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10点 ジョジョの奇妙な冒険
個人的には5部が一番好きです。
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[投稿:2006-03-30 20:49:36] [修正:2006-03-30 20:49:36] [このレビューのURL]
10点 SLAM DUNK
最後のサンノー戦での流川・桜木の連携プレーそしてその後の握手のシーンでは震えました。
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[投稿:2006-03-30 20:45:32] [修正:2006-03-30 20:45:32] [このレビューのURL]
10点 ドラゴンボール
『ドラゴンボール』は,冒険漫画から始まり,格闘漫画へと発展した,という読み方が一般的だが,それはどこを起点として考えればいいだろう.僕は,厳密には冒険漫画としての『DB』,格闘漫画としての『DB』とは分けられないと思っている.せいぜい分けられるにしても,それは最後の「魔人ブウ」編くらいだろう.ここでは確かに,冒険という要素は影を潜めているといっていいかもしれない.
だが,『DB』は,中国のような山奥から端を発して,宇宙にまで足を広げる「フリーザ」編まで,冒険を拡大し続けてきた.中国のような山奥にいる,『西遊記』の孫悟空を模した主人公に,あたかも「開国」を迫るようにやってきた「西の都の少女」ブルマ.この関係にどこか明治時代の日米関係を観たくなる読者もいるだろう.パンドラの箱を開けてしまったかのように,孫悟空は世界を制圧し,宇宙を制圧してしまうのだけれど,「フリーザ」編の宇宙的大活躍を見ると,僕ら読者は,日本が,米国を超え,世界を超え出でていけるような錯覚を抱いても,変ではない.
僕らネチズンが,ネットサーフィンをしていて,『DB』の情報を集めると,奇妙なことに,「フリーザ」編の人気が高いことに気づく.それは,冒険漫画としての『DB』が,頂点に達した瞬間であるからに他ならない.中国の山奥のような異世界から出発した孫悟空は,遂に宇宙の極みにまで達した.それを描く「フリーザ」編は,文字通り『DB』の最終譚として見たがる読者がいるのも妥当だろう.
結局冒険は,地球への孫悟空の帰還ということで終止する.「人造人間」編は,昔々に孫悟空が妥当した筈のレッドリボン軍の生き残りが作ったロボットが,孫悟空の敵として立ちはだかる.これが嫌だという読者は冒険後の内省すべき心理を読もうとしていないように思う.「人造人間」編ほど孫悟空が脇へおいやられている物語もない.事実上孫悟飯が主人公の位置へかけあがる章である.悟空は,「人造人間」編で心臓病を患って死に掛け,最終的には地球を救うために死ぬ.
ベジータやトランクス,息子の悟空の成長に比べて,孫悟空の地味な存在の置かれ方.悟空は相変わらず強いが彼ら三人のように成長したという描写は多くないままに終わっている.「魔人ブウ」編よりも成長していない.あたかも日本経済の失墜のように孫悟空は地味な存在になった.最後の「魔人ブウ」編においては,奇想天外さが更に増した内容になっており現実味が薄れた.これは「人造人間」編で描かれた,「倒すべき相手」を見失った孫悟空に,日本人の不安さを対照させているものを,更に延長させたものだが,蛇足であるのは否めない.これさえなければ,『DB』は最高だが,という声があるのを僕は何度も見てきた.
とはいえ,「人造人間」編までの冒険漫画としての『DB』は,ひたすらな経済成長を経て,行く末を見出せなくなり,内省するだけの日本のそれと同じになっていることを読むことができる.その時,『DB』が冒険物語を途中で捨て,単なる格闘漫画に成り下がったというような批判はまとはずれであることが,理解されるに相違ない.
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[投稿:2006-03-27 22:02:21] [修正:2006-03-27 22:02:21] [このレビューのURL]
10点 今日から俺は!!
ホント笑える。かっちょいいし!
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[投稿:2006-03-19 18:25:57] [修正:2006-03-19 18:25:57] [このレビューのURL]
10点 コボちゃん
近頃は“日常”をテーマにした漫画が人気があるようですが、THE・日常、キング・オブ・日常と言えばこの漫画以外に考えられない。読売とってる家庭にとっちゃ、この漫画を読むことじたいが日常になっているんじゃないでしょうか(うちはとってないけど)。まさに一日一笑。
4コマ漫画のお手本のような構成であり、他の追随を許さない圧倒的な完成度。他の4コマと比べても頭1つ2つは飛びぬけた作品だと思います。
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[投稿:2006-03-18 14:32:31] [修正:2006-03-18 14:32:31] [このレビューのURL]
10点 風の谷のナウシカ
つまりは宮崎版新約聖書ってとこでしょうか。
連載誌が世間一般的にはマイナーなアニメ情報誌、ジブリ映画制作のたびに長期休載、ようやく出た単行本はやたらとでかくて本屋でも置く場所に困って本棚の片隅に並べられてしまうようなワイド版。
いろいろな条件が重なって、序章に過ぎない映画版よりも知名度が低いのがひじょーに残念。
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[投稿:2006-03-18 14:32:22] [修正:2006-03-18 14:32:22] [このレビューのURL]
10点 ARIA
ARIAファンの人が、
「ARIAについて、一言感想をお願いします」
と聞かれれば、恐らく多くのファンが、
「とっても“素敵”な漫画です」
と答えると思う。
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[投稿:2006-03-18 03:03:00] [修正:2006-03-18 03:03:00] [このレビューのURL]
10点 魔法陣グルグル
とても面白い漫画です。
ギャグであるところと、シリアスであるところのギャップがしっかりとれていて、「やる時はやる」といった印象を受けました。
それに、脇役という偽り。脇役を最大限に生かしている。完全に脇役なキャラを、脇役として脇役にさせない、いや、させてくれない。上手い扱い。
とにかく面白いです。
それと、ボクの漫画世界への第一歩はこの漫画ですね。たぶん。
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[投稿:2006-03-17 00:17:49] [修正:2006-03-17 00:17:49] [このレビューのURL]
10点 ORANGE
個人的にはサッカー漫画のベスト。
能田先生はもともと『ピース電器店』等でも分かるように藤子ライク・児童漫画的な画風なので必ずしもサッカー、というかスポーツ物向きの画風とは言えません。
そのため絵的には好みが分かれるのかな。
しかし、そんなことはどうでも良いと思わせるほどの魅力がこの作品にはあります。
とかくサッカー漫画といえば部活物が主流の中、Jリーグをモデルとしてプロサッカークラブを扱った作品自体が希少だと思うんですが、この作品ではけが人や代表召集・サブ組の葛藤など弱小クラブにおける雑多な障害についてリアリティを失わずに描写されています。
試合のシーンにおいてもマンガチックなスーパーシュートや人間離れしたハイジャンプなどは無く、現実で起こりうるプレイの中でエンターテインメントを表現できているのは素晴らしい。
主人公のチームはスタート時は弱小である上に、中盤以降強くなってきたかなと思うと前述したトラブルが重ね重ね起こり、なかなか上手くいきません。
そんなストレスがたまる展開もあいまって、ゴールシーンや勝利したシーンでのカタルシスは最高の一言。
画面の端々に細かく描かれる観客の一員になった気分で一喜一憂出来ます。
Jリーグ好き、いやサッカー好きな人には特にお勧めの傑作です。
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[投稿:2006-03-11 02:00:51] [修正:2006-03-11 02:00:51] [このレビューのURL]
10点 羊のうた
文句無しで傑作でしょう。
一砂と千砂の出会いから、病状の悪化、エスカレートする二人の関係、
二人を取り巻く周りの人々、そして最終回。
全てが完璧でした。他に類を見ないほどの完成度です。
何より、この漫画には「悪人」と呼べるようなキャラが一人もいません。
登場人物全員が優しく、全員が他人の為に全力を尽くします。
しかし、それでも二人の病状は快方に向かわず、
全員が苦悩し、二人を(orお互いに)救おうとします。
この作品の雰囲気は暗く、ひっそりとしているのですが、
それだけに優しさに溢れている作品だと感じました。
何よりも最終回が素晴らしいので、
冬目先生の他の作品でも気長に期待しています。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2006-03-08 22:02:33] [修正:2006-03-08 22:02:33] [このレビューのURL]