「朔太」さんのページ
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- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

7点 唇役主丞 乾いて候
小池一夫、小島剛夕のコンビが描く時代劇は、いずれもドラマチックで面白い。
この作品もなかなかものものでした。
将軍吉宗の子が主人公であるが、生い立ちゆえの数奇な人生を送るという
設定から、スーパーな能力、美貌まであり得ないのだけれども、共感を
呼ぶのは、その不幸な生い立ちと命を賭けたミッションのせいですね。
展開が平凡ではなく、山あり谷ありで読者の予見をうまく裏切っています。
満足致しました。
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[投稿:2024-10-20 11:22:24] [修正:2024-10-20 11:22:24] [このレビューのURL]
6点 恋せよキモノ乙女
私は女性向け漫画は苦手で、あまり多くは読みませんが、本作品には他には
ない特長がたくさん散りばめられていて、どんどん読み進めてしまいました。
1.着物に関する蘊蓄が凄い。
表題がそうなんですから当然なんですが、ご本人の職業とは基本的には
関係ないですから、趣味というかお好きなんですね。
山崎零さんは、日本画家としても有名な方です。
写真で見ても、着物がお似合いの素敵な女性でした。
2.毎回異なる場面設定
観光名所や隠れた名店などへ着物を着て、デートや見物に出かける設定が、
旅行記のような雰囲気を醸し出しますので、楽しいです。
3.恋愛
主人公の健気で一途な恋心が可愛い。
早い段階で、失恋してしまいますが、「想い続けることは悪いことでは
ないでしょ」と心に秘めながら、新しい仕事に邁進する姿は好感を持ちますね。
ただし、恋が成就してからは平凡な少女漫画になり果ててしまったのは残念です。
斜めに世の中を見てしまいますと、こんな風に恋が成就し、結婚に至ったが
皆幸せなら、世の中に離婚や別れはないわけで、そんな現実を描く女性作家
さんはいないのでしょうか。
別れも千差万別で様々な人生の彩と思うのですが。
と、本題からそれましたが、本作品は表題通りの直球ど真ん中の良作でした。
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[投稿:2024-10-12 09:54:18] [修正:2024-10-12 09:54:18] [このレビューのURL]
7点 ゆきのいろ
石川サブロウさんの描く作品には、孤高の芸術家の世界が多いですね。
普通の価値観に縛られない自分を含めた芸術家の夢に、人生の価値を
見出されておられるのでしょうか。
この作品の主人公ゆきは可愛い若い女性なので、一層感情移入が進みます。
特に1巻辺りの自然児的なゆきが、とても可愛らしいです。
恩師である本田画伯との別れは、最大の見せ場です。
このヒロインがいかにして、自分の色、すなわち幸せを見つけていくのか
が最大の関心となります。
紆余曲折を経て成長していくゆきの前向きな姿勢には、共感できます。
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[投稿:2024-10-09 07:50:41] [修正:2024-10-09 07:50:41] [このレビューのURL]
7点 海峡ものがたり
石川サブロウさんの作品には、ほのぼの系と熱情画家系の2種類があります。
私は、前者が好きで選んでいます。
下関を舞台に都落ちしてきた営業マンが主人公で、田舎での奮闘記です。
よくあると言えばありますし、特段の目新しさもないのですが、
ついつい捲る手がやまないです。
原田太郎の人徳というか、生き方が良いです。
そのためか、奥さんも不釣り合いなくらい可愛いです。
生き方がつらく思えるサラリーマン諸君に送るエールのような気もしてきます。
心に残る良作でした。
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[投稿:2024-10-05 09:55:37] [修正:2024-10-05 09:55:37] [このレビューのURL]
6点 ダイヤのA
甲子園を目指す強豪高校の大所帯チームを背景にしており、ちょっと
これまでと違った切り口でした。
強豪校の割に規律に厳しさがないのは違和感が残ります。
チームの部員全体にキャラが散りばめられており、リアルな部活を想像しやすいです。
部員全体に物語があるのは、長所でもありますが、登場人物の多さが雑然として
焦点が定まらない欠点でもあります。
大長編漫画ドカベンなんかは明訓高校の5,6人とその時のライバル達で
回していましたから、分かりやすい構図でしたね。
この良さが欠けるように思います。
まだ、6巻までしか読んでおらず、全部読み切らないと分からない面白さがあるかもしれません。
この先まで読んで時点で追記をさせて頂くかもしれません。
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[投稿:2024-09-29 09:24:26] [修正:2024-09-29 09:24:26] [このレビューのURL]
仕事をキチンとこなしたいOLのバイブルです。
世の中のサラリーマン男子の多くは、OLを腰掛気分の気楽な商売と考えています。
実際、結構願望を満たすための居場所と考えている節も見受けられますからね。
しかし、OL全てがそう考えているわけではなく、OLといえども担当する業務は
プロとして上質な仕事をしたいと考える女性も多いはずです。
同時に悩みも多く、特に人間関係やコミュニケーション、男性からの偏見など、
なかなか相談相手も見つからないでしょう。
そんなお悩み全般に対する回答が見つかるかも知れないように思います。
実際、ヒントを得た、あるいは共感を得られたという読者も多数いて、
支持されているのかも知れません。
悩めるOLにこの作品の一読をお勧めいたします。
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[投稿:2024-09-25 07:40:43] [修正:2024-09-25 07:40:43] [このレビューのURL]
6点 やれたかも委員会
恋愛あるあるを大人になってから回顧したような内容です。
なかなか奥深く、かつ思わず頷いてしまうような感じがあります。
さらには、ちょっと幼過ぎた過去の自分を恥ずかしく思うという共感が生まれます。
面白いか面白くないかは、人によって強く差が出そうです。
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[投稿:2024-09-22 10:32:41] [修正:2024-09-22 10:32:41] [このレビューのURL]
作者が思い入れの強い役者のようだが、その魅力がほとんど伝わってこない。
破天荒な行動をもっと期待したが、例のパンツ事件以上のものはなかったし、
ただの天邪鬼なわがままな人物、ナルシストが弱い自分を人に見せない
ようにしていた人生というようなネガティブな印象しか持てない。
大多数の人は、こんな人物とは距離をおいて付き合いたいのではないかな。
いくつかの役者や有名人との交流が描かれているが、座頭市をヒットさせて
有頂天になった役者を怒らせないよう付き合っていたような印象だ。
むしろ、パンツ事件の真相を教えてほしかったが、そこは言い訳すら
ない恥部らしく、触れていない。
吉本氏の独りよがりな解釈が目に余り、読んで損した気分になる不愉快な作品だった。
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[投稿:2024-09-18 07:31:53] [修正:2024-09-18 07:32:15] [このレビューのURL]
ドキュメンタリーは、綿密な足で稼ぐ取材が必須だ。
ここでも、地震直後の面談による取材がキチンとなされていて、実名の談話が迫力を感じさせる。
同様の地震に関する作品を見かけるが、時にボランティア経験や避難生活に焦点
を合わせるものが多く、地震直後の当事者の奮闘、復興までの道のりを知ることは意味がある。
特に、三陸鉄道という公共輸送機関の復旧、復興は後世の記録として貴重である。
バスと比較した鉄道の重要性に触れる箇所があり、メリットが大きいとの主張をしている。
一方、いまいち説得力に欠けており、もっとパンチの効いた論説を打ち出しておきたいところだった。
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[投稿:2024-09-15 09:20:32] [修正:2024-09-15 09:22:28] [このレビューのURL]
7点 四万十川
四万十川には、ちょっとしたの思入れがあります。
小学生の頃、日本には清流が枯渇しているという学習をしますが、
唯一四万十川だけは住民の努力により、沈下橋などの古橋もそのまま
保存された稀有な地域という憧れが私の中に残りました。
つい2年前、その四万十川を訪れることができ、万感の思いで沈下橋を渡ってみました。
そのような清流の代表格である四万十川という表題に惹かれて読んでみました。
なるほど、アカメと越冬鮎に象徴される四万十川の自然に対する
人間の傍若無人ぶりの振舞いが理解できます。
青柳氏には一平のイメージが強いですが、こんなに優しい作品も描いておられるのですね。
啓蒙的な作品でした。
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[投稿:2024-09-11 08:32:55] [修正:2024-09-11 08:32:55] [このレビューのURL]
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