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[ネタバレあり]

私がマンガを読むきっかけになった作品。

冬目景作品はどれもほのぐらく、それにどれだけ心を通わせるかで面白さが違います。従って非常にレビューが難しい。人に寄ってどれだけ琴線が触れるか違いますから。

羊の群れに紛れた狼は悲しい牙で己の身を裂く。

という冒頭の一文が心に響いた方は読んでおくべきです。きっとあなたの心に残る作品になるはずです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-07 16:34:37] [修正:2006-01-07 16:34:37] [このレビューのURL]

ひきこもり経験者の原作者だけあって、主人公・佐藤君の言動、心理にはかなりリアリティーを感じる。
(・・のは私自身ひきこもり寸前までいった過去があるからだが(笑)
   
対人恐怖、虚言症、空想癖、現実逃避etc…。
彼の姿は”普通の”人から見れば只ひたすら 「イタイ」 。 
というか、物語に登場する佐藤君の後輩も、先輩達も、自称・天使のヒロイン・岬ちゃんもみんな 「イタイ」 。
馴れ合いや建前に支配されがちな人間関係の中で、不安定な自分を歪な形でもなんとか「世界」と繋ぎとめようとする彼ら。
たとえそれが痛みを伴ったとしても。
そして、そんなたやすく擦り切れてしまいそうな彼らの姿・心に、我が身を重ね合わせてしまう 「イタイ」 自分。

等身大の、悩める青少年少女達の、ちっぽけで不恰好な愛すべき青春。

かの 「エヴァ」 で広げられた大風呂敷を、四畳半でやった、みたいなお話し。

   
絵は見やすいし、女の子も可愛いから○。
そして、何気ない1シーン、1セリフに込められたリアリティー。
後はどうこの物語が帰結するのか、で評価は転がる。
現時点de限りなく 8点 に近い 7点 ということで。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-06 05:14:24] [修正:2006-01-06 05:14:24] [このレビューのURL]

「やってみればわかる、やらなければ一生わからん!!」
炎尾燃の良い詭弁は何故かやたらと説得力がある!
甘〜い言葉より熱い言葉のほうがおもしろいぞ!!
熱い言葉に魂揺さぶられます!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-02 04:20:02] [修正:2006-01-02 04:20:02] [このレビューのURL]

絵柄も良好、ストーリーも甘ったるいだけの青春・恋愛ストーリーに留まらず、オリジナルエヴァのように登場人物、ひいては読者の心の中にまで照射するよう展開している。
(渚 カヲル君の立ち回りがgood!)

しかしオリジナルにのめりこんだ私は、正直 
「何を読んでいるのか」 
を見失ってしまいがちな印象を受けた。

「いい奴なシンジ」 「よくしゃべる可愛らしい綾波レイ」 「幼馴染のアスカ」  悪くない。

だが、読み進めるうちにふと脳裏をよぎっててしまう。  

「俺、何読んでるんだっけ?」

絵柄がオリジナルと違う分、それは顕著になってしまう。
というかむしろ 「エヴァの設定」を抜きにしても充分成り立つポテンシャルをこの作品(作者)が秘めているだけに、その空隙を感じてしまうのだろう。

もし、「エヴァ」を抜きにしてこのストーリーがあったのなら9点〜10点のクオリティーだと思う。

個人的には、feat.ゲンドウ〜ユイの5巻が熱い。
劇場版 「まごころを君に」 を見てるような錯覚を覚えた。
   

ナイスレビュー: 1

[投稿:2006-01-01 23:32:28] [修正:2006-01-01 23:32:28] [このレビューのURL]

登場人物全員が誰かを好きになり届かぬ思いを心に秘め
そしてその想いがかなっててかなわなくてもキスという形で
物語がつづられていく。
人を好きになるのは(想いが遂げられなくても)素敵なことだと
思わせてくれる。
それとこの作品から私が知ったことは物語とはけっして
「長さ」ではないということ。
何十巻のダメ大河漫画もあればこのラヴァーズ・キスのように
2巻だけで心の「本質」を教えてくれる漫画もある。
漫画は量ではない、質なのだ。



ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-28 14:05:09] [修正:2005-12-28 14:05:09] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

緻密な設定(でも隠すところは隠す)と練られたストーリーで静かな、しかし壮大なラストまで一気に突き進む


死ぬ前に出会えてよかったと思える作品

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-07-16 12:07:50] [修正:2005-12-28 10:17:09] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

設定の強引さが気になった。
いくらチップを埋め込んでいるとは言え、高校(しかも共学)はなかろうと。高校生の目の前で人が死ぬかもしれないってのに。
女子高生を目の前にして手淫すら禁じられた囚人を、監視付きとは言え野放しにする点も危機感無さすぎ。暴行未遂でも被害者にはトラウマとなるだろうし。
さらに、下にも意見が出てたようだが登場人物の感情が急変し過ぎ。

この漫画はあくまでヒューマンドラマが焦点となっており、現在の死刑制度に関する論点としてはズレが有る。とは言え死刑制度について考えるにはいい機会となるので、その社会性も考慮し6点。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-22 04:01:34] [修正:2005-12-22 04:01:34] [このレビューのURL]

10点 SLAM DUNK

90年代に中高生時代を過ごした人間にとってはまさに青春のバイブル的作品。マイケル・ジョーダン全盛期と相まって日本にバスケブームを巻き起こし、幽遊白書と連載期が重なったおかげで週刊ジャンプの女性読者層を格段に増やし、ついでに各地でバッシュ盗難騒動を起こしたりとまあ、とにかくその爆発的人気ぶりは社会現象にまでなりました。
主人公の桜木が次第にバスケにのめり込んでいくのと同様に、作品それじたいもまるでのめり込んでいくように、バスケ以外のことはどんどん削り取っていき、最後には科白や効果音まで捨てちゃいましたが、“シンプル・イズ・ザ・ベスト”とはまさにこのこと。山王戦、ラスト数十秒のシーンはスポーツ本来の、剥き出しの面白さが圧倒的迫力で伝わってきます。(この点、最近ますます演出過多になっていくスポーツ中継番組にも見習ってほしいです!)
60〜70年代には『巨人の星』や『あしたのジョー』などの劇画調スポ根漫画の良作が溢れ、80年代にはキャプテン翼が日本サッカーの隆盛を促し、90年代にはこの作品がスポーツ漫画を牽引していましたが、2000年代も少年たちの心を熱く躍らせる作品が早く出てきてほしいものです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-19 18:11:43] [修正:2005-12-19 18:11:43] [このレビューのURL]

初めて読んだ時、コミカルな絵柄に反して結構グロい殺人事件が起き、その殺人現場を小学生たちが平気で闊歩しており、その事件を小学生の姿をした主人公がニタニタしながら推理していき、そんな作品を小中学生が喜々として読んでるという事実に、軽くショックを受けた覚えがあります。
なんにしても「殺人」を扱う作品にしては、殺人の扱いが軽すぎる。(ミステリーものに対して言うべきことではないのかも知れませんが

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-19 18:08:31] [修正:2005-12-19 18:08:31] [このレビューのURL]

ドラえもん系。
良質の幼児向けです。
欠点は少ないけど、ちょっと大人には物足りない。
神様が威厳がないのが良かった。
てんてんくんが少々図に乗りすぎているのはあまりよろしく思わなかったけど、それが魅力でもあったんだよなあ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2005-12-18 04:23:21] [修正:2005-12-18 04:23:21] [このレビューのURL]

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