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(王ドロボウJINGのレビューから続く)
中学になったころ、さすがに俺は気恥ずかしさに耐えられなくなりボンボンを買うのをやめた。JINGとの別れは辛かったが単行本で買えばいいやと思っていたのでまぁすんなりと卒業した。
しかしその後探してみたところ、JINGの単行本は俺の住んでいる地域の本屋には売っていなかった…(俺が見つけられなかっただけかもしんないけど)。意気消沈し、でも段々と俺はJINGの存在を忘れていった。
高校になって、帰りに立ち読みをするのを日課としていた俺は、偶然新しいJINGの連載を発見した。
もうそのときの感動といったら!ああ、ああーと過去の記憶がよみがえり、そしてこの人漫画まだやってたんだ…良かったなぁ…としみじみとしたものも感じるわでたまらんかった…
まぁかなり読みづらくなったなーとか正直思ったけど…いやぁ3つ子の魂なんとやらと言いまして、JINGだったらオールオーケー!と全肯定しちゃってるわけです。それに楽しかったよ、小学生のときのように読みづらい、わかりづらい漫画を何度も読み返して理解するのは。
俺は極度のめんどくさがりなので、ダルイ漫画は斜め読みしてしまうんだがこれだけは特別。いやぁ、幼いころの記憶は消えないもんですな。
ところで皆さん、サザン・コンフォートの回に出てくる2枚の写真、森の部分のトリックに気づきました?
こういうイタズラっぽいことが仕掛けてあるから、「やっぱりJINGが好き!」なんですよ。へへへ。
ナイスレビュー: 2 票
[投稿:2005-05-03 23:09:47] [修正:2005-05-03 23:09:47] [このレビューのURL]
10点 王ドロボウJING
小学生当時、みんなはコロコロを読んでいたが、俺はボンボン派だった。ぶっちゃけ買っているのはクラスで俺だけという有様だったが、それでも俺はボンボンを買うのをやめなかった。
理由はこの漫画が連載していたからだ。
小学生の俺はJINGの連載第1回を読んで思った。
「うわ、わけわかんねぇ!!」
でもこうも思った。
「わけわかんねぇけどスゲー格好良い!スゲー面白い!!」
俺はそれまでこんな特殊な漫画は読んだことがなかった。まるで脳に電撃が走るかほどの衝撃を受け、何度も何度も読み返して理解しようと勤めたことを今でも覚えている。
この漫画にオリジナリティのあるものは素晴らしい、自分の世界をしっかりと確立して描いているものは素晴らしいということを俺は教わった。
その当時はそこまで考えなかったが、しかし感覚的に感じ、そのことだけは理解していた。話の内容は理解できなくとも。
それからというもの、俺は映画にしろ音楽にしろ何にしろ、特殊なもの、新しいもの、オリジナリティのあるものを飢えたように求めるようになった。新しい、どこにもないものを見たときの衝撃。それを現在進行形で求めている。
おそらく俺は小学生のときJINGの1ページ目を開いて感じた、忘れられないあのインパクトをいまだに追い求めているのだろう。
俺にとって間違いなく、漫画というメディアを超え魂を揺るがし、人生に影響した作品だ。満点以外はつけられない。
ナイスレビュー: 3 票
[投稿:2005-05-03 22:45:46] [修正:2005-05-03 22:45:46] [このレビューのURL]
10点 Bバージン
今読むと古臭くてイタイ部分もあるのだが、私の一押しに近い作品です。
脳内会議ネタ等のギャグパートも面白いのだが、本質的には
オタク少年の純愛&人間成長ストーリー。
前半はモロにバブル期っぽい話でアレだが、水族館編(6巻)辺りからがアツい!
PK編が長過ぎるという説もあるが、秋の精神的成長を描く点では必要だったのかも。
最終章(クーデター編)は、これまでの人間的成長が実を結ぶ展開で鳥肌モノです。
恋愛モノとして見ても、ここまで一途で真っ直ぐな主人公は最近では天然記念物級。
私なら間違い無くミルさんになびく(笑)
冗談はさておき、某いちご漫画とかが恋愛モノとしてウケてる現在だからこそ、
今の若い人にオススメしたい作品です。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-05-02 20:25:00] [修正:2005-05-02 20:25:00] [このレビューのURL]
10点 よいこへの道
「最も面白い」漫画集。
あまり知られていないのは児童書の所にある為か。
絵本によくある、上手いのか下手なのかよくわからない絵に
児童向けとは思えないほどの毒々しさ、不条理さが加わり、
他では味わう事の出来ない面白さが内在している。
多分児童書でこんなにも笑った経験は後にも先にもこの漫画だけになるだろうな。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-01 22:52:55] [修正:2005-05-01 22:52:55] [このレビューのURL]
10点 ラブロマ
毎回笑わせてくれる二人のコント(?)に
人それぞれの恋愛観、価値観、
そして主人公、ヒロインの恋愛が描かれている漫画。
絵柄が個性的でさらに好き。
自分の絵を持っていると言うのはすばらしい
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-05-01 21:26:12] [修正:2005-05-01 21:26:12] [このレビューのURL]
10点 鋼の錬金術師
ギャグもおもしろい
シリアスな展開でも面白い
個人的には完璧といっても過言ではないほどおもしろい
物事の考え方、生き方などを考えさせられる作品です
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-05-01 21:22:29] [修正:2005-05-01 21:22:29] [このレビューのURL]
10点 僕らはみんな生きている
ぼくの価値観にまで影響を及ぼしてしまった問題作。
貧困・内戦に苦しむ国と、平和や物質文化全盛の中に生きる日本人との間の距離感の表現がすばらしい。
人の世の「現実」を直視させる内容だが、押し付けがましい正義感などは感じられず、淡々と物語が語られてゆく。
それが却ってリアルな現実感を引き出している。
この人の作品のラストシーンはもはや芸術。
でも、基本的に山本直樹先生の作品はエロいものが多いです。
この作品にもそういうシーンがいくつかあります。
そういうのがイヤな方はご注意あれ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-04-30 23:12:35] [修正:2005-04-30 23:12:35] [このレビューのURL]
このサイトではじめて存在を知り、読んでみたのだが…
すげえ、としか言いようが無い。
まるで踊るような台詞、アートの域に達している絵等に、ただただ圧倒されるばかりであった。
ここまで独自の世界を描ける人間は後にも先にも出てこないんじゃないだろうか。
っていうかなんでこんな稀代の名作をあんなマイナーな雑誌で連載しているんだろう……
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-04-30 22:28:04] [修正:2005-04-30 22:28:04] [このレビューのURL]
10点 火の鳥
一話ごとに、はちきれんばかりのメッセージが込められた漫画史上最大の名作。
あまりにも辛辣に、だけどどこか優しく人間を描いている。
未完終了となってしまったのだが、最終話になったであろう「現代編」がもし描かれていたなら…
読めないだろうなぁ、怖いから。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-04-30 21:08:40] [修正:2005-04-30 21:08:40] [このレビューのURL]
10点 究極超人あ〜る
R君の天然オトボケぶり。脇を固める濃いぃキャラ達。
散りばめられたマニアックなギャグの嵐。
あらゆる意味で、私の青年期の人格形成に多大な影響を与えた漫画です(笑)
とにかくもう、理屈抜きで面白いです。オススメ!
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2005-04-30 04:14:16] [修正:2005-04-30 04:14:16] [このレビューのURL]