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人間描くのが本当にうまいですね。
といってもこの作者の場合キャラが立ってるということではなく、人間性だったり性格だったりがそれぞれの背景を通してにじみ出てくるということです。
脇役にもそれは十分に感じられるのがまたすごいなと。

宇宙に行くって子どものような壮大な夢ですよね。
このマンガの場合、宇宙自体はあまり重要ではなく、みんなのあこがれのものとして出てくる。
だから目指す人がみんなかっこよかったり、そんな対象があることをうらやましくすら思ってしまう。
大人向けの少年漫画、というのが一番私にはしっくり来ます。

このまま弟を殺すような展開には持っていかずあくまで人間ドラマとして描いて欲しい。
大好きなキャラクターがいっぱいなのでぜひ読んで欲しいです。

追記
最近のエピソードが何かこうしとけばおもしろいんだろ?っ的な印象で多少鼻につくので1点減点。JAXAの試験編がマックスだったかも…
分かる人は分かると思うが、ちょこちょこ挟まれるどうでもいい話やジェニファーや両親のキャラがすごく気になってきて辛い。
他のレビュアーの方の「置きにいってる」というのはうまい表現だと思うが、作者の意図が透けて見えるようでちょっとなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-03-24 01:16:57] [修正:2011-07-11 00:14:57] [このレビューのURL]

未だに漫画街で無料で読めるのは嬉しい限り。
これでアマチュアだったら文句なく10点ですが、単行本化してプロになったので…。もちろん、おめでとうございますってことで、今後の活躍に期待大!

流行りの漫画家漫画ですが、自虐ネタのオンパレードで面白いです。
しかし何でもない日常のネタを大げさに表現する手法は、最初こそ楽しめますがだんだんくどくなっていき…後半はネタ切れ感(というよりネタのインパクト切れ)も強くテンポも悪い、、

しかし作者の決意の下、区切りをつけて締めたことは非常に好感。
なんとか少年誌でデビューしてほしいなぁ


(ちなみにスピンオフしたKさんドリルの方は…
ちょっとなぁ…
でもKさんは、好きです。。)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-10 16:50:35] [修正:2011-07-10 16:50:35] [このレビューのURL]

地味な作品だと思う。
実に地味だ。

ラブストーリーに揺らぎがあるわけではないから、主人公の想いは、時間はかかるがそのまま遂げられる。

バトル的な要素もない。

そもそも、これといった事件がないw
つまらんという人の気持ちはわかるし、連載中、つまらんとしか思っていなかった。


なのに、なぜ私は、今になって何度も読み返すのだろう?
人がまごころ込めて何かを愛しめば、きっと報われる。

そんなメッセージを受け取っているからだろうか?

いや…。
それだけでこの全26巻を読み返す気は起きないだろう。
読み始めれば、引き込まれるだけの面白さはある。
日常の描写ばかりなのにも関わらず。


謎多き、地味な、作品である。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-09 18:20:02] [修正:2011-07-09 18:20:02] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

なにやら見当はずれなレビューが目に付くので物申したい。


春、体格にも運動能力にも優れながら、FA状態で入学してしてきた高校生がいる。名を、桜木花道…。


作者がバスケを描く気でいた以上、主人公の身体的な設定は譲れない。背が低かったり、虚弱だったりさせられるハズがない。
が、しかし…。
こんな逸材がFA状態で入学してくることが、現実的にありうるだろうか?
逸材である以上当然、中学時代すでに、格闘技などのスポーツ関係者から注目されていたはずである。

答えはイエス
ヤンキーならばありうる。それも気合が入ってない、中途半端なのがいい。ケンカにあけくれる青春群像を描きたいワケでもないのだから。


ただ、そんな中途半端なヤツが、高校入学と同時にバスケに目覚めることがありうるだろうか?

答えはノー
入学まで中途半端だったのに、突如としてバスケ(に、限らずスポーツ全般)に目覚めることなど、ありえない。
したがって強烈な、されどバスケとは無関係の動機付けが必要となる。

それが、「バスケはお好きですか?」
と尋ねる、遺伝子の奇跡とも、複雑な家庭の事情とも噂される、天然娘の存在である。
しかもこの恋は、実ることがない。

もしもすんなり実れば、花道をバスケに引き止める動機は消える。根の、中途半端なコゾー戻っただろう。
よって必然の片想い。そして片想いの相手も片想い。可能性をゼロにして、花道があきらめても、物語は続かない。
これをラブコメと言うのは、どうだろう?
必然の設定を描いただけではないだろうか?


逆に言えば、この設定ナシで、
中途半端ゆえにFAの逸材を、突如バスケに縛り付ける手段があるというなら、あなたは作品を送り出す側に立つべきだろう。
無論、大衆に違和感なく受け入れられるものであることが前提である。


これらを見事にまとめあげた序盤を、冗長とするのであれば、
あとは入学と同時にバスケに燃える少年たちが集まる、そんな高校を舞台にするしかない。

そんなコトが商業的に許されない状況なのは、今も当時と、さして変わらない。バスケは決して、「商業的な」人気スポーツに成長していない。


加えて、
花道が全くの初心者としてバスケに接したことは、ほとんどの読者と同じ目線に立ち、親近感を持たせた。影響されてバスケをはじめたという人が、正にそれである。
それがバスケの強豪校が舞台だったとしたら、そんな影響を与えられただろうか?

ゆえに、
多くの人を、花道と共に、いつしかバスケに引き込んだ序盤こそ、この作品の真に賛辞すべき場面の一つだ。




しかし花道は所詮素人。
ゼロからのスタート。

このことが、
私を含めた多くの人を嘆かせる、あの最終回への必然でもなかっただろうか?


逸材は、
赤木に基礎を叩き込まれ、ドリブル、パス、庶民のシュートを身につけていく。
更にリバウンド、スクリーンアウト、フリースロー。
そしてゴール下をへて、左手は添えるだけ。にたどり着く。

言わば、これが花道の最終形態なのである。
もっと言えば、花道はこれ以上の、成長を必要としないのである。

だとすれば、
物語が終わりを迎えたのは、当然ではなかったか?

仮に続けるなら、3ポイント、人徳、スタンド、スペシウム光線あたりを身に着ける物語と成り果てていただろう。
スーパーサ○ヤ人の物語が、どれ程しょうもない読後感を与えるかは、それぞれの体感に任せる。
花道は、どこまでも花道だからこそ、魅力的なのだ。


確かにインターハイ、3戦、4戦と勝ち抜いていって欲しかった。しかしこれこそが、大半のスポーツ漫画とは、格の違いを見せ付けてくれてるとも言える部分だ。


全ての作品が、甲子園の決勝までを描ききる必然性など、まるでないではないか。
しかも入れ替わりの激しいトーナメント。
相手選手の回想シーンだけで、どれだけの項を費やしてしまうかを想像してみるといい。


それを、わずか2戦。

その時、最終形態となった桜木花道に、必要だったのは何か?
ここに作家の、恐るべき深謀があるのだとまで言えば、それは傾倒し過ぎだろう。
名は、なんとなく付けられたのだと信じたい。

少なくとも、クライマックスとなる試合だけは必要だった。


緒戦は、大した評価もない豊玉。
私達はこの緒戦で、インターハイの底知れなさを知る。
次いで2戦、王者山王を前に、ぽよんぽよんまでもが動く…。



ヤグラのとなりがラスボスだと、誰が予想しただろう?

勝ち上がって行く様子を描くしかなかったトーナメントを、そう描かなかった作品を、私はこの他に知らない。
ここでは、わずか2戦で、王者に挑めるシステムであり、ゆえに白眉だ。


確かに、まだまだまだまだ続けて欲しかった。
回収されてない伏線も少なくない。

しかし花道の成長が頭打ちになった上に、最強の相手とのクライマックスも終えた。
終焉は、やはり必然だったのだろう。それでも嘆きを禁じえないからこそ、我々は作者の思うツボであり、
同時にココで終わるのがよかったのだと確信できる。

はっきり言おう。確信できる者が、この作品を理解しているのだ。


あのラストパスに心を奮わせる力があると感じるなら、
なぜそんな力を持つのか、という問いに答えられるはず。

決して、最初だったから。だけではない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-09 13:42:44] [修正:2011-07-09 13:42:44] [このレビューのURL]

2点 幕張

「バクマンの平丸さんは木多康昭」
 景情さんの幕張レビューを見て下さい。私のダメダメなレビューを見るより完璧なので、奈良がゴリ子を見るほどの違いがあるのでそちらを見て下さい。

 なので、今回はリアルタイムで読んでない世代の私の率直な思ったことを書いていきます。

 ジョジョのパロディが多いからジョジョ知ってる人が読むとツボにはまるよ、と言われたので読みました。確かにザ・ワールドやスティッキーフィンガーが出て面白かった。他にもドラゴンボールやその時連載していたワイルドハーフ、テンテンくん、マキバオーも出ていたり、元ねたが分かったものもあったので少しは楽しめた。

 読んでいて気になったのが、私がこの幕張を100%楽しむことは絶対に出来なっかったことです。

 まず1つ目は、リアルタイム感が不可欠であること。
 時事ネタやその当時ジャンプで連載していた漫画のパロディがたくさん盛り込まれていることが、この漫画の笑いの要素の半分を担っている。ここが黄金期のジャンプを読んでいなかったり、その当時のテレビ番組やタレントをよく知らないので、全てを楽しめなかった。

 2つ目は、下ネタによる笑い。
 ここは完全に私的な感想ですが、下ネタへの耐性はありますが、少し冷めてみてしまう傾向にあるので、楽しめなかった。裸になれば、下ネタを言えば、面白いと思うことに疑問があり、率直に笑えないところが冷めてしまう。

 最後に3つ目は、作者のパロディへの深い理解について。
 パロディとは、かなり難しい笑いの一種であり、パロディをする側とそれを理解できる受け手側との間でしか存在しえない笑いと考えています。
 それを踏まえれば、パロディにはかなりの質を求められる。
 元ネタの表面をすくったようなパロディから、もっと深い部分の構造から理解してのパロディ(例えば、以前に書いためだかボックスのお話作りからのパロディのようなこと)まであります。
 ここで最も冷めてしまうのが、表面をすくったようなパロディです。まるで、友達同士で流行の芸人のギャグを言うような感じです。
 この幕張では前者のようなパロディが多く感じられ、画力にも難があり、そこでも楽しめなかった。
 ジョジョのスティッキーフィンガーが出てきた場面での奈良の「僕、ブチャラティ」の台詞が許せない!あそこはブチャラティの名台詞を言わせる方が絶対に面白いのに。私としてはあそこは「覚悟はできている」にするべきだった。

 しかし、最も楽しめたのが、作者の内輪ネタ、暴露ネタが一番ツボにはまりました。
 締め切りに追い込まれた作者が必死こいて描いた回が最も良かった。私小説のように作者自身の体験が笑いにつながるのが、今まで読んでいてた漫画の中にエッセイを省けば、こんな笑いもあるのか、という新しさを感じました。

 面白いかどうかと聞かれると面白いですが、一度読めば、もういいやと思っちゃう漫画でした。ジャンプ黄金期をリアルタイムで読んでいる人にとってはかなり面白い作品になりえます。

 最後になりますが、作者の木多康昭はバクマンの平丸さんのモデルですよね。
 漫画家を辞めたい、ギャグ漫画家、ポルシェと女の話が出てくる(最終巻の表紙の裏の言葉から推測できる)

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-07 12:13:32] [修正:2011-07-07 12:13:32] [このレビューのURL]

なんだかんだで1番好きかもな作品。
読み返すとまたいいですね。
友情の描き方がどのマンガよりも秀逸。結構泣けたりします。
いい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-06 21:19:12] [修正:2011-07-06 21:19:12] [このレビューのURL]

北欧の美少女工作員が現代日本で普通の女子高生として振舞うバトルコメディ。
可愛い女の子と残酷な暴力描写はいつものるるる漫画。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-06 14:17:43] [修正:2011-07-06 14:17:43] [このレビューのURL]

ほのぼのコメディから超能力バトルにシフト。
このまま敵を倒して終わりならハイパーあんなと同じ。
まさに可もなく不可もなく。

完結後の追記
嫌な予想のとおり、ただなんとなく敵を倒し日常を取り戻して終わり。
キャラが出揃った後のやる気のなさが隠しようがない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-08-04 14:10:31] [修正:2011-07-06 14:15:26] [このレビューのURL]

7点 BASARA

2年ほど前に読みました。
絵は最初少し抵抗がありました。男なので。
ストーリーは最初から最後まで一本筋が通っていて読みやすいですね。
そこにキャラクターがうまく乗っかっていておもしろいです。
途中でやめた人は最後まで読んでみてほしいですね。
あとレビューするなら、つまらなくても既刊分はすべて読むべき。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-05 14:03:40] [修正:2011-07-05 14:03:40] [このレビューのURL]

これ連載時は展開が読めないわ浮世さんは謎めいてるわで
ほんとハラハラして読んだものです。日常にあるサスペンスで面白い。
浮世さんのキャラ設定がうまい。本当にこういう人いそうだし。
断れない人っているよねぇ。しかしこの人色気あるなぁ。
他の女性達、細川先輩もみっちゃんの性格も上手だし、複雑で
怖い女心を表現しててゾクリとしました。

本気でしたい仕事、自分の居場所探しとテーマはそれまでの星里作品
と同じだけど、こういうシリアスなのも描けるだなと感心しました。
ラストの着地点もいいし、最後まで物語をひっぱる力がある作品
だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-04 23:16:05] [修正:2011-07-04 23:16:05] [このレビューのURL]

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