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中高校生の夏休みの宿題、日本文学の読書感想文と言えば、武者小路実篤の「友情」、三島由紀夫の「潮騒」、他に漱石だとかいろいろあるけれど、
ランキングで必ず1位に上がるのが太宰治の「人間失格」。

それが私には理解できない。確かに太宰治は面白いけど、
これって万人受けしてランキング上位に来るような質の物だろうか?
こういう作品が好きだという人ばかりうじゃうじゃいたら、気持ちが悪くて仕方ないと思うのだが。
批判する人の多い作品だというのも納得がいきます。

そんな「人間失格」の現代バージョン。
落合尚之の「罪と罰」は国や時代をアレンジしたせいで妙に違和感を感じたけど、このインターネットの出てくる現代の人間失格は自然で良かった。
クセのある絵柄も黒くて良かったです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-23 19:11:39] [修正:2011-09-24 14:24:56] [このレビューのURL]

このマンガを読む位なら、「24人のビリー・ミリガン」や「羊たちの沈黙」あたりを読んだ方が良いのでは?
原作者が残酷描写に大層な理由をつけてますが、結局はただの中二病マンガ。
解離性同一性障害をあたかも変身ヒーローのように扱うのはいかがなものか。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-23 07:03:22] [修正:2011-09-23 13:33:32] [このレビューのURL]

中世ファンタジー世界での小国イズァローン。
2人の王子、ティオキアとルキシュの数奇な運命を描く。

祖国を出て世界を放浪しながら魔族の世界に近づくティオキアと
国を継ぎ王として成長するルキシュ。

序盤の出来は抜群。
ティオキアなら国を出て旅がスタートするあたりまで。
ルキシュなら若輩の王として国をまとめていくあたりまで。

物語の最重要人物ティオキアは、男女同性体かつ半人半魔。
常に両極端に引き裂かれる彼の描写はどうしてもどっちつかずになる。
中盤以降は場当たり的に派手な魔法が紙面を埋めることになり、
ティオキアに関わる人物は全て彼に振り回されるだけになってしまう。

ルキシュは王であり男性として素性が定まっているため、話は整理されている。
しかしながら、こちらは独自の工夫がなくありきたりな印象。
(発表当時と現在の環境の違いは考慮すべきだが)

ラストは成長したティオキアとルキシュが出会い、
世界の秘密に到達する。これもオチとしては強引な感があり弱い。

ティオキアとルキシュがどうなってしまうの?という視点で見れば宝石箱のような作品。
2人が何者なのか、あるいは何者になろうとしているのかで見ればガラクタ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-22 16:43:11] [修正:2011-09-22 16:43:11] [このレビューのURL]

諸星先生はもともとどの作品もちょっとシュールギャグっぽくみえることがあったのですが、意識的にこういう物もかけたんだなーと思うと少し驚き。インタビューとかみると結構堅物なイメージがありましたので。
いつもの空恐ろしさを感じさせないナンセンスで、そこぬけに白けた面白さのある傑作だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-20 21:58:03] [修正:2011-09-20 21:58:03] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 06:14:11] [修正:2011-09-20 19:46:34] [このレビューのURL]

6点 火の鳥

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 00:14:45] [修正:2011-09-20 19:27:46] [このレビューのURL]

6点 どろろ

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-10-14 17:19:57] [修正:2011-09-20 19:18:45] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 01:10:47] [修正:2011-09-20 19:15:49] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 05:32:38] [修正:2011-09-20 19:13:07] [このレビューのURL]

一体全体、俺がりんを育ててるのか、俺がりんに育てられてるのか、ちょいちょいわからなくなる
的なダイキチのモノローグ
縄跳びの回で、子育てと自分の時間についての大人たちの見解
この二つを筆頭に、一部でも二部でも子育て・子と親についての話題が自分にとって非常に印象的な作品だった。

大人になるにつれ失われる自分の幼少期・子供時代の記憶は、子を持つことで取り戻されていくという。親が子の成長を見守るその瞳には、自分の幼い姿が重なる。
子の成長を通して初めて自分自身が補完されていくこと。
子に注いだ愛情が、子から自分に注ぎ返される瞬間。
子供を持つということに、少しだけ前向きな感情を抱いた。(ただダイキチ達が金銭的問題を抱えない比較的裕福な設定だったのは気にかかったけど。)

もちろんりんの恋路も見所だけど、正直自分には第二部やった時点でこれ以外の結末は考えられなかった。ネタとしちゃコクリコ坂と同じで、「年の差がありえない」って言うなら最初のじーさんの子供設定で拒否反応起こすのでは。

親は子の成長に自身の老いを見、子も親に自分の老いを見る。
うさドロの明るくほのぼのとした雰囲気の中でも、たまに感じられるこのことが、少し寂しい…
と言いつつ、第二部のダイキチとコウキママが好き過ぎてヤバい!
ダイキチは渋みと漢気が増し、再婚前のコウキママは美貌を保ちながらも寂寥感を纏い始める…40代過ぎのおじさんおばさんにここまで魅せられるなんて思いもよらず、二人の関係の方が終始気になったわ…
口癖は古臭いが、ダイキチのかっこよさは等身大の理想像です。りんの選択は正しい。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-17 09:17:10] [修正:2011-09-17 09:17:10] [このレビューのURL]

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