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1点 ニセコイ
ありきたりなラブコメ内容でハーレム状態の主人公だと思います。高校生活もサザエさん方式にならずに思った以上にテンポ良く時間が進んでいると思います。
しかし、ラブひなのような約束の相手に関わる重要なストーリーの進行のテンポはイマイチ遅いのが面白みに欠けると思います。
最近ではヒロインたちを中心にスピンオフを順番にやっているだけでストーリーになっている。物語の根本である約束の人とカギにまつわる話を引き伸ばし過ぎて、若干ダレてきている感じがします。
個人的には、ヒロインを必ず一人選んで終わらせて欲しいと思います。誰を選んだか読者に委ねる終わり方をしないことを願います。個人的には過去にとらわれずに片思いの女性(実は両思い)と一緒になって欲しいと思います。
作者からの主用キャラへの愛を全く感じさせなかった、雑な終わり方で残念でした。
この程度なら延命ストーリーを入れず10巻以内で終わらせるべきだったと思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2014-03-23 04:24:45] [修正:2016-10-23 01:11:08] [このレビューのURL]
0点 神さまの怨結び
女性には特にオススメしたくない作品だと思いました。
呪いで消したい相手と性行為をすることで成就します。
その代償として一生誰とも結ばれなくなるということです。
被害者が女性だけなのも見てて気分が悪いです。
それも消す代償が割に合っていないと感じるのは作者が男性目線だからなのか?とも思いました。(私も男ですが)
また追いつめられた人間が嫌いな相手と性行為を安易に行う事自体が漫画であれ、あり得ないと思ってしまいました。
単なるエロ本レベルです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-10-16 22:28:56] [修正:2016-10-16 22:28:56] [このレビューのURL]
全体は日常&ウンチクの良くある漫画です。しかし、この作品の素晴らしいのは工科大学という難しい舞台設定をしながら、ザックリと分かりやすい科学概念解説(文字だらけで学術書的にもなっていない漫画ならではの分かりやすさ)、科学史と伝記のような聖人君子ではない偉大な科学者達の横顔紹介です。そこに驚き、笑いで惹きつけられました(各話後の解説、おまけのバーに集結漫画も必見)。絵に癖がなく、キャラも個性はともかく嫌味な人間はいないのも読みやすかったです。
工科大学だから特に地味な普段の生活(と恋の行方)、勝手にやっている生活実験があまり面白みを感じず、半分近くを占める概念と歴史ウンチクばかりで行っても飽きそうですし、全3巻ですがキリ良く終わったのではと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-10-05 22:23:40] [修正:2016-10-05 22:23:40] [このレビューのURL]
7点 哲也-雀聖と呼ばれた男
麻雀漫画と分類されているようですが、麻雀の手役の進め方を
説明した場面は一度もありません。麻雀に名を借りた賭博
漫画というか、イカサマ手口で勝負する玄人(バイニン)
商売の世界を紹介しているにすぎません。
戦後の混乱期を背景に、喰うか喰われるか、生き延びるか
落ちるか、の命の賭け方も本人次第であって、誰にとっても
賭博人生だったようです。
様々なイカサマ手口を編み出した玄人が、哲也の前に次々に
現れては敗れていきます。その異様さや特異さは少年誌には
相性が良く、長期連載になった理由の一つでしょう。
警察にとって治外法権である寺の中で、絶対負けない秘策を
持つ僧侶、警察権力を背景に負けを強要する刑事、牌に
気付かない目印を付ける玄人、美人玄人等、個性的な好敵手が
次々に現れて、バトルが繰り返されていくわけです。
青年誌のような大人の臭いをちょっと嗅がせて、
少年誌では見せにくい世界を、程良い異様さで別世界の
ような演出させていることで成功しています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-10-05 05:18:21] [修正:2016-10-05 05:18:21] [このレビューのURL]
4点 ワンパンマン
村田先生の絵は大好きだし、なんなら全巻揃えてるんだけども読めば読むほど原作者のONEが選ぶ言葉遣いが気持ち悪すぎてどんどんつまらなくなってくる。。。。
趣味でヒーローをやっている者だ!←もう始めから致命的に寒い。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-10-05 02:03:50] [修正:2016-10-05 02:03:50] [このレビューのURL]
9点 NEW GAME!
4巻50話に泣いた。
自分も入社時は、未熟なプログラマーだった。
最初のPJで組んだ先輩は、八神コウのような有名人ではなかったけれど、
コードの中には独自の美学があり、自分のことを大事に育ててくれた。
その人を尊敬したし、感謝もしたし、何より、この人と一緒に仕事をしたいと思うようになった。
月日が経ち、自分も成長し、今、その先輩と同じ立場でPJを任されている。
憧れの人と肩を並べて仕事ができた。目標の達成だ。
けれど目標とは際限なく更新される。
先輩を超えたい。
今なら超えられるじゃないか。
そう思って以来、惜しみなく技術を注ぎ込んでくれて昼食もよく共にする先輩に、YESではなくNOも言うようになり、意見や議論もするようになった......
青葉は友達と約束した美大を蹴って、憧れの人・八神コウを追う夢をもった(5巻)
入社して八神に育ててもらい(1,2巻 <- アニメ化部分)
憧れの先輩の下で働くという夢を実らせた。
そして新作・PECOの開発時には、青葉のデザインがメイン候補に選ばれる(3巻)
自分ではなく後輩のデザインが採用され、八つ当たるコウ。
その後コウの方から歩み寄るのだが、コウは決して謝らないのが良い。
心のどこかで悔しさを押し殺しているのがわかる。
最終的には、メインデザインは二人ですることになる。
つまり、青葉は憧れの先輩と同じ土俵で働くようになる。
けれど、宣伝用キービジュアルをかけて、出来レースのデザイン対決が行われる(4巻50話)
自分と先輩の評価はまだ先だが、
青葉とコウの決着はついている。
全力で挑んだイラストをコウに見てもらった後の、コウのイラストを見た青葉の描き方が素晴らしい。
憧れの人の全力に静かに感動し、そして、涙する。
行間には圧倒的な実力差への、納得と悔しさがある。
蛇足だが、「はたらくって青春だ」というキャッチフレーズは、非年功序列で既婚者が少ない職場に限り当てはまるものだと思う。
また、第30回横溝正史ミステリ大賞の選評で馳星周が「善人しか登場しない作品は瑕だ」と述べていたが、
会社においては例え善人しかいなくとも、競争が働く以上は嫉妬や不安が生まれるものだと感じさせられた。
ちなみに、Unityやenchant.jsなどのエンジンに頼らず、C++から頑張るねねを応援してます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-09-27 10:03:38] [修正:2016-09-27 10:03:38] [このレビューのURL]
8点 アンカサンドラ
この人の描く女性キャラの「瞳」がすごく好きで、これを見たいがために読んでいた。
話はツマラン、というか編集部かなんかのテコ入れにそのまま流されていった感じがアリアリで読んでいて気の毒になる。
「編集王」に描かれてたいい絵を描く新人漫画家が、上の人の意見に流されていった結果自分の描きたいものが描けず打ち切られる、って現実だとこういう感じなのかな、と思った。
でもこの作品のあとにそこそこ売れる作品に当たったようでホッとした。
特徴のあるいい絵描くもんな。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-09-25 21:02:27] [修正:2016-09-25 21:02:27] [このレビューのURL]
4点 ノノノノ
行き当たりばったりの展開としか思えない漫画でした。
女子なので出場できないオリンピックですが、
男子として偽って金メダルを目指すジャンパーという
設定以外に見るべき要素はありません。
スポーツバトルと思いきや、それはそれとして人間関係に
話が落ちてきたリと迷走します。悪逆非道の先輩を突然
良い人に変えてみたり、ライバルに突然恋心を抱かせたり、
敵役コーチをとんでもない悪役に仕立てたり、エロ教師を
登場させたりで、後は惰性で思いつくまま流れるままで、
オリンピックはどこに行った?
まあ背骨のない筋の通らない漫画の典型パターンですね。
文字通り、面白くもなくつまらなくもない漫画と思いました。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-09-25 18:39:58] [修正:2016-09-25 18:39:58] [このレビューのURL]
登場人物は、空気が読めない、事情が察せない人間達と人間事情に介入するのが
大好きな人間達の二つの類型化で構成されています。
前者の代表選手は、健一父さんであり、実在モデルが実父ということなので
驚愕致します。
中年世代だからという理由では説明できないほど自己中心の思考で、思い通り
にならないとブチ切れますので家族は振り回されぱなっしです。
これが漫画ネタの中心というわけですが、私には寛容さが不足していますので、
この種の人間が周りに実在すれば恐らく憎悪の対象でしょうね。
ネタバレになりますが、
・節分豆まきには、小銭を巻いてくれたと誤解して子供が喜ぶだろうと、
鬼の父が豆に碁石を混ぜて子供にぶつけます。
ぶつけられた子供は大人になっても、覚えています。
・中学生の長男が丹精込めて工作したものを、作品が不出来だという理由で
たき火にくべてしまいます。
いよいよ仕上げだと勇んで帰宅する子供の目の前で、鼻歌を歌う父親。
・家族の事情を踏まえず、勝手に沖縄支店転勤を希望してしまう。
その他、話は聞かない、誤解を一人勝手にしてしまう等、
いそうでいない傍若無人ぶりです。
しかし、その他にもトンチンカンなキャラ、独走気味のキャラなど多彩な登場
人物が多く、健一以外は許容範囲内のお笑いで済ませられます。いわばバランス
はとれている感じ。
以上は4巻までの寸評でしたが、5巻から11巻まで読み進めたコメントを
以下に致します。
前半ではストレスのたまる展開が多かったので評価は低かったのですが、
5巻あたりからはしっかりとした人間模様もからんで一気読みができました。
特に恋愛の駆け引き、手練手管は、女性漫画家ならではの裏技を披露されて
おり、興味深い面もあります。
漫画家を目指して上京を果たし、漫画家の卵たちの新たな登場とますます混線
する健一2号との恋愛模様が、前半とは明らかに違った漫画テイストを醸します。
私は5巻以降で健一父さんが登場しなくなったことで読書ストレスが消えました。
これは好みの問題でしょうが、猿渡女史や歯ブラシ近藤くらいのヤンチャぶり、
オタクぶりは可愛く思えるから不思議です。
節子や健一2号には我慢できない人もいるのではないでしょうか。
そういう意味では、自分がどのタイプの人間とは徹底して相性が合わない
なんて、リトマス試験紙のごとく使い方ができる漫画とも言えます。
一度お試しあれ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-09-21 22:41:41] [修正:2016-09-21 22:51:52] [このレビューのURL]
6点 四月は君の嘘
前半は主人公を引っ張る快活なヒロインが魅力的で、青春漫画としても音楽漫画としてもバランス良く楽しめる作品でした。音が描けないのに演奏シーンの臨場感、ヒロインが説く演奏家としての心得も感心。しかし、後半に典型的な病気ヒロインが死ぬ過程作品みたいになったのが(音楽の比重がさらに減った)。最後まで病名が全く出てこない辺りも違和感と設定優先の道具みたいな印象が拭えませんでした(お涙頂戴的な)。
タイトルの伏線回収はなるほどとは思いましたが、散々描かれた主人公のトラウマ(ここに存在しているけど全く出て来ない父親にも違和感)的にヒロインをまた失うと普通はさらに駄目になるだろとしか思えないのが(ラストでは妙に悟った感じでしたけど)。最後まで一気に読める作品でしたが、前半の雰囲気で最後まで完走される作品が見てみたかったというのが正直な感想です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2016-09-17 09:24:49] [修正:2016-09-17 16:08:39] [このレビューのURL]