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8点 タッチ
あらゆる年代の人が知っているあだち充氏の代表作。
アニメの方が有名で、原作を読んだことがある方は
少ないかもしれません。
昔アニメが何度も再放送されていて、カっちゃんが事故死する回は
いつも学校で話題になりました。
野球漫画という感じではないですが、恋愛漫画として
とてもドキドキしながら読んだのを覚えています。
この作者の作品は、やはり昔も今も変わらず
登場人物の心理描写が素晴らしいと思います。
南が和也ではなく達也の方を好きなのも、
和也が死んだ後、達也が南に対して微妙に距離をとるのも
無理なく自然に理解できます。
説明はなくても伝わってくる感じです。
登場人物の気持ちをモノローグ全開のテキストで説明するのでは
なく、間や表情、セリフでここまで見せることができる力は
昔から一貫して変わっていなく、どの時代の作品でも
安心して読むことができます。
現在、このタッチの26年後が舞台の最新作「MIX」が
発表されており、そちらも読んでいますが、
個人的には南も達也も、絶対登場してほしくないと思っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-23 23:31:28] [修正:2014-03-23 23:31:28] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
何も言えないくらい最高でした。
10巻とは思えないインパクト。
本当に何も言えません
なにもかもが素晴らしい
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-23 08:23:06] [修正:2014-03-23 08:23:06] [このレビューのURL]
7点 惡の華
閉鎖的な田舎で育った子供の屈折した感情が読んでいて面白い。
あくまで子供がする事。の枠を超えない範囲ギリギリまで暴走し
結局大人と現実に押さえ込まれている部分が良い
作画がどんどん上達していくが、個性が消えていくのはちょっと寂しい
でもストーリーに合っているので読みやすいけれど
話のジャンル的に人が死んだりしそうな程歪んでいるのにそのハードルは越えないのが良い、安易に死を突きつけてしまうと、この作品の品性が無くなり
歪みが、死と言う隙間から流れ出てしまうような感じがある。
中村さんは見ごたえがあり、男性キャラにはあまり無い、理由の無い苛立ちや
根拠の無い決め付け、自分に気が向いている時だけ機嫌が良い等、
女性ならではの掴めなさがある。
美化された女性に飽きた人には良い作品、
また、男性の中にはこのような女性に
強烈に翻弄されたいと思う人もいるのでは
ただストーリーが地味なので点数は中途半端です
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-23 07:44:19] [修正:2014-03-23 08:02:25] [このレビューのURL]
2点 バクマン。
画力は高いんだけど最初の意味不明で不愉快な価値観(眼鏡相棒が語る頭良い奴論理、ついでに女性蔑視)と恋愛のために漫画家で成功するという動機とかで途中で読む気なくしてしまいました。
全然頭良いとも思えない主人公同士が「お前頭良いな。他の奴とは違うよ」と互いに持ち上げ合うのが気持ち悪くて。
こういうのが合う人には相性良い作品かもしれませんが。
自分には合わなかったですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-21 01:47:04] [修正:2014-03-21 01:47:04] [このレビューのURL]
0点 テニスの王子様
今まで読んできたマンガのなかで一番暴力的だなと思ったマンガ。
故意にボールぶつけるとか、えげつなさすぎ。
首チョンパとかそういうのよりこいつらの所業はよっぽど暴力的。
プラス、ストーリー的魅力が皆無とくれば、これは評価出来ないでしょ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-09 01:58:01] [修正:2014-03-19 04:05:37] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
人間とは何か、怪物と人間となにか違いはあるのか?
などなど、色々考えながら読むもよし。考えなくて読むもよし。
単純に読むと面白いし、ミギー、かわいいし。
ヒロインはかわいくないけども(笑)
表情の表現不足はちょっと感じたけど、
絵はうまくないってより、古いって感じかと。
まあ、この漫画を気に入るかどうかのポイントは画力レベルではなく、
あなたがミギーをかわいいと思えるか、共存できるかですね。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-15 18:06:48] [修正:2014-03-15 18:06:48] [このレビューのURL]
6点 エルフを狩るモノたち
面白いです。普通に。
エルフを脱がすエロ要素が早々に淘汰されて、オモシロ方向にいった点も評価したいです。
作者にツッコミセンスがあったという証明ですね。
めちゃくちゃ面白いというわけじゃないんですけど、うん。
ライト感覚でアクがない感じ。
これだから、ファンタジーは・・・的要素がいっぱいです いい意味で。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-11 02:51:25] [修正:2014-03-11 02:51:25] [このレビューのURL]
6点 よいこの黙示録
最初に断っておくと、自分は作者の自殺を知ったあとにこの作品を手に取った。(というか、自殺報道でこの作者を知った)
未完終了ながら多くの人が「読む価値がある」と評していたので気になったのだ。
そして結果から言うと、読む価値はあった。
ていうか、なんだこれ、めちゃくちゃ面白い。
まず今までに見たことのない題材。
「宗教」と聞くとなんだか怖いイメージがつきまとうがそれは本質を分かっていないがためなのかもしれない。
「みんなのせかいをよりよくするために」という大本は政治となんら変わらない。
その題材が決して出オチではなく、ちゃんと描き切れるだけの設定や考察がある。
学校のクラスというのは社会の縮図だ。その場所でクラスメイトをまとめるために、小さい組織から作り上げていく過程が面白い。
このあたりにはスクールカーストといった裏テーマもあるのかもしれない。
宗教勃興を企む主人公の言動が小4とは思えない…というのも分かるが、
宗教というものを無邪気に信じ、かつクラスのなかに上下関係が存在する、となるとたしかに年齢の設定が難しいよな。
・「宗教は必要か」という根本的な論争
・既存の宗教との共存(親が新宗教団体に入信している児童)
・異端の発生(宗派の分裂)
・教団の暴走(遠足中のバスジャック)
・生徒による教師の性的支配
などなど、2巻に収録されている今後のプロットを見る限り、このまま続けていればマンガ史に残る怪作になったのではないか。
なんにしても自殺はダメでしょ。残念としか言いようがない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-02 23:04:26] [修正:2014-03-03 00:17:11] [このレビューのURL]
10点 ヴィンランド・サガ
「こうゆう海賊漫画が読みたかったんだよ」という感じです。
画力が高く表現力が素晴らしいです。北海の厳しい気候が伝わってきて、読んでいるだけで寒くなります。
キャラクター達が目だけで多くを語り、目線のひとつひとつに迫力があります。
自分は当時の事を知らない現代に生きる人間です。だからこの漫画が本当に当時の事をリアルに描いているのかは解りません。
けれど、当時はこうだったんだな、と思わせる説得力があります。
キャラクターは実在の人物をモデルにしているので、トルフィンやクヌートがその後どうなるのかは解ります。
解っているけれど続きが気になります。それくらい面白いです。
そしてアシェラッドの人生を考えると自然と涙が零れます。
漫画を読んで泣く時に、押しつけがましい演出はいらないんだな、と思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-02-26 00:12:18] [修正:2014-02-27 01:31:23] [このレビューのURL]
9点 ヒストリエ
古代マケドニアやディアドコイの前哨戦という題材が解り易く描かれているので、予備知識のない人でも楽しめると思います。
実際に自分はアレキサンダー大王の事は知っていても、エウメネスの事は知りませんでした。
この主人公エウメネスが非常に魅力的に描かれていて、今後ゲームメーカーとしての彼の活躍から目が離せません。
また、アレキサンダー大王の格エピソードも「そうゆう解釈があったか」と感心します。
歴史ものとして見ても、エンターテインメントとして見ても面白いです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-02-25 22:04:12] [修正:2014-02-26 00:21:46] [このレビューのURL]