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[投稿:2017-11-13 14:34:09] [修正:2017-11-13 14:34:09] [このレビューのURL]

絵柄が見事、ストーリーもベタに見えて独特だった。

物議を醸したというヒロインの過去、
個人的には『へぇ、そう来たか。こんな重い上にこの内容を少年誌でねぇ・・・』としか思えない。
いいじゃん。無防備なバカな女が、殺しても飽き足らないクズな男に強姦されたわけじゃないんだし。
騒いでたのは『ヒロイン=処女たるべきだお!』って考えのヲタどもぐらいだと思うし、放っておいていいだろう。

ただ、そこまでやってた割にはエキセントリックな展開ばかり。
ドキドキもハラハラもしないし、疑問符が沸きまくっただけ。

男女共にほとんどのキャラは移り気が早めで、乳繰り合ってはいつの間にか泣いて別れる。
で、最後には共感不可能な出来事が起こって、馴れ合って終わり。
奇を衒ってスベり倒した感じ。

日常編は面白いが、何か起こると疑問符が沸く感じで、
ところどころダレる部分がある。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-11 00:37:07] [修正:2017-11-11 14:40:32] [このレビューのURL]

漫画が文化の一つとは誰も認めなかった時代に、白土三平の
孤独な試行錯誤がありました。
50年以上の月日が経って、サブカルチャーとしての漫画が
確立された今、同じ視線で評価を与えることは難しいです。

彼らの時代背景を考えれば、娯楽としての作品作りを
目指していたはずであり、決して高尚な歴史小説まがいの
作品を志向していたはずもないでしょう。
商業的な成功を目指していたはずであり、雑誌の廃刊を
最も恐れながらの活動であったはずです。
にもかかわらず、社会の底辺にある問題提議や深淵な
人間の営みの不可思議さ、いわば曼荼羅模様の世界感を
表現し、品格ある文学作品に仕上げています。
壮大な大陸の開拓者でありながら、先駆的な求道者を
連想させる作者に頭が下がる思いです。

数百年後の今に残る商業的絵画が人類の資産と呼ばれる
ように、カムイ伝もまた後世で同様な評価を得るように
なるように思います。


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[投稿:2017-11-07 18:01:01] [修正:2017-11-07 18:01:01] [このレビューのURL]

アニメから入ったクチで、その後で原作を読んだ。

ところどころに散りばめたギャグのセンスが秀逸だった。
様々なところで繰り広げられたラブコメは面白かった。

要は、格闘要素が一番どうでもよかった。

それを踏まえても、ギャグ・ラブコメ・格闘要素が邪魔にはなっていないところは流石。
名作だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-07 16:44:38] [修正:2017-11-07 16:44:38] [このレビューのURL]

4点 犬夜叉

犬夜叉陣営のキャラはみんな魅力的に描かれている。
弥勒は割と死亡フラグが立ちまくっていたのに、
珊瑚は家族を皆殺しにされた(弟はなんやかんやで蘇生したが)のに、
平凡で充実した幸せを掴めたようで何よりだった。

犬夜叉とかごめに関しても、本人たちがその覚悟を決めたならいい終わり方をしたと思う。

ただ、中盤以降の露骨な引き伸ばしが始まって以降はだんだん読む気が失せる。
引き伸ばしだけが長々と続いたその間はただただ退屈。
そしてつまらない。これが高橋留美子の作品か?と思うぐらいつまらなかった。

よって評価できるのは序盤と終盤のみ。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-11-07 16:40:34] [修正:2017-11-07 16:40:34] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

二日かけて一気読みしてしまう程には面白かった。
当方デスゲーム系漫画にハマっており、最近よく読むのだが玉石混淆なそれらの中でもこれは良作の部類。

だいたいのゲームが一巻の中で終わるテンポの良さが素晴らしい。
ただ、ゲームの途中に「特別編」と称して別のゲームを挟むのはいただけない。
「特別編」自体はわざわざ「特別編」と冠する必要はあったのか?と思う。普通に本編に絡む話だし。
アリスがいないからかと思えば、アリスのいない「ハートのJ」は本編扱いだったような。
また、アリスの内省、葛藤描写が少々クドい。いちいちウジウジしすぎ。ようやく吹っ切れたかと思えばまたウジウジの繰り返し。
そしてアリスが「すうとり」以降ほとんど出てこないのもマイナス。「スペードのK」は明らかな失敗エピソードだった(後述)。

福本伸行のギャンブル漫画に端を発するであろうこの系統の漫画のストーリーのツボをソツなくおさえており、作者の技量の高さ、器用さが伺える。
……のだが、キッチリおさえるべき点をおさえられていない粗も目立つ。お約束がわかってないなあという印象。

その最たるものは、上述の「スペードのK」戦だろう。次点で「クラブのK(すうとり)」。
まず「スペードのK」だが、このエピソードは一巻以上のページ数を割いており、この作品における屈指の長さなのである……そして主人公が一切出てこない。
内容自体もいまいちという鬼門とも言える出来なのである。

このエピソードに出てくるアグニ、ヘイヤ、ドードーの三人は魅力的なキャラだ。アグニはビーチ編で散々読者に印象付けられているし、他の二人は特別編で数話にわたりフューチャーされているので下手な主要キャラよりも印象に残る。おそらく二人は「スペードのK」戦の為だけに用意されたキャラなのだろう。
だからこそ、ドードーの再登場、アグニとヘイヤの邂逅は心おどった。ああ、この三人でKを倒すのか、とワクワクした。
アグニは見た目は筋骨隆々のいわゆる脳筋キャラのようないでたちなのだが、思慮深く頭も回る友人想いの男だ。
ヘイヤは登場時点ではただの女子高生なのだが大けがと死の瀬戸際で大きく成長し、初登場時点では想像できないくらい逞しくなった女アーチャー(厨二心くすぐる義足と弓のコンボは興奮した)。初登場時の頼りなさも相まって、成長後の彼女はめちゃくちゃカッコいい。
ドードーは主要メンバー中最年少の中学生で普段は冴えないのだがいざという時にはアリスのように頭が回る……というキャラ。

肉体派のアグニとヘイヤ、そこに頭脳のドードーが力を合わせて、最強の戦闘マシーン「スペードのK」を倒すというこれ以上ない熱い展開。
……なのだが、その内容がお粗末であった。
三人の役目としては、アグニが主な戦闘、ドードーはレーダーの看破、ヘイヤがそれの破壊、であろう。
しかしレーダーはすでにアリスによって看破されているので読者としては驚きが無い。だからそれを破壊してもカタルシスが無い。そのうえただのレーダー頼りだったというKのショボさも露呈してしまう。これはいただけない。実はレーダーではなく他の方法で追跡していた、という展開だったらKの凄さや絶望感も際立つので良かったなあと思うが。
途中で三人のほのぼの描写なども混ぜてしまうのでテンポも悪い。戦闘自体も、最終的にはボスの精神が壊れて自滅といった感じで、三人で力を合わせて倒したといったカタルシスが無い。なんとなく勝っちゃった、みたいな展開。
うーん。もっとどうにかならなかったものか。「まじょがり」で大量殺戮をしたアグニはやはりここで死んでおくべきだったと思うし、ドードーやヘイヤの見せ場がもっと欲しかった。

次に、「クラブのK」。
アリスが参加した実質最後のゲームであるにも関わらず、展開の必然性の弱さ、ご都合展開が酷かった。必然性の弱さはこのゲームに限ったことではないが。全体的にこの作品の弱点は「必然性の弱さ」これに尽きる。
簡潔に言えば、敵チームのアホな油断のおかげで勝ってしまっているのだ。今際の国の住人だからジャンキーなのはわかるが後半のボスキャラでこれはキツイ。
仮にも「K」なのだから、もっと勝ちに執着したプレイをしてほしかった。
自陣を守るはずの敵が、主人公側の策という策もない作戦にホイホイ誘い出されてゆくのは噴飯物以外の何物でもない。こういった知能戦で考えも無しに動かれるのは萎える。
最後の逆転方法も、カイジを読んでいた人なら大方予想がついてしまうであろうもの。首輪が多い中、腕輪というところで勘のいい人なら気づくかも。

必然性の弱さはラスボスである「ハートのQ」戦でも目立つ。
もっとも「ハートのQ」「くろっけぇ」はゲームというゲームではなく、主人公の最後の内省イベントでしかないのだが。
主人公が毒入り紅茶を飲んでしまうのがバカすぎる。九割の読者が「おいおい、紅茶飲むなよ」とツッコんだはず。
主人公が紅茶飲まなかったらQはどうしてたんだろう?
てか二人だけじゃなくて全員で来られてたらどうしてたの?
福本漫画や喧嘩商売だと、使われないまでも「その策が失敗した場合の予備の策」がきちんと用意されているので問題ないのだが、どうも策は紅茶しかなさそうだし。
本作のウリであろう「ハート」ジャンルのラストゲーム、ラスボスなのに、「毒盛って幻覚見せて自滅させる」のが策だなんて酷すぎはしないか。

ぶっちゃけ、「すうとり」で作者が力尽きた感がすごい。

「ダイヤのK」も途中までは良かったが、二人になってからは駄目。
オチが早い話「相手の良心に訴えて勝ち」というお粗末展開。
ボスキャラがそれはどうなのよ。
理性では勝とうとしていたけれど実は良心のせいで負けた……とかならわかるが。
そういうキャラクタの魅力依存なオチにするならするで、ボスであるクズリューが冷徹非道だという描写をもっと早い段階でしてほしかった。ビーチから居ることは居たが殆ど描写の無かったぽっと出のキャラが実はいい人でしたとやられても。

言いたいことは他にもあるのだが疲れてきたのでこの辺で終わりにします。
一番良かったのは、女性キャラが美人ぞろいで魅力的なところでしょうか。
露出度の高いキャラが多く、読んでいるとムラムラしてしまい、三巻に一度くらいオナニーしてしまいました。この作者の描く女性は唇が艶めかしくていいんですよねぇ。
文句ばかり書きましたが、面白い漫画です。

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[投稿:2017-11-05 22:13:32] [修正:2017-11-05 22:37:17] [このレビューのURL]

メインヒロインはみんな魅力的に描かれている。

ただ、主人公に魅力があるだろうか?という点において疑問が出る。
ハーレム物の主人公は大概そういう傾向があるが、
この作品もまさにそれ。

その辺の男から言い寄られても拒絶する中で、この男はどこが魅力的だったんだ?と

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[投稿:2017-05-13 22:30:12] [修正:2017-11-05 14:06:52] [このレビューのURL]

「まんが日本の歴史」(その系統作品)に登場する西郷隆盛を抜き出して主役に据えたような作品。派手さはなく地味ですが、全八巻の情報量があって良作です。維新の英傑ながら西郷隆盛が登場することは頻繁でも、主役という作品は少ないので特徴があります。

他人物主役やドラマの脇役などで登場する時は生まれながらのカリスマ大将というイメージですが、本作ではその波乱万丈の人生(初めて知る人には驚きだと思う)や作風から苦労人で生真面目な印象です(そこも上記の作風的。実像に近いかもしれない)。来年大河ドラマ「西郷どん」で主役になる人物なので、その予習にもおすすめの作品だと思います。

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[投稿:2017-11-04 09:06:24] [修正:2017-11-04 09:06:24] [このレビューのURL]

歴史文学のような、あるいは大河ドラマのようなテイストがあります。
漫画版大河ドラマがぴったりくる形容ですね。

歴史の起伏をさも大事に描くのではなく、龍という一人の
人間の目を通して、あくまでもその時代を生きた人間の
今を淡々と書き記していくスタイルです。
もちろん、命を狙われる、追われるのアクションやスリルが
ドラマの中に散りばめられているのですが、それは
大局的には些細なことのように思えるから不思議です。

龍の視線の先には、水平線の向こうがあります。
その志の高さに人間としての器や爽やかさを感じます。
これが本作品の魅力です。
決して歴史が先にあって、人間がその流れの中に
生きているのではなく、当然のことですがその真逆なんだと
いうことを強く感じさせられます。


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[投稿:2017-11-03 21:02:09] [修正:2017-11-03 21:05:33] [このレビューのURL]

タイトル通りですが、エロを求めて手に取るとガッカリします。エロコメのコメの要素が強いタイプの作品です。告白された何も知らない彼女側が間違ったベクトルで頑張っておかしな結果になってしまうというパターンに、本心がわかりづらい男側のからかい上手?な幼馴染、各種取りそろってる変態たちが絡んでオチがつきます。この手のマンガは性質上、投げっぱなしのカオス展開のものも見受けられますが、今のところ意外とカオスに甘えた感じがないところがいいところだと思います。

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[投稿:2017-11-03 11:49:10] [修正:2017-11-03 11:49:10] [このレビューのURL]

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