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10点 BLEACH

[BLEACH]最高!!!
私は、とても大好きです。
他のレビューを見てて、思ったことは
なんでこんなにおもしろいマンガなのにみんなから
悪く言われているかがわかりません。びっくりしました。
私なんか、BLEACHを見てて漫画家になりたいと思ってるくらいですから。
まあ、BLEACHが好きなだけでなりたいとは思ってないですけど・・・
わたしも、他のレビューを見てて、共感するところがありました。
でも、いくらなんでもそこまでひどい作品ではないです。
コマが大きいからダメって言いますけど、どこがダメなんでしょうか。
内容薄っぺらいとかいいますけど、どこが薄っぺらいのでしょうか。
迫力満点だと思います、私は。戦いの場面がながいだのなんだのいいますが
戦いの場面があるからこそ少年漫画だし、迫力があるのです。
それに、背景があまりなく、真っ白なのは、キャラクターでその場の雰囲気を
感じてほしいという作者のおもいからなのです。
BLEACHは、世界中で親しまれていてすごいとおもいます。

以上。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-27 16:56:12] [修正:2011-09-27 16:56:12] [このレビューのURL]

9点 ゴン

最初はただの面白おかしい作品と思っていたのですが、随所に自然の厳しさ、環境破壊などのリアルな側面が描かれ、しっかりとしたメッセージ性のあるとても良い作品でした。
絵が無茶苦茶上手いのは言うまでもなく、動物達の躍動感、感情をあそこまで上手く描ける作者には脱帽です。

巻数が少なく、さらに入手しにくいのがネックですが、基本的にオムニバス形式ですので、古本屋などでもし見かけたのならば迷わず購入することをオススメしますよ。


ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-07-07 23:24:48] [修正:2011-09-27 16:32:41] [このレビューのURL]

8点 水域

日照りによる給水制限の中、中学3年生の水泳部の少女がランニング中に熱中症で倒れて意識を失う。
目覚めた時に少女がいたのは、雨が止むことなく降り続く川辺の古びた山村だった。

話の題材としては非常にありふれた感もありますが、現在、過去、夢の中の世界の描写を交差させて
作品の世界観を重厚なものにした上で、親子三代の故郷に対するそれぞれの気持ちの対比を
しっかりと丁寧に描き出していて、非常に読み応えのある作品となっています。
そして作者の大きな特長でもある、自然への畏敬の念を感じさせるような情景、雰囲気の描写。
現代劇でありながらもこれが何とも素晴らしいです。

この作品は、この手のファンタジーにありがちな「夢の世界と現実とがリンクして現実世界に影響する」と
いう設定ではなく(記憶として残る程度)、あくまで過去は過去。
当然ながらダム開発を悪として描いているわけでもなく、登場人物の心にも抵抗運動の終焉とともに
ある意味時代の変遷としての諦観のような思いも生まれつつあり、それはラストでの人工的なダム湖と
古き山村とのそれぞれの美しさを対比させた描写にも象徴されているように感じます。
そして、だからこそ、「今はもう無い場所」である「失ってしまった故郷」に対するやりきれない気持ち。
それは後悔とも失望とも違い、気持ちの整理はできても消化されることなく残り続けていくはずで。

各々の心の奥底には、自分のルーツとして、自分の存在を形成する不確かだけど確固たる拠り所として
あの村があり、孫娘にも不思議な体験を通じて奇しくも受け継がれていきます。
村は水の底奥深くへと沈んでしまっても、人々の想いは忘れられることなく。

水にまつわる話なのにこのレビューでほとんどそのことに触れていなかったので、少しだけ。
海とはまた違う川独特の清涼感、そして森に囲まれた川と山村という原風景が日本独自の郷愁を
想起させ、暗く重い話になりがちなところを実に透明感溢れる優しい作品に演出しています。
また、水信仰の象徴のような龍神伝説をうまく話の根幹に絡ませ、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

やっぱり作者の代表作は「蟲師」であり、それに比べてこちらはあまり陽の当たらない作品なのかも
しれないですが、こちらも良い作品です。
暑い時期に読んだ方がより一層作品の雰囲気が伝わってきて良いと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-27 01:16:39] [修正:2011-09-27 01:20:55] [このレビューのURL]

江戸の町にて起こる数々の奇妙な事件を「理屈」で解決しようとする「当て屋」の椿と、
基本的に事件に巻き込まれる形で話に絡む絵師・鳳仙を中心とした、探偵物語のような話。

ヤングアニマル掲載だけあって出てくる女性はみんな艶があり肉感的で、エロもグロも多い作品です。
が、江戸時代(吉原周辺)の日常が丁寧に描かれていて、(性風俗ではなく本来の意味での)風俗的に
とても興味深い作品にもなっています。

他の方のレビューにもありますが、個人的にはこの作品はミステリーとは言い難いと思います。
少なくともミステリーとして考えるととてもじゃないですが楽しめないと思います。
基本的に怪奇事件ですし、その原因も物の怪の類の超常現象が主ですので。
江戸を舞台に巻き起こる超常現象に挑むサスペンス、ぐらいの気持ちで読むのがちょうど良いかと。

使い古されていそうなジャンルでありながら斬新な雰囲気で、最初の頃は面白かったですよ。
ただ最近は若干ネタ切れでしょうか、話の質が低下してきているように感じます。
せっかく吉原が舞台の春画絵師という設定がありながら、それはあまり話の根幹には絡んでこなくなり、
エロ場面のためにのみ使われる設定になってしまっていますし。
リアルに江戸を描いている分、どうしても事件のパターンが限定されてしまうのは仕方ないところかも
しれないですが、何とかマンネリ感を打破してほしいと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-27 01:11:30] [修正:2011-09-27 01:12:26] [このレビューのURL]

6点 ONE PIECE

みんながいうほどひどい作品ではない。
普通に楽しめる。

たしかにお涙ちょうだいにはあきれるがww

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-05-08 21:26:19] [修正:2011-09-26 17:09:16] [このレビューのURL]

6部の最終決戦
これほど熱かったクライマックスシーンをいまだにみたことがない。
読み終わったあとにジョジョの事しか考えられなくなっていた

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-07-07 10:00:18] [修正:2011-09-26 07:12:56] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 05:28:59] [修正:2011-09-26 05:42:23] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2007-08-12 01:02:47] [修正:2011-09-26 05:31:08] [このレビューのURL]

得点のみ

ナイスレビュー: 1

[投稿:2008-04-14 15:20:37] [修正:2011-09-26 05:30:22] [このレビューのURL]

読んでない人は人生を損してる、なんて本気で思う唯一の作品。

とりあえず代表的な作品を一つ挙げろと言われた時に、アメリカ映画ならショーシャンクの空に、アメリカ文学ならグレート・ギャツビーを挙げる人が多いと思う(違ったら申し訳ない)。ではアメリカン・コミックなら?…間違いなくこのWATCHMENだ。

アメコミを変革し、それ以降もアメコミ史上最高傑作の地位は揺るがない。
というかもはやアメコミの中で、なんて枠を飛び越えて漫画や映画、小説などの表現媒体を超えて評価できる限られた作品とすら思えるし、実際そのことは色んな賞や人の感想が証明していて今さら言う必要もないことかもしれない。

「だれが見張りを見張るのか?」

アラン・ムーアが、現実社会にヒーローがいたらどうなるのか?、という単純な疑問を偏執的なほどに膨らませた結果WATCHMENは生まれた。

この作品では一人を除いてヒーローもまた普通の人間に過ぎない。かつては人気だったヒーロー達だが、1977年に制定されたキーン条例によって政府から認められた者以外の自警活動は禁止される。ヒーローのおかげでアメリカはベトナム戦争に勝利した。唯一超常的な力と頭脳を持つDR.マンハッタンはアメリカの軍事力であり他国への抑止力となっている。
ここはムーアが妄想したヒーロー達が実在する世界。冒頭でヒーローの一人、コメディアンが殺される場面からこの物語は始まる。このコスチュームを着たヒーローが変態扱いされる時代に(実際いたとしてもそうなるよ笑)、現役もしくは元ヒーロー達は何を思い、何を見つけ、どこへ至るのか。

理想の漫画とは何だろう?
私は何度読んでも飽きが来ない、おもしろさが薄れない漫画だと思う。WATCHMENはその理想に限りなく近い。私はこの作品がどんなことを描いているかを書くことができない。何をどれほど描いていると言っても、それ自体は正しいかもしれないがそれでこの作品を完全に表すことはできないように思える。惹きつけられる金鉱がたくさんあって、掘り尽くしたと思ってもまだまだ次が待ち構えているとでも言えば分かってもらえるだろうか。
それほど重層的な作品かつ情報量が膨大なので読むたびに新しい発見がある。ダブルミーニングやトリプルミーニングなんて当たり前、背景の壁の落書きや各章の間に挟まれた作中での新聞記事や評論まで世界の構築に一役買っているほどだから読み進めるのにかつてない時間がかかるし、だからこそ読むその時々によって受け取り方や解釈が違ってくることが珍しくない。それほどWATCHMENは魅力的に”揺れて”、最高の読書体験を味あわせてくれる。

WATCHMENは下手な文学が裸足で逃げ出すほどのストーリー性の高さとムーアの革新的(偏執的とも言う)表現技法が相まって傑出した名作に仕上がった。
私はこの作品なら軽く3日語り続けられる自信がある。それは完璧なのに揺るがないことが何一つないという奇跡的なコミックだからだ。例えばロールシャッハを酒の肴に誰かと飲めたらどんなに楽しいことだろう。
ここに色んな部分について私の解釈を書きたいという強い衝動には駆られるもののそんなことをするとすでに長い文が書き終わらなくなるほどになってしまうし、何よりも誰かの考えに縛られてこの作品を読んで欲しくないのでやめておくことにする。

ムーアはWATCHMENでヒーローを徹底的に解体した結果、ヒーローを救いようのないものにしてしまった。
だからこそ浮かび上がってくる「ヒーローとは?」の答え。
グリーンランタン/グリーンアローでハルはこんなことを言う。「正義とは悪とは何なのか。もはや政府でさえ正しいとはいえない時代だ。」
外に答えを求めることができない以上、自分の倫理観や信念に絶対的に従って行動が出来る人間がヒーローと言えるのかもしれない。例えば”たとえ世界が滅んでも俺は妥協しない”という人間なんてね。しかしその結果独裁者みたいなのができかねないとあってはそれはヒーローなのかな? そういう人間こそが世界を変えることが出来るのだろうけど…。

作中に登場するヒーローの一人のロールシャッハという名前はもちろんインクの染みを見せてその解釈を問うあの精神分析に由来する。WATCHMENはまさにこのように、読む人やその人の状況によって作品やその作中ヒーローへの感想解釈が異なってくるコミックだ。
ナウシカのレビューで、ナウシカが終盤でとった行動に対して是非が分からないという方達がいたと思う。そんな人にこそぜひ読んでいただきたい。そのエッセンスを100倍も濃縮した要素がこの作品にはあるし、どんなに小汚くともロールシャッハとナウシカは本質的には同じ人間だから。もしかするとオジマンディアスさえも。

ヒーローとは何なのか?何が正しくて何が悪いのか?世界の、人間の意味とは? 繰り返される疑問符。読むたびに私の脳はびんびんに活性化される。痛いほどに刺激的な読書体験。この作品に飽きる時なんてくるのだろうか。

もう1回言う。読んでない人は人生を損してる。

【追記】
ウォッチメンは異形の文学作品としての傑作であって、例えば少年漫画の王道として傑作であるスラムダンクとは全く趣が異なります。
膨大な情報量と構成を自分の中で消化する、もしくは消化しようとする作業をページを行きつ戻りつしながら楽しむ作品です。読みにくいのは当然なわけで、漫画は軽く読めるから好き、なんて人は絶対相容れないでしょう。少し値の張る作品なのでそこをしっかりと考えてから購入を決めることをおすすめします。映画に否定的な意見が多いのはこの内容を2時間半に詰め込んだことと映画の読み返せず消化する時間を与えてもらえないという特質ゆえだと思う。原作を読んでからだとかなり印象が違います。
ただし同ページの小説を読むよりはるかに時間がかかる、というか時間をかけて読まないとおもしろさが分からないので決して高くはないはずです。私のようにかけがえのない漫画の一つともなればなおさらね。

しかしレビューを読み直すとあまりにもハードルを上げてしまった気がする。その人にとって本当に楽しめる作品ならそんなのは軽く飛び越えていくからまあいいか。あまりに期待しすぎて…なんて言われたら何も言えないですが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-23 03:40:55] [修正:2011-09-25 00:21:25] [このレビューのURL]

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