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10点 残酷な神が支配する
20年以上にわたって極上の作品を創作し続けていた作者が、その経験全てを集積、なおかつそれを深めていったものがこの作品である。
極めてリアルな社会問題を扱いつつも、漫画としての娯楽性を失わず、ストーリー展開、キャラクター、絵、細部にわたって非の打ち所が無く、それらが重層的に折り重なって、「漫画」としての世界を強固に確立している。感動を越えて、萩尾望都という人物に畏敬の念さえも感じてしまうほどである。
レビュー不可能。
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[投稿:2007-06-13 07:37:18] [修正:2007-06-13 07:37:18] [このレビューのURL]
10点 ドラゴンボール
小学生の時に夢中になって漫画を読んで、アニメも見てた。最高!!
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[投稿:2007-06-13 02:32:04] [修正:2007-06-13 02:32:04] [このレビューのURL]
10点 デビルマン
「まさかヒロインが死ぬなんて・・・トラウマになった!!」
こういう書き込みを見るたびに愚痴りたくなる。
第一巻のヒロインを見てみろ。
こんな女、いくら首が取れたって
「また取れちゃった!モー、嫌ンなっちゃうワ!」
と首だけになってもペチャクチャ喋りまくるに決まってるじゃないか。
つまり「明るく活発なヒロイン」という記号でしかない。
この記号キャラが、五巻になって「死」が自分に迫ってくる瞬間
記号は人格を手に入れ、初めて人間になったのだ。
そしてその「現実」に読み手は、何かしらショックを受ける。
ヒロインが群集に犯されるシーンの迫力は凄い。
講談社コミックスでは162ページ、バラバラにされるという表現で
体のパーツがネバアっと裂けているが、ヒロインの顔が二つある。
片方は恐怖の顔。涙が一筋、悲しみ。もう片方は苦痛の表情。しかし復讐を誓うよう。
この体をバラバラにされ「死ぬ」瞬間に体と同時に精神もバラバラになる
という表現に、このページに見入ってしまった。
この復讐のほうの顔がキリっとして格好良いんだよなあ・・・
有名なラストのシーンよりも、ここが一番印象に残る。
なんだか記号キャラを否定しているようだが、そんなことはない。
私、横山光輝「魔法使いサリー」の記号ヒロインっぷりに
可愛いやチクショー!となるタイプである。
あと、五巻198、9ページのデビルマン軍団とデーモン軍団が攻めてくる
構図は、祭り神輿のようで、いつ見ても笑ってしまうのは私だけか。
和太鼓の音がドンドコドンドコ聞こえてくるじゃない。
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[投稿:2007-06-13 02:03:41] [修正:2007-06-13 02:03:41] [このレビューのURL]
10点 MONSTER
この作品に限らず浦沢作品は、バランス感覚が絶妙である。
意表をついても、奇を衒うことはしない。個性的であっても、メジャーなところは外さない。
手塚治虫がその無尽蔵のエネルギーを全力で放出し続けたのに対し、浦沢直樹は限られたエネルギーを計算、コントロールし、戦略を考え、有効な集中することによって、天才と渡り合おうとしているように感じる。
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[投稿:2007-06-12 21:08:50] [修正:2007-06-12 21:08:50] [このレビューのURL]
10点 石の花
第二次世界大戦中のユーゴスラビアという、マニアックかつ複雑な国を舞台にすることは、面白い漫画を描く描かない以前の段階での苦労が山積みであったことであろう。
それでもなお、そのテーマに真正面から取り組んだ結果、単なる反戦という次元を大きく超越した、人間や社会に根源的に潜む悪を描写し、格闘する段階にまで達した、極めて普遍性の高い物語に仕上がっている。
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[投稿:2007-06-12 18:35:04] [修正:2007-06-12 18:35:04] [このレビューのURL]
10点 うしおととら
某オタキングの言うように私も、この作品を「少年漫画の王道の限界に到達した作品」と位置づける。
元気いっぱいの男の子が絶対に曲がらない正義の心を持って、悪をやっつけていく。
この単純な絵空事を、リアルに感動できるまでギリギリに突き詰めていけばこうなるのだろう。これ以上は、「正義とは何か、悪とは何か?」という域に入ってしまい、勧善懲悪が成り立たなくなってしまい、青年漫画の域に入ってしまうからである。
私にとって、多分これを越える王道の少年漫画は二度と出てこないと感じている。
たとえば《ワンピース》は今一番勢いがあるが、それでも「戦闘が冗長」といった批判がある。《うしおととら》には戦闘も含めて冗長が一切無く、これ以上短くても長くても良くないというバランスが取れている。
また、数多くのレビュアーが指摘している通りに、最後の決戦の際に、それまでに出会った仲間たちが全員加勢する、死んでしまったものはあの世からかけつける。これを超える展開が過去にも未来にも存在するだろうか?
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[投稿:2007-06-12 17:54:34] [修正:2007-06-12 17:54:34] [このレビューのURL]
10点 青い花
レズ、百合というジャンルは閉鎖的な作品が多い。
「同性愛者がマイノリティに属している」「まだまだ社会に受け入れられる価値観になっていない」という事実、現実的な問題をバッサリ切り落とし、背徳的な快楽、二人だけの閉じた幸福というおいしいところだけを表現する、現実逃避的な作品ばかりである。
したがって、そういう世界観を無条件で楽しめる人、好きな人、はまり込んでいる人以外の人にもお勧めできる作品はほとんど存在しない。
『青い花』はその唯一(に近い)の例外である。
友達に同性愛を告白する際「気持ち悪いと思わないで。」と泣き崩れるシーンは、ただの百合もので終わらないという作者の姿勢の象徴とも言える。
もちろん、ただ厳しい現実を描いたからすばらしいというのではない。
登場人物一人一人の丁寧かつリアルな描写、幸福も不幸も全てをやさしく包み込む世界は、極めて上質なエンターテイメントである。美化しているところも含めて。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2007-06-12 15:15:29] [修正:2007-06-12 15:15:29] [このレビューのURL]
10点 ガラスの仮面
紅天女に入ってから長く感じるので、そろそろ終わってほしい。
それまでの舞台の数々、オーディションの数々を存分に楽しんでほしい。
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[投稿:2007-06-11 15:07:56] [修正:2007-06-11 15:35:13] [このレビューのURL]
10点 ヒカルの碁
第一巻を最初に読んだときは、他力本願的な話かなと思い、ピンときませんでした。最近になって読み返す機会があり驚愕しました。どんどん面白くなっている!なんで読むのやめちゃったんだろう・・・と後悔。続けて読んで、面白さのわかるマンガです。ヒカルの成長を体感できてちょっと感動です。アキラとのライバル関係も、非常によく組み立てられています。
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[投稿:2007-06-10 18:04:07] [修正:2007-06-10 18:04:07] [このレビューのURL]