「」さんのページ
私は君に届けという漫画が好きで、その作者さんの作品を見てみたいと思い、この作品を読んだのですが、意外と楽しんで読むことができました。
この作品はドロドロした恋愛を描いているのですが、登場人物達がそれぞれ複雑な感情や想いも抱えながらも、不器用に恋愛していく姿が人間くさくて、個人的には面白かったです。
君に届けは読んでいて胸がほっこりする作品でしたが、CRAZY FOR YOUは思わず続きが気になるといいますか、登場人物達に幸せになってほしい!と思ってしまう作品でした。
恋愛漫画に共感やギャグ的な面白さを期待する方はあまり楽しめないかもしれません。
複雑な恋愛模様を見たい方や、漫画のストーリー性を楽しみたい方にはオススメしたい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-15 17:20:09] [修正:2015-01-15 17:26:53] [このレビューのURL]
8点 ギャンブルフィッシュ
題材はギャンブルなのに、清々しいほどの王道少年漫画です
そんな馬鹿な、というようなあり得ない展開を圧倒的な勢いで押し通され最後はなんだか納得してしまいます(笑)
様々なゲームが短くまとまってて読みやすいところも高評価です
主人公がモテモテで羨ましい限りです
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-11 22:14:13] [修正:2015-01-11 22:14:13] [このレビューのURL]
8点 ヤンデレ彼女
実際のところ、物語自体はまだ完結していないんですが、話の根幹部分である「田中家の家庭の事情」が一段落し、また、自分の中でもある程度評価が固まってきたので、今回この作品のレビューを書きたいと思います。
詳しい話の内容はあらすじなどを読んで知ってほしいとして、今回はなぜ(自分基準で)「そう簡単には付けない」8点をこの作品に付けたのか。その理由について、この作品のレビューと併せて書いていこうかと思います。
この作品が8点だと思う理由。それはズバリ「心理描写が優れているから」です。もっと言えば、ある登場人物が別の登場人物から一つの言葉を投げかけられた時に、受けた側の登場人物が何を思うのか。また、思った上でどのような言葉を述べるのか。その過程と台詞選びが抜群に上手いと感じ、今回この作品に8点を付けました。
一例を挙げたいと思います。13巻115ページから。主人公の田中が「大事な二人のうち、どちらか一人を見捨てなければならない状況に陥った時あなたならどうするか」と生徒会長に尋ねた時、生徒会長は「二人とも助ける」と答えました。「それはどちらか一人を選べないくらいに、どちらも大切だからという意味か」と再度田中が尋ねたところ、生徒会長は「違う」と答えました。生徒会長は「どちらか一人を助けたとしても、助けられた方の一人は僕をもう今までと同じようには見てくれないだろう。僕にはそれが耐えられそうにない。だから選べない。」と選べない理由を答えます。
このような、明らかに違う考え方を持つ登場人物を巧みに使い分け、また、そうした異なる考え方を持つ者同士が物語を通してぶつかり合った時に、彼らがそれぞれどのような発言を行なっていくのか。そしてそれらを基にどのような物語が展開されていくのか。その理解と把握が実に見事です。
絵柄は可愛らしく、一見するとよくある日常系の作品かと思われてしまいそうですが、実際はヘタなドラマよりもずっとドラマチックです。ただその一方で、「田中家の事情」の話は正直かなり重たすぎる内容になってしまったので、読者層のことを考えるとちょっとやりすぎだったんじゃないかなとも思います。
いずれにしても「物語」として優れている、良い作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-09 22:08:58] [修正:2015-01-09 22:39:07] [このレビューのURL]
8点 幽☆遊☆白書
最近再読しました。
レベルEやHUNTER×HUNTERに比べて、
若干評価が低い印象のある本作ですが、
すでに才能の片鱗は充分に伺えます。
作風の変遷が著しく、魔界の扉編からが本領発揮というところでしょうか。
力押し一辺倒にならない能力バトル
頻繁に見え隠れするダークな描写
終盤特に顕著になる邪道な展開
いずれも他の作品とは一線を画してましたね。
あとこの漫画、敵キャラのセリフ回しがいちいち格好いいんですよ。
「オレは品性まで売った覚えはない」
「お前らはまた別の敵を見つけ、戦い続けるがいい」
「人間は旅行好きらしいな。飛行機が落ちないといいが。
熟年カップル、再婚旅行で悲劇。ワイドショーのネタとしてもB級だ」
などなど。挙げればキリがないですが。
いずれにしても、序盤〜中盤で見切るにはもったいなさすぎる作品。
あんまおもんないなーと思った方も、
せめて魔界の扉編の蔵馬vs海藤の「禁句」対決までは読んで頂けたらなーと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-08 15:01:00] [修正:2015-01-09 02:29:53] [このレビューのURL]
6点 軍靴のバルツァー
楽しく読めてはいるんだが、騎兵殲滅のあたりから特に
「作者の描きたい戦術、技術のためにストーリーを動かしている」感が
強く感じられるようになった。
よく「皇国」と比較される本作だが、その点ではあちらのほうが好き。
「皇国」はあくまで「人間」を動かしていたように思う。
ただもちろんあっちはファンタジー戦争漫画で、こっちは架空とはいってるもののほぼ現実の戦争漫画。比較すること事自体がおかしいのかもしれない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-08 23:00:43] [修正:2015-01-08 23:00:43] [このレビューのURL]
7点 刻刻―KOKKOKU
一応完結まで読んだ。
最終巻途中まで楽しく読めてたんだけど
しかし唐突というか、ちょっと最後のあれは都合良すぎやしないか、というか
しかし出すならあのタイミングでしか出せないキャラクタだったというか
もうちょっと後日談が見たかった。
全体としては楽しめたように思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-08 22:04:13] [修正:2015-01-08 22:05:38] [このレビューのURL]
4点 ジョジョリオン
作者は以前、「何を描いてもジョジョになってしまう」と言ったらしいが、この作品を読む限りジョジョというより「スタンドバトルしか描けなくなっている」と言った方が正解ではないだろうか。
未知の能力が襲ってくる→訳もわからず逃げたり防御したりで恐怖を印象づける→攻撃の特性などからミステリーの謎解き的に攻略の手がかりを掴む→華麗に逆転勝利
こういったフォーマットはそれは盛り上がる事は間違いないし能力のパターンさえ変えれば延々と物語が作れる訳だが、現状は能力バトルのパイオニアである作者が自らのスタイルに甘んじてしまっているようにしか見えない。
この作品に関して言えば謎や設定がまずありきで人物はそれに沿って動いている感じがしてどうにも生き生きとしていない、要はキャラ立ちが弱すぎる。肝心の謎もそれ程強烈な関心を呼ぶものでは無いので、8巻までいってもただ何となく話が進んでいる、起伏のないまま「読まされている」感覚に陥ってしまう。今後に期待したいが正直期待薄。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-08 08:18:59] [修正:2015-01-08 08:18:59] [このレビューのURL]
10点 神戸在住
「人間賛歌」とはよく言ったものですね。
エンターテイメント性は低いです。
たまにとんでもなく地味な回があります。
もちろん日常を描いたエッセイ風漫画なので仕方無いですが、
とにかくここまで丁寧に人間ドラマを描いた作品は他に知りません。
人の死の受容の過程や、友情が育っていく過程が丁寧です。
キャラクター一人一人の言動に矛盾がありません。
こういう考え方、過去を背負っているから、
今このセリフが出るとか、読む度にその洗練さに気付かされます。
ある画家が死ぬ直前に一枚の絵を描き上げるエピソードが痺れました。
根本的に、辰木桂という主人公を好きになれるかどうかで、
評価が分かれてくる作品だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-01 22:45:07] [修正:2015-01-01 22:45:07] [このレビューのURL]
7点 刻刻―KOKKOKU
また新たに漫画力高い漫画家さんが現れました!
一見ものすごく普通な人々をこれだけ動かすのは非凡な才を感じさせます。
そういう意味では岩明均(寄生獣やヒストリエ等)と近いものがあるか。
次回作の更なる飛躍が楽しみです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-12-31 16:30:49] [修正:2014-12-31 16:31:37] [このレビューのURL]
6点 電車男
本当かどうか別にして「電車で美女を救って交際が始まる」ネットで実話として公開され、社会的にも話題になった恋愛物語。恋愛ものとしては地味な内容ですが、ネット民衆の反応、応援が加わることが独特のスパイス(ネットの正部分が良く描けている)となって、面白く読めました。展開としては波乱など全くないですが、創作を銘打つ恋愛話の方が次々と困難連発なのがある意味不自然なのかもしれません。全3巻でまとまっています。噂で前から知っていた作品ですが、女性本人を直接助けたのかと思いきや少しズレてたりして、作品には直接触れなきゃ分からないところもあるなと再確認しました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-12-21 12:22:56] [修正:2014-12-21 12:22:56] [このレビューのURL]