「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

6点 エリコの失敗日記
知人の若い20代の女性が同様な病気のため、半年ほど入院治療されました。
入院以前の彼女は、一流大企業で将来を嘱望されるくらいのエリートウーマンで、
経済的だけでなく結婚生活も得て順風満帆に見えていました。
なのに、ある日破綻の日が来て、錯乱状態になって1週間ほど家出をしました。
とてもそのギャップが信じられず、未だに人間の底知れぬ闇のようなものが
私の中に残っています。
その疑問に応えてくれることを期待して、この作品を読んでみました。
なるほど、3回の自殺未遂の原因や経緯は理解できました。
さらには、人間との繋がりの希薄さが原因と自己分析されています。
しかし、最終話では「病気と障害を持つ私に必要だったのは、生きられるだけの
お金と仕事だったんだ」と結論付けられております。
そのことで、ますます理解が遠のいてしまいました。
本当にそうなんですか、と尋ねてみたい衝動が起こり、やや消化不良です。
同様の失敗をされる方々の代弁者として、またその周辺にいて救済に心を
砕く方々のために、さらに理解が深まる作品を期待します。
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[投稿:2024-11-10 09:25:45] [修正:2024-11-10 09:25:45] [このレビューのURL]
6点 恋せよキモノ乙女
私は女性向け漫画は苦手で、あまり多くは読みませんが、本作品には他には
ない特長がたくさん散りばめられていて、どんどん読み進めてしまいました。
1.着物に関する蘊蓄が凄い。
表題がそうなんですから当然なんですが、ご本人の職業とは基本的には
関係ないですから、趣味というかお好きなんですね。
山崎零さんは、日本画家としても有名な方です。
写真で見ても、着物がお似合いの素敵な女性でした。
2.毎回異なる場面設定
観光名所や隠れた名店などへ着物を着て、デートや見物に出かける設定が、
旅行記のような雰囲気を醸し出しますので、楽しいです。
3.恋愛
主人公の健気で一途な恋心が可愛い。
早い段階で、失恋してしまいますが、「想い続けることは悪いことでは
ないでしょ」と心に秘めながら、新しい仕事に邁進する姿は好感を持ちますね。
ただし、恋が成就してからは平凡な少女漫画になり果ててしまったのは残念です。
斜めに世の中を見てしまいますと、こんな風に恋が成就し、結婚に至ったが
皆幸せなら、世の中に離婚や別れはないわけで、そんな現実を描く女性作家
さんはいないのでしょうか。
別れも千差万別で様々な人生の彩と思うのですが。
と、本題からそれましたが、本作品は表題通りの直球ど真ん中の良作でした。
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[投稿:2024-10-12 09:54:18] [修正:2024-10-12 09:54:18] [このレビューのURL]
6点 ダイヤのA
甲子園を目指す強豪高校の大所帯チームを背景にしており、ちょっと
これまでと違った切り口でした。
強豪校の割に規律に厳しさがないのは違和感が残ります。
チームの部員全体にキャラが散りばめられており、リアルな部活を想像しやすいです。
部員全体に物語があるのは、長所でもありますが、登場人物の多さが雑然として
焦点が定まらない欠点でもあります。
大長編漫画ドカベンなんかは明訓高校の5,6人とその時のライバル達で
回していましたから、分かりやすい構図でしたね。
この良さが欠けるように思います。
まだ、6巻までしか読んでおらず、全部読み切らないと分からない面白さがあるかもしれません。
この先まで読んで時点で追記をさせて頂くかもしれません。
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[投稿:2024-09-29 09:24:26] [修正:2024-09-29 09:24:26] [このレビューのURL]
6点 やれたかも委員会
恋愛あるあるを大人になってから回顧したような内容です。
なかなか奥深く、かつ思わず頷いてしまうような感じがあります。
さらには、ちょっと幼過ぎた過去の自分を恥ずかしく思うという共感が生まれます。
面白いか面白くないかは、人によって強く差が出そうです。
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[投稿:2024-09-22 10:32:41] [修正:2024-09-22 10:32:41] [このレビューのURL]
6点 ブレインダメージ
ソリッド・シチュエーション・ホラーというようなジャンルが
あるそうですが、なかなかの短編集です。
ホラーといっても、描写がキチンとされていて、さほど恐怖を
感じずにすみます。
最期のオチも用意されているので、読後感も納得できます。
他にも多数の描きおろし作品があるらしいので、探してさらに
読んでみたいと思います。
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[投稿:2024-08-25 14:24:41] [修正:2024-08-25 14:24:41] [このレビューのURL]
6点 鉄工所にも花が咲く
野村宗弘氏の作品には、町工場それも溶接、塗装が主たる鉄工所の話がよく出てきます。
きっと、自身が鉄工所勤めの経験が豊富なのでしょう。
本当に実務の細部にわたる知識が豊富です。
表題は、良いですね。
そうです。ほこりと油の匂いの強い鉄工所にも、花は咲きます。
踏つぶされそうな小さな路傍の花ですが、確かに咲きます。
野村氏の眼には、気の強い新人嫌いのおばちゃんや人間嫌いのおっちゃんたちの心遣いが、二十歳のお嬢さんと同じ花に見えるのでしょう。
インパクトのある作品でした。
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[投稿:2024-08-14 11:22:45] [修正:2024-08-14 11:22:45] [このレビューのURL]
6点 本日は休診
石川サブロウ氏の持ち味が、最大限に発揮された作品です。
前説の美文や、無理に泣かせようとしない大人の童話的な展開が素晴らしい。
個人的好みで言えば、鯛山先生の「ヒバリ」、鯛岳先生の「見川医院へようこそ」の回は、出色です。
生きることの原点が、ここにあるのかもしれません。
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[投稿:2024-08-04 13:06:26] [修正:2024-08-04 13:06:26] [このレビューのURL]
6点 パパと親父のウチ呑み
「ウチご飯」の続編だけれど、「呑み」に特化した内容に変貌しました。
男やもめ所帯なので、簡単レシピが魅力です。
ただし、食べログなんかが充実している現在、「クッキングパパ」ほどの
料理レシピの価値は相当下がっていますよね。
ただただ、男やもめ所帯のくつろぎタイムを一緒に味わう癒し系
漫画としての価値ではないでしょうか。
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[投稿:2024-07-10 07:33:32] [修正:2024-07-10 07:33:32] [このレビューのURL]
6点 トリガー
殺人が許される特権者という初期の設定の特異性が、何より強烈だ。
現代、違法ではないあるいは違法だが、人権と言う名の下、
被害者が加害者に報復できない社会のいびつさに焦点を
合わせたドラマが展開されている。
これはこれで面白いが、マンネリが進みだした頃には、トリガーも
どんな悩みを持つのか、というドラマに変化しいくところが面白く感じた。
非現実的ではあるので長編は望めず、5巻程度で楽しめる作品である。
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[投稿:2024-06-15 10:07:05] [修正:2024-06-15 10:07:05] [このレビューのURL]
6点 からくりパックス
心温まるほのぼのした短編集です。
1年後に「Theかぼちゃワイン」で漫画賞を受賞するくらい
大成功をおさめますが、その原型がこの作品にあります。
三浦みつる氏は手塚プロダクションのアシスタントを経験されていたようです。
描画はもちろん、ストーリーも手塚治虫氏の影響が大きく、共通点を感じます。
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[投稿:2024-03-17 17:12:17] [修正:2024-03-17 17:12:17] [このレビューのURL]
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