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5点 臨死!!江古田ちゃん
物の見方の角度が鋭くってウマイなぁと思いました。
猛禽類や隠れ猛禽なんて確かにいるいる。
そして気がついてない男性けっこういるいる。
江古田ちゃんの様々な仕事ネタも面白いのですが・・・
ワンパターンなので連続しては読めないです。
単行本なら三分の一だけ読んで、翌日以降にまた三分の一読んで・・・
という感じに読んでしまいます。
雑誌でちょこちょこっと読むのに最適な漫画だと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-28 04:04:00] [修正:2011-05-28 04:04:00] [このレビューのURL]
7点 西原理恵子の人生画力対決
最初こそ対決する漫画家が出てこなくて、企画倒れかと思いましたが、続々思わぬ大御所が出てきて笑えます。
(竹宮恵子さんなんて出てきてびっくりです)
この毒こそサイバラ!
サイバラだからこそ、ここまで地雷を踏んでも許されます。
みんなが思っていることを、容赦なく声高に叫ぶサイバラ、すごいですね。
こんな対決の時に、そつなくうまーく描いてしまうと逆に「面白くないやっちゃ」と思われるんですが、中でも期待以上にかましてくれる人もいます。
それにしても「さすが」と思わせる画力を見せながらも、皆さんが苦手なのがドラえもんというところが、意外な落とし穴でした。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-27 13:24:57] [修正:2011-05-27 13:24:57] [このレビューのURL]
5点 おまけの小林クン
まず1巻の表紙絵を見て下さい。
するとそこには、四人の男女の姿が映っていると思います。
さてその中で、画面前方左側にいる人物は、あなたの目にどう映りますか?
とても可愛らしい女の子に見えますか?
えぇ、普通はそうだと思います。私もそう思いました。
ですが、実はこの人物は男の子です。本当です。
自分も表紙絵をめくって、次の次のページを見てビックリしました。男かよ、と。
つまりですね。この作品は小林くんという、どう見ても女の子にしか見えないかわいい男の子を見てほのぼのとするような作品なのです。(どストレートな言葉を使えば、ショタコンの漫画とも言えますが。)
そんなわけで、自分は一巻の途中くらいでリタイアしました。頑張って読んではみたんですけどね。どれだけ小林くんがかわいく見えても「実は男」だという、厳然たる事実を前にすると心理的抵抗がハンパ無く押し寄せてくるんです。
まぁ、これは完全に女性のためにあるような少女漫画です。男性が読むのは、正直かなり苦しいと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-26 13:09:25] [修正:2011-05-26 13:09:25] [このレビューのURL]
7点 侵略!イカ娘
ほのぼのギャグ。よつばと!を週刊連載風味にした感じ
キャラクターの掛け合いだけなのだが、それがやけに面白いときがある。
年中真夏のチャンピオンの海の家的存在
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-21 08:09:06] [修正:2011-05-26 06:09:02] [このレビューのURL]
9点 anim. アニマート
自分が読んだ中ではこのジャンル(災害パニックもの)で一番面白かった。
3巻までの話もよかったが、4巻の台詞無しの話があまりに素晴らしかった。一話読みきり形式の話では読んだ中でも最上。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-23 04:19:21] [修正:2011-05-26 05:18:33] [このレビューのURL]
7点 漫画家残酷物語
この短編集の各話が発表されたのは「まんが道」より先ですが、なんだかまんが道に対するアンチテーゼのような印象を受ける程、漫画家というものを辛く残酷な星の下の職業として描いています。
かつて乙武氏の「五体不満足」がベストセラーになった後、他の障害者の方が「笑え!五体不満足」という、乙武さんの障害者論に反論した作品を出していましたが、それに似ています。
漫画の黎明期…
漫画に魅せられ、子供たちに夢と希望を与えるんだ!と一流の漫画家を志す者たち。
しかし今も昔も、求められる漫画は良い漫画ではなく売れる漫画。商品価値がなければ出版してもらえない。
そんな現実に、かつての夢を枯らし、描きたい漫画を捨て、生活のため望まない内容の漫画を描く者。それでも諦めず、食に困りながらも、自分が信じる漫画を描き続ける者。
彼らは確かに、かつて漫画を愛し、高い志を持っていた。そしてその志の高さ故に、漫画に溺れ、現実を嘆き、残酷な運命に呑まれていったのだった…
「T京K芸大学マンガ学科一期生による大学四年間をマンガで棒に振る」という似たように漫画の辛さ・残酷さを描いた強烈な別作者の作品がありますが、そっちは自らの能力や考え方にも問題があったというラストを迎えるのに対し、これに登場する漫画家は才能者ばかり。
本当に地獄のような運命に翻弄され潰れていくから、救いがない。
中には希望的な作品もありますが、基本的には「残酷」
確かに死後やっと評価された有名画家・小説家も多くいますね
この作品を読んで、何を感じるのか、何も感じないのか。
人によっては気分を害するだけでしょう。児童漫画としてひらがなを多用していて、読みにくさもあります。
個人的には、先の作品を含めこういう無残な青春譚は嫌いじゃないのですが、この作品には読後感が悪いものも多くあるので注意。
漫画を愛し、漫画に苦しみ、漫画に人生を狂わされた者たちのお話。
描き手じゃなく、読み手で良かったなぁ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-02-20 23:49:56] [修正:2011-05-25 01:53:03] [このレビューのURL]
9点 夕凪の街 桜の国
原爆が残したものの大きさや、哀しみの連鎖が、淡々とつづられるからこそ、どんどんやるせない思いや戦争の愚かさが浮き出てきます。
人間は何をしたいのでしょうね。
普通に、ただ普通に暮らしていたはずなのに、生きて幸せをつかむことがいけない事、と思わせてしまう。
被害者なのに、まるで自分が加害者であるかのように、死ななかった事や誰も助けられなかったことを、自分でずっと責めていかなかればならないというのは、一体何なんでしょう。
原爆を使うと決めた人は、あくまでも戦争を終結するための最終手段で、その為の多少の犠牲はつきものと言い、投下後の惨状は知ってはいたかもしれない。でも亡くなった人だけでなく、生き残った人の心さえも、こんなに何十年も蝕むことは、これからも知ろうとはしないでしょう。
それにしても、原爆症に苦しむ人の話も知っているはずなのに、こんなに急激に発症して、あっという間に死んでしまうなんて。
被爆した人たちが常に怯え、発症するとなすすべもなく受け入れ、死を迎える。正に人生や世界がすべて狂わされてしまったとしか言えません。
まだ自分もだけど、日本人が知らなければいけないことがあると思いました。好き嫌いはあっても、読むべき作品。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-24 18:49:50] [修正:2011-05-24 18:49:50] [このレビューのURL]
8点 信長協奏曲
現代の高校生がタイムスリップして過去へ行き、織田信長となって活躍する歴史もの。
これだけだとよくありがちな設定ですが、とにかく異色な作品。 でも面白い。
主人公のサブローは、歴史に全く無知で興味も無く、物事をあまり深く考えず、気分屋で物怖じせず、
説教と退屈と面倒くさいことが何より嫌い、という現代っ子の高校生。
そんな彼が過去へと飛ばされます。 何故か?はこの作品ではどうでもいいらしく、経緯はあっさりカット。
「織田信長の名前ぐらいは知っている」レベルの知識しかない彼が、「とりあえず自分が天下取らないと
歴史が変わっちゃうんで」ぐらいの決意で戦国の世を駆け抜けていくことになります。
本来なら、今さら信長の伝記なんて見飽きたし先が読めてるし、っていう感じかもしれないですが、
この作品は一味違います。 何が起こるのかさっぱりわからないです。
読み進めてやっとコンツェルト(協奏曲)の意味がわかる辺り、実に上手く作ってあると思います。
全体に漂うユルさと軽さが自分の中ではまりました。 さりげないギャグや所々の小ネタも良好。
良くも悪くも展開が異常に速いこの作品。 一般的な信長のイメージとは全く違う性格のサブロー信長が、
これから起こるであろうあんな事件やそんな事件をどう処理していくのか。
いろいろと細かい伏線もさりげなく張ってあったりして、とにかく先を読むのが楽しみな作品です。
ラストは夢オチ、なんていうのはやめてほしいなあ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-24 00:50:39] [修正:2011-05-24 00:50:39] [このレビューのURL]
7点 となりの関くん
誰でも授業中に”内職”をした経験はあるだろう。ノートの欄外に落書きしたり、歴史教科書の偉人に額に「肉」とか描いたり、机に絵を彫ったり、隣席と手紙を交換しあったり、教科書で隠しながら早弁したり、と、内容や程度にばらつきはあるがこれらの内職が学園モノの作品などで作劇や演出の一環として描かれることは多々あった。
そこにきてこの『となりの関くん』だが、本作は何とそんな授業中の内職をピンポイントでテーマに据えた作品である。非常に地味なテーマに関わらず内容は予想の斜め上を行く奇想天外さや、甘美な背徳感に不思議な清々しささえ加わって独自の境地に達している感すらある。
ストーリーの背景設定・人物設定ともに本当に必要最小限のミニマムなもので、机と机の中間点を起点に半径2m以内くらいで収まる小さな世界のささやかな秘め事が描かれる。
となりの席の関くんは、今日も授業そっちのけで内職に励み、そんな彼を横から見守る(自称)真面目少女の横井さんは、関くんの一人遊びに気が散って勉強のペースも狂いまくり。だけれど迷惑に思いつつも関くんの繰り出すあまりに奇妙で独特な内職がどうしても気になってしまい、小声でコミュニケーションを試みたり心中で盛大にツッコミを入れたり、遂には実力行使で彼の遊びに介入したりしてしまい、結局授業どころではなくなってしまう横井さん。
基本無口でほとんどしゃべらずひたすら謎の内職に情熱を傾け続ける変人の関くんに対し、授業中故に心中でツッコミを入れるしかない横井さんという二人の関係性以外にキャラが描かれる事はあまりなく、作品の設定上舞台もほぼ授業中に限定される。(一応教室だけでなくグラウンドや理科室などのバリエーションは多少ある)
だが物語はそんな二人の奇妙な関係のみで成り立っているわけでは無く、二人の周囲には「授業中の教室」という空間が厳然と存在する。そこでは厳しい先生や空気を読まないクラスメイトが周りを囲んでおり、物語に不思議な緊張感と穏やかな背徳感を与えていて面白い。
あと、やはり面白いのが関くんの繰り出す奇天烈な内職の数々だろう。彼のかばんや机はさながら四次元ポケットであり、毎回読者の予想の斜め上を行く超展開が待っている。単行本第一話の消しゴムを使ったピタゴラ装置もかなりのものだったが、それ以降も将棋とか囲碁とかチェスとか一見ありふれた素材を用いながら誰にも真似できない独自の一人遊びワールドを展開し、読者は横井さんと一緒になって盛大に突っ込む。心中で突っ込むだけではあきたらず、横井さんは実力行使で内職に介入したり時には共同戦線を張ったり出し抜かれたり、と言葉を介さない謎なコミュニケーションが関くんとの間に形成され始める。
本作はそう考えると一種のガールミーツボーイものでもあるかも知れない。年頃の少年少女にとって隣席の異性はそれこそエイリアンのような存在だが、この関くんのエイリアンっぷりはただごとではない。と言っても蟻酸を吐いたり人の胸を食い破って出現したりするのではなく、とびきり偏屈で何を考えてるのか分からないが、どこか憎めない子供っぽさを残した我が道を行く意地っ張りな、そんなエイリアンである。
作品の設定が設定ゆえにあまり長続きするタイプの作品ではないかも知れないが、作画内容ともに安定しているので、今後も楽しんで読んでいきたい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-15 23:18:09] [修正:2011-05-23 23:34:50] [このレビューのURL]
5点 主に泣いてます
1巻目はバカバカしいぐらいのテンションさに大笑いしました。
なんで美女が水木しげるコスプレww
が、2巻から出てきた本妻が不倫しているヒロインと争うところから
もう痛々しいわ 本気もかなり混じっていそうな嫉妬っぷりに
もう笑えない笑えない。
ギャグというより心壊れた人にしか見えないので怖かったです。
1巻だけなら8点はつけます。といってもまだ3巻までしか出てない
ので今後どう展開するか分かりませんが。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-05-23 22:52:12] [修正:2011-05-23 22:52:12] [このレビューのURL]