「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

7点 ハイキュー!!
男子バレーボールをテーマにした漫画は意外と思い出
さないけれど、これは代表されるものになるかもです。
作者の古舘氏は高校時代にバレー経験があることが、
相当下地になっていて説得力があります。
少年誌にありがちな必殺技は、変人速攻くらいのもので、
あとは努力の積み重ねで得られる得意スキルとなっています。
何と言ってもキャラの立ち方が本作品の魅力です。
主人公の日向ですら、完全無欠には程遠い能力も
人格も未発達な脇役の一人に思えるほどです。
しかし、それぞれの脇役の特徴、得意スキルが読者に
しっかり伝わってきており、烏野高校バレー部の
一員のような感情移入ができます。
プレーそのものや勝ち負けへのこだわり以上に、
チームとしての絆や仲間を嬉しく思う部活の魅力が
上手く表現されています。
難点を言えば、最初から長期連載が保証されていたのか
(そんなことあるのか?)、展開の進め方が異常に遅い。
日常の練習風景や部員勧誘など少し興味を失いがちです。
その結果、ライバル高校ならびにそれに伴う登場人物が
多過ぎて、人物のキャラを理解する気がなくなります。
これは作品の強みを自ら消しています。
連載が長く感じる原因にもなりました。
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[投稿:2021-03-23 20:00:14] [修正:2021-03-23 20:00:14] [このレビューのURL]
6点 恋は雨上がりのように
可愛い女子高生が45歳の特段魅力のない中年男性に
恋をするという設定に引き込まれてしまいます。
主人公の女子高生も普通の感覚ではありません。
基本、友人は少なく、無表情であることが多く、
人を寄せ付けません。
唯一、単距離走だけは懸命に打ち込めることだった
のに、故障で走れなくなります。
心の傷を持ちながら、中年男性にはまっていく
彼女が何となく理解できてしまう説得力があります。
無表情で愛想のない彼女がなんとも可愛くてよろしい。
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[投稿:2021-03-19 08:43:39] [修正:2021-03-19 08:43:39] [このレビューのURL]
7点 ファンタジスタ
従来になかったサッカー漫画です。
主人公を中心にしたチームが試合を重ねながら勝ち
上がり、成長していくパターンが王道スポーツ漫画でした。
ドカベンしかり、スラムダンクしかり、サッカー漫画
ではキャプテン翼もジャイアントキリングもそうですね。
この作品では、てっぺいがファンタジスタと呼ばれる
世界トップのプレーヤーとして成長していく
過程を追っていて、チームの成長ではないです。
日本代表候補合宿1週間が最も見ごたえがあるという
のも異色ですが、高校サッカー1年生の都予選で全国
大会出場を決めた時点で、チームを離脱しイタリアに
向かうという展開も驚かされます。
ファンタジスタという称号は、やはり世界レベルの
プレーヤーに与えられるものなのでしょう。
ただし、イタリアでのプリマヴェーラ(二軍)での
生活や試合、練習にさほど期待したほどの驚きはなく、
むしろ人間関係や意思疎通のない監督との確執などが
焦点になってしまって、陳腐な展開になったのは残念でした。
とはいえ、意志あるパス、スペースの作り方などの
個人技と絡めてはじめて、戦術が生まれるという
ことがよく理解できます。
草場氏のサッカーに対する知識の高さを伺うことが
できますね。
素人の私たちは、チームの戦術だとか戦略だとか
日本サッカーを批判しますが、個人プレーヤーの個性や
個人技の高さがあって、戦術が成立するのですね。
ファンタジスタが日本に早く現れることを期待した作品かもです。
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[投稿:2021-03-12 05:39:37] [修正:2021-03-12 05:39:37] [このレビューのURL]
9点 グラゼニ
プロ野球オタクならば常識的な範囲での裏事情を
ネタにしています。
しかし、これまでになかったタイプの野球漫画です。
プロ野球あるあるですが、表のヒーロー話ではなく、
球界を構成するために必要な裏方の事情、
すなわち2軍と行ったり来たりの1.5流選手、
スカウト、バッテッィング投手、ブルペン捕手、
監督、コーチ、解説者、記者、球団スタッフ、
代理人、高校野球関係者などなど、裏側の人々の
事情がひきこもごもあって興味が尽きません。
基本的には、球団経営というビジネスがプロ野球の
本質ですから、マネーで選手価値が語られるのですね。
この価値で全てを測ることに拘る主人公凡田ほかの
選手たちが作るお話です。
しかし、最後の3巻程度は、底辺の選手たちの
裏事情からメジャーリーグをまつわる裏事情に
一転して変化します。
志の低い主人公のキャラが変わってきた気が
したのは私だけでしょうか。
こんなプロ野球漫画を待っていましたので、
とても面白く読めました。
続編も絶対読みます。
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[投稿:2021-03-07 16:30:22] [修正:2021-03-07 16:30:22] [このレビューのURL]
5点 なんと孫六
間抜けだが強くて弱きを助けるステレオタイプの
ヒーロー像を拒否し、むしろ間抜けで短期で
ダーティーな強さを誇示する孫六です。
とにかく、善悪を超えて常軌を逸した喧嘩っぷりや
行動が魅力です。
いわゆるハチャメチャです。
従来の主人公は、乱暴ものなりに正義のポリシーが
あるとか、友情を最上位において行動するとか、
共感を呼ぶのが普通です。
さだやす圭が描く主人公に共通しているのは、
善悪の判断や情にほだされる前に、優先するのは
自身の目の前の欲求に正直になることなんですね。
そのために長期的な展望が描きにくい話が多いです。
それでも長期連載でなんと81巻完結だそうです。
連載開始時には、学園内の権力闘争から地域
、全国の覇権争いに発展した本宮ひろ志のような
“男一匹ガキ大将”か、あるいは投球をさせれば
超一流の甲子園を目指す高校野球ものなのか、
どちらへも可能性があったはずです。
最後まで読むに至りませんので不明ですが、
おそらくその都度の展開が安定しないものとなり、
第三の道が示されるのではないでしょうか。
他のさだやす圭さんの作品が皆そうであったように。
時間をかけて読んでみましょうか。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2021-03-01 17:05:47] [修正:2021-03-01 17:05:47] [このレビューのURL]
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