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 まず黒博物館シリーズが再開したことに快哉を叫びたいほどですがそれより何より藤田さんの復活を喜ばざるを得ません。「月光条例」は正直「藤田さんも老いたな」と思いつつもそこそこ面白いし過去作の実績もあり最悪のことはなかろうと信じつつ読み終えた、と言った感じですが、今作はそういったことは考えずに面白いと思えます。
 そして過去作を読んできた人には「色々と濃い」藤田作品の特徴が復活したこととともに過去作に通じる要素も感じられて、より一層面白く感じることができると思います。
 個人的には今年まだあと三分の一もありますが、これよりガーンと来る作品には会えないんじゃないかと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-08-01 20:44:57] [修正:2015-08-01 20:44:57] [このレビューのURL]

タイトル通り仏師を題材とした漫画ながらフィギュア製作要素も扱った作品。仏像・フィギュア知識を丁寧に盛り込みながら堅苦しさがなく、ギャグがかなり笑えて、地味ながら話の質も高く良作だったと思います。絵が上手いのも良かったです。「美味しんぼ」や「ギャラリーフェイク」みたいな一編完結の楽しい業界系漫画としてまだまだやれそうだったのに、題材が題材のためかおそらく打ち切りだったのが残念ですね。一応最後は一番言いたいテーマを語って終わってはいますが。キャラ達のその後がもっと見たかったなと思いました。作者の他作品にも興味が湧きましたし、未読の人にはおすすめしたい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-28 02:01:07] [修正:2015-07-28 02:01:07] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

思念波が外部に漏れてしまい、他人に心の中が覗かれてしまう特殊能力者サトラレ。
しかし、同時に天才能力も合わせ持ち、人類への貢献度が高い。
彼らに関わる人達が、不思議に優しく、理解が深いのが救い。
人類は本当にこんなに優しいのだろうか、もっと残酷で見苦しくないか?、
と疑念を持つが、サトラレ種も純粋に設定されているので、
見守る人達をも感化されるのかとも。
いずれにしても、サトラレという特殊な設定を前提に、心のナイーブさを
良く解釈した作品。なかなかの良作です。

追記:その後、改めて全編を通読しました。その上での感想です。
一言でいえば、人間賛歌です。
サトラレであることを知ったために、孤島に一人住む白木。彼の島に漂流する少女との出会い。
サトラレとの結婚とサトラレの子を産む決意の人、小松。
サトラレである娘の将来を案じる武道家の父の無骨な生き方、育て方。
娘、片桐りんの爽快な生き方。

有り得ない架空の設定の下で、人間たるものはきっと当たり前に考え、悩み、行動するだろう
ことを先回りして予見し、美しく描いた作品です。大好きな作品の一つになりました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-11-21 22:50:40] [修正:2015-07-21 22:42:54] [このレビューのURL]

言わずと知れた名作ですね。

のび太を批判する人は多いけど、ちゃんとのび太がズルをするときには失敗し真面目にやるときは報われていることを知ってほしい。

たまに読み返すと懐かしい気持ちになれる作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-16 23:07:29] [修正:2015-07-16 23:07:29] [このレビューのURL]

7点 リアル

やはりスラムダンクと比べてしまうのが辛いところ。

話としては面白く、登場人物全員が成長していくポジティブな作品なので障碍者が多く出てくるにも関わらず読んでいて暗くはならない。

しかしそれぞれのキャラにスポットライトを当てながら話が進むため、スラムダンク時代のテンポの良さが失われてしまっている。

でも、読んで損はしない作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-16 22:42:51] [修正:2015-07-16 22:42:51] [このレビューのURL]

最後まで読むと名作と言われるのもわかる。
キャラが立っているため読後も頭の中にキャラクターが残りやすい。

が、ザ・少年漫画であるため物語が単調でだれる。
人によっては腹をくくらないと読めないかも。

ラストの展開はありきたりっちゃありきたり。もちろん熱い展開ではあるのだが。
弟子の作品の金色のガッシュにちゃんと受け継がれてるのはなんか感慨深い。

小学生のうちに読んでおけばもう少しハマったかもしれない作品。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-16 22:31:54] [修正:2015-07-16 22:31:54] [このレビューのURL]

独特の雰囲気が漂う作品。

主人公の目的がいまいち分からず感情移入はしにくいが、世界観を楽しめる人は多いと思う。

ただ、本棚に置いておく必要はない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-16 22:07:01] [修正:2015-07-16 22:07:01] [このレビューのURL]

単純な勧善懲悪ではない所が素晴らしいです
この漫画に登場する悪役は自分以外を見下し打算の為なら仲間でも平気で利用し殺してしまう分かり易い悪ではなく、皆ちゃんと感情を持っているんですよね。
ゲンスルー、旅団、キメラアント、みんな他人に対しては酷く残酷で無感情に殺しを重ねるのですが、仲間の為となれば、全く逆の行動をとれる。自分の命をも投げ捨ててでも仲間を救済しようとする。そのギャップが面白いし感情移入も出来てしまいます。

キャラクターの成長も見どころです
通常の少年漫画だと主人公やそのサイドのキャラは成長していくでしょうが、この漫画は悪役も精神的に成長していきます。
キメラアントの王であるメルエムなんて出てきた当初は平気で親と仲間を殺し、罪のない小さな女の子を殺し脳を食べ、それを不味いと吐き捨てる・・憎たらしく分かり易い悪役でした。
だけど余興にと呼んだボードゲームの世界チャンピオンであるコムギという無力な少女により価値観を揺さぶられ、自分が絶対だと思ってた冷酷な王が自分に疑問を持ち、ついには家畜以下だと思っていた人間を労わり大切に感じてしまいます。
そしてその大切な少女を傷つけた人間に対して怒りを静め非暴力を貫こうとする完全な別人と化していき、当初の悪役はどこにも見当たらなくなりました。
人外に生まれ初めは人間に対して脅威をふるっていた以上、生き続ける事は望めませんでしたが、彼の最期には本当に感動させられます

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-12 11:20:00] [修正:2015-07-12 11:57:17] [このレビューのURL]

東日本大震災があった今だからこそ余計に価値があがる漫画だと思います。災害パニック漫画ですが、原作者が理系専門家兼小説家なので説得力のある考証で、巻末にある解説を合わせて相当に勉強になります。おそらくこの手の漫画で一番深いのでは。かといって漫画としても成り立っており、少し古いキャラデザながらも一定の画力、続きが気になるストーリー展開、タイトルに繋げる結論など見所があります。

ヘタレながらいざという時に頑張る主人公とその契機となるヒロインの描写、微笑ましい関係も良かったです。本編3巻、外伝(オムニバス)と後日談の1巻、でダラダラせずちゃんと終わっているところも良かったと思います。

ただ主人公周辺だけはご都合が続く訳ですが(災害漫画の必然かも)、読むのが苦痛な鬱漫画だけになったかもしれないから、否定しませんが擁護要素はあると思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-06 18:54:42] [修正:2015-07-06 18:54:42] [このレビューのURL]

7点 阿・吽

これは面白い。
古代史を扱ったマンガでここまで気合い入ってんのは
なかなか珍しいかも。

舞台は8世紀。主人公は超有名人の最澄と空海。
またスゴイ人達を扱ったもんだ。

今後の展開次第では「名作」になり得る作品かも。
期待大です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2015-07-04 10:42:21] [修正:2015-07-04 11:47:48] [このレビューのURL]

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