「」さんのページ
ギャグとしては下ネタのオンパレードで、品格のカケラもない。
アザゼルの最低最悪な性格もあって、結構不愉快になる場面もある。
悪魔だから仕方ないとはいえ、仕事はできないのは勿論、不出来を必ず他人のせいだ
と言い張り、その割に自尊心は高く、いずれは魔界の王になるはずと主張する。
挙句は、「俺をなめていると・・おさな馴染みの彼女が黙ってへんど。」
下品でどうしようもないが、しかし・・・普通に可愛い佐隈や悪魔以上の
悪魔のような芥辺とのからみは、ボケとツッコミが完成されていて、笑える。
ツッコミの際には半端ない制裁(首が飛んだり、クラッシュしたり)で、
これも毎度お約束のパターンで笑える。
読めば読むほど引き込まれていくのも悪魔の呪いのせいか。
子どもには読ませられない文字通り悪魔の書。10巻まで。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-04-17 18:02:08] [修正:2016-04-17 18:02:08] [このレビューのURL]
8点 ろくでなしBLUES
ヤンキー漫画の中でもトップレベルのおもしろさだと思います。
仲間との友情とか他校との抗争とかギャグ回も熱いぜ、、、!
男のプライドや勝ちへの執着、強くなり続けたいという意思。
うん、やっぱり熱いっす。
ちあきの気持ちも分かるけど、たまに水を差す発言がね、、苦笑
まあそれありきのストーリーなんだけどっ
四天王が集結したのは震えた!
でも若干実力のインフレの恐れが、、、、
しかし逆にでした。
葛西がすっごい強い印象があったぶん川島もうーんって感じで
それ以上にサリーの小物感が、、、
強さ関係なくもっと卑劣でゲス野郎でそれを太尊が思いっきりぶっ飛ばす!
とかだった方が最後スッキリ読めたかも。
だって今まで強い奴らと渡り合ってきた太尊の最後の相手それ!?って
思ってしまったんだもの。サリー強いよ描写もあったけどなんか物足りなかった、、
でも最終回はもうビシッと気持ちよくまとめてあって文句なしです。
ギャグも面白いし、不器用な恋愛も良かった。
でもいちばんはやっぱケンカかなww
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-04-10 03:16:59] [修正:2016-04-10 03:17:58] [このレビューのURL]
もちっとカラー(というか表紙)がうまければもう少し多くの人に読まれるであろう漫画。
けどこのまま何事もなく進行すれば完結のころには結構な人気作品になっているのではないか。
2016.04 連載完結に伴い追記
もう一、二巻の分量があれば。第一章に入るまでは大満足。
フルトゥナ編に出てくる「霊学」の概念が少々説明不足感があった(けどあれ以上濃い説明されても読者置いてけぼりかも)
あと鉱子の内面描写が圧倒的に足りない。さみだれ、妖狐、サイコスタッフ、散人とどれも最後はヒロインがちゅーして終わるんだから、やっぱそこにいたるまでの心情は欲しい。
作品全体にいくつか何気に重大な謎が残ってる気もするが、最終回最終ページがよかったので万事OK。最終輪のサブタイには納得。
一番好きなシーンは方太朗編のあとのマックでのウミ、テツ、鉱子と風太。
なんとなく笑えるんだけど、同時に泣けもするとても印象深いシーンだった。
傑作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-08-05 18:17:13] [修正:2016-04-06 21:06:33] [このレビューのURL]
どんな話か簡単にいうと、特別、秀でたものがあるわけでもなく、というか寧ろぱっとせず、かと言ってちーちゃんほどに突き抜けることもできない、中途半端で非常に寄る辺ない存在である自分に対し不安や不満を感じ、思春期特有の劣等感や焦燥感に苛まされ続けるちょっと足りないナツの物語。(…簡単とは)
ナツの心理描写はなかなかリアルに描かれていると思うし、ラストの経験から何かを学びとり、劣等感を克服したわけでは全然ない感じも個人的には好きだったりする。(それもリアルな気がして)
ほのぼの漫画だと思って手に取ったら火傷するかもしれないけれど、
うーん。そうだなあ…
思春期の葛藤、ほろ苦さを味わいたいなーと思ったらぜひぜひ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-04-02 23:21:46] [修正:2016-04-02 23:21:46] [このレビューのURL]
5点 らんま1/2
明るく笑える古き良き格闘ラブコメディ。
魅力的な男性キャラも女性キャラも多数登場するのだが
たった一つ残念なのがメインヒロインの「天道あかね」が、
他の女性キャラに比べて見劣りするところ。
女性の顔の描き方は共通しているパーツも多いが
「あかね」は男子小学生のようなショートヘアで地味に見え、
格闘能力も他の女性に比べて劣り、家事も下手、
態度や口調は高圧的で、
不思議な服の魔力を借りて反則で乱馬に勝って調子に乗るなど
人間的にも問題ありという描写で
なぜこのキャラクターをメインヒロインにしているのか
全く理解出来ず
乱馬は他の才色兼備の女性達に比べて「あかね」のどこがいいのか
全く理解出来ないのである。
何もかもダメでも心だけは優しいならわかるが、
「あかね」の場合それすら無い、
悪い意味で極めて斬新なキャラクター。
「あかね」中心ではない話は面白いのだが、
メインヒロインに魅力が欠けると全体的な印象が悪くなる。
現在も新発売されるグッズですら女らんまやシャンプーが多く、
メインヒロインなのにハブにされる「あかね」パターンがよくある。
許嫁が別の女性だったら
もっと面白かったのに…と思わせられてしまう作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-29 02:32:42] [修正:2016-03-29 02:32:42] [このレビューのURL]
10点 リアル
私も理学療法士ですが、疾患、患者の障害受容など事細かく描かれている。話が進むにつれ変化していく心理的描写、青春スポーツマンガとはまた違った苦悩や障害を背負った者のスポーツの様子を一人でも多くの方に知ってほしい。もし自分がこうなったら・・・。そういったことを考えたことがある方は少ないと思う。障害を負ったものにどう接していくべきか、障害というものをどう受け止めるべきなのか考えさせられる作品。3人のストーリーに目が行きがちだが、家族や友人の心境や生活の変化などにも注目してほしい。ぜひ読んでほしい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-22 16:56:36] [修正:2016-03-22 16:56:36] [このレビューのURL]
7点 栞と紙魚子の生首事件
諸星大二郎先生の作品を初めて読みました。
一番気になったのは主人公たちの理解不能、ホラー漫画っぽくない行動。ホラーものに欠かせない感情移入や共感というものが全くの皆無でした。
恐怖に慄く主人公たちは描かれておらず、なんとも呑気でギャグなんかも混ぜちゃって、なんとも臨場感や緊迫感のないものでした。
しかし読んでくうちに2人の行動や思考、というより諸星大二郎先生が何を描きたいか分かってきました。これは主人公たちがあう恐怖体験や怪奇現象を面白げに描いている日常漫画のようなものであり、ホラー漫画ではなかったのです。
そう見るとだんだんと面白さが分かり納得できました。
実際最後のあとがきで、諸星大二郎先生自ら"コワサではなくどこかひとつハズしたものにしようと思いました"と書かれていました。
タイトルにもなったり、全話通して出ている事からもわかるように、話よりキャラクターに重きを置き、話の流れやオチなどもキャラクターの行動は同じでも全く別のものばかりになっており、さすが漫画を描くのがうまいなぁと思いました。
勿論話自体も突飛で面白く全く飽きさせない、世にも奇妙な物語を見ているような感覚に近くとても面白く読めました。同シリーズも全部読んでみたいと思える漫画でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-22 01:12:38] [修正:2016-03-22 01:12:38] [このレビューのURL]
9点 YAWARA!
名場面・名台詞の嵐。コマ割り、編集も既に熟練の域。細部における技巧を凝らした演出が冴えに冴えてる。キャラクターが活き活きしている。漫画はやっぱりキャラクター第一だなと。とりわけ少年漫画においては。本作は青年誌で連載された作だけれど、その構造において、王道を行くストーリーや最強の主人公、お決まりのあれこれやラブコメに帰結するプロットといい、紛れもなく立派な少年漫画だと断言できる。お決まりやお約束って、何やかんや堪らない。言うまでもなく本作は、運びが手際良く、演出も達者という、しっかりとした土台ありきで傑作たり得ている。構造に目を懲らせ。必読。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-13 20:27:07] [修正:2016-03-13 20:27:07] [このレビューのURL]
6点 7SEEDS
地球滅亡ものは個人的に好きなので、大体読みましたが、
メジャー作の「サバイバル」や「ドラゴンヘッド」等よりポップでエンターテイメント性が高い。
そういう漫画だと早い段階で認識しないと、読み手によっては「このテーマを舐めてる」感が拭い去れないかもしれません。
ストーリーは偶然性が強く、ご都合主義ではありますが、一つ一つのエピソードを作る力は持たれていると思います。
キャラクターもしっかりしていると思います。
ただ、少女漫画なので、男性が魅力を感じるかキャラ設定かどうかは、人それぞれかと思います。
少なくとも私は、夏のAチームのキャラクターと、それらのキャラが他のキャラとの関わりでどういった化学反応を起こすかという部分で引き込まれました。
なので、7巻くらいから面白くなり、個人的には少女漫画の中では一番楽しめる作品です。
微妙な点数に落ち着いた理由としては、やはり絵ですかね。
絵の美しさで加点こそあれ、減点はしない主義なんですけど、なんか「手抜き」を感じたり、「雑」なんですよね。
背景のトーンの貼り方や、線の引き方、猛獣等のフォルム、あと手書きの字が平仮名が多く、下手で読みにくい。。。
人間ドラマに力を入れ、そういった細かい描写を曖昧にしてしまっている感を感じます。
最後に、こういった世界滅亡ものは終わらせ方が非常に難しいと思います。
読み手に解釈を任せる様な、スッキリしないパターンになる気もしますが、、、
現在は若干、中弛みも感じますが、終わったら再評価させて頂くつもりです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-10 20:42:20] [修正:2016-03-10 20:42:20] [このレビューのURL]
5点 LIAR GAME
独自性のあるゲーム、その設定を作る才能に長けています。
矛盾も感じられなかったので、そこにおけるクオリティは文句無しだと思います。
作家さんの作品に対する姿勢は真面目で、敬意を表したいです。
しかしこの作品は、素直な方こそ楽しめると思いますが、ひねくれた読み手には物足りなく感じるのではないかと思います。
私は後者であり、全体的にキャラクターに魅力が無く感じました。
ステレオタイプばっかりで、深みを感じなかったというのが正直なところです。
逆に言うと破綻も無いので、良い意味でも悪い意味でも裏切らない作家さんだと思います。
(最終回は賛否両論でしょうが)
ただ、驚きや意外性が予定調和になってしまっているのは、こういう作品では致命的ではないかなぁと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-03-10 20:31:22] [修正:2016-03-10 20:31:22] [このレビューのURL]