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[ネタバレあり]

根が潔癖なせいかこういう漫画に半端ない嫌悪感を覚えます

出てくるキャラの大半がただの犯罪者

罪を償うこともせずに話が展開してることに違和感ないのか?って思う


不良が主役の漫画は大体そうだけど典型的な主役枠以外ほったらかし漫画

例えば闇金話の時、被害者のことは一切出ない、けどそこで展開される悲劇も必ずあるわけですよ

にもかかわらず主犯格どもの辛い過去、後悔の描写で読者の同情を誘う描かれ方されていることに納得がいかない、こいつらに一切反省がないのはおかしいだろ、ふざけんな、て思う

話の展開とか構成に力は感じるので、嫌悪感を覚えない設定だったらもっと点をあげてもよいな、とは思う
だが、この作品を認める訳には絶対いかない、否、認めたくない


こいつらをカッコいいと感じる方はちゃんと考えて物事見た方がいいと思う

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-01-06 14:46:56] [修正:2014-01-06 17:08:03] [このレビューのURL]

9点 7SEEDS

[ネタバレあり]

こちらのレビューを見て興味を持ち読んでみました

同じく評価の高かった同じ田村由美作のBASARAから先に読んだのですがこちらは10巻ほどでリタイヤ

少女漫画に免疫はある方なので絵についてはさして辛さを感じることはなかったのですがBASARAの展開のご都合主義っぷりと主人公の無謀無策っぷり、宿命とか運命とかで話が展開されている感じが肌に合わなかった

なのであまり期待せずに読み始めたわけですが7SEEDSは評判通りと言わざるを得ない、かなりツボな作品でした

様々にはられた伏線から解決に至る過程の描き方が実にテンポよく、続きが気になって仕方ありません

BASARAで非常に鬱陶しかった運命論とは真逆な世界観で描かれているのが印象的でした

最後に選ばれた人選が操作されていててくだりとか、あれだけ運命論を展開させていた同じ作者とは思えないほど客観視した世界観の構築だと思います

夏のAチームの過去話での人間の殺処分はあり得ないだろとか、富士とか人簡単に見付け過ぎとか思いますがあんまり気にしません(笑)

まだ未完なので一応9点、ラストへどう駆け抜けていくかでまた評価変わるかな?て感じ

無難に推移するなら要さんとひと悶着あった後、全員合流して新たな日本再建てオチかなぁ
少女漫画の醍醐味として、引っ張りに引っ張った後、花は嵐と再会できるだろうさ(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2014-01-06 14:10:03] [修正:2014-01-06 17:03:59] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

[ネタバレあり]

この作品には人間が感じる全ての感情が集約されている。

無機質で、それでいて極めて効率的で正論を発する地球の意志とでも言える『寄生獣』の存在
じゃあ対する人間の存在意義ってなんなの?って壮大な話です。

作中で明確な答えは与えてくれませんが

田村涼子が子を守ろうと新一を呼びとめた手段 
ミギーが新一との生活をいとおしく思い、死の孤独を感じた瞬間
人間は人間である以上、他の生物のモノサシでは考えられない と後藤にとどめをさす新一

言葉では足りないから、人は想いを音楽に乗せ、絵を描く。
この作品も芸術の域だと感じた。
安っぽいラブソングや、安易なグロ表現や、詐欺に使われている『絆』表現を吹き飛ばす圧倒的なメッセージを感じる。

心に余裕がある
人間って素晴らしい

人間の事を少し学んだミギーが最後にそう言った。
安っぽいけど結局は『愛』なんだなぁってなんか思った

なんでこの作品を映画化するのか謎で腹立たしい。

漫画であるがゆえに最高傑作な本作でしょう。
他のメディアでこねくり回して、本作の価値を落とすべきではないのよ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-22 05:34:00] [修正:2013-12-22 05:34:00] [このレビューのURL]

アキバへ自転車で通うおたく少年が高校入学をきっかけに自転車レースの魅力にとりつかれていくスポーツ漫画。

自転車競技に対して全く知識の無い素人が想定読者。
主人公と読者を重ねることで、新しいテクニックや道具が登場するたびに新鮮な驚きを与えている。
簡単に言うと、自転車ってすごい!自転車って楽しい!と繰り返し言う漫画。
そこへ、少年漫画的なライバル対決のカッコ良さを持ち込んでいる。

全体的に漫画が上手い。既存作品のから取り入れた要素の集合体だが、全体のまとまりの良さと勢いでグイグイと読ませる。
悪く言えば模倣、良く言えば過去に学んだ王道。

キャラクター造形も少年漫画らしく、能力や性格の立て方が上手い。
スポーツの勝負なのに選手同士がやたら会話していたり、
得手不得手が極端で非現実的なところは、少年漫画だからしょうがないというところか。

新しい道具、新しい技術の連発と、既存作品からの取り込みは、ウブな読者には効く。
しかし、自転車レースの漫画をよく読んでいる人ほど楽しみにくいかもしれない。
自分はこれが初めての漫画でラッキーだったと思う。

余談だが、タイトルの『弱虫ペダル』は内容にマッチしていない。
弱虫が自転車で強くなる漫画ではなく、基本的に誰も弱音を吐かない。

2013.12追記
インターハイが終わった後も悪い意味でテンションが下がらない。
全キャラが暑苦しくレースに賭ける思いを語り合い、順番に必殺技を繰り出して話の都合で負けていく。
敵と勝負してないのにこの苦しさでは、レースはどうするのか。
もはや自転車に乗ると楽しいとかいう次元ではなく、各キャラの設定と都合を延々並べているだけ。
絵的にも勢いを前面に押し出して、デフォルメ描写が強まり続けている。
少年漫画のフォーマットに寄り添いすぎて自転車レースを描いているように見えなくなってしまっている。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-18 12:50:16] [修正:2013-12-15 16:23:37] [このレビューのURL]

一言で言うと地味な格闘漫画。
漫画としてどうなのかは置いておいて、どのキャラもそこまで立ってないし、ノリも普通でこんな暮らしをしてる人が日本でどこかにいるかもなって感じちゃうくらいの普通さ。
格闘シーンも”ありえないだろ!”みたいなノリも感じず(実際に競技をしてる人は感じるのかもしれないが・・)盛り上がりには欠けるものの、ゆったり楽しめる変わった格闘漫画だと思います。
格闘漫画の多くは血まみれ汗まみれみたいなノリが多いですからね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-12 19:30:26] [修正:2013-12-12 19:30:26] [このレビューのURL]

面白いと聞いていたので読みましたが最初は本当に面白いの?と半信半疑でしたしかし読み進めていくと世界観にどっぷりと浸かり引き込まれていきました。話は戦漫画特有の圧巻的な先頭シーンや迫力はないけどどこか見せられてしまうそんな漫画でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-09 17:33:04] [修正:2013-12-09 17:33:04] [このレビューのURL]

9点 ONE OUTS

[ネタバレあり]

後半の展開について。
リカオンズが首位に立ったあたりから、リカオンズナインは、明らかに読者サイドのキャラクターではなくなります。
代わりに登場するのが、マリナーズや高見という正統派ライバルです。
彼らはそれまでリカオンズに立ちはだかった敵と同様、噛ませ犬らしさが無く(この漫画の一番凄い所はそこだと思います)、過去最大の敵として申し分ありません。
しかしだからと言ってマリナーズが勝ってしまうと、渡久地の絶対性が崩れますし、ナベツネの私腹が肥えてしまうわけですから、マリナーズがリカオンズに勝つことが100%無いことは明らかなのです。
16巻以降のワンナウツは、負ける運命にあるマリナーズを応援し、悪役たちにその上を行かれる散り様を楽しむ漫画なのです。
作者の贔屓チームの名前を込めた球団の存在意義はとても大きいのです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-07 12:59:06] [修正:2013-12-07 13:01:34] [このレビューのURL]

本編の禁書目録の方は少し読みましたが、すぐに飽きてしまいました
超電磁砲のほうが、自分は好きです
ストーリーは、最初から今のところまでずっといい感じに進んでます
単なる天才同士のバトル物になってないのがいいですね
超能力と日常と折り込んでくる感情のバランスがいいです
ただ、御坂美琴の過去の努力の描写が全くないのがちょっとアレですかね...
レベルアッパー編の時点でもっと絵がうまければ、もっと面白い漫画になったと思います
ですが、9巻の時点でかなり絵がうまくなっており、
ストーリー、画力共に今後に大いに期待しています

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-02 15:46:27] [修正:2013-12-02 15:46:27] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

スーパーサイヤ人に悟空が覚醒したフリーザ編でやめておけば
最高の傑作だったと思います。
やっぱりスーパーサイヤ人は選ばれし者がなれるもので
あってほしかったですね。最後のほうではスーパーサイヤ人に
誰でもなれて当然!って感じでしたからね

鳥山明さんの絵のうまさには本当に見惚れてしまいます。
いったいどうしたらあんな動きのあるしなやかな線を
描けるのでしょうか。
動きのある絵ってけっこう空間能力がないと描けないものだと
思うので。あと、キャラクターデザインの発想力も
本当に素晴らしいほど魅力的で愛着が沸きます。
鳥山さんの画力に尊敬してます

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-12-02 01:32:02] [修正:2013-12-02 01:32:02] [このレビューのURL]

7点 聲の形

とりあえず1巻のみの感想です。

聴覚障害を持った女子生徒が男子生徒から「いじめ」に遭うという基本設定のこの作品は、そもそも週刊少年マガジンで読切作品として掲載されるよりも更に前、「別冊少年マガジン」で読切連載された時に、かなりのインパクトを受けた作品だったのですが、その作品がまさかこうして週刊少年マガジン本誌で週刊連載されるようになり、更にはこうして単行本化されるとは、その当時はかけらも思っていませんでした。

さて、本題。

本来、「いじめ」という現象は日本独自のものでなく、世界中のどこの国でも見られる現象ではあるのですが、日本のように、集団の中から異質の存在を見つけて、追い込み、排除するという異質排除のいじめ行為は、いかにも島国であり、単一民族国家である日本特有のいじめ現象のように思えます。

他に違う人種や民族のいない日本人にとって、自分たちと違う存在がいることは不気味であり、恐怖です。「周りと違う」それだけで敵意の対象になります。村社会。同族意識。結の精神。日本人が作り上げた民族歴史の中には、そうした集団関係を強く意識した言葉が、数多く隠れ潜んでいます。

そうした中で、今回のこの作品のように、ごく普通の小学生ばかりが通う小学校のクラスの中に、耳が聞こえない女子生徒が転入してきたらどうなるのか。答はもはや語るまでもありません。彼女はクラスメイトからいじめられ、彼女をいじめていた男子生徒も彼女が転校した途端、いじめの矛先を向けられるようになりました。

本来、こうした話をすることは何一つ意味が無いことを充分承知で話をするなら、この一連の話の中で「誰が一番悪かったのか」と考えるなら、自分は「先生が悪い」と答えます。

とにかくこの先生。読切の頃からろくでもない対応ばかりで「お前、本当に教師か?」と軽く問い詰めたくなるくらいに何一つ教師らしいことをしていません。自分が一番嫌いな事なかれ主義の先生です。本来なら、担任の先生が先陣を切って聴覚障害の生徒がきちんと授業を受けられるよう対応し、また生徒たちにも理解を得るよう指導していく立場であるはずなのに、完全に傍観者を決め込んでいます。そしてしまいには加害者の男子生徒に対して「お前のせいだろ、責任とれ」と責任転嫁する始末です。本当に呆れてしまいます。

出会った不幸。環境の不幸。理解されなかった不幸。
とにかく1巻は、ひたすら不幸で終わったこの作品。
この作品が今後、どういう展開を辿っていくのか。とても楽しみです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2013-11-29 23:30:56] [修正:2013-11-29 23:35:40] [このレビューのURL]

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