「」さんのページ
9点 め組の大吾
漫画として面白いと思います。
これを楽しみに雑誌を買っていた人も居ると思います。
ただ、これを読んでこんな消防士を目指そうとか思う類の話ではないですね。
この漫画家の話は基本的に天才を描くみたいなストーリーなので、こんな人間は居ないと言ってもいいし、災害対応はチームワークで救助するほうにもリスクが有るので、勘違い人間は周りを巻き込み大事に至る可能性もあるでしょうし。
その点は作中でもしっかり描かれているので、物語として破綻しているとは思いません。
現実をベースとしたフィクションとしてはぐいぐい引き込まれるストーリーであるし、戦闘漫画みたいに敵が強くなるわけではなく、色々なタイプの災害をだして対応するというスタイルなので毎度熱くなれます(笑)
恋愛方向もこれ位で丁度いい感じだと思いますね。
お勧めできる漫画です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-25 00:41:10] [修正:2011-11-25 00:41:10] [このレビューのURL]
9点 7SEEDS
とにかく田村先生の作品はストーリーのヒキやスピード感が半端ない。
たまにあまりにもヒキが強すぎてハッと冷静になってしまったりも
するけれど、こんなに心が熱くなって先が気になる少女漫画を
書く人を他に知らない。エンターテイメント性という事においてこの人の才能は他とは一線を画している。
7seedsはそもそも「最後まで書ききるのが大変そうだけど、田村先生がこの設定でお話書いてつまらない訳が無い!」と言い切れる設定。
その上「生き残りの特別養成学校」みたいな設定まで出てきてまさに本領発揮。
バンバン人が出てきてバンバン人が死にます。ちょっとグロ?残酷風味な所も田村節のセリフに良く似合って面白いの面白くないのって。
ただ、唯一にして最大の欠点はやはり絵柄かな。どうしても独特のくせのある古臭い人物の書き方。
少女マンガっぽいと敬遠する男性の方も多いと思いますが、
お願い、我慢して読んでみてください!と言いたくなるくらいです。
あと、背景がたまにとんでもなく雑になってる。
あぁーー田村由美ほど絵柄で損をしている作家がいるだろうか。
でもたまーにその独特の癖のある絵がとんでもなくかっこよく見える
時もあるんです。とにかく熱い!そんじょそこらの少年漫画より
熱くて面白い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-24 20:06:11] [修正:2011-11-24 20:06:11] [このレビューのURL]
9点 天然コケッコー
くらもち世界の魅力をぎゅっと詰め込んだような作品。
瑞々しい自然の風景と、美男美女だけど完璧人間ではなくて、
とっても人間臭い「大沢君とそよちゃん」
そしてその家族や友達の、なんでもないけど面白い、田舎のストーリー。
よくキャラ立ちっていう言葉を簡単に使いますけど「これが本当のキャラだちやー!」と言いたくなるくらいこの作品のキャラそれぞれの個性
は見事!
お父さん&ミツコやしげちゃん、そしてそよちゃんのお母さんや
大沢君のおじいさんまで、
本当に面白くて生き生きとしたキャラになっているのです。
考え抜かれた舞台背景とキャラ作りがあるからこそ、なんでもないような
日常風景がとても面白くて身近に感じられる。
ロマンチックだけど、どこかボケててぬけてるそよちゃん&大沢君
のラブストーリーは二人の成長譚にもなっています。
どの巻も全部面白い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-24 19:52:02] [修正:2011-11-24 19:53:20] [このレビューのURL]
9点 海の天辺
くらもち先生の大ファンです。この作品は自分の中では
くらもち先生のトップ3に入るくらい好きです(という人はたぶん珍しいんでしょうね)
何がスキって少女マンガの相手役としても教師としてもそれでいいのか?微妙ーーな感じのヒロインの相手の先生。
ちょっと女たらし、でも、生徒に対する態度がちょうといい距離感で、ふまじめだけど真面目な部分もあって人間臭い。
っていう、くらもち漫画の定番的ないい人なんだか悪い人なんだか
良く判らないけど魅力的なカッコいい男性のパターンなんですね。
少女マンガの典型ヒーロー的な正義感あふれるいつも優しくて女性に対しても紳士な男性なんて、現実にいたらモテるんでしょうか。私はモテないと思うんですよね。
どこかつかみ所の無い、けど深い魅力のある人間の方が魅力的なのは女性も男性も変わらない。
もちろん少女マンガなので、残酷な事は起こらず、上手に甘いヴェールで包んでありますが、
少女が始めてリアルな恋をして見た世界を美しく、でも
綺麗事だけではなく見せてくれて、私はとても懐かしくてキラキラした気持ちになるのです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-24 19:31:38] [修正:2011-11-24 19:41:15] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
この作品の、特筆すべき点は着想である。
「それが何か」「それが何処から来たのか」といった疑問に関しての追求はせず、最後まで「それがいる事によって変化する世界」を描き、さいらには「それ」との対比として「人間」の立ち位置を再確認するという手法は、なるほど舌を巻く。
この「それ」を生み出したという着想こそが、この物語の成功と言える。
ただ、それだけでは無い事もこの漫画が、高い評価を受ける所以だ。
一つは、構成力。
しっかりと纏められた物語は、随所に読み手の心を鷲掴みにして離さない。
そして、主人公=最強という王道が存在しない事も面白い。
この物語はあくまでも、主人公=超人的な能力を持ち得ながらも人ひとり救出する事も用意ではない者として描かれている。
故に飛躍的な物語ではなく、あくまで読者と主人公が同じ目線で物語を進める事を可能にした。
そして、最後にこの作者の技量が大変高い事も評価の理由として上げておく。
この物語は、ご都合主義の物語である。
もっとも漫画を問わず創作物語というものは、ほとんどがコレに依存するが、この作者はこのご都合主義を、読み手に悟られないように物語を描く事が非常に上手い。
ここまで、絶賛しておいて何故10点を着けなかったかというと、これは個人的なものなのだが絵があまり好みではない。すこし古くさい印象尾を受けるため減点とさせて頂いた。
絵が好きではないという理由でこの漫画を読んでない人間も多いのではないであろうか?
しかし、一度食わず嫌いを克服して、この本を読んでみて欲しい。
この作品は、絵という弱点を補ってあまり有るストーリーが詰まっている。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-11-23 18:39:20] [修正:2011-11-23 18:39:20] [このレビューのURL]
9点 HOTEL
業界もの漫画の先駆け的存在でありながら、未だにこれを超えるような作品は思いつかないです。
「お客様は神様です」や「申し訳ございません」連発などのイメージもありますが決してそんなことはなく、
ホテルマンを聖職者扱いせず、綺麗事だけではない本音の世界が描かれていて非常に興味深いです。
最初っから客を疑ってかかったりとか(まあそれもどうかと思いますが)。
最初の頃はホテルを舞台とした群像劇、途中からは従業員をメインにした業界ものとなっています。
東堂マネージャー、もしくは若手社員の赤川くんも一応の主人公格となっていますが、
二人が出てこないことも多く、それどころかホテルの従業員が話にほとんど絡まないこともあります。
言ってみれば、ホテルに泊まる人、ホテルで働く人、ホテルを一時的に利用するだけの人、
それら全ての人に様々な角度からスポットを当てて見事に描き出した傑作。
人の生死にまつわるような話ではないですし、単にホテルを利用する人とその従業員という構図は
どうしても淡々と落ち着いた内容になってしまいがち。
ただ、100組の宿泊客がいれば100通りの物語があります。 同様に従業員の数だけ物語があります。
宿泊の話はもちろん、ホテルのフロント、クローク、バンケット、照明、営業、設備点検、ドアマン、厨房、
客室係、経理、庭師に至るまで様々な職種の人たちが主役となり、様々な物語を織り成していきます。
確かに派手さはないものの、これほどまでに安定した面白さで多彩な物語を描けるのも巨匠ならでは。
当初は作者が群像劇を意識しすぎたのか、話によって出来不出来の差がかなりあります。
従業員メインの話になってからは、東堂さんの仕事っぷりがほぼ完璧に近いので、同じ社会人として
本当に感心するばかり。 ただその点での面白みには欠けるところがあるかもしれません。
作者もそれよりは、危なっかしいながらもどんどん成長していく赤川くんや、たまに男を見せる
松田さんの方が話作りがしやすかったのかも。
まあ基本的には毎回ハッピーエンドを迎えるために話が上手くいきすぎる感も結構ありますが、
それでも途中からは話にどんどん厚みを増して、手が付けられないほど面白くなってきます。
とりあえず念のため、当たり前ながらこの作品はフィクションです。
あまりのリアリティゆえにまるでこんなホテルが実在するような錯覚に陥ってしまうかもしれません。
業界もの漫画では、その内容の真偽はともかく(素人には判別つかないので)、いかにも本当だと
思わせてくれるような確固たるリアリティを持ったものが個人的には良い作品だと思います。
そういう意味で、やっぱりこの作品を超えるような作品はなかなか出てこないでしょうね。
文庫版表紙での世界の一流ホテルの写真も雰囲気作りに貢献していて素晴らしいです。
一流ホテルでの人間模様と舞台裏を見事に描いた、格調高いながらも庶民的な趣もある傑作。
巨匠の代表作と呼ばれるに相応しい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2011-11-22 01:37:16] [修正:2011-11-22 01:42:55] [このレビューのURL]
9点 弱虫ペダル
自転車競技の知識は全くありませんでしたが、読んでいて熱くなる漫画!!
どの戦いも感動があるし、良作だと思います。
今後の展開にも期待。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-20 14:27:17] [修正:2011-11-20 14:27:17] [このレビューのURL]
9点 大長編ドラえもん
特にレビューが必要とも思えない国民的児童漫画の最高峰(でも好きだから書いてみた)
これを読んで作品背景に興味を覚えない幼学年は、ろくな大人になれないでしょう(笑) というぐらいあらゆる知的興味、教養を育める稀有な作品です。
ただしレビューというか、万人にお勧め出来るのは中盤辺りの刊行巻まで。
それ以上は惰性なのが残念。
今作品は大人になってからも再読に耐えられるテーマ性を持つので、子供の頃に読んだきりの人にぜひお勧めです!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-17 14:47:02] [修正:2011-11-17 14:47:02] [このレビューのURL]
9点 預言者ピッピ
地震予知ロボットであったはずのピッピが大切な人の死をきっかけに全ての現象を予言する神のようになってしまった。
ピッピは人類に幸福をもたらすのか、絶望をもたらすのか。
2巻を読み終えて。点数1点上げました。
この作者は完全に僕の理解の範囲を越えています。
設定、展開、言葉のチョイス、全てにおいて。
次の巻がいつ出るのか分からないけど
別に未完でもいいかなぁーって思えてきました。
この話の結末が全く想像出来ないし、読者が納得できる結末なんてあるのかなぁ?って思います。
この作者さんの力を信じて気長に待とうと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-07-04 02:03:11] [修正:2011-11-16 03:23:21] [このレビューのURL]
9点 レベルE
冨樫先生を見直した作品。絵も上手く独特なストーリーが好きですね。3冊以上続けてほしかったため1点減点で…
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2011-11-15 21:48:35] [修正:2011-11-15 21:48:35] [このレビューのURL]