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本編を読んでいてファンであることは必須の作品ですが、犯人視点でコミカルに事件を振り返るのがツボで爆笑しました(その配慮でシリアスな動機、背景などは極力カット)。ミステリー事件の粗を上手く利用している感じですね。絵が原作の絵柄が変わる前を意識していてツッコミも絶妙。とりあえず一巻で四事件を扱っていて、今後も続くのは嬉しいのですが、ワンパターンになりそうな感じもあるので注目したいです。
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[投稿:2017-11-23 02:34:16] [修正:2017-11-23 02:34:16] [このレビューのURL]
6点 孤高の人
他人と喜びを共有できない孤独の人って、世の中にいますよね。
そんな人間がハイテンションになれるクライミングを見つけて、
オンナよりも金よりも魅力ある世界にのめり込んでいく主人公です。
恩人や数少ない友人とも離別があり、トップクライマーを目指す
チームメンバーとの交流に目覚める話かと読み進めますが、
全くその逆でした。
クライマーは名声や金から背を向ける人種かと思いきや、
俗世にまみれた欲物や我欲の世界だったという展開で
サプライズがありました。
命を懸けて挑戦するクライムの世界は、本当にそんなもの
なのか疑問もありますが、人間同士が関わりあう以上、
その世界はやはり俗世と変わらないのかも知れません。
そんな意味では、孤高の人という表題には、とても違和感が
ありました。孤独の人の間違いではないかと。
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[投稿:2017-11-22 18:00:33] [修正:2017-11-22 18:01:15] [このレビューのURL]
8点 GANTZ
メインキャラをあっさりと使い捨てたり、ヒロインに地味っ娘を据えたり、
急に視点を変えて超能力者や吸血鬼を出したり、
はたまた、途中主人公をドロップアウトさせたりと、
普通だったら、人気低下を危惧して編集からストップがかかりそうな展開が
すんなりと話の中に組み込まれ、予測できない物語を生み出していた。
読み手の裏をかけばいい、という訳では無いが、
これだけいくつもの定石を外しながら、ストーリーを完結までこぎつけた点は
もっと評価されていいと思う。
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[投稿:2012-05-10 16:01:33] [修正:2017-11-22 09:17:47] [このレビューのURL]
7点 いぬやしき
読者を引き込むアプローチの上手さは、前作のGANTZ同様健在。
超常の力を得た2人の人間の対極の行動が目を引き、
グイグイと物語に引き込んでくれます。
一方、結末は割りとベタに締めくくるこの作者、
ベタベタなエンドも嫌いではないけれど、
この作品では終盤の隕石の落下があまりに唐突過ぎた為、
打ち切りを喰らった少年漫画のようなラストになっていました。
終盤の展開こそ肩透かしでしたが、ダラダラと長引かせずに、
全10巻という適当なところで終わらせたのは良かったと思います。
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[投稿:2017-11-22 09:11:15] [修正:2017-11-22 09:11:15] [このレビューのURL]
7点 火花
去年一大ニュースとなり、原作が人気お笑い芸人による芥川賞受賞作ということで賛否割れるのが必然だと思いますが、内容は売れない芸人の葛藤を題材した純文学作品と言えるもので、原作者の私小説要素(事実そのものではないが)を活かした内容だと思います。
原作未読ですが漫画版なので文章力などは特に問われず、素直に内容で勝負出来ていること、原作者による指名で漫画としてのクオリティも高いので出来の良い作品に仕上がっていました。大した人間でもないのに美化するなと突っ込まれそうな神谷の破滅的な性格も同時に愛嬌的に表現されていて、主人公徳永同様に「駄目だなあ」と愛着が持ちやすかったですし。映像化するには厳しいのではと言われてもいた作品内容に付加価値を与えている作品だと思います。
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[投稿:2017-11-20 21:17:57] [修正:2017-11-20 21:17:57] [このレビューのURL]
3点 魔法騎士レイアース2
蛇足以外に言うことがない第2部。
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[投稿:2017-06-20 18:40:07] [修正:2017-11-20 15:01:54] [このレビューのURL]
7点 BLEACH
この漫画に対して世間的に下されがちなネガティブな評価は、ほとんど間違っていないと思う。
ただしそれを踏まえても、いや、むしろそれらの批判されているポイントが一周廻ってこの作品を途轍もなくおもしろおかしくしている。
まぁ、これはもはやギャグに対しての感性の問題なので、一読して笑えなければ必然的に低評価を下してしまうのかもしれないが。
ただ一つ、ネタ抜きで評価点を挙げるとすれば、この作者のキャラデザやここぞという時の演出のセンスは飛び抜けていると思う。
最近のジャンプの読み切り作家達のインタビューからもわかるように、結構後続の若手漫画家に影響を与えていたり、漫画家やアニメーターの間でも「格好良い魅せ方」の話題では、本作の名がよく挙がるらしい。
やはりプロ目線でも一級品らしいそれらの点は、素直に評価されるべきであると思う。
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[投稿:2017-11-19 19:53:28] [修正:2017-11-19 19:58:33] [このレビューのURL]
ドラッカーの啓蒙図書として考えるならば、最高の効果だと思います。
普通ならドラッカーに関心を示すのは、何とか黒字にしたい
儲けたい商売人だけでしょう。
漫画にされると、主人公が自分たちより絶対にマネージメントに
無縁な女子高校生なんだから、読んでみようかなあと
手に取りたくなるはずです。
この本は当時、それなりに話題になり、相当売れたと記憶しています。
ただし、内容的には結論めいたものはあまりなく、話題先行の先細りでしたね。
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[投稿:2017-11-19 10:33:31] [修正:2017-11-19 10:33:31] [このレビューのURL]
今回は呪いによる殺人がテーマ。前作「ABC殺人事件」同様に本作も面白かったです。本来は原作者が同じながらポアロの事件ではないのですが、違和感を感じませんでした。相棒朝倉(アーサー)が活躍していたのも良かったと思います。犯人は死因と職業を考えると読みやすかったのは欠点。一方でトリックはシンプルながら現実でもこれが用いられ、見抜く時に本作が活用されるほどの恐ろしいものでした。第三弾にも期待したいと思います。
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[投稿:2017-11-18 18:33:08] [修正:2017-11-18 18:33:08] [このレビューのURL]
5点 ピューと吹く!ジャガー
中盤以降キャラが増えまくった結果、一気につまらなくなっていった。
あれだけ個性の強いキャラが出まくったにも関わらず、少し変な奴を量産しても面白くない。
それでも、飛びぬけて爆笑した回もいくらかあったのでこの点数。
Ohウルトラママンの回、しゃぶしゃぶの回は大爆笑しました。
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[投稿:2017-11-17 21:58:01] [修正:2017-11-17 21:58:01] [このレビューのURL]