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9点 本気のしるし
表題から想像する内容は、星里さんの得意とする
ラブコメでなければ純愛ドラマの辺りでした。
進展する展開にその都度裏切られるサプライズが
心地よかったです。
結果的には純愛ドラマに落ち着いた印象ですが、
とても純愛とは言えないドロドロのヒロイン浮世が
私にはとても新鮮でした。
話は変わりますが、ネーミングとしての浮世は、
浮世離れの意味ですよね、きっと。
浮世のような女性は、同性には本当に嫌われますよね、
現実には。
実際、いますよ、まれに。
すぐに謝る、押しに弱い、断れない、むしろ人に
媚びることで特に男を誤解させる、
結果そんな気はなかったと逃げ出す、
嘘をついてでもその場を繕う。
しかし、放っておけないくらいひ弱で儚い美しさが
あるので、灯りに吸い寄せられるように男が群がってくる。
同性の女性には最も太刀打ちしがたい大敵ですよね。
災厄を呼ぶ女性、浮世。
こんな女性の魅力がベースになっています。
男なら大抵の者は理解できます。
主人公辻もその一人ですが、その危険な匂いに気づいて
絶対拒否する時もありますが、結局は人生のすべてを
失った挙句、彼女の魅力から逃れられない自分に気づきます。
ハッピーエンドかと思われた4巻では、浮世にとって
辻の存在が絶対と感じたその直後の引っ越し屋とのトラブル、
辻との生活を捨てて峰内の元に戻る裏切り、
さらに峰内も捨てる心変わり、の場面は
若干の論理性が欲しいところですが、
それがないから不思議ちゃんの浮世なんですね。
疑うことなく、仕方ないと受け入れることだけが
浮世のパートナーになれる資格を得るわけです
最終巻の展開も、サプライズといえばそうだし、
これでしか話は終わらない感じですが、満足でした。
最初の浮世の出現から最後の展開までこれまで
見たこともない波乱のドラマを見せられた気がします。
名作だと思います。
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[投稿:2020-11-14 07:04:17] [修正:2020-11-14 07:04:17] [このレビューのURL]
9点 ヒミズ
社会の底の閉塞感を文学的に哲学的になり過ぎず、
適度の分かりやすさで表現している。
「僕といっしょ、1997年」、「グリーンヒル、1999年」
に続く一連のシリーズも同様ながら「ヒミズ」は
救いようのない底辺の底の息苦しさが今まで以上に
切迫しており、これ以下はないと思える設定である。
この後の「シガテラ,2003年」、「わにとかげぎす,2006年」でも
絶望の状況はあるが、一筋の光が見え隠れしている。
今回もお節介な女性理解者には同様に救い神としての
役割が与えられているのだが、結局は主人公が受け
入れていない点で、他にはない地獄っぷりである。
何事もなく、貧しくとも平穏を求めるだけで、清く
正しく生きるつもりだった主人公の絶望ぶりは
半端ないものである。
単純に言えば“行き場のない暗い”作品だが、
切り捨てられない魅力がある。
こんな主人公や哲学に共感しないまでも理解できる
読者がいるとすれば、私も含めて病人と呼んでも
良いのではないだろうか。
大きな熱量とインパクトを持った作品である。
漫画として成立しているのが不思議ではあるが。
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[投稿:2020-06-18 17:09:57] [修正:2020-06-18 17:09:57] [このレビューのURL]
9点 からくりサーカス
こんな壮大なストーリーをよく畳切ったなと思う
鳴海が復活してからのからくり編は抜群の面白さ
ただサーカス編があまり面白くなかったので9点
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[投稿:2020-05-30 07:10:02] [修正:2020-05-30 07:10:02] [このレビューのURL]
この漫画の魅力はタイトルにもある通り頭脳戦
なんかではなくキャラクターたちの魅力である
人気投票したらたぶんみんな同じ割合になるくらいかわいい
ルックスはまあ漫画なのでどの漫画も普通の画力さえあればいいが、
中身、性格がいいのでる
雰囲気のように感じれるのでかなり言葉では伝えにくい
俺の語彙力では到底不可能に近い
申し訳ない
ただ言えるのはすべての漫画でもトップクラスに女の子がほぼというか全員かわいいし男キャラもいい(?)漫画であるということ
ギャグセンスもめちゃくちゃいい
9巻のシリアス展開からのあの展開は脱帽 トリコになった
変な終わり方にしなければ完璧
ただなぁ、映画一人で行ったときなあ、俺以外ほとんど女子でかなり肩身が狭かった。友達と行きゃ良かった、あと見なけりゃよかった
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[投稿:2020-05-26 15:56:07] [修正:2020-05-26 15:56:07] [このレビューのURL]
9点 クロスゲーム
ポケモントレーナーみゆきです!
クロスゲームは、あだち充先生の今までの作品以上に心を打つ作品です!
タッチ、みゆき、H2。
いろいろな作品があるあだち充先生の作品ですが、ダントツでこの作品が大好きです!
正直、1巻だけでも読んでほしいです。
アニメで言うなら第1話。
全編を通して本当におもしろい作品ですが、一番最初だけでも知ってほしい傑作です!
アニメの1話は公式で見れるので、ぜひ観てほしいです♪
1話だけなら30分だけです。
それだけでもこの作品のおもしろさは、きっと伝わると思います。
正直なところ、最初はコブクロがOPテーマを努めるということで観始めた楽曲でした。
でも、本当に面白い作品です。
ぜひお時間を作ってでも読んで、観てください!
ポケモントレーナーみゆきでした♪
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[投稿:2020-03-17 21:46:48] [修正:2020-05-19 20:46:44] [このレビューのURL]
9点 宇宙兄弟
ポケモントレーナーみゆきです!
宇宙兄弟は、名言がたっくさんある名作ですー!!
何度も読み返しちゃいます♪
ぜひ大人にも子供にも読んでほしいエピソードが山積みです!
第一巻からちょっとだけネタバレしますのでお気をつけて笑
冒頭のあらすじをお話すると、
主人公・南波六太(ムッタ)は、幼いころから宇宙に憧れていました。
しかし大人になった彼が就いているのは自動車関連の一般企業のお仕事。
一方で双子の弟・日々人(ヒビト)は晴れて宇宙飛行士になってしまう…
そんな弟への劣等感を感じつつ、ムッタはひょんなトラブルから会社をクビになってしまいます。
そこからヒビトが勝手にJAXA(宇宙航空研究開発機構)にムッタの願書を出してしまって…
という感じです。
自分にとって特に思い入れが強いのは、「金ピカ」というエピソードです。
宇宙飛行士になんてホントになれるんだろうか?
自分なんかじゃだめなんじゃないか?
いろんなことを考えていたムッタの背中を押したのは、子供のころから親しくしてきた天文学者・シャロン。
出来るかどうかわからない。
だから、諦める。
ではなくて、
まずチャレンジしてみる!
やってみる!
上手く行かなくても、間違ってもいい。
いろんなことに前向きにチャレンジさせてくれる、背中を押す名エピソードをぜひご覧あれ♪
ポケモントレーナーみゆきでした!
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[投稿:2020-04-23 21:13:18] [修正:2020-05-19 19:43:32] [このレビューのURL]
9点 嘘喰い
最初の数話を見た時点ではクロサギやミナミの帝王のような漫画かと思い、
そこまで面白いとは感じませんでした。
廃坑のロデム編も悪いとは思わなかったのですが、
佐田国編あたりから絵も展開も格段に良くなった気がします。
当時は連載中にちまちま読んでいたため経緯が何だったのか訳分からんことになったのですが、
単行本で一気に読むとより一層楽しめますね。
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[投稿:2013-10-30 19:14:14] [修正:2020-04-21 14:20:23] [このレビューのURL]