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成績優秀な秀才君がイチからテニスを初めてプロを目指すストーリーです。
単なるスポ根マンガやギフテッド系と違い、主人公が論理的に戦いバランスを崩壊させる才能も使わないので試合シーンも楽しめます。


何よりこの漫画は面白いというより、凄い。
こういう主人公が初心者から始まる作品って
・むちゃくちゃな才能、血統、身体能力、根性でゴリ押し
・インフレに追いつくため、ある時期にいきなり不自然な理由で急成長
・格上の敵が舐めプしたりアホ化
・成長が遅いわりに何故か勝ちまくる
・愛だの恋だの怒りだの取ってつけたような理由で覚醒してワンパン

こういうあまり良くない要素に抵触しがちなのですが、この漫画は全てをクリアしていてパワーバランスを上手く保っています。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-28 13:22:20] [修正:2013-08-28 13:22:20] [このレビューのURL]

中盤までは凄く面白いです!ギャグも効いていて
有馬が宮沢に興味をもっていく様、宮沢の学校ではキャラを作っていた事を知ってからの2人の関係。

有馬の見た目が控えめだから、もっと色んな有馬が見たいと思いましたし、宮沢がそれを出してくれるのが読んでいて楽しかったです

そんな2人がお互い特別な存在になって行く様は素敵でした。

ただ、宮沢はあくまで普通の温かい家庭で育った見栄っ張りだけど普通の思考回路の持ち主、焼きもちのレベルも愛情表現も有馬を好きな気持ちも一般的な高校生レベルでしたが、有馬は違っていてもはや異常

些細な言葉やしぐさがきっかけとなり、すぐ心を閉ざし、周りにも気を使わせるレベルの面倒くさいヤツになってしまった。

もちろん有馬には過去があり、そのせいでこんな面倒な人間になってしまいましたが、一般家庭で育った宮沢には理解出来ないであろう行動もよく頑張って有馬を見放さなかったなと関心します。

と言うわけで中盤からの有馬の事情には全く興味が持てず、有馬からも少年の輝きが消え暗い捻くれた男にしか見えなくなってしまいました、実際絵も大人っぽく描かれているので、もう付き合いきれなくなってしまいました。

こんな暗い過去がある感情ネガディブ男を私は救えないし、イラっとしてしまいます。救いたいとも思いません。
ですが宮沢はそれを成し遂げたわけです。宮沢でなければ出来なったかもなーと言う妙な納得感はありましたが、ダークサイドに落ちた有馬はゾッとするほど関わりたく無い感じでした。

前半、中盤、後半でストーリーが大分変わる漫画でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-21 00:48:43] [修正:2013-08-21 00:48:43] [このレビューのURL]

大人気漫画だったのでしょうけど、私はあまり好きでは無かったです。
矢野をまずカッコいいと思いません。顔以外取り柄ありますか?元カノの死に酔ってるだけに感じます、実際付き合った期間も凄く短いですよね?

主人公の女の子も恋愛以外なにが出来るのでしょう?

うすっぺらい2人が恋愛に夢中になる様は現実の高校生ではよくあることすぎて
つまらないです。読んでて全く感情移入できません、と言うか羨ましいと思えません。

矢野を面倒くさい男、ナナミを馬鹿な女。と思ってしまいました

社会人になりナナミがお酒を飲みながら友人にくだを巻く姿は面白かったのですが、いつまでも昔の、しかも高校生の頃の恋愛を忘れられない姿はキモいと思ってしまいました。

いつの間にか矢野の顔が1巻とは別人になっていましたw

漫画なのに羨ましい、憧れる!と思う展開が無かったです。
何時までも高校の恋愛引きずってて気持ち悪い人たち、と思ってしまいました

ただ単に矢野は女運が無いだけでやさしい女の子はいっぱいいるよ?
この捻くれ野郎め!と言いたくなりました

ナナミには、矢野と一緒でも多分幸せになれないよ?そもそも何がよかったの?と言いたくなりました

竹内くんには、あんた馬鹿じゃないの?恥ずかしいよ?と思いました。

現実の男女はもっとたくましく、この漫画の人々は弱弱しいなと思いました。

大好きな人、、すみません

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-21 00:22:05] [修正:2013-08-21 00:22:05] [このレビューのURL]

フランス旅行に行くために読みましたw

ベルサイユ宮殿ではアントワネット様たちに思いを馳せ。。。。アレ?なんか違う。。。

どうやら漫画のアントワネットはとてもキュートに描かれていたんだなとよく分かりました
ベルサイユ宮殿は確かに贅沢の限りを尽くしていましたしアントワネットはもっと権力者としての義務を果たすべきだったのではと思います。

架空のオスカルは、最近の漫画に多い自分の意思、意見をバンバン言う女性、自分の個性主張する女性ではなく

でしゃばらず芯が強く、規律に従い勇ましいのに決して女を捨てていない所に華があります。現代の女性は見習うべき点が多いかもしれません
さすが古い漫画だけあり、ヨーロッパが舞台にもかかわらず、日本人女性が憧れる恥じらいとしなやかさがあります。

そんな彼女が自分の恋に気づき戦争の中に散る儚さには、これまた日本の散る美しさの精神が見えます。

どのキャラクターも丁寧に魅力的に描かれています。
以外にもラストは少し衝撃ですので、まだ読んでいない人は歴史も軽くおさらいできますし、ヨーロッパ貴族漫画の中に生きる日本女性が忘れつつある精神を感じてみてはいかがでしょう?

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-20 23:27:12] [修正:2013-08-20 23:27:12] [このレビューのURL]

主人公はゲームオタクの男子高校生。
しかし熱中するゲームジャンルは「恋愛シュミレーション系」のみ。
格ゲーやRPGはやらない!ある意味、非常に男らしい性格(笑)。

で、そんな彼が地獄からやってきた見習悪魔の「エルシィ」の駆け魂という悪人の魂を捕獲するための協力者にさせられたことから始まるトンデモストーリーです。

駆け魂は女性の心にのみ憑依して、いずれはその女の子の子供として現世に転生しようとする。それ故に、憑依した女子の心の内側を暴き出す必要があり、抱えている悩み・願望・欲望などを吐き出させるための触媒として主人公の存在がクローズアップされたというわけ。

バーチャル女子の攻略はプロでも、リアル女子の攻略なんてしたことがない・・・と断ろうにも自分の命を人質にとられて、強制的に事件に介入させられていく悲惨。

見習悪魔のエルシィは主人公の腹違いの妹として自宅に同居することになり、最早逃げ道は塞がれた。さて・・・今後はどうなるのか?

この手の漫画にしては珍しく「女の子の裸」を出さず、毎回のヒロインの抱えている心の闇をクローズアップさせて読ませるという姿勢には好感が持てます。
画は当然に可愛らしい!でも「非エロ」というのは明らかに異色!

ただ・・・これだと「長期連載」するには設定がやや弱いのではないかな?と心配になるのですが。その辺、今後に明かされる裏設定でどこまで長期連載に出来るかが勝負の分かれ目かと思います。

コミックスの売り上げは良いようですね。打ち切りは勘弁な方向でお願いします。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-11 18:05:19] [修正:2013-08-18 20:19:01] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ちょっとダレできたかな。

物語の最後に、ムッタとヒビトが月面で握手する構図がだいぶ前から目に浮かんでるけど、その前に脇キャラの処理をしたがってる感が強い。

せりかさんが新薬の実験を開始して、ケンジくんが小惑星に降り立って、順風満帆で主要キャラがぽんぽん打ち上げられたら物語にならないから事故の一つも起きて、、、

と、ここまでやると引き延ばしという非難が出まくるだろうから、そこそこのトコで兄弟そろってうちあげるのか?

まぁ。。。なんでもいいんだけど、やっぱり庶民が成り上がってく姿こそこの作品の魅力だったわけだから、宇宙飛行士になってしまった以上、もう踏切終えたスキージャンプみたいなものなのではないだろうか?

と、ハルジャンにかけてみたふりをして実はそっちは未読でふ。読む予定もありませんw

あなたにも、夢を追う力をくれるかもしれない作品である。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-18 04:08:08] [修正:2013-08-18 04:08:08] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

諸説ある戦国譚の中で、もっとも眉唾なものを集めることで構成された作品。と言えば褒めてることになるだろうか?
こう徹底的にあり得ない逸話で史実をなぞられると、いっそ爽快ですらある。

劇中では徳川の世となり、いよいよエンディングが近づいてきている。
正直、あまり読みたくない。
予想通りだったら萎えるし、予想外だったらもっと萎えるだろう。

キャラが明るく生き生きとしてるし、ディフォルメもなかなかの妙。
見開き4ページの構図なんかも、マンガ史上初なのでは??

数奇や茶道に興味を持たせてくれた点で加点したかったところだが、まじめな作品とは言えない気がするので、やめておく。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-18 03:22:24] [修正:2013-08-18 03:22:24] [このレビューのURL]

「秒速5センチメートル」の漫画版です。
通常は小説原作→漫画化→映画化というメディア展開になるのが王道。
しかし、この作品は最初にアニメ映画があり、その後に小説化して最後に漫画化したという逆パターンを辿っています。

内容はアニメ版をベースに小説版の補完部分を融合して、漫画版のオリジナルシーンを若干ながら(あくまでも少し)追加して再構成したという感じです。
アニメが美麗だっただけに余計に作者の絵が荒削りな印象がしてしまいます。
第1章「桜花抄」と第2章「コスモナウト」の前半までが第1巻になります。

巻末の明里の気持ちを描いたショート・ストーリーにも注目!
明里も離れてもちゃんと貴樹を想っていたのですよ。
但し、アニメと小説見ている方には新鮮さには乏しいと思います。
漫画版ならではの独自解釈や展開して欲しかったのが本心。
画力でアニメ版に大きく劣るので、尚更そういう印象が強い。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-03 12:00:52] [修正:2013-08-15 14:22:22] [このレビューのURL]

8点 SKET DANCE

おそらくこの作品は
「今私たちは青春時代を楽しんでいる」現在進行形の物語ではなく、
「かつて私たちは青春時代を楽しんでいた」過去完了形の物語。

つまりこの作品は、終わってしまった青春時代に対して、大人になった作者が後ろを振り返った時に、あの頃は楽しかったなとか、あの頃に戻りたいなとか、そういった郷愁や追想の念を込めて作られた物語であり、一種の回顧録のようなものだったと私は考えます。

その時は気付かない「今が楽しい」という事実。
その時は気付かない「今の時間」が持っている輝かしさ。

そんな、ともすると青春時代の美化とも揶揄されないこの作品は、作者の、「大人」としての立場から送られたメッセージが随所に盛り込まれています。しかし多くの子供たちはそれらの「作者が贈ったメッセージ」には気付かないでしょう。かつて私たちが、大人たちから言われた多くの言葉を忘れてしまったように。卒業式に述べられた式辞。卒業文集に書かれた言葉。先人たちが残した言葉の多くは、自分たちがその立場になった時に初めて気付かされます。

夏休みに課された自由研究。
退屈で仕方が無かった古典の授業。

大人たちが子供たちに伝えたかった言葉や思いは、いつの時代も十年越しです。

この「SKET DANCE」という作品に込められた作者の言葉や思いが、十年後の大人たちに無事に届いた時に初めて、この作品は完結を迎えるのではないかと考えます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-08-09 20:20:26] [修正:2013-08-09 20:33:19] [このレビューのURL]

笑えるし、ほのぼのするし、考えさせられるし
畜産業に対する造詣も深まる、と至れり尽くせりな漫画。

作品の性質上、生き物の生死も描かれ、重くシリアスな面も併せ持っているけど
小気味良いギャグとテンポの良さで、それを感じさせずサクサク読めてしまう。
とはいえ、生き物の生死が疎かに描写されている訳でもなく
その過程で発せられる、畜産に携わっている人のセリフは
思わず一考してしまう印象深さがあり記憶に残ります。

肉体的な面と、精神的な部分での畜産業の過酷さも描かれているけど
「答えは一つじゃなくてもいいんだ」という作中のセリフにもあるように
専門分野をテーマにした作品にありがちな
こうあるべきという説教臭さが無いのも良かった。

そして何より、エゾノーの生徒と先生達が個性的でいいキャラばかり
普通に学園物として見ても充分面白い。
この先何度も読み返すことになる漫画だと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-08 16:37:35] [修正:2013-08-09 15:57:51] [このレビューのURL]

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