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3点 デストロ246
趣味全壊。
美少女殺し屋キャッキャウフフ。
基本的にモブと男に生存権はない。主人公(たぶん)ですら例外ではなく、妻子の復讐のために大枚はたいて美少女殺し屋二人を雇った彼も、あっさり死亡。
ストーリーらしいストーリーもなくただとりとめもない美少女殺し合いが続き、巻き込まれたモブの死骸だけが積みあがっていく、そんな漫画。
作者のファンか、重度のミリオタか、そういう人だけが対象。
確信できるのは、作者がとても楽しく描いたであろうこと。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-28 20:24:07] [修正:2016-07-28 20:24:07] [このレビューのURL]
久々に読み返し。
改めて見るとストーリーがとても分かりやすい。まさしくゲームのよう。
死んだと思ってたら生きてたのもすごく多い。
けどこの漫画が連載されてた雑誌、時代においてはこれでよかったのだろう。今ほど大人が少年漫画を読む時代ではなかったはず。
終盤になると敵味方ともにやたら武人っぽくなっていった。ハドラーお前そんなキャラじゃなかっただろ。最後の最後まで悪役だったのはバーン×3とザボエラくらい?
王道中の王道、今ではテンプレと言われそうな漫画だが、素直に楽しめる。
あとメドローアって響きがとてもいい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-17 23:55:32] [修正:2016-07-28 19:46:35] [このレビューのURL]
5点 溺れるナイフ
結構前から知ってはいましたが、絵もなんか怖そうで
手を出していなかった作品。
ネットで無料レンタルをやっていて読んだら面白くて
一気に借りて読みました。
最初はとても勢いがあってどんどん引引き込まれる。
小・中学校の頃、世界の中心は学校で
急に何かに目覚めたり、自分と違くものを持つ人に惹かれたり・・・。
コウを「神様だ」と表現する夏芽の気持ち、この年代の子の
多感さや未熟さを的確に表現しているなと思いました。
しかし、後半になるにつれて少しずつ勢いを失っていきます。
まあ少女漫画にありがちですが、本当に良い人をいとも簡単に捨てて傷つけて
結局過去の思い出を選ぶ。
コウの荒れ方も正直、いや・・ここまで来たらもう救いようないだろ。笑
というか、ここまでぐれるほどの事件あったっけ?
となんか無理くり山場を作っている感じが否めませんでした。
期待した分そうでもなかったかな?過大評価されすぎだと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-27 00:42:00] [修正:2016-07-27 00:42:00] [このレビューのURL]
6点 HELLSING
アクション系雰囲気漫画の代表格。
序盤のモダンホラーな感じから、中盤のおどろおどろしい能力者バトル的な展開は最高だが、アンデルセンが釘を使ってからの消化試合感が酷い。
特にウォルター関連や大尉関連。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-25 08:22:29] [修正:2016-07-25 08:22:29] [このレビューのURL]
10点 血界戦線
一流の脚本家を何人も抱えているんじゃないかと思ってしまうような、毎回コンセプトが異なりながらも完成度の高すぎるシナリオが魅力。
残念なのは、読者側にも相応の漫画や映画的経験値、センスが無いと、面白さが全くわからないことだろうか。
トライガンの時より抑えられているとはいえ、ライトな層の漫画読みにはやはり敷居の高い表現技法が多すぎると思う。
ついてこれる奴だけついてこいみたいな、かなりピーキーな作風だが、だからこそ到達出来る漫画の面白さの神髄がここにある。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-25 08:04:24] [修正:2016-07-25 08:04:24] [このレビューのURL]
6点 AIの遺電子
舞台は未来社会。
人間、ヒューマノイド、ロボットが共存している。
社会的に3者は違った扱いになっており、
人間は人間。
ヒューマノイドは機械とコンピュータでできた人間。
ロボットは機械。
主人公はヒューマノイドを治療する医者。
漫画としては手塚治虫のブラックジャックに近い。
さまざまな患者が怪我や病気で重大な選択を迫られる。
医者の立場からそれを見守る短編形式の漫画。
それぞれの患者の選択は客観的に良い悪いを判断できるものではない。
身勝手であろうと、その決断こそが「人間の証明」だというような話。
ジャッジしない、導かない、選択を尊重する。
この距離感が新鮮で押しつけがましくならず、読者にも想像や解釈の余地を与えてくれる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-24 20:19:05] [修正:2016-07-24 20:19:05] [このレビューのURL]
6点 ふだつきのキョーコちゃん
おそらく作者はちょっと変わった兄妹コメディとして描き始めたはずが、
あちこちが上手くハマりすぎて手に負えなくなってしまったので、
早く手じまいした漫画。
1?2巻では説明的な日常コメディからよりシリアスなテーマへ進みそうな印象を受けていた。
互いに依存する兄と妹、周囲の人間関係、化け物と人間の共存、などなど。
だが、物語はシリアスへもコメディへも進まない。
どうにもページを埋めるのに苦労している印象になり、
無意味なキャラクターを出したりしながら結局は最終回までほぼ何も変わらなかった。
深読みせずに妹がカワイイ漫画として読めばまぁそこそこ。
というか妹のカワイさは本当にスゴくて点数のほとんどがソコ。
作者はほかにショートコメディ漫画を手掛けていて、
そちらはスムーズでキレが良い。
今後はそちらで才能を発揮していくのだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-24 17:42:11] [修正:2016-07-24 17:42:11] [このレビューのURL]
8点 暗殺教室
この作品を語る上で重要な要素はやはり二つある。一つはこの作品が「作者の松井優征先生が現代を生きる中学生たちに宛てて書いた手紙」であること。そしてもう一つが、この作品が「現代の商業主義が抱える宿命を打ち破った作品」であること。これらを軸に今回この作品を評価してみたい。
まず一つ目。「作者の松井優征先生が現代を生きる中学生たちに宛てて書いた手紙」であるという点について。この作品は、一見暗殺というインパクトのあるエンターテインメント性で物語を紡いでいるが、その実は「松井優征流教育論」とも言うべき内容の一種の教育漫画である。
というのも、作品内の至るところで、作者自身が現代を生きる中学生たちへ伝えたいと思っているであろう言葉の端々が、殺せんせー自身の口を通して、あるいは作品内のテーマや教訓などからも間接的な形に変えて伝えようとしている部分が数多く見受けられるからだ。そしてその最たる例は、やはり原作第20巻170話14ページから始まる殺せんせーからのアドバイスと言えるだろう。
生きることが不合理な理由。社会が不合理である理由。それはやはり競合する他者がいるからに他ならないと私は考える。ゲームの世界で自分勝手に無双の世界を楽しむことができるのは競合する他者がいないからだ。もしいればたちまち世界は奪い合いになり、現実の世界と同様に、争いが絶えなく続いていく世界になっていくだろう。そんな、理不尽で不自由で不合理な現実社会の中で腐らず正しく生きていくためにはどうすればいいのか。そんな問いかけに対して、松井優征先生がほんの少し、今を生きる中学生たちへ投げかけた言葉の欠片。それが、この暗殺教室という作品だったのではないかと私は思う。
次に「商業主義の持つ宿命を打ち破った作品である」ということについて。まず「商業主義の持つ宿命」とは何なのか。それはつまり「人気が出た作品は終われない」ということである。その最も分かりやすい例は他誌ではあるが「体は子供。頭脳は大人の名探偵」だろう。この作品は、連載開始から早20年以上も掲載を続けているが、未だに終わる気配さえ見せていない。しかし、この作品が終わらない理由は明白である。終わられたら編集部が困るからだ。人気作品が終わることによる発行部数の減少と売上の減少。そしてそこから繋がる雑誌存続の危機。それを恐れているからこそ、編集部は発行部数確保の一翼を担っている人気作品を打ち切ることができないのだ。同じことはこの暗殺教室と同じ雑誌に掲載されている「ワンピース」などにも言えるだろう。編集部の道具、とまでは言わないが、経営存続のための一手段として作品全体の延命処置が施されている。それが、三大少年漫画雑誌に限らず数多くの長期連載作品に見られる問題点の一つなのではないかと私は考える。
その点を踏まえて今回の「暗殺教室」振り返ってみると、正に奇跡としか言いようのない幕引きだった。人気作品で、しかもジャンプの看板作品で、21巻で終わる。
延命はしない。これは殺せんせーと生徒たちの一年の物語なんだ。という松井先生の連載開始当初からの明確な意思表示。そしてその宣言通りの見事な幕引き。正に拍手喝采の出来栄えだった。
商業主義の持つ悪しき宿命を殺すことに成功した。
それだけでも、この「暗殺教室」という作品は、その功績や意義を後世に伝えられるべき作品となるだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-23 00:35:18] [修正:2016-07-23 00:59:09] [このレビューのURL]
6点 山賊ダイアリー
猟師兼漫画家の実録猟師漫画。これは一読の価値がある漫画でした。「これを捕まえて食べるのか」という普段では考えられないことを平然とやってます。そしてそれが美味しそうに楽しそうに見える不思議(たまに不味いのが来た時は笑える漫画に)。銃、獲物、猟、サバイバル、猟師達などの豊富な情報量の知識を漫画に絡めて分かりやすく、文字だらけでダラダラになっていないのも長所(説明や図解が分かりやすい)。欠点は単純な画力不足で時々の雑さも我慢が必要でした。ここがグロさを抑えながら迫力や丁寧さがあれば良かったかなと思いますが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-20 04:29:01] [修正:2016-07-20 04:29:01] [このレビューのURL]
5点 神恋
まったくもって悪くはなかったのですが、終わってみると押しかけ女房系ラブコメの最初と最後だけ、みたいな作品になってしまいました。腰を落ち着けて進めるかと思った一巻と、ONLINE側の連載が突然終わって嫌な予感がしたらJOKER側の連載も終わり二巻であわただしく完結という、一巻と二巻の途中からの雰囲気が明らかに違うので読むと置いてけぼりを食らった感じを受けます。だれるというか、読者を無視した何らかの都合を感じるので6点から1点引いて5点とします。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-07-02 17:37:59] [修正:2016-07-02 17:37:59] [このレビューのURL]