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3点 ジョジョの奇妙な冒険
1?4部まで読了、5、6部はパラ見、それ以降は未読。
世間の評価ほど面白いか?これ、が第一印象。つまり「合わなかった」のだろうか。
1,2はまあ「勢い」で読めた。読もうという意思がまだあったし、有名な3部までは読もうと思っていたから。
が、3部以降でスタンド(能力)=「バトルにおける理屈」を提示したのに、「理屈」を「勢い」でぶっちぎってしまうような場面があまりにも多くてキツかった。
なるほど、ではなく そんなんありかよ、みたいな。
それがこの漫画の魅力の一つなのだろうし、ジャンプ漫画のお約束ではあるのだろうけど、合わなかった。
絵については嫌いではないが、好きにもなれそうにない。特に強い魅力を感じたキャラクタも読んだ限りではいなかった。
あと長い。読み返すにしても気が滅入る長さ。(1?4は一応二回読んだ筈)
ただ台詞回しは結構好き。
トニオさんの料理は食べてみたい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-01 22:05:36] [修正:2015-02-11 23:58:35] [このレビューのURL]
6点 ピコピコ少年TURBO
この作者は昨年の著作権トラブルでニュースになった際に初めて知ることとなった。それらがきっかけでハイスコアガールと前作のピコピコ少年、及び本巻は友人に借りて読んだ。
自分が作者に年齢が近いこともあってか実に楽しく読めた。きっと同年代の男なら理解してくれる部分は多いのではないだろうか。
ただ、私は作者と違い、2D格闘ゲームは全くしなかったし(バーチャファイターや鉄拳にはハマった)声優やアニメも興味は無かったが、新しいゲーム機に出会えた時の感動や、子供の頃の恋愛感情などにとても共感が持て、懐かしい気持ちになれた。
本書の続編「ピコピコ少年SUPER」に作者の近況が描かれているとの事をネットで見かけたので、数年ぶりに本屋でマンガを買いました。
本屋で一緒にいた嫁さんにタイトルと絵柄を見せて「なにそれ?」と訝しげな表情をされたこと。
本屋の若い女性店員にアラフォー親父がマンガを購入する事に少しだけ躊躇したこと。
マンガが大好きな私の娘もきっとこれは読まないだろう。
しかしそれでいいんです。このマンガ達には昭和末期に小中学生だった男にしか解らないものが詰まっているんです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-02-09 05:40:43] [修正:2015-02-09 05:41:26] [このレビューのURL]
8点 寄生獣
読みだすとラストまで一気に読んでしまう(巻数も全10巻と手頃ですし)ストーリーの運び、強くなるにつれ心を失いつつある主人公が人間らしさを取り戻すという王道性、地球にとったら実は自分たち人間の方が悪いんじゃないか?と誰でも当てはまるスケールの大きな問題を取り上げる点などなど非常にうまく練られた作品だなぁと思います。
平凡な主人公がすごい強さを身につけていくけど、ヒーローになるのではなく、最後まで周りには内緒ですませるところも現実的な感じがしていいかと。
ただ個人的にラストのミギーの眠りには、死なせるでもなしに物語を終わらせるための無理やりな展開に思えイマイチに感じます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-02-07 01:43:53] [修正:2015-02-07 01:43:53] [このレビューのURL]
6点 とっかぶ
ヒーローに憧れる暴走少女で部長、スパイ行動が得意な青年に、見た目はギャル風でツンツンしているが仲間思いな少女。という風に部員が増えている。(現在犬一匹あり)
部長がトラブルに首を突っ込んで、協力したり個々の判断で行動したりと、現実的でほのぼのした感じが個人的には好きな作品です。
スケットダンスのように非現実離れした設定もなく、問題を解決していくので高校1年生からのスタートなので、今後の展開が気になる作品だと思います。
【追記】
全23話と早々と連載が終了してしまい残念な作品だったと思います。
出版社を変えられるなら、サンデーかマガジンで週刊誌として描いたらスマッシュヒットできる作品だと思いました。
ドラマ化し、深夜帯にやっても良いと思える作品だったと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-07-21 22:56:40] [修正:2015-02-06 22:39:45] [このレビューのURL]
手塚治虫氏のエピソードを集めた短篇集。
幾つかは聞いたことのあるエピソードだったが、当事者を取材して漫画で再現することで
手塚治虫氏の魅力的な人間性をさらに掘り下げることに成功している。
そこまで大きな出来事でなくとも、当事者の目を通した視点と構成の巧さで物語を盛り上げている。
画に関しては、少し古臭い絵柄だが当時を語るに適した古さで味がある。
ギラギラとした漫画家や編集者、漫画創作における狂気と情熱が表現できている。
手塚氏をみんなが思っているイメージと、実際の姿を掛けあわせたような姿で描いており、
手塚ファンとして納得の職人のおっさん感が出ている。
他のキャラも、ちょうどいいデフォルメ具合で漫画に入り込めた。
話の面白さは手塚氏関連のエピソードが面白い事だけが理由ではなく、
作者の着眼点と話の構成、物語の終わらせ方の旨さが際立っていると思う。
半分くらい、手塚氏ではなく取材をした人物を掘り下げる内容になっており、
手塚氏のエピソードだけ見たいという人には、余分に感じるかもしれない。
手塚氏が最も苦労したであろう、ブラックジャック前後以降・アニメ事業に焦点を当てており、
非常に崖っぷち感が出ていて面白かった。
奇人であり漫画の神である手塚氏の人間性を、新たな発見とともに楽しめる名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-02-06 13:29:49] [修正:2015-02-06 13:29:49] [このレビューのURL]
7点 CLAYMORE
最後まで物語の世界観を崩さずに、うまくまとめきれた秀作。
キャラクターの成長と広がりはかなり順調に行ったパターンだと思う。
物語の構成は大変良く、無駄なエピソード自体は少ない。
しかし個人的には長すぎた印象。序盤・中盤・終盤全てで少しずつダレる部分がある。
とくに飽きることはなかったが、戦闘シーンが多すぎる印象は受けた。
画力が素晴らしく、見ているだけでも楽しい。
キャラの描き分けに関しては、白髪白眼の女性という縛りを付けた割には検討していると思う。
覚醒者の見た目は個体によって様々だが、デザインセンスは抜群で、物語を肉付けするに当たり
かなり成功している部類。覚醒者の禍々しさがこの物語の魅力と思っている。
アクションシーンも迫力があり、壮大な戦闘シーンが描けている。
シリアスな展開が多く、もっと緩和された部分があっても良かったように思う。
しかし洗練されていく戦闘シーンと、イメージが爆発していく覚醒者を見る面白さが有り、、
ベルセルクと並ぶファンダジーバトル漫画の秀作として、もっと周知されるべき漫画の一つだと思う。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-02-04 13:29:44] [修正:2015-02-04 13:29:44] [このレビューのURL]
9点 うしおととら
この漫画は全ての少年漫画の「教科書」と成るべき存在だと思います。自分は「少年漫画とは何か?」と聞かれたら迷わず「うしおととらを読め」と答えます。
この漫画には「少年漫画でしか出来ないこと」がこれでもかと書き殴られています。「巨悪を倒す」という単純明快なストーリー、どんな困難にもめげず自分の信念を貫き通す主人公、そんな主人公を「食う」というお題目で最後まで付き添い支える化け物、敵味方問わず個性豊かなキャラクター達、段々と解き明かされていく謎、全員が一同に介し闘う最終決戦、そして大団円へ・・・
これこそ正に少年漫画の在るべき姿であり、少年漫画が王道たる所以だと思います。人が紙屑のように死んでいく邪道な漫画、人気が出たら無理やり続けさせるような所謂引き伸ばし漫画等が増え続けている昨今、本当に少年いや子供のための漫画が作られているのかと甚だ疑問を感じてなりません。
こんなことはあまり言いたくはないのですが、この漫画は「ワンピース」よりも売れて然るべき存在だと思います。もっとメディアに露出して大衆の目に届かせるべきだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-25 23:12:13] [修正:2015-01-25 23:12:13] [このレビューのURL]
裁判の傍聴を漫画にするという、客観視の客観視
当たり前のことだが、罪を犯した者が裁かれ、罪を犯すしかなかった者も裁かれる
自分には裁判など他人ごとだし、犯罪自体他人ごとだと思う
そんな意識で読んでいたが、何度も胸が詰まる思いがした
内容を、どこまで真に受けていいものかわからないけれど、リアリズムを感じる
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-25 12:27:35] [修正:2015-01-25 12:27:35] [このレビューのURL]
3点 バクマン。
一言でいうと「小畑健の無駄づかい」をやってしまった漫画だと思う。
キャラの不自然な言動が高い画力とミスマッチを起こしていて、気持ち悪さを覚える。これがガモウひろしの絵で描かれたと想像すれば、しっくり来る。(その場合まったく読まれなかったと思われるが)
話自体は妄想と女性蔑視が目一杯詰め込まれていて合う人と合わない人がはっきり分かれる内容・・・というか漫画でこれから一山当ててやるという人以外は門前払いのレベル。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-24 14:51:02] [修正:2015-01-24 14:51:02] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
言わずもがなの名作です。内容の素晴らしさは自分が語るまでもなく、その圧倒的な高評価の数が全てを物語っています。感想も他のレビュワーの方々に散々既出されてるので、自分が語ることはほぼないです。
ただ一言言わせて貰うのなら、「時代を問わず、これからも読み継がれていくであろう作品」です。断言します、この作品を読んで得をすることはあっても損をすることは有りません。この作品を読んで何も感じないということは一切有り得ない、そんな風に思わせられる漫画なんてほぼないと言っても過言ではないはず。この作品の持つメッセージは、何年経とうが風化することは決してないです。
そんな寄生獣ですが、やはり時代性を考えると少しとっつきにくい箇所があるのは難点ですかね。そんなものは所詮はお飾りですが。
この作品が連載されたのは20年以上も前ということですが、100年、1000年、何年経っても読み継がれる作品である、「寄生獣」はそういう作品でいつまでもいて欲しいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2015-01-24 01:25:37] [修正:2015-01-24 01:27:35] [このレビューのURL]