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9点 天〜天和通りの快男児〜
序盤ははっきり言って微妙。
個人的に天=通夜編だと思っているくらい最後のエピソードが素晴らしい。(東西戦も普通に面白いけど)
最初にアカギを読んでたから展開には驚いたしショックだったけど、赤木の人生観や信念を曲げないかっこよさに感動した。
特に自分が死ぬというときに銀次を励まし、死について語るところは立ち読みしながら泣きそうになった。
今まで読んだ漫画の中でも屈指の名作。
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[投稿:2012-09-15 15:03:38] [修正:2012-09-15 15:03:38] [このレビューのURL]
9点 黒博物館 スプリンガルド
100円で売ってたから適当に買った漫画。
これを読んだ頃、なんだか漫画マンネリというかそんな感じで、何を読んでもピンとこなかったんだけど、そういうものが一気に吹き飛んだ感じがした。
漫画を読んでわくわくして、胸が熱くなって、読み終わった後しばらく余韻に浸る。そのかんじをを久しぶりに味わった。
1冊で完結するしぜひ読んでみてほしい。
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[投稿:2012-09-13 05:54:39] [修正:2012-09-13 21:30:10] [このレビューのURL]
9点 ARIA
一話完結の未来異星世界を舞台にした日常系癒やし漫画。
前作「AQUA」を読んでいる時から面白いとは思ったのですが、
こっちの方がパワーアップしていますね。コマ割り、
台詞回し、風景描写とかこの漫画センスが高いなと自信を持って言えます。ただの延々と続く日常ものじゃなく、成長や移り行く時を描写しているのが印象的ですし、
一本の筋が通った形で終わりました。前半で独特の世界観、イベントの説明を終了した感じで、後半はキャラの掘り下げや成長を描写していますがそれが非常に上手いです。ただの綺麗な物語で終わらずブラック面にも足を突っ込みますが、深刻にならないで
説教臭くならないように優しい雰囲気は維持されています。画力は相変わらず高いだけじゃなく、最後に行くまでさらに加速して、丁寧なのに劇画的にはならない良い塩梅で終わった稀有な作品かと。
ダラダラやれそうなのにこの巻数で収めたのも良かったですね。
日常系の一話完結話や女性漫画家の作品では合わないのが多い自分でも楽しめた辺り幅が広い作品で人に勧めやすそうです。前作「AQUA」は読まなくても楽しめますが、読んだ方が終盤に繋げてくるので感慨が違って来ます。唯一主人公灯里(彼女の魅力は本作
の長所で強く描かれる)の師匠・先輩のアリシアが引退はともかく作中出てこない誰かと結婚までしたのは釈然としませんでした。
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[投稿:2012-09-10 06:46:57] [修正:2012-09-10 06:58:50] [このレビューのURL]
9点 夏子の酒
日本酒まんがってぐらいしか情報がなく、事前情報なしで読み始めましたが最後まで一気に読めた。
日本酒ブームの先駆けとなったまんがじゃないでしょうか?
世間の間違った知識を正しく記述されているので目から鱗なことも多かった。
最後に日本人でよかったと思い、日本酒を飲むときは醸造に関わったすべての人に感謝しながらいただいています。
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[投稿:2012-09-10 06:34:16] [修正:2012-09-10 06:34:16] [このレビューのURL]
9点 ひなちゃんの日常
出会いはたまたま取っていた産経新聞
ふと目に入ったひなちゃんの日常に目が留まる
新聞に連載されているだけあって、1話完結で途中から入ってくる人にもわかり易い楽しい作品になっています
コマ数は大体7コマから10コマ、30秒もあれば読めます
絵は只管に丸っこくてかわいらしい、しかしコテコテの少女漫画の様な絵でもなく読み易さと癒しが共存しているかの様な素晴らしい絵である
「ひなちゃんの日常」というタイトルだけあって3歳の可愛らしいひなちゃんの日常を描いたこの作品、とにかく癒されます
ひなちゃんの純粋さや優しさパパママの包み込む様な優しさ、おじいちゃんおばあちゃんやタマにマサオ君達も魅力的だけど、ひなちゃんとパパママのお話は無敵です、同じ様な話でも何度も癒されるしほっこりさせられる。
ほとんどのお話が本当に日常でありそうな話ばかりなのにそれらをストーリーに変換させてしまう作者の技術は凄い、しかもこれをほぼ毎日連載しているのだから恐れ入る
朝新聞を見てこの作品を見て少し幸せな気持ちと元気を貰えます
ちなみに1巻は1Pに4話も収録されていて、1998~2004(当時は週間連載)までの6年分の作品が楽しめます、1巻だけでも読んで欲しいな
特に悩んでたり疲れている大人の人に読んでもらいたい、きっと好きになるはず
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[投稿:2012-09-08 23:46:56] [修正:2012-09-08 23:49:05] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
9点-物事の考え方が変わったりするほどの力を持った作品
まさにそういった作品でした。
人間はほかの生命を頂いて生きている。
そんなごく当たり前なことを教えてくれます。
気で食べ物を残す、魚(アジのひらきとか)を綺麗に食べれない
そんな人に
この本を読ませたくなります。
主人公の心理描写
寄生獣同士の戦闘描写
名言の数々
ラストまでの展開の速さ
終わり方も綺麗で
まさに名作。
絵が上手かったら文句なしの10点です
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[投稿:2012-09-08 01:50:21] [修正:2012-09-08 18:46:05] [このレビューのURL]
9点 SLAM DUNK
最初に全巻買った漫画です。
花道やチームメイトの性格、得意なプレーが分かりやすく描かれ、相手チームの各プレーヤーの特徴が分かりやすく表現していました。
試合のバスケシーンは臨場感に溢れ、パス回しやシュート、リバウンドでのボールの流れが分かりやすく、テンポも良くて試合にぐんぐん引き込まれてしまいました。
花道の成長、ドロップアウトしたメンバーが復帰するまでの流れ、チーム全体のレベルアップが分かりやすく描かれて感動するシーンもありました。
登場人物が熱いのはもちろん、試合展開も熱く面白かったです。
安西先生の名セリフとなった人生訓もいいなぁ。
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[投稿:2012-09-08 01:15:37] [修正:2012-09-08 01:15:37] [このレビューのURL]
9点 百物語
久々に最近寝る前にこの百物語を読み返していたのだけれども、いやぁ止まらない。とりたててインパクトのあるわけではなくて、ただそこにあって身体の中を通り抜けていく怪奇。あと一話あと一話と思いながら、ついつい眠さに耐えられなくなるまで読み続けてしまった。
百物語は杉浦日向子が紡いだ九十九の掌編からなる江戸怪奇集。当時の色んな百物語から杉浦日向子が選び抜き、仕立て直したとびっきりの江戸の不思議なお話が行灯の光にのせて語られていく。
杉浦日向子の作品に総じて感じることだけれども、この人の想定読者って現代に生きる私達ではないのではないかと時に思ったりもする。何というか、言葉等が私達にも理解できるよう翻訳されている一方で、物語の感覚は江戸にあったものそのままなんじゃないかと。そのくらいの江戸への没入感。
だからこそ、その異質さに戸惑ったりもする。例えば「ゑひもせす」では忠臣蔵の物語に打ちのめされながらも、個人的にはその世界には未だ馴染めていなかったりするわけで。でもこの百物語は一度慣れてしまえば、本当に江戸へとトリップできる。自分の感覚が江戸のそれになってしまったかのように思える。
江戸の感覚、というのは常に怪奇が隣にあったということだ。死んだ父に出会っても、人魚や天狗を垣間見ても、それらは当然のようにそこに存在する。相当に奇妙な話にも関わらず、本当にあったかのように語られるのではなくて、本当にあったものとして語られる。他愛のないものも、ぞっとしてしまうものも、ひたすら不思議なものも、突如降りかかってくる災いというわけではなく、ただただそういうものとして人々に馴染んでいる。
そんなこんなしていると、いつの間にか私自身が江戸の怪異を聞かされ、江戸の人々に出会ったような気がしてくる。聞かされた話を今度は自分が他の人に話してやりたくなってくる。多分そんな風にしてこれらの話も語り継がれて来たのだろう。
特にお気に入りは「絵の女の話」「他人の顔の話」「長持の中の話」あたり。ただ特に印象に残っていない話でも、それはそれとして同じくらい愛すべき話であるように思う。ただそこにあるだけの話だからこそ。
今さら私が言うまでもないのだけれど、百日紅と並ぶ杉浦日向子の名作なので読んでない方はぜひ。しかし名作という大仰な言葉はこの作品に似合わないな。怪奇が心を揺さぶるのではなくて、ただただ怪奇が寄り添ってくれる。そんな愛すべき怪奇集。
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[投稿:2012-08-18 00:33:21] [修正:2012-09-06 22:17:08] [このレビューのURL]
9点 宇宙兄弟
とにかく元気がでますね。
シリアスな展開も読者をわくわくさせるようにできてますし。
ギャグ部分も自分にはかなりツボですね。
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[投稿:2012-09-05 19:42:05] [修正:2012-09-05 19:42:05] [このレビューのURL]
9点 はみだしっ子
彼らはみな親の「愛」を知らないこども。
どこかにいる愛してくれる人「恋人」を探して彷徨う彼らの姿が楽しく切なく、衝撃的に---描かれています。そんな4人を襲うある「事件---」
それはようやく見つけた「恋人」との幸せをも奪うことになるのです。
クライマックス10巻?「つれて行って」では
人は人を裁けるのか? 贖罪とは--?何のために生きるのか?
という難問を私たちに突き付けることに。
親になること 家族になること・・・。当たり前だと思っていることの難しさにも気づかせてくれるに違いありません。
テーマは重いながらも魅力的な4人の子供たちがとってもかわいい作品です。
理論的で、哲学的でも--楽しくって、せつなくて---
どの世代が読んでも胸にクる何かがある作品だと思います。
よかったらこちらへ♪
http://edoga.blog22.fc2.com/blog-entry-1121.html
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[投稿:2012-09-03 12:47:46] [修正:2012-09-03 13:07:21] [このレビューのURL]