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10点 ブラック・ジャック
一話完結漫画の教科書と言ってもいいと思います。多くの話に見所があり、様々な切り口で手塚流ヒューマニズムを描いておられます。
というかブラックジャックっていうキャラを生んだことが一番スゲー。
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[投稿:2006-09-27 23:58:13] [修正:2006-09-27 23:58:13] [このレビューのURL]
10点 ザ・ワールド・イズ・マイン
志の高い作品である。
気弱でひ弱で、力を切望していただけの屈折した青年が、まさに鬼神のような殺人鬼に出会ったことで運命を絡めとられ、自身もいやおうなく大量殺人鬼へと変貌してゆく。
そして並行して現れる巨大生物。この異質な二つの主人公たちが、ゴミクズのように人を殺してゆく中で、おそれる人々、喝采を送るものたち、殺人鬼の親、総理大臣、アメリカ大統領、熊打ち名人、その存在を肯定し生を肯定したことで、孤立した彼ら2人に取り込まれて運命を共にする悲劇の女性が、様々に絡み合って、見たこともないスケールに物語は成長してゆく。
凄まじいドライブ感と綿密な描き込み、濃く深い台詞の数々があいまって、深みへ深みへと読み手を巻き込んでゆく。飛ばしているのにけしてかき飛ばしてはいない、この力量はどうだろう。
感嘆し、嫌悪し、疑問符に襲われ、深く頷き、そして感動、また嫌悪。
自分の中の様々な感情と言葉が次々引き出されていく快感と疲労を存分に味わわせてくれる。
漫画という表現文化にはこれほどの力があったのかと驚嘆させられた。過剰なほどの思想があり、そして時を止めるような詩情があり、何度も記憶に襲い掛かる「ゆるくない」ことばがある。
強引で残酷で美しい作品だ。
お勧めはしないが、漫画好きならぜひとも「読むべき作品」である事は間違いない。
それにしても、モンとマリアの連射ダンスシーンの美しさは、特筆に価する。
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[投稿:2006-09-25 23:37:28] [修正:2006-09-25 23:37:28] [このレビューのURL]
10点 炎の転校生
この漫画ほど「言霊」の力というものを読者に知らしめたものを他に知らない。
たとえ現実にどんなに実力差があろうとも、屁理屈で相手を言いくるめる事ができれば勝ったも同然になる。
言葉で周りを見方に付ければ勝ちである。
実際には威力の無い技であっても、精神的にダメージを与えればいいのである!
この作品のもう1つの魅力、それは数多くある必殺技!
「滝沢キック」「滝沢国電パンチ」などのベーシックなものから
相手の背中に生暖かい吐息を吐き掛ける「技北スパーク」
向かい風にピンポン球を打ち続ける「神技・一人卓球」まで実に多彩且つ豪勢、潤沢なラインアップである。
誰でも1度は真似をした事があるはずだ。
屁理屈が世界を制す、ということを見事に体現した作品。
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[投稿:2006-09-21 21:15:13] [修正:2006-09-21 21:15:13] [このレビューのURL]
10点 あまいぞ!男吾
「復刊ドットコム」の復刊リクエスト投票数が堂々の360票超えという結果からも分かるとおり
少年時代にリアルタイムで読んでいた人は、その魅力にどっぷり浸かっていたはず。
「少年」が憧れるものを全て詰め込んだ作品。
小学生編は純粋な人情話が主体だったが、終盤間際にバトル編を描いたところ大好評。
急遽続行が決定し、中学生編は格闘技とバトル主体の話になる。
高校生になったかと思いきや、離れ小島の小学校に「教師」として赴くことになる。
再び小学校での人情話ののち、ファンの間では無かった事にされている「ケンカトーナメント編」で終了。
とにかくキャラの作り方が秀逸だと思う。
男キャラ女キャラに関わらず、登場人物の魅力に取り付かれる。
作者自身が述べているが、「あばれはっちゃく」と共通の精神が流れている。
多分、大人になってからではこの漫画の真の魅力は分からない。
そういう意味で、多感な時期にこの作品に出会えたことを感謝したい。
10点は高すぎ、と思うかもしれないが、少々のアラなど目を瞑らせてくれる魅力を持っているので良し。
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[投稿:2006-09-21 20:06:11] [修正:2006-09-21 20:06:11] [このレビューのURL]
10点 寄生獣
心に余裕がある動物、それが人間の最大の取り柄。このミギーの言葉がこの作品のすべてを物語っています。余裕がある。素晴らしいことです。ぼくはこのシーンで一気に涙があふれ出てきました。どんな命も大切におもえる・・・そんな人間だけの取り柄が僕は大好きです。いいえ、人間だけじゃないですね、生き物みんなそうですね。この世にあるものみんなそうですね。この大切に思う気持ちを大切にしたいですね。最後にこの漫画を書いてくれた作者に感謝したいし、みんなに感謝したい。みんな、幸福でありますように.....。
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[投稿:2006-05-14 21:26:20] [修正:2006-09-21 09:07:54] [このレビューのURL]
10点 ドラえもん
ドラえもんが存在してよかったなと思います。
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[投稿:2006-09-19 20:07:36] [修正:2006-09-20 21:13:27] [このレビューのURL]
10点 大長編ドラえもん
唯一の得点のみとさせてください。
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[投稿:2006-09-20 21:12:47] [修正:2006-09-20 21:12:47] [このレビューのURL]
10点 デビルマン
まあ古い漫画だから、絵もださいし今の漫画にはないよく分からん変なノリ(ギャグ)はあるんだけど、昔の作品だから仕方ないと考えて拒否反応しないで読んでいただければこの点を与えれると思います。人間の本質を恐ろしいほど見事に描き、人間の問題を提起している狂気の作品です。
また、ここから影響された作品は数多く、特に「寄生獣」がその代名詞です。完成度や読後感などと言ったら寄生獣の方が勝りますが、スケールの壮大きさではデビルマンの方が勝ります。
ただ、やはり加筆部分は本当に蛇足なので加筆版しか手に入らなかった人は読んでいて惹きつけられないと感じたところが加筆部分だと思うのでそこは評価しないでください。
後世に与えた影響などからも、見るべき価値のある名作であり、そして問題作でもあります
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[投稿:2006-09-20 17:35:43] [修正:2006-09-20 17:35:43] [このレビューのURL]
10点 ドラゴンボール
ドラゴンボールが支持される理由は読み返しが効くことだと思います。
ふと1巻を手にした日にゃもう42巻までノンストップです。
全巻読み終わったあとにそういえばここのキャラの名前は・・・と探しているうちにまた42巻までノンストップ。
学生時代試験週間や部屋の大掃除の時に何度作業を中断させられたことか。
何度読み返しても飽きないとこが魅力なのではないかなーと思います。
そんな漫画を描いた鳥山先生はやっぱりすごい。
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[投稿:2006-09-20 11:26:33] [修正:2006-09-20 11:26:33] [このレビューのURL]