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0点 ONE PIECE

なんて言っても進みが遅すぎる。
ギャグがつまらないうえ、ちょっと話について行けず、最後読んだのが7巻のアーロン編なんですが、この前読んだらまだアーロン編やってました。このこと友だちに話したら笑われたのですが、皆あながち間違えではないと言ってます。絵も進歩ないし、なんか昔のまんまでした

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-12 22:51:25] [修正:2012-06-12 22:51:25] [このレビューのURL]

3点 BLEACH

主人公が和服を着た「死神」になって刀を抜いて戦うバトル漫画。

とにかく展開が遅い。そしてパターンが一定で話が単調。
知恵を絞った能力バトルが展開されるかというと、それほど深みがあるわけでもない。
典型的な少年ジャンプの引き延ばしバトル漫画。
バトルに入ると一話一話が「スゴイ技」の応酬で、
各サブキャラも局所的に人気があるせいか、サブキャラにまで「スゴイ技の応酬」をさせるので、
ものすごーく話が進まない。

絵は整ってはいると思うが、特段美麗というわけでもない。
筆がかすれたような線は賛否が分かれそう。
背景はとても白い。

レビュー等を見ていると、結構本気でイラついている読者が多いように思える。
気に入らない読者は(読むなというのはまあ無体だとは思うけれど)、
突っ込みどころを探して笑い飛ばすくらいのスタンスで読んだほうがいいと思うが、
そこかしこに溢れるオサレサブカル風味が鼻につくから叩きたいという気もわからないではない。
あと、序盤は割と展開が早かったから失望する人も多いのだろう。


追記:
展開が遅いのはともかく、意味深な台詞や前フリを何個も思わせぶりに出しているにもかかわらず
秘密や伏線が明かされる際の演出がショボいのが、かなりマイナスポイントになっていると思う。
あるいは「行間を読め」とでも言わんばかりに描写不足の回想だったり
ともすれば、伏線の解消とか放棄したか忘れたかわからないけど、放置のままだったり。
そういう描写を何回もしていると、新たな謎とかをもったいつけて出してきても
「まーたどうせろくに説明せずに終わるんだろ」と思って期待できなくなってしまう。
ライブ感重視のストーリーはそこが辛いと思う。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-03-24 19:51:24] [修正:2012-06-10 23:35:02] [このレビューのURL]

すべての動物と会話できる能力を持つ主人公タロウザが、動物たちと意思疎通をし、
仲間を作り、団結し、弱肉強食という動物世界のルールに立ち向かうというストーリー。

「自然の摂理を変えようとするのに無理がある」「登場人物が泣けば感動できるわけじゃない」
「前作のガッシュの方が面白かった」などの否定的な意見をネット上でしばしば見かける。
確かに現実的な舞台設定で本作品のようなストーリー展開にすれば、
人間の価値観の押しつけが鼻についてしまう、という意見は理解できる。

ただ、この漫画の舞台設定は本物の現実の動物とは少し違う、
『人間のような感情を持った動物』のいる世界の話であり、
そこのところを視点を変えて読んだ方が楽しく読めるのではないだろうか。
各動物が服を着ていたり、装飾品をまとっていたりするのも、
そういう世界設定を強調する良いポイントになっていると思うのだが。

また、最近のエピソードでは、世界設定がだんだん明らかにされてきて、
(ここからネタバレ)
その中でも、脳に刺激が与えられることで、
動物も新しい価値観や概念を覚えていけるという設定が明らかにされたことで
この作品の動物たちは、現実の動物とは一線を画しているのだと
(あるいは、現在より未来の世界なので、動物も進化した(?)のだと)、
より違和感なく読めるようになったと思う。

そして、単なる動物ではない、人間と同じ感情のある動物たちが、
タロウザとともに成長し、新しい価値観を持ち、
文化を発展させていくという、成長を感じられるエピソードが随所に織り込まれており、
それがとても心地よい。
すべての動物が仲良くすることとは、
言うなれば漫画内のジュウの言葉を借りれば『世界にウソを持ちこむ』ことともいえる。
しかし言いかえればそれは『新しい概念』でもあり、
それを受け入れて変わって行ける可能性を模索するという展開は面白い。

少年漫画的な、いかにもな劇的展開や不思議パワーもあるにはある。キャラもよく泣く。
ただ、それがウザい熱さとは思えない。
というのは、タロウザ自身が仲間のことを思いやり、
いつも必死で考え、苦心しているからだろうと思う。
他人任せではなく、どんなときも自分のできる範囲で考えに考えているからこそ、
動物たちがタロウザについて行くのも納得できる。

人間のキャラクターが少ない、絵が美麗とはいえない(むしろコミカル)、
序盤がタロウザの赤ん坊編、などの点もあり、ややとっつきにくいかもしれない。
しかし個人的にはガッシュよりも練られた設定、
ストーリーであると思うし、今後の展開もかなり期待している。

追記:
青年時代編になってから、どうもストーリーが進んでないように思える。
毎回戦闘になるのはともかく、もう少し展開に起伏をもたせないとダレるような。
多少点数を減らします。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-09-16 20:22:51] [修正:2012-06-08 23:13:56] [このレビューのURL]

一連のモリソン作品に対する感想を書いていこうかと思う。
訳者の高木氏はブラックグローブの巻末でこう述べていた。「人間から想像力を奪ったら何が残るのだろう?」と。これはモリソン作品を語る上では欠かせない象徴的な言葉だと思う。
小説の話をしよう。人は時に小説の漫画に対する優位性として「想像力」を喚起する点を取り上げる。小説は読者が文章から情景や行動を想像し自らの頭の中に創造する。一方漫画には視覚的情報が与えられている以上想像の余地がないというのだ。こうした考えが漫画に対する無知から来ていることは疑いようが無いが,この場で長々と反論するつもりは無い。言いたいのは,漫画においても読者は明確に語られなかった部分を想像し楽しむ術を心得ているということだ。世に言う名作とは,結末や人物に対して様々な見解や感情を喚起するものだろう。島本和彦先生もいつぞや語っていたが,あしたのジョーのラストシーン一つとっても様々な解釈が生まれるのだ。
或いはこんな経験が無いだろうか。漫画を途中から読んでいて,4巻くらいから読んだときに,当然登場人物についてはよく分からないし,他のキャラクターとの関係性も,目的もわからなかったりする。この時に人は与えられた情報だけでその生い立ちや人となりを補完する。つまり自らの中にストーリーを紡ぎだす。そして,まれにだが,この自分の想像の物語よりも実際のストーリーがつまらないことがあるのだ。
例えば恋愛物で考えよう。途中から見た場合に「この主人公はなんでこの娘が好きなんだろう?」という疑問から「このヒロインは一見馬鹿に見えるが実は人間的に魅力的な部分があってそこに惹かれたのだろう」と考える,そうすると心なしかヒロインが可愛く見えてくる。しかし1巻にさかのぼって読んでみると,その出会い頭の一目惚れが全くの勘違いだったり,ヒロインは本当にただの馬鹿だったりする。これはおそらく1巻あたりだと作者が漫画を描き慣れていないために起こる現象だと思うが,時には細部を語らない方が,知らない方がかえって作品を楽しめる場合があるのだ。
アメリカンコミックスはどうだろうか。ここに登場するヒーロー達はそれぞれ歴史を持っている。人格としてほぼ完成しているキャラクター達だ。それが初心者にはとっつきにくい理由ではあるのだが,逆に言えば,途中から読んだ読者に想像の余地が与えられることも意味する。ただしここでは想像力を喚起させるための「魅せ方」が必要である。
この究極例の一つが「ダークナイト・ストライクスアゲイン」ではないだろうか。実体の無い存在が支配するサイケな未来世界,権力に屈服した英雄の世界,グリーンランタンが未知の宇宙生命体へと進化した世界,そしてボトル・オブ・キャンダー…
正史世界で無いとはいえ,ミラーは奇跡的な想像力の奔流によって我々を空想の世界へと引きずり込んだ。ここでは欠落した物語を埋めるのは読者の手に任されており,逸脱による創造の極地とも言える世界が展開されていた。
もう一つ例を挙げるならばWATCHMENもその類である,ここでは逸脱ではなく完成された世界観の提示,しかしそこにいたるストーリーはやはり読者に委ねられている(皮肉なのはビフォアウォッチメンなどという愚にもつかない考えに対して,読者よりもムーアが怒ったことではないか)。
さて,グラントモリソンによる4部作はどうであったか。シルバーエイジのバットマン作品を現代に取り込み昇華させたことはキャラクターそのものの再生,神性の復活でもある。とはいえキャラクターとしてのあり方が現在とあまりにも乖離してしまっており,並みの作家ではこれらの統合は不可能であった。ところが,これがグラント・モリソンの巧みさだと思うのだが,彼は狂気の世界を展開しつつ過去の物語を編入することによって,逆説的に現在のバットマンという人格への支障を最小限に抑えることに成功したのである。そして,断続的かつ前後関係の難解な物語の展開はシルバーエイジから現代へと移行するために最も効果的な措置であった。つまり行間を埋め,時代を統合し,人格の融合を行うのは我々読者の想像力に任されているのだ。
これこそが彼のオリジナリティ,作家としての唯一無二性ではないだろうか。R.I.P.の最後で明かされた,言葉の連想から生まれたストーリーについての是非などはどうでも良い。語るべきは彼がそのような(狂気じみた)想像力の手綱を握り,驚くほど巧みに物語を展開してみせたことなのだ。

読者は彼の見せる表層的な狂気に翻弄されていてはいけない。進んで世界に踏み入り,物語を継承し紡いでいく必要がある。なぜなら,我々が与えられた世界を享受するだけの読者に堕した時,「漫画は低俗」という言説を受け入れざるを得なくなってしまうからだ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-03 21:52:39] [修正:2012-06-08 11:44:03] [このレビューのURL]

9点 度胸星

まずもったいねぇぇぇの一言。
本当に打ち切りが悔やまれる作品ですね。話は火星で残された1人が謎の生命体と戦う話と地球で火星に行くクルーの育成の話がありますがかなりの謎を残したまま終わります。続きが読みたいです。本当に打ち切りが悔やまれます。

復活する事を祈ってます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-06-06 21:31:43] [修正:2012-06-06 21:31:43] [このレビューのURL]

大嫌いな漫画、まず主人公のモジャ男がどうしようもなく嫌い
情緒不安定で超自己中、事あるごとにすぐ泣きだし、全て悟りましたみたいな顔して
勝手に打ちひしがれてる様が溜まらなくイライラする。
そして碌に鉄男の悩みすら聞かなかったくせに、鉄男の進路変更を聞いていきなり殴る有り様、
「オレを巻き込んどいて」と言いながら自己中全開で殴りまくるモジャ男さんにドン引きさせられた。
終いには、鉄男の彼女と分かっていながら久美子をデートに誘い
挙句、何の自制も無いまま抱こうとする始末、とんだ発情野郎だ。

まあ、モジャ男は別格としても、その他のキャラも8割方嫌い。
特に主人公2人とその身内、「不器用」と言えばまだ聞こえはいいけど
要するに「メンヘラ」集団、まともな奴は一人としていない。
何しろ、鉄男親子と彼女の久美子で作中にリスカが3人もいるんだから、
読んでて頭も痛くなってくるというもの。

というか、全員が全員、他人を振り回しすぎでしょ
親父2人は、まず息子ともう少し話し合えば?
漫画ばっか描いて、碌に息子と会話もしてなかっただろうに
モジャ父がモジャ男のために漫画描いてたとか言われてもね…
美談にするには無理ありすぎるわ
モジャ男は例のごとく何か感動して泣いてたけど。

鉄男の親父の行動原理も何が何だか…、お前は息子をどうしたいのかと
妻の葬式に来て「ネームは?」じゃねえよ、そりゃ鉄男の精神もおかしくなるわ
久美子も鉄男に依存してたくせに、鉄男が一番弱ってる時期に、他の男のとこに行くとか言い出すし…
こいつら、どういう精神してんの?鬼畜かっ
かなり鉄男目線になったけど、このキャラも親父同様何考えてるかよく分からないので好きじゃない。

こんなに読んでてストレス溜まる漫画は初めてだったので驚いた。
世間での評価の高さが嘘みたいな内容。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-24 13:57:20] [修正:2012-06-06 17:18:35] [このレビューのURL]

農業高校に入りながらも自分には将来の夢がないとウジウジしたり
都会と違う大自然での生活に翻弄されたり
そんな中で生きることについて学んでいく八軒には清々しさを感じる
一歩ずつ止まって悩んで「それっぽくまとめられる」のでは満足できない
牛歩でもしっかりと進んでいく

フィクションではない分現実にもこんな生活を送っている同世代の学生がいるのだろうなと
八軒の目線で読むといろいろと思うところがある

ハガレンにおいてあいさつと感謝の言葉を入れるよう心がけた荒川先生
エドとアルは旅の途中で出会う人たちとのつながりを大切にしてきた
そしてこれからさまざまな形で生き物の命と出会い別れていくであろう八軒
そこには「いただきます」「ありがとう」という同じ命に対する感謝やあいさつを
変わらず大事にする主人公の姿が描かれるはずである
そう、前作が「人間賛歌」のマンガであったとすれば
今作は家畜を含む「生き物すべてへの賛歌」なのだろう


また(個人的に)気になるタイトルの「銀の匙」とは
silver spoonとは「裕福な家に生まれる」という慣用表現であるが
これは八軒の家庭を示唆するものなのか
それとももう一つの意味である「よい星の下に生まれる」として使われているのか
作品の中で詳しく語られることはまだないがこの先テーマとなっていくのかもしれない

「あの荒川弘の最新作」というネームバリューだけで評価される部分は多い
内容が評価されるにはまだまだだがきっとこの人ならまた素晴らしいマンガを描くだろう
と、やっぱり「あの荒川弘」だから期待してしまいます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-01-20 17:46:44] [修正:2012-06-03 19:03:50] [このレビューのURL]

10点 寄生獣

まさに私の考え方とか人生観を変えた作品。私の知りうる最高の漫画。取り敢えず読んでみて欲しい。そんなに長くないので。

絵:6
エ:9
話:9
独:10
深:10

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-21 19:14:17] [修正:2012-05-30 23:45:58] [このレビューのURL]

前作は未読です。
傍聴席から見学した裁判を通して、ちまたで起こる様々な事件を
物語にしている裁判傍聴漫画。
絵も見やすいし、人が人を裁くにおいて起こりうる人間ドラマを
上手く表現しているし、面白いです。
多分前作でもう描いたせいでしょうけど、今作では裁判の傍聴とは
どういうものかはジックリは描かれていません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-28 21:21:28] [修正:2012-05-28 21:21:28] [このレビューのURL]

ものすごく古い作品だと思ったら
1985年だからそんなに古い作品でもないようですね。
おもしろい作品は普遍的要素を兼ね備えてるので
昔のものでも面白いものは面白い。
しかしながらこの作品に時代を超える要素は
皆無と言うにためらいはございません

ナイスレビュー: 1

[投稿:2012-05-27 21:34:35] [修正:2012-05-27 21:34:35] [このレビューのURL]

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