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小学生のとき、ジャンプ本誌で読んでいました。

主人公が、正義感バリバリの熱血漢ではなく、「贖罪」のために人々の為に戦うというテーマに衝撃を受けました。それゆえに剣心の上滑りではない熱さ、優しさに感動することも度々ありました。

画風は独特の和風らしさがあり、繊細です。味方サイドも敵サイドも個性が際立っており、それぞれの信念がある血の通ったキャラクターになっています。

ストーリーは志士雄編が一番面白かったですが、初期や縁とのバトルも見ごたえがあり、どこを切っても美味しい漫画だと思います。歴史上の登場人物を上手く織り交ぜているところや、実在とファンタジーのはざまをいく技の説明に、ニヤリとさせられます。
少しのリアリティがこの漫画の世界観により引き込む要素になっています。
この漫画以降のサムライ物は、かなりるろ剣に影響を受けたものも多いのではないでしょうか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-03-23 19:23:42] [修正:2017-03-23 19:23:42] [このレビューのURL]

最近の新井英樹はぶっ飛びすぎて付いていけなくなったのですが、このキーチは全盛期の作品の一つだと個人的に思ってます。
この人はカリスマを描かせたら本当に巧い。

ただ、この作者はスロースターターなので、そこの我慢は必要なんですよね。
この作品も前半のホームレス編は衝撃的な展開ではありましたが、真骨頂は小学生編。
甲斐と出会ってからの展開がめちゃくちゃ面白い。

小学生である事の無力感からの挫折もあり、
小学生である事を武器にした反撃や演出。
キャラクターの躍動感が流石です。

「こんな小学生いる訳ない」とは思うし、
相変わらず我が強く、民衆を馬鹿に描き過ぎる作者の癖も鼻に付きますが、それでも夢中にさせるエネルギーがある作品。

カリスマの一挙一動に、漫画ながら目が離せない。

続編の「キーチvs」は全然入り込めなかったので、レビューはやめておこうと思います。笑

ナイスレビュー: 1

[投稿:2017-02-27 17:46:21] [修正:2017-02-27 17:46:21] [このレビューのURL]

舞台は現代日本。主人公は若い独身女性ヌマゴエ。
自らの拠り処としてマンションを購入しようとしている。
良い家を探すヌマゴエを主軸に、独身女性と家をめぐる短編集。

独り身の女でもマンションは買える、頑張って買おう。イェイハッピー!
という販売促進のための漫画なのだが、むしろ池辺葵の作家性がストレートに表れており、
深く読ませるものになっている。

優れた作品の例にもれず、読めばすぐわかる。
だが言葉で簡単には説明できない。
ぜひ、一度読んでみて欲しい。
(さわやかスピリッツwebで作品の一部が無料公開されている。)

過去の作品に比べてテーマの掘り下げや漫画の技術も向上している。
これからも楽しみな作家。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-02-20 11:00:14] [修正:2017-02-20 11:00:14] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-29 18:50:20] [修正:2017-01-29 18:50:20] [このレビューのURL]

9点 ORIGIN

originと呼ばれるロボットが、とある理由で自分と同じシリーズのロボットと戦うといった漫画です。
ロボットの造形、作画は本当に素晴らしく、長年連載を経験してきただけあり、とても美麗な作画です。
またoriginと戦うロボットたちには感情がある様な場面が多々あり、逆にoriginは人間との付き合いがわからず、四苦八苦するといった様な、面白い対比も見られます。
巻末の設定資料も細かく、考えられており、作者の作品に対する緻密さが感じられます。
興味がおありでしたら、是非購入してみて下さい。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-27 12:42:14] [修正:2017-01-27 12:42:14] [このレビューのURL]

漫画にとっての絵の重要性や演出の重要性を再確認できる漫画
ストーリーにおいても上昇不可という概念が謎と緊張を作っていて面白い

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-26 19:27:57] [修正:2017-01-26 19:27:57] [このレビューのURL]

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-26 13:52:26] [修正:2017-01-26 13:52:26] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

この漫画は、わたしが今まで見て来た漫画の中で一番感動、キュンキュンするような素晴らしい作品でした(゚´ω`゚)☆
まず、主人公のきょうたがかっこよくて、キャラクターも良くて、最高でした。。。
きょうたが、つばきをだんだん好きになって行くところも読んでいてキュンキュンしたし、きょうたが嫉妬しているシーンなんて素晴らしかったです!!笑笑 なん度も読み返してしまう最高の作品です…現実にあの2人がいたら、絶対に会いに行きたい、、漫画の世界なのが悔しいです(^^;)
とにかくいい作品で、読んで損はありません!!!(*゚ー゚*)定期的に読んで行きたいです♪
水波先生、最高の作品をありがとうございます!(*'.'*)

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-09 02:15:21] [修正:2017-01-09 02:19:09] [このレビューのURL]

9点 レベルE

幽遊白書で化けた冨樫義博の月一連載。
この作者は作画に関しての拘りが強く、幽遊白書時代から自分ひとりで原稿を上げたいという気持ちが強かったようで、その願い叶って「レベルE」はアシスタントを使わず一人で仕上げまで行ったらしい。
全3巻のオムニバス形式で展開される物語は、舞台が山形県だったり主役が宇宙人だったり登場人物がTVゲームの中に入ったりと、冨樫義博という漫画家の人となりを多少なりとも知っている人にとっては、「冨樫好き勝手やってるな?」とワクワク・ニヤニヤしながら読める作品。
描き込みが凄く、見開きで字がびっしり(ちゃんと話に関わる内容)あったりグロテスクなエイリアンをこれでもかと丁寧に描き込んでいたりと、作画も楽しそうに好き勝手に描いているのが伝わってくる。
内容は基本的に一話完結型で、この作者らしく少し捻くれた展開、結末、シュールな笑いやアイロニカルな悲劇が多いけれど、読後感はいい話が多いと思う。
最終話はトーンもほぼ使わず絵が荒れ気味になっているページが多いのが残念といえば残念だけれど、一話一話の完成度、構成、一癖も二癖もある魅力的なキャラクター、冨樫らしさ全開のストーリーと絵柄、そして全3巻という短さで終わっているからこそ、「レベルE」という作品はこの単行本3冊で過不足一つなく美しく完成していると感じる。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2017-01-04 16:11:10] [修正:2017-01-04 16:11:10] [このレビューのURL]

「狼の口」という関所オムニバス形式物語から反抗と攻略戦、その背後勢力との決戦まで描いたスイス独立を題材にした歴史漫画。絵がやや固く粗さがある、重苦しく救われない展開が多い(良いキャラがあっけなく死ぬ)くらいしか気になる部分はなかったですね。後者はだからこそ重みがあるとも言えます。上記の最初は「歴史漫画なの?」ってところから次第に移り変わって行く過程が素晴らしいです。先がどうなるのかと飽きさせずに引き込まれました。エログロ(アニメ的画風なので過剰には気にならない)、アクション、駆け引き要素も豊富。壁に相応しい存在感を放つ悪役代官との決着、黒幕的存在との決戦でのカタルシスも高く、全8巻ながら過不足なく描き切ったと思います。最近の完結歴史漫画では手放しで薦められる作品です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2017-01-03 03:29:39] [修正:2017-01-03 03:29:39] [このレビューのURL]

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