「朔太」さんのページ

総レビュー数: 821レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

山下たろーと同一人物かと思う位、性格と風貌が同じ主人公そーいちろー
がドジャースで奮闘するお話。
ほとんど紅白戦1試合の展開で終わります。
しかし、仮にもプロ球団に身を置きながら、あり得ない位の素人ぶりは、
ちょっと鼻白む感じです。
カーブって何?とか、バットを振ったことがないとか、ダメでしょ。
まあ、でも、そのド根性ぶりは嫌いではないかな、ってことで4点付けました。

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[投稿:2025-03-22 10:20:36] [修正:2025-03-22 10:20:36] [このレビューのURL]

はみ出し型の刑事が主人公で、何について能力があるのかはっきりしませんが、
結果的に周囲の驚く関成果を挙げています。
巨乳の菅能係長が素敵ですね。
他にはないキャラのような気がします。

当初から姿なき敵ロイコが設定されており、一人の刑事ごときでは太刀打ち
できないような強大さを印象付けており、全体を引き締めます。
最後の10巻までロイコの正体は不明です。
サイコパスとは異なった敵は、そうですね浦沢直樹さんの「MONSTER」に
テイストは近いかもしれませんが、敵が堂々と出現する分だけ浦沢氏の方が
勝っていますかね。

井浦氏作品は「弁護士のくず」に続いて2作品目ですが、いずれも秀作です
ので、他にも見つけて読んでみたいと思います。

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[投稿:2025-03-15 10:15:05] [修正:2025-03-15 10:15:05] [このレビューのURL]

30巻300話を完読しました。
事件、事故で亡くなった人の死亡原因を検死解剖で調査する医者が、監察医です。
だから、基本は事件や事故の謎を中心に物語が展開されます。
その謎解きが当初は中心でしたが、300話の大長編ですから、それだけではなく、
主人公朝顔の恋はもちろん、日々に出会う人たちとの関わりと心の交流が
テーマになっています。
当初はそれほどでもなかったのですが、朝顔の恋、失恋、結婚、離別、出産
などを通した女性としての当たり前のようで当たり前でない日常を通して、
人生への慈しみがとても感じられるようになりました。

派手な展開はないのですが、長編に付き合っているうちに、朝顔という
人物の深層まで理解できるような親密さを感じるようになりました。
特に、最愛の夫との別れは、心が痛みます。
医者と女性という立場を切り分けない描写は、共感致します。
ただし、朝顔自身は美人という設定なのですが、私には朝顔というより
お多福顔に見えて、あまり美人さんには思えないところが、
少し残念な気がしています。
でも、全体にわたって共感を呼び、ほのぼのとした隠れた名作だと思います。

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[投稿:2025-03-08 10:03:15] [修正:2025-03-08 10:03:15] [このレビューのURL]

夏の校舎。少女は建物の中で迷い、不思議な少女に出会います。
同級生にその話をすると、「ひょっとするとユーレイかもね」。
昔、女生徒同士が愛し合い、片方が亡くなり、 残った生徒が後追い自殺を
したというような不思議な展開です。
時空を超えた思いの螺旋構造で物語は進み、SFテイストで話を終えます。
短期連載ものとしては、結構な余韻を残した作品でした。

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[投稿:2025-03-01 08:36:42] [修正:2025-03-03 07:43:39] [このレビューのURL]

日本人に圧倒的な支持を受けるウルトラマン。
シリーズ化の上、兄弟たちの物語が紡がれてきました。
モチーフとしては素晴らしいのですが、物語は宇宙大戦争という、
既視感のある陳腐なお話でした。
先には個別の物語もあり得ますが、描画、シナリオとも弱く、
我慢して読み進めるのはご勘弁ということで、1巻で撤退します。

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[投稿:2025-02-22 17:28:51] [修正:2025-02-22 17:28:51] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

このサイトでは、圧倒的な支持の下、高評価を得ている作品です。
(馬鹿なアラシのせいで無茶苦茶になる前は「ベルセルク」以上の
評価を得ていました。)
10年以上前に読んだ時と現在の印象が、私の中で変化していることに驚きました。
10年前にはSF的な未知の生物とのバトルに目が奪われており、
一気に読み終えていたようです。
今回再読には、ゆっくり時間をかけて読み直してみました。
寄生獣に同情する自分がいることに驚きました。
田宮涼子の行動と言動が、特に印象的です。

本作品は多くの支持を得ていることに間違いはなく、それはメッセージ性の
強さが原因だと思います。
主人公新一が常に感じている、万物の頂点にいる人類に対する疑問あるいは、
警鐘と批判といっても良いでしょう。
多くの人々がそれに同調し、理解を示したわけです。
高い娯楽性を有しながらも、人類への啓蒙的な側面を持つハイレベルな漫画
作品がトップレベルの支持を得ていることに、漫画ファンの一人として誇りに思います。
世界中の人々に読んで頂く価値がありそうです。

話は変わりますが、最後にミギーが「人間の価値は、心に余裕がある生物で
あること」と主張していますが、実は作者が一番言いたかったことだと
巻末で書かれており、面白く感じました。

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[投稿:2025-02-16 09:03:04] [修正:2025-02-16 09:03:04] [このレビューのURL]

6点 Dreams

少年誌にありがちな不良少年が成り上がっていくサクセスストーリーかと
思いきや、星飛雄馬ばりの生まれた時から野球漬けのエリートでした。
回を重ねるにつれて、主人公九里武志の天才ぶり、化け物ぶりが拡大して
いくのが驚きです。
高校野球1年生の夏の甲子園までの話ですから、元々持っていた大リーガー
並みの力を隠し持っていたことになります。
彼には失敗や挫折がないように見えます。
次々とトンデモ記録が出てきます。
ドカベン太郎も最後はそんな風でしたが、時間をかけて成長していく
経過が理解できました。
が、九里には共感はないですね。
少年誌だから許される化け物ぶり、魔球の連発生産ですが、理屈を
詳しく説明すればするほど、超常現象を机上の空論でもっともらしく
論破しようとする不自然さを感じます。
71巻まである大長編ですが、我慢して付き合うのも41巻までとしました。

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[投稿:2025-02-08 09:29:24] [修正:2025-02-08 09:29:24] [このレビューのURL]

前作のような爽快さを求めて、続編も手に取りました。
オフィスレディ達のお悩み解決法のような教本です。
ただし、前作ほど今回は面白くありません。

一人一人の心情に向き合う形でのお話が多く、やりがいだとか結婚だとか
自身の能力とか存在価値とかをテーマにお悩みを展開します。
しかし、自意識過剰という面もあって、結局は自分の気持ちのあり方で
解決してしまいます。
むしろ、自分じゃどうしようもない他人との関わりでのトラブル解決
方法とかの方が、個人的には面白く読めます。
残念ですが、2巻で撤退です。

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[投稿:2025-02-01 10:50:20] [修正:2025-02-01 10:50:20] [このレビューのURL]

ぶっとび漫画が1980年代には多いような気がします。
編集者が漫画家を焚きつけて、常識はずれの非現実世界を思い切って
想像させてきたのでしょう。
テニスの王子はその末期の作品でしょうが、以降は逆に読者を子供扱い
し過ぎていることに気がついたのか、鎮静化してきたように思います。
まあ、そのぶっ飛び漫画のハシリと考えれば、これも許してしまいましょう。
描きたい漫画というより、読者の要求という名の妄想によって
編集者に描かされていた漫画という善意の解釈をしたいです。
ただし、スケ番の女性と恋するのは許容するとしても、そのスケ番が
凶器を手にして人間を引き裂いたり、そのスケ番に破滅的な暴力を
振るう敵役がいたりするのは、許容限度を超えます。

画のレベルも稚拙ですし、同情の目で見てしまうくらいに、作品自体に見るべきものはありません。

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[投稿:2025-01-25 09:41:20] [修正:2025-01-25 09:41:20] [このレビューのURL]

表題がまず変わってる。
劇中の会話から意味が判明したのだが、途中で投げ出す中途半端な生き方、
マインドを意味するらしい。
終盤では、主人公が念仏のように「よんぶんのさん」と唱えだす。
「ここがこらえ時だ。ここでもう少し執着すればなんとかモノにできる・・」と
いう自分への言い聞かせの呪文なのだ。

確かに麻雀漫画の体ではあるし、必勝法のような独特の秘法も見どころではある。
しかし、主人公のまさに激闘の人生、転落と復活の人生が、ドラマとしての魅力である。
下手をすれば下品な反社会的な闘争になりがちな麻雀漫画だが、ここでは
一定の品格が感じられる良作に仕上がっていた。

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[投稿:2025-01-15 08:31:32] [修正:2025-01-15 08:31:32] [このレビューのURL]

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