「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

6点 ウルトラセブン
ウルトラマンシリーズの中でも最高傑作。
ウルトラセブンのみならず、ウルトラ警備隊の武器装備は洗練された
スタイリッシュさがある。
また、ハーフ顔したアンヌ隊員やただ乱暴かつ侵略目的でない宇宙人の設定など、
現代にも通用するモダンさがある。
桑田氏の絵柄とも相性が良く、記憶に残る作品となった。
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[投稿:2025-05-10 08:59:45] [修正:2025-05-10 08:59:45] [このレビューのURL]
8点 オーレ!
意外な拾い物でした。
「Giant Killing」と類似点はあるのだけれど、連載開始は2006年で
1年だけこちらが先行しているんですね。
だけど、あちらは50巻を超える超長期連載なのに、こちらは5巻終了。
編集部の理解と指導があれば、負けていない展開が望めたはずです。
2部リーグ残留を賭けた数試合のドラマは目が離せなかった。
この苦難と勝利のドラマをもっと継続するシナリオが欲しかった。
あまりにも主人公中島順司の目線にこだわり過ぎた感がある。
恋人との顛末に続き最終回での終わり方は慌ただしくて、編集部の
打ち切り宣告があったことを伺わせる。
私も言わせてもらおう。
いろんな意味で名作になり損ねた、もったいなくて「惜しい」作品でした。
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[投稿:2025-05-07 09:44:00] [修正:2025-05-07 09:44:00] [このレビューのURL]
8点 示談交渉人M
佐藤秀峰氏はこんな作品も描けるのですね。
2001年といえば、海猿をヒットさせて、本人いわく雑誌社の一方的な契約に
苦しんでいた頃とブラックジャックを連載開始する間ですね。
なかなかの緊迫感があって、読む手が止まりません。
1巻で連載打ち切りはもったいないです。
ブラックジャックが連載両立を妨げたのでしょうか。
表題が表題ですので、1巻を踏み台にもっと話の展開が拡がったと思われます。様々な分野でも描ける佐藤氏の力量を感じる作品です。
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[投稿:2025-05-03 10:05:23] [修正:2025-05-03 10:05:23] [このレビューのURL]
7点 弁護士のくず
弁護士さんが主役の漫画も沢山ありますが、勧善懲悪型の作品が多い中で、
一ひねりしてきた印象があります。
最初に出てくる被害者の言い分を聞いている分には、加害者がいかに
悪党かと思うのですが、よくよく調査してみると表面には出てこない
裏側の事情があったりして、事件は両面性があることに気づかされます。
世の中というものは、そういうものなのかもしれません。
毎日、新聞他メディアで報道される事件というものは、本当に悪党が
起こしているのか、被害者は本当に被害者であって加害者の側面はないのか。
刑事事件なら警察や検察がそれ相当の捜査もしてくれますが、冤罪も
一定の割合で起こりますしね。
民事に至っては、何が本当なのか。
裁判を起こすほどではないトラブルは、手の施しようもないということですね。
7巻の裁判員制度に対する問題というか課題に焦点を合わせた回も感心しましたね。
なんか脱線してますけど、一生弁護士さんや裁判なんかのお世話にはならない
ことが人の幸せなんでしょうね。
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[投稿:2025-04-30 10:06:39] [修正:2025-04-30 10:06:39] [このレビューのURL]
7点 賭博堕天録カイジ
強烈なインパクトを残した黙示録、破戒録に続く続編だけに、期待も上がる
のは仕方がない。
確かに、黙示録のように次々とゲームが続く展開に比べて、延々と長い展開が
続くのも辛かった。
仲間の裏切りは早い段階で読者にバレていただろうし、小さな論理の破綻が
散見される。
手牌をさらすようなトイレへの退出は、相互にもっと深い読みをするだろう。
百歩譲って、最終決戦に備えた布石としても、あの時点では、五分のガチンコ
勝負に持ち込めている、そのチャンスを放棄する選択はあり得ない。
とはいえ、腐っても福本伸之先生だ。
抜け目なく初期段階で布石を置いておいて、伏線で展開をひっくり返してくる。
なんだかんだ、文句言いながら最終話を読むまで、眼が離せない。
1話読み進めるのに、努力と我慢が必要なその辺の駄作作品とはレベチだ。
なんだかんだで2日で13巻を読み終えるほど魅了されたと言ってもいいでしょう。
当然ながら、続編の和也編も読みたくなっている自分がいます。
もちろん、未了の福本作品は、この先全部読むつもりです。よろしく。
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[投稿:2025-04-26 10:58:40] [修正:2025-04-26 10:58:40] [このレビューのURL]
6点 僕 BOKU
表題からも想像できる通り、かなりヘタレで小心者の普通の男子高校生の
ボクシングを通した成長物語です。
生きがいもなく、強くなりたい欲求のままにボクシングを始めて、そこ
そこ成功して終わります。
主人公のみならず、ほとんどのライバル達含めて、ほぼ自己陶酔型の人間
だけ出てくることが難点です。
ほぼ同じ類型の人間だけ。
オーバーな強調しすぎの表情とアクションが大枠の頁を使うので、次々
ページを喰ってしまって読めます。
ヘタレのくせして主人公の自意識過剰ぶりが鼻につきますが、これを
耐えることができる方は、まあ読んで下さい。
ギャグも面白くないのは我慢して下さい。
ラストは評判悪いです。
こう書いていると、ちっとも良いところがないのですが、試合になれば
そこそこ面白く読めますので、それ以外は読み飛ばせば良いのです。
それでも6点はあげたいと思いました。
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[投稿:2025-04-19 14:39:47] [修正:2025-04-19 14:39:47] [このレビューのURL]
4点 ぬらりひょんの孫
妖怪、任侠、学園、主人公の二重人格、日本国内の勢力争いなど、
過去の人気作品の良いとこどりでまとめたような作品です。
面白いかもと期待しながら読み進めますが、失望感が増幅していく感じです。
絵は上手いとは思うのですが、昼の主人公の幼さぶりとか偽正義感ぶりが鼻につきます。
そのくせ、夜の主人公は絶対に負ける気がしない程の圧倒的なパワーなので、
ご都合主義過ぎて、4巻でギブしました。
少年誌の編集者も子供相手に手を抜く人もいそうですな。
その典型的作品かと。
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[投稿:2025-04-16 11:48:59] [修正:2025-04-16 11:48:59] [このレビューのURL]
6点 緋が走る
若い女性陶芸家の奮闘記です。
最終的には15巻と長編となりましたが、主人公美咲さんの「緋」に対する
執念や熱意が終始一貫して物語の中心にあって、分かりやすいです。
一方、陶芸の奥深さが簡単には理解できないので、蘊蓄なんかはつい
読み飛ばしてしまいます。
また、料理漫画などに出てくるような陳腐な陶芸対決がところどころに
出てきて、作品の質を落とした感があります。
迷走しながらも、最終巻近くなると急速高温加熱の可能な窯や、土の秘密など
必要要素が出そろってくる辺りは、納得性が高いものでした。
後の時代に、実在の女性陶芸家をモデルにした朝ドラがありましたが、
本作品とも同じ人物をモチーフにしたドラマだったのかな、と邪推しております。少しお疲れ感はあっても、読後感は悪くない作品でした。
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[投稿:2025-04-12 09:09:03] [修正:2025-04-12 09:09:03] [このレビューのURL]
サッカー好きのサッカーファンのためのコアマニア向け作品といった感じです。
スポーツ漫画の楽しみは、勝負の駆け引きとその行方でしょう。
この作品には、その両方がありません。
しかし、面白い。
試合の裏側で、裏方が表の選手の10倍も動いていて、隠れた努力をしている。
サポーターだって、コアになると本当に人生を犠牲にして応援するのは、
良く知られていることだけど、フィジカルコーチとか代表料理人とか
ターフキーパーとか代理人とかの悩みや板挟みは知らないでしょ。
こんな方々にスポットを与える作品です。
プロ球団になると全部が揃って商売が成り立つということですね。
その後のGiant Killingなんかにも引き継がれている部分で、
今となっては草分け的な作品となりました。
良作です。
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[投稿:2025-04-05 11:19:45] [修正:2025-04-05 11:19:45] [このレビューのURL]
アシスタント時代やデビュー以前からの佐藤秀峰氏の自伝的作品です。
彼の目から見ると、師匠の漫画家も編集部・編集者も身内である母親までも、
くそみそですね。
出版社とトラブルを抱える作家として有名なのは知ってはいましたが、
佐藤氏側の言い分としては確かに同情すべき点が多いです。
詳述されているのが、「海猿」を「魚猿」と変えて、原案者の小森陽一氏に
対する批判を展開している点です。
功を盛ると書いて「功盛」氏ですから笑えます。
作品を通して何度も出てきますから、本当にくそ野郎だった印象です。
確かに小森氏原作の他の作品を見ると、とてもレベルが低く、
原作者としての能力は皆無のようですので、佐藤氏に軍配を上げます。
さらには、大ヒット作品「ブラックジャックによろしく」の連載前から
編集部との確執があったように書かれていますが、どこまで本当なのか。
佐藤氏の性格から、すでに作家としてはヒット作を持つ身なのだから、
主張できる点はしていたと思うのですがね。
佐藤氏は、確かにシナリオライターとしての才能はおありで、
私も「海猿」や「ブラックジャックによろしく」は高い評価を持っています。
だからといって、編集者の役割を全否定したり、雑誌社のビジネスライクな
面だけを攻撃するのは、片手落ちの印象です。
作家と編集側は相互に持ちつ持たれるの関係であると、考えられない
佐藤氏の大人になり切れない面が鼻につきます。
漫画家として有頂天になって百億円稼がせてもらった上に言いたい放題では、
テレビ芸能人と変わりないでしょ。
まあ、問題の本質は、毎週連載を鬼畜のように漫画家に強いるシステムが
問題なので、漫画雑誌は隔週を原則にすれば、全ての問題が解決するよう
に思います。
これ、ナイスアイデアと自分では思っています。
マチ子の存在が、本編のスパイスになっていますが、さすがにこれは
フィクションでしょう。
元妻で漫画家の佐藤智美氏との関係を連想しますが、さすがにね。
まあ事件にならないように、「ノンフィクションです。」とあとがきにつけて
いるようなんですが、うっかりすると名誉棄損の領域に踏み込んだ作品です。
挑戦的というか刹那的というか、あるいは病んでいらっしゃるのか、唾を
吐きまくったような作品ですが、私は面白く読ませてもらいました。
私だけでなく、現代を面白くないと感じる大人は沢山いらっしゃるでしょうから、
同じ思いで社会に生きている方々には共感を得るのではないでしょうか。
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[投稿:2025-03-29 14:31:57] [修正:2025-03-29 14:31:57] [このレビューのURL]
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