に続くと思う。
つまり「バスケ漫画といえばスラムダンク!!」
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2010-01-16 15:18:37] [修正:2010-01-16 15:23:52] [このレビューのURL]
私の半分はマサルさんによって造られました
私の笑いのツボはマサルさんによって作られました
私の青春には常にマサルさんがいました
マサルさんがいたから今の自分がいます
まともなレヴューは他の方にお任せします
好き嫌い分かれるマンガですが
私はこれだけの影響を受けました 笑
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[投稿:2010-01-13 03:21:01] [修正:2010-01-13 03:21:01] [このレビューのURL]