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今ネットで話題になっているので読んでみた告発エッセイ漫画です。衝撃的な内容でした。作者は新人漫画家ですが漫画家漫画としてのクオリティは高い方です。
ただし、告発側の作者と飛鳥新社が一切の裏取りをしていない(特に飛鳥新社はどうなのか。作中じゃ救いの新編集と描写されているが)ということなので信用性の部分ではどうしても疑いも持ちつつ、読まなければいけないとは思います。
それでも作者の担当であるKADOKAWAのボーノ氏については、色紙1600枚フルカラーという常軌を逸した行動をやらせたのは事実であって(謝罪広告あり)、それなりの信用性がある部分ではないかと思いました(作中の経過と違い業界無知な作者が乗って来ていた部分の可能性も感じますが、そこは編集が既知な責任者でなければいけません)。こんな大手会社でも、こんな人がいるという業界の闇については触れてはいるのかなと。全業界にも通じる本当に怖い話ではあります。
それ以外の描写については、後半異常に文字が増えて読みにくさ爆発だったりして、作者の精神状態は今も危なそうですしなんとも(ねとらぼと場外乱闘が始まった模様)。
あと作者については自業も感じるし(不自然なほどボーノ氏と縁を切らない)、エッセイ漫画を多く読んできて、駄目な人はたくさん見て来ましたが、どこか憎めない人が多かったです。しかし、本作者から感じる作中でもときに示唆される壮絶過ぎる人生もあってか、痛い人なのではとの印象は拭えません。単行本二巻打ち切りの新人という部分に後ろめたさが皆無な辺りには別の意味で驚きでしたし。干される覚悟と銘打たれてはいて、この世界実力次第でしょうが「使いにくい人」だとは感じました。
とりあえずボーノ氏を軸に扱う無料でも読める三章まではある程度の信用性があると思いますし、読みやすさもまだあります(ここも一定の信用性を感じる部分。後半のごちゃごちゃは逆に疑わせる)。業界の闇・転ばぬ先の杖として無料ですし、読んでみてはどうかとは言えると思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-06-17 07:10:14] [修正:2017-06-17 07:10:14] [このレビューのURL]
謎、バトル、エロやエグさありのダークファンタジー作品。掲載誌のこともあって、知名度は高くないですが秀作だと思います。高画力でアメコミ風を取り入れた日本寄り融合絵は独特で最も魅力を感じました(バトルが若干見辛いところもあるがこの手の絵にしてはマシな方)。キャラデザも癖が少なくて獣人キャラに嫌味がなく、女性キャラはかわいい。レトロなアメリカ世界観、謎を振りまく話にも引きつけられ、キャラも立っていて特に獣人主人公アレックス刑事の格好良さは特徴的。賑やかし要員に見えたピートが第二主人公的成長を遂げたのも良かったです。
一方でやや難解な二重螺旋をテーマにしたダークファンタジーがほぼ全てなので、刑事である主人公が主体的に捜査するというよりもほぼ振り回される格好だったこと、ヒロインのネクロや関係者が責任をとったとはいえラスボスに転嫁出来ない身勝手な罪が重すぎたこと(よって結末のカタルシスが弱い)、核になって行く獣人差別問題が序盤には感じにくく、終盤の展開がやや唐突に感じたところなど不満点もありました。
しかし、全体として謎や話をしっかり解決して終わったことをはじめ長所が大きく勝ったという印象です。独特かつ一気読み向きの作品なので、未読の人には最近完結した今こそおすすめしたい作品かなと思います。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-06-03 17:58:13] [修正:2017-06-03 17:59:33] [このレビューのURL]
3点 SKET DANCE
トータルで見て、つまらない回の方が多かった。
劣化銀魂と呼ばれている(自虐すらしていた)のも頷ける。
それを証明しているのが銀魂とのコラボ漫画。
銀魂における空知さんが描いたコラボでは、銀魂ワールド全開のストーリーで、銀魂世界に飛んだボッスンやヒメコが見事に巻き込まれていた。
では篠原さんが描くコラボではどうなったか?
銀魂世界からやってきた銀さんや神楽がものの見事にボッスンやヒメコを振り回していた。
世界観やキャラの強さや個性は、スケット団よりも銀魂のほうが圧倒的に上だったと認めてしまっているようなもの。
現に、銀魂より短命のまま終わった。
銀魂と比べるなという声もあるが、設定も似ていた上にコラボすらしているのだからそんな言い訳は効かない。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-13 18:32:00] [修正:2017-05-23 19:05:44] [このレビューのURL]
4点 ニセコイ
困ったときはヒロインを増やす。
そのありきたりな方法を恥ずかしげも無く利用してダラダラと話を引き伸ばしていっただけの作品。
何というか、劣化版「まぶらほ」という印象・・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-21 00:43:00] [修正:2017-05-21 00:43:00] [このレビューのURL]
9点 GS美神 極楽大作戦!!
構成力が神懸っている。
横島が酷い目に遭って終了パターンは多用されるものの、
そうでない場合は予想がつかないオチが多く、なおかつ見事に話を締めている。
キャラもイキイキしており、
スタイル抜群ながら金にがめつい自分本位なクソ女。
しかし子供じみた面をたまに見せる美神令子というキャラは主人公としては唯一無二の存在だろう。
連載を終わらせなくても良かったじゃないか、と思えるほどの出来。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-20 23:56:25] [修正:2017-05-20 23:56:25] [このレビューのURL]
10点 ペット
イムリしかり作者は完全に平成の怪物。
独特な世界観、心理戦、超能力バトル、どれをとっても一級品で心理戦に関してもまるで全盛期のデスノートを思い起こさせる出来。
イムリが面白いと思ったならこっちもどハマりするでしょう。
ちなみに私はイムリよりも断然こっち派。
続編も出るらしいのでたのしみです
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-17 21:12:17] [修正:2017-05-17 22:35:23] [このレビューのURL]
5点 聲の形
テーマが斬新だったが、独自性もあったし
心理描写も見事だった。
ただし、陰湿なイジメ行為を受け続けたヒロインの心理描写は不可解だった。
結局のところ、耳が聞こえない人間の心理を健常者がしっかりと描ききることなど無理だった。
という気がして仕方がない。
感動を呼びたかった感はあるが、どうにも腑に落ちない点が多すぎる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-17 02:51:39] [修正:2017-05-17 02:51:39] [このレビューのURL]
7点 キングダム
ヤングジャンプでこの後に載ってる漫画が全て色褪せて見えるほどの面白さ。
巻頭にある週なんてこれしか読む気にならない。
ただ最近気になるのは、長さ。いくら週刊で毎回のようにカラーで発売間隔が短いとは言っても、このままでは完結まで相当な時間がかかるように思われる。
2017.05 追記
少し減点
現在、連載では趙のギョウ攻略中。
作品の面白さが失われたわけではないが、
王騎の死を一つのピークとして少しづつ下降しつつあるように感じる。
そして歴史上これから描くであろうことはあまりに多い。杞憂であればよいのだが。
この作品の特に優れたところに、作者以外の作画があるように思う。
週刊連載で頻繁に表紙、カラーを描きながらも、毎週のように相当な数の人間、武器、城、鎧etc が
画面に存在する。
作者だけではなく、それを支えるアシスタントの方々の力量もまた素晴らしいのだろう。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2008-09-11 12:57:38] [修正:2017-05-15 22:23:17] [このレビューのURL]
5点 左門くんはサモナー
天下のジャンプでこれほどまでにサブカル寄りというか、
言ってしまえば「オタク」な作品が連載されてしかも一定の支持があることに少々驚き。
「斉木楠雄の?」も相当だが、あれはネタだけが「オタク」というかネット寄りなのに対して、
こちらはキャラクター、作品世界(世界各地の宗教・神話絡み)も含めてその空気が感じられる。
そのために無意識にバイアスのかかった読み方になっているのかもしれない。
作品としては
基本単発ギャグなので当たりはずれがあって、たまにある長編はあまり好みではないが、全体としてはそこそこの面白さを保っている印象。
作画は新人離れした簡略具合。
書いてて思ったけど「オタク」って言葉がもう古いのかも・・・
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-15 21:28:49] [修正:2017-05-15 21:28:49] [このレビューのURL]
7点 地獄先生ぬ〜べ〜
小学生当時、心の底から恐怖を覚えた回もあった。
ほんわかする回もあった。
しかし何よりも、性の目覚めを感じたのはこの漫画だったかも・・・
という作品。
女性に対して性欲を抱いたのはゆきめさんだったような気がする。
王道路線ながらかなり際どいことしてたんだな、と感心します。
アニメも見ました。
色気路線は抑えてましたが声優さんがみんな良かったですね。
広役が藤田淑子さんだったとは、驚きです。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-05-14 04:51:55] [修正:2017-05-14 04:51:55] [このレビューのURL]