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10点 花男

[ネタバレあり]

勉強では得れない価値がある。priceless(笑)

松本大洋が放つ独特の世界観の中で繰り広げられる
夢に向かって生きる父と、偏差値の世界で生きる息子との親子の絆。

よく、子は親の背中を見て育つといいますが、
まさにものすごくでっかい背中がそこにあります。
父親としての責任とか義務みたいなものは果たしていないですし、
社会的にも経済的にも、マトモな生き方ではないのですが、
人として、うらやましいと思える部分をもった
主人公の父「花男」は、父として、男として、
とても大切なことを我が子に教えてやる事ができたのではないでしょうか?

そして、夢であったその勇姿を見せ、共有することが出来たのは
「花男」にとっても息子にとっても
何よりの宝となったはず。。。

息子にとって「花男」は、まぎれもない理想の父親像であると共に
彼を見守り、夢を託していた周囲の人たちにとってもヒーローだったのでしょう。

ジーンとしたやさしい感動と、満足感、爽快感に包まれた傑作。
一人の親としてこの作品に救われ、
お金では買えない価値を知りました。(w)

◇この作品の個人的価値=全3巻で いや、pricelessですから。。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-07-23 12:52:53] [修正:2005-09-14 19:15:57] [このレビューのURL]

10点 蒼天の拳

[ネタバレあり]

「北斗の拳」を凌駕した熱き漢たちの物語と、原先生の圧倒的
な筆致には感動さえ覚える、人物一人一人に原先生の愛情がこ
もっていて心を熱くさせる作品。読んでいるこちらも世界観に
引き込まれていくのが魅力。特にギーズ大佐が亡くなった時の
シーンは涙が溢れそうになった…。技術も冴える事ながら、
炸裂する北斗神拳の神髄と胸を熱くさせる物語にとても感動
する。ぜひ全人類に読んでほしい、感動アクション巨編だ。
霞拳志郎の朋友(ポンヨウ)になれる人を羨ましく思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-09-11 20:37:38] [修正:2005-09-11 20:37:38] [このレビューのURL]

これぞ漫画!好感度抜群の主人公!

全33巻と長めですが、実際読んでみるとそんなに長い感じはしません。
その理由はシナリオのセンスと構成力のたくみさにつきると思います。
物語全体をみても、ダラダラしたところはさほどなく、
エンディングへ向けて、きっちり足場を固めつつも、
全力で突っ走っている感じを受けます。

主人公の潮ととらが所狭しとあばれまわる爽快さに心踊り、
キメゼリフのひとつひとつに胸が熱くなります。
そして、潮ととらの関係がどんどん変化していくのにもジーンとさせられます。

登場する人物たちが彼等に出逢う事によってなんらかの成長をとげ、
それが後々に互いにとって大きな力となる。まさに一期一会の世界。
その多くの出逢い、いってしまえば多くの伏線が、
パズルをうめるかのように見事にはまっていく最終バトル編の展開はみごと!

最終バトルのパターンとしてよくあるのが、
いままで作品に主人公絡みで登場してきた主なキャラ達が、
「わー」っと出てきて、手助けしたり、クライマックスを盛り上げたりするパターン。
この作品でも、主人公に関わってきたキャラ達が、最終バトル編にどんどん登場してきます。
しかし、その登場の仕方がハンパじゃない。
唐突に「わー」というチープな登場の仕方ではなく、キャラひとりひとりに適切な持ち場、舞台をあたえ、
そこでエピローグ的な要素を盛り込んだ十分な存在感を示し、伏線の消化を見事に終了させているのです。
この構成力とシナリオづくりのレベルは、恐ろしく高いといえます。
こんなレベルの高い作品を読んでしまうと、
他の作品が、
「ポロリのない女だらけの水泳大会」
「王様ゲームのないコンパ」
「マリームをいれないコーヒー」(これはちょっと違うか?)
のような、物足りなさを感じてしまうこともしばしば。
それでも私はこの「うしおととら」レベルのマンガと出逢いたくて、
これからも手当りしだいにマンガを読み漁ることでしょう。。。
一期一会を大切にして。。。

◇この作品の個人的価値=全33巻+外伝1巻で 15000円也。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-05-29 14:06:52] [修正:2005-09-11 14:04:41] [このレビューのURL]

10点 ピンポン

捜し回ってやっと読めた作品なのですが…………
非の打ち所が見つかりません。

細かい心理描写、独自の絵柄、魅力的なキャラクターとその絶妙なかけあい、試合の臨場感、
迫力ある構図、異質なセリフ回し、妙なリアリティ、完成度の高いスト−リ−構成
と、いくら誉めても誉めたりません。

本当に「漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響する作品」だと思います。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-11 00:17:51] [修正:2005-09-11 00:17:51] [このレビューのURL]

これのお陰で、私の視点、価値観が変わりました。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-04 22:17:28] [修正:2005-09-04 22:17:28] [このレビューのURL]

今読むと泣けるなぁ・・・。感動大作ですよこれは。

のび太の勇気。そしてジャイアンの男気。
冒険、発見、出会いに別れ・・・

最近10数年ぶりに読み返したんですが、泣ける漫画だったんですねえ。
特に「鉄人兵団」が最高です。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-09-04 21:35:12] [修正:2005-09-04 21:35:12] [このレビューのURL]

10点 ピンポン

[ネタバレあり]

 ありふれたスポーツ漫画を、筆遣いの巧みさで、異常な存在感を示した松本大洋の傑作。

 天才肌で、努力することを知らない主人公・ペコは、卓球の名手。だが、かつて自分が見下していた選手であったアクマが、「努力」によって自分を圧倒的に上回る選手になっていた………そして敗北する。尚且つ、自分の一歩手前を歩いていたはずの選手・スマイルが、めきめきと頭角を表し始め、かつて名選手だった顧問コーチにも見出される。

 そして、ペコは、「努力」をすることによって、成功する訳だが、物語としては、確かにこれは、「平凡」ではある。誰が見たって、ありふれたスポーツ漫画に過ぎない。しかし、そのありふれた物語であるはずの本作が、われわれの前に傑作として映ってくるのは何故なのか?それは、作者独特の筆遣いにあるのは、誰しも認めることではないか。黒田硫黄にも似たようなタイプであるが、詩的な黒田と違って、こちらはコンピュータ・グラフィックス的な戯画を見せてくれる。

 卓球のスピード感は、1秒間でピンポンを打って・打ち返すほどの高速度で僕たちの目に映る。それを漫画で表そうとすると、アクション漫画の格闘シーンを見ているような荒々しさで埋め尽されてくる。殴り・殴り返すような緊迫感がこの漫画の中にはある。少年の成長物語としても、もちろん読むことは可能だが、しかしそれだけではありふれたスポーツ漫画(それもスポ根漫画)に過ぎない。それをありふれないもの、異常な存在感を放つもの、稀有さをもつものとして甦らせたのは、作者の手腕でなくてなんだろう。映画版がつまらなかったのは、この漫画がどこで読者をひきつけているか分からなかったからだ。ありふれた物語をありふれないものにすること。つまりは、演出の巧みさがなければならないのに、できなかったからだった。僕はこの漫画を読む度ごとに、心理的な面よりも、外面的な文体の面白さに感服している。それゆえに、この漫画は素晴らしいと感じている。

ナイスレビュー: 2

[投稿:2005-09-01 21:57:54] [修正:2005-09-01 21:57:54] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

これは自分のお気に入りの漫画で、とりあえずもう荒木さんが凄い。
絵からセリフまで、全部が濃い。
ゴゴゴゴなんていう効果音なんて、もう今にも聞こえてきそうな感じがしてたまらん。

それとスタンド能力やスタンドのデザインにもほれぼれする。
敵の能力を見破る手順は同じなのだが、何か深い個性を感じる。

個人的にはジャンケン勝負に一番荒木さんっぷりが出てると思う。
ただのジャンケンなんだ。最初はグーのアレだ。
なのに何だこのバトル感覚は、何だこの緊張感は、何だこの迫力は。
ここまで来ると感動になってしまう。いやはやびっくりした。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-28 16:52:41] [修正:2005-08-28 16:52:41] [このレビューのURL]

良いよホントに(>_<)ヽ
ここのレビュー、見て買ったけど読むほどにハマっていく!!
管理人さんの嫉妬や純な所がいじらしい。。
最終巻は震えたねマジで(¨;)
ポケベルなんかが出てきたときは時代を感じましたけど(笑)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-08-16 02:45:31] [修正:2005-08-16 02:45:31] [このレビューのURL]

医療漫画の中で最高の作品。ヒューマニズムにあふれ、漫画界のみならず医療界にまで影響を及ぼした作品。この作品により医者を志した人も多いはず。

ナイスレビュー: 0

[投稿:2005-08-15 17:21:13] [修正:2005-08-15 17:21:13] [このレビューのURL]

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