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5点 ゴッドハンド輝
この作品の最大の特徴は
「主人公が扱う患者は絶対に死なない」
というところです。
この設定をどう受け取るかで評価が一変するでしょう。
あらゆる手だてを労して患者を助け出す主人公を応援したくなるか、
「リアリティー」を扱うはずの医療漫画でこの設定はない、と拒絶するか。
読者にわかりやすく、医療漫画では新鮮なアットホームな雰囲気なので、
自分はあくまで前者の側にいたいのですが、ここまでの長期連載
(連載期間の長さは現在「はじめの一歩」に次ぎ、マガジンで2番目)
となると意見を変えざるをえないかなぁ・・・。
真の医療漫画はやはり患者の「死」をあつかってこそですからね。
「死」と縁遠いこの作品は医療漫画というよりも、
「医療漫画という皮をかぶった娯楽漫画」という解釈が正しいのかも。
個人的に言わせてもらえば、四瑛会ネタを引っ張りすぎのような気がします。
病院経営に視点を向けたことに文句はありませんが、引っ張りすぎはまずいでしょう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-05-29 19:23:17] [修正:2009-06-30 19:17:49] [このレビューのURL]
9点 はじめの一歩
現在のマガジンを支えるスポーツ漫画の大作。
その魅力は、作者の知識に基づいたリアルな世界観や、
迫力のある試合描写、随所にちりばめられた笑いと感動は
もちろんですが、注目すべきは何より
愛すべき脇役達の存在だと思います。
実際、一歩の試合は展開が偏っているので、脇役たちの試合に
比べて面白くないという人も多数いるのではないでしょうか?
(個人的な見解ですけど、一歩は作中の人気キャラである
鷹村、宮田、間柴などのように、「減量」というボクシングにおいて
もっとも欠かすことのできない過酷な自己の葛藤が一切ないから
なのかもしれないです)
鷹村、伊達の世界戦、木村のタイトル挑戦など、
脇役たちが栄光を掴もうとする姿が非常に魅力的で、泣けます。
(青木のタイトル挑戦と最近の鷹村の防衛戦は笑うためのものですけど)
ただ、脇役たちの描写を細かくおこなっているために、
20年超というとてつもなく長い連載となってしまったことも確かです。
この連載期間の長さをどう捉えるかは、読者個人の問題ですね。
個人的には、72〜74巻の間柴vs沢村戦以降、読んだ後に
興奮の冷めない試合はほとんどなくなってしまい、
画質も81巻の一歩vsゲドー戦から、
好みから外れていっていると感じてます。
マガジン誌上での休載の多さと、
1つの話のページの少なさも今後解決すべき問題ですね。
また、作中名勝負として挙げられるのも、
ほとんどが物語中盤(56巻まで)までにあるものばかり。
(個人的には後半の一歩vs武戦も好きです)
作者の画力は上がっているはずなので、今後の内容に期待しましょう。
気づいてみれば、批判ばかり書いてしまいましたが、
この作品が高評価であることは間違いないです。
つい批判を漏らしてしまうのも、
作品をこよなく愛するがゆえだと解釈していただきたいです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-05-28 19:47:44] [修正:2009-06-30 19:16:41] [このレビューのURL]
8点 咲-Saki-
女の子がたくさん出てきて麻雀する漫画です。
しかしそれだけでは最近の萌え漫画+αなだけでして。この漫画が面白いのは、「高校生が麻雀の大会に出る」という発想。学校には麻雀部があって、各県から代表を決めて全国大会を行う。そんな麻雀漫画があったでしょうか。
「スポ根かよ」と思ってしまうような台詞も多々あり、麻雀部で全国優勝を目指すという目標がかつてない独特の雰囲気を醸し出しています。
麻雀に関しては多少無理のある設定もあるにはありますが、作者自身で細かく牌譜を考えているあたり、努力は窺えます。言うなれば「麻雀版キャプ翼」でしょうか。
アニメの方は解説がほとんどありませんが、漫画には解りやすく解説もついてますので、興味を持った方は漫画から入ってみるも良しです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-05-21 01:28:49] [修正:2009-06-30 02:05:54] [このレビューのURL]
4点 ショコラ
絵がキレイで読みやすいラブコメだけど
それ以上でもそれ以下でもない
キャラクターに魅力を感じられないと少しツライかもしれない
私はどうにもこうにも好きになれませんでした
ギャグのセンスが寒いと思います
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-29 00:34:41] [修正:2009-06-29 00:34:41] [このレビューのURL]
なんでもかんでも主人公の特異な能力で解決していくのは爽快なように見えて実際つまらない。
もう少し現実味がほしかった。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-28 13:05:41] [修正:2009-06-28 13:05:41] [このレビューのURL]
8点 GANTZ
エログロが好きな人は安心して読める作品かと
予想不可なストーリーと、奇抜な設定だけでも十分楽しめる
それに加え、本作の最大の魅力はキャラクターだと思います
萌えやキャラ人気に媚びているという意味ではなく
主要キャラクター全てが明確に行動原理を持っていて
意外性がありながらも、描写をしっかりすることで説得力があり
非常に読み応えを感じる
だんだん、新しい設定やガンツの謎も明かされてきているので
そろそろ物語の終盤だと思います
単純に結末が楽しみでならない
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-01-22 21:27:03] [修正:2009-06-27 04:53:02] [このレビューのURL]
6点 め〜てるの気持ち
すごく大好きな作者の作品なんで
目一杯の愛をこめて批判します
・引きこもりという題材のリアリティが感じられない
父を逆恨みするなら、主人公は家庭内暴力くらい振るわせるべきだった(2chへの書き込みや言葉使いなどの描写は楽しかった)
・キャラクター背景の説明がおざなり。それっぽのは出てくるが
なぜ?が説明されていない
・引きこもり支援の犬が苦手な女性は結局なんだったのか
・ヒロインの幼馴染は結局何だったのか
・そもそもヒロイン自体が結局、何だ(ry
・オチとして救いがあるのはいいが、端折りすぎてなにがなんだか
作品のアウトラインはすごく魅力的な作品だと思うのですが
細部が全然投げっぱなしジャーマンスープレックス
もしかしたらそれすらもひっくるめて作者は狙っているのかと邪推してしまう
これではガンツと並行連載の息抜き作品と思われても仕方がない
ガンツが遅れてもいいから10巻くらい描いてほしかった
1巻の面白さは本当に異常だっただけに、残念でならない
6点という点数はかなり贔屓が入ってます
4〜5点が妥当かなぁ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-27 04:42:59] [修正:2009-06-27 04:46:29] [このレビューのURL]
8点 臨死!!江古田ちゃん
暇つぶし漫画と考えたらかなり秀逸。
北海道出身江古田在住24歳フリーター♀(裸族)の江古田ちゃんが
テレオペしてみたり夜の蝶になってみたり
ヌードモデルになってみたりショーガールになってみたり
都合の良い女なってしまったりする漫画。
個人的に地元が被ってるのでリアルで面白い!
際どいあるあるネタ(一歩間違うと内輪ネタ)の連続なので
おもろいブログ読んでる感じ。
こういうとバカにしてるようだけど、
面白くない自己満創作読まされるよりちょっと大袈裟にした痛い日常読まされる方が面白い訳で。
これで作者が本当は猛禽だったら私は作者を神と崇めます!
既に崇めてるけど。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-26 19:35:11] [修正:2009-06-26 19:35:11] [このレビューのURL]
8点 きみはペット
ただただストーリーとキャラが好き。
良い意味で非現実的で現実逃避に持って来いのライトな作品ですね。
だってさー、金のかからない、ただただかわいいだけのイケメン居候なんているわけねーだろ!
しかも自分にべた惚れなエリートイケメン彼氏も控えてて。
どんな妄想だよ!!!
でも、序盤はその設定だけの癒し効果で楽しいです。(笑)
まぁそれだけだったらただの妄想ですが、
見え隠れするモモのカワイクナイ人間の部分とかが見え隠れしたり、
したたかで醜可愛い福島さん(大好き)の毒っ気がいい塩梅。
雰囲気的にこれからもずっと一緒だよ的な可もなく不可もないのほほんラストだと思ってたんですが、
モモの脱ペットのくだりがこの作品の秀逸なところですね。
小ネタもシュールでつぼだったり、妙におたくっぽいエピソードとか、笑えます。
最後まで丁寧に描かれていて総合的に良い作品だと思います。
てか「ラストが良い」と思わせるのは良い作品ですよ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-25 21:56:33] [修正:2009-06-25 21:58:17] [このレビューのURL]
8点 ハッピーエンド
ジョージ朝倉のエセ自伝的作品。
・・・そうだったんだ(笑)
「無意識下」で他人とのつながりを渇望してしまうあまりに人間らしい自分に疲れきった主人公ショーコは誰の心の中にもいるでしょう。
ワガママで結局自己愛も強いくせに、他人には愛されたいんです。あるよねー。
勝手に裏切られたとか思っちゃって悲劇のヒロインぶってみたり。
(いや勝手に惹かれたんだけど。)
愛を求めて自尊心と自己嫌悪の狭間で暴走する
ジョージの王道的「人間」なエネルギー溢れるメインストーリー。
そしてそれに絡まってくるかわいくておばかなマリエちゃんの物語。
誰が見てもバカすぎるマリエちゃんはかわいそう。(パシられるし路頭に迷うし犯られるしマワされかけるし)
しかも本人あんま、てか全然それ分かってない。本当にちょーかわいそう。
でも、えらそーにマリエちゃんを見下してたショーコもケンジも、そんなマリエちゃんに救われるのです。
バカだし、どーしよーもないし、しかも分かってないし。でも。
だからこそ甘えられる。世話してやってるフリして甘えちゃう。
その存在はまるで聖母マリアのよう…なーんてねー。
ジョージ作品の中では珍しい種類のキャラですがかなり好きです。
単純に分かりやすいし面白い作品だと思います。おすすめ!
エネルギッシュ!なこてこてジョージ作品が好きな人はものたりないかも。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-06-25 18:43:46] [修正:2009-06-25 18:43:46] [このレビューのURL]