「朔太」さんのページ
- ユーザ情報
- 0000年生まれ(性別:男性)
- Webサイト
- http://
- アクセス数
- 750286
- 自己紹介
- 病弱だった少年時代から、読みたくて読みたくて仕方のない漫画が周囲に沢山ありました。他にすることもない寝床で読む漫画は、1ページ1ページが宝物のようで、丹念に時間をかけて食べるように吸収されていきました。漫画のある国に生まれて良かった、と思えるくらいの喜びでした。以来、数十年、私の周りには多数の未読の漫画本が常備されています。漫画がサブカルチャーと位置付けられて久しいですが、今や映画もドラマも漫画が原作でないものが珍しくなってきました。文化としての名作漫画を探しつつ、私個人の探訪歴(読書歴)として、このサイトを利用させてもらっています。

5点 名探偵マダム・ホームズ
表題からミステリー・推理作品との期待で読み始めました。
しかし、ホームズのひ孫というお色気たっぷりの美形
未亡人の復讐劇という何とも期待外れな内容でした。
花小路さんの描く女性は常に露出度が高く、美しい。
でもエロではない。
この点が作品の価値を上げています。
大人の娯楽作品という感じです。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-08-22 09:38:19] [修正:2022-08-22 09:38:19] [このレビューのURL]
8点 4P田中くん
ドカベン、キャプテン、名門!第三野球部などの長期少年野球漫画の系譜を継承した作品でした。11年間462話51巻連載の野球漫画のレジェンドと称される作品ですが、不思議とレビューされた方がおられません。
物語の展開は、他のスポーツ漫画とも同様に、高校一年生から始まり、夏の大会を延々19巻まで進めます。その先は春の大会が40巻まで続き、その後ようやく高校二年生の夏の県予選という具合です。
因みに、最終話は高校二年生の夏の甲子園初戦で終わります。この辺りは、先の長期少年野球漫画の常道ではありますが。
身長が156cmしかない幼児体型の主人公が特長であり、決定的とも思える欠点なのですが、1%の才能と99%の努力を父の教えとして守り抜くのが、全編を通したコンセプトです。
最初の方では、それも絵空事のように感じますし、都合よく魔球が出てきたり、サヨナラホームランを打たせたりでした。しかし、むしろ選手としてのレベルが上がるほどに、超人ではなく、努力によって開花している点が強調されるようになります。さらに球速を速くする工夫をするなど、だんだんと努力と成果の関連性に説得力が出てくる印象があります。
特に、24巻辺りでは、鈍足だった走力改善のために、陸上部とともにトレーニングを行い指導を仰ぎます。これにより、運動能力全般が向上し、特に守備力が増すといったところは、腑に落ちました。
また、単なる強力ライバルを登場させるだけでなく、勝ちのためならどんな卑怯な作戦も厭わない監督を擁するチームだとか、主人公以上に実力を持ちかつ魅力的な好青年のワンマンチームの悲哀だとか、ドカベンとは異なるバリエーションに富んだ対戦を仕組んでいます。
さらには、自チームには海外帰りの外人まがいのボブ牧田もなかなかの好キャラですね。
とても格好いいとは言えないが可愛い主人公、と同様に、格好いいというより変なタイトルですが、11年の長期連載を成し遂げた名作でした。
因みに1986年チャンピョン連載開始ということもあって、私は最近その存在を知って、全51巻を完読しました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-08-17 09:02:32] [修正:2022-08-17 09:12:05] [このレビューのURL]
7点 妖怪の飼育員さん
いや、驚きました。
妖怪を使って、こんな風に面白おかしくコメディが作れるなんて。
絵が可愛いらしく、妖怪が愛らしく見えてしまします。
しかし、妖怪本来の恐ろしさや祟りなどのエッセンスを失わず、
人間との共存を常に志向しています。
妖怪園が本当にあればいいのに、と思えるほど、毎回楽しませて
もらいました。
隠れた秀作でしょう。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-08-14 09:43:31] [修正:2022-08-14 09:43:31] [このレビューのURL]
4点 バキ特別編SAGA「性」
ここでのレビューは酷評の嵐ですね。
一体、どんなものなのか興味本位で読んでみました。
なるほど・・・。
しかし、事前の先入観があったので、それほど驚愕の内容でもなく、
グップラー刃牙、バキと読んできた私としては、少年刃牙が青年へと
成長する過程で一度は触れておきたかったという板垣氏の心情は理解できます。
ただし、娯楽漫画として面白いか、読みたいかという点では不満が残りました。
まあ、大長編作品の中の一ページと考えれば、これもアリかと。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-08-10 07:18:40] [修正:2022-08-10 07:18:40] [このレビューのURL]
4点 ミスター味っ子
料理対決漫画の代表作品かもしれません。
扱っている料理は、全て子供でも馴染みのある家庭料理ばかりです。
読者が少年ですから、これは仕方のないことかもしれません。
したがって、普通の家庭料理(ハンバーグ、卵焼き、ピザ、トンカツ、
オムレツ、天丼・・・)を一層独創的にするために、毎回著者が
いろいろな工夫をしてくるのですが、今ならネットに書いてそうな
常識的な一工夫をさも大層に披露したり、本当に美味しくなる
とは思えないようなひねくり回したりの連続です。
本当に試作してみたら、きっと美味しくないと思うのですが、
まあ、第三者に「ああ、これは美味しい」と言わせれば、
決着がつくので、これも仕方なしです。
ということで、特段面白くもなく、料理の知識に役立つわけも
ないのですが、寺沢先生独特の毎回、謎を提供しながら
進展していく上手さがスパイスです。
以後、寺沢先生は料理マンガを描き続けることになるのですが、
自身は料理は得意ではないそうですので、面白いものです。7巻まで。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-08-04 05:52:50] [修正:2022-08-04 05:52:50] [このレビューのURL]
7点 極道ステーキ
土山しげる氏は2000年前後あたりからB級グルメ漫画を得意とされ、多数の作品を発表されました。
しかし、それ以前は極道もので一世を風靡されています。
本作品は1985年連載開始で全147話21巻の長編です。
こてこての昭和やくざのノリが半分ですが、高学歴で富裕層出身の主人公の頭脳と胆力で、極道としてのピンチをいくつも乗り越えていく展開がワクワクします。
なんとなく、どこかで見たようなお話が続きますが、年代から考えると、全ての極道話の原点は、「サンクチュアリ」などの池上遼一氏と並んで、土山氏の作品が出発点だったかもしれません。
土山氏の代表作品であろう本作品は、どなたのレビューもありませんでしたが、これも昭和漫画史の一ページを飾るべき作品と思います。
当初は過剰なこてこてぶりが鼻につきますが、主人公が挫折と成功を繰り返す様は、なかなか目を離せなくなってしまいます。
ただし、山あり谷ありで結局は、全国レベルでの頂点に上り詰めるかと思いきや、そういう結末ではありませんでした。
最後になって振り返ってみますと、子分を多数失ったり、本家を追放されて北陸と東海地方を彷徨ったりと挫折が多かった印象です。
志は高かったのですが、目指す高見には道半ばのまま、最終話となりました。
それはそれで楽しめましたが。
話は変わりますが、気がつけば、最近は極道ものの映画や漫画はいつの間にか衰退し、あっても極道の悲哀をにじませたものやギャグにしたりしたものですね。
時代の変化を感じます。
因みにタイトルのステーキの意味は、英字から見ても肉のステーキを指しているらしいのですが、どこを調べても、何故このタイトルなのか分かりませんでした。
私の推測では、当時から極道の頂点は神戸でしたから、神戸ステーキにひっかけて頂点を目指すという意味かと考えました。
いずれにしても、不思議な表現で似つかわしくない残念なタイトルですね。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-07-30 05:21:47] [修正:2022-07-30 05:21:47] [このレビューのURL]
6点 餓鬼の惑星
核戦争によって人類が死滅した後の世界を映画「猿の惑星」が
最初に描きました。
その結末は極めてセンセーショナルなものでした。
本作品は、これに少なからず影響を受けたものと考えられますが、
飢餓状態になった人類の有様から始まる冒頭は相当ショッキングです。
やがて、思わぬ展開になりますが、他に登場人物がいなければ、
必然的な展開かと。
小島剛夕氏がこんな作品を残していたたとは、という感慨も
あって楽しめました。
一方どこまでも小島剛夕だなと思わせる設定(4話あたり)も
あって愉快でした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-07-25 07:39:23] [修正:2022-07-25 07:39:23] [このレビューのURL]
6点 吉沢ツムリ事務所
世にも奇妙な物語風のストーリーを集めた短編集でした。
妖怪ごとく、異界ごとくなど原因に言及はされずとも、
風説を作品にしたかのような味わいです。
恐ろしいとか気持ち悪いとかいうレベルではないので、
許容される範囲です。
内容の割に絵が可愛らしく、好感が持てます。
気持ちよく読めました。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-07-24 09:27:39] [修正:2022-07-24 09:27:39] [このレビューのURL]
4点 火災調査官ナナセ
自然発火の火災というより、放火による火災事故(赤猫)を
中心に事件が起こる物語です。
炎使いと呼ばれる謎の人物は、火災に関する造詣が深く、
主人公ナナセをバックアップしているような敵対して
いるような、それこそ謎めいており、ここのところが
読者の関心を引っ張り続けます。
火災に関する薀蓄は、多分ですが、ほとんどの読者は
スルーしている気がします。
一見、理屈で説得しているように見せかけて、大事な
ところは漫画だからと言ってあやふやにしている気がしますね。
まあ、読者もそこは突っ込むほど熱意も持てないでしょうが。
面白いか問われれば、褒めるほどでもないけど、暇潰し程度にはなるかと。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-07-20 07:48:49] [修正:2022-07-20 07:48:49] [このレビューのURL]
5点 最果てのサイクロプス
最近、活躍の目覚ましい鈴木マサカズ氏の初期の頃の連載作品です。
能力者vs非能力者の世界を賭けた戦いです。
厳然たるSFでは従来からよくあるパターンですが、
コンパクトにまとめることが意図されたのか、駆け足で結論を
急いだような展開でした。
素材は良いので、料理、加工次第でもっと美味しくなったのに、残念でした。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2022-07-16 07:46:52] [修正:2022-07-16 07:46:52] [このレビューのURL]
月別のレビュー表示
- 月指定なし
- 2010年01月 - 7件
- 2010年02月 - 3件
- 2010年06月 - 3件
- 2010年07月 - 5件
- 2010年08月 - 4件
- 2010年09月 - 13件
- 2010年10月 - 2件
- 2010年11月 - 4件
- 2010年12月 - 5件
- 2011年01月 - 11件
- 2011年02月 - 1件
- 2011年04月 - 3件
- 2011年05月 - 2件
- 2011年07月 - 2件
- 2011年08月 - 5件
- 2011年09月 - 3件
- 2011年10月 - 1件
- 2011年11月 - 1件
- 2011年12月 - 2件
- 2012年01月 - 4件
- 2012年02月 - 2件
- 2012年03月 - 2件
- 2012年04月 - 2件
- 2012年05月 - 2件
- 2012年06月 - 2件
- 2012年07月 - 1件
- 2012年08月 - 2件
- 2012年09月 - 5件
- 2012年10月 - 1件
- 2012年11月 - 7件
- 2012年12月 - 2件
- 2013年01月 - 3件
- 2013年02月 - 1件
- 2013年03月 - 1件
- 2013年04月 - 1件
- 2013年05月 - 4件
- 2013年06月 - 3件
- 2013年07月 - 3件
- 2013年08月 - 4件
- 2013年09月 - 1件
- 2013年10月 - 3件
- 2013年11月 - 2件
- 2013年12月 - 2件
- 2014年01月 - 3件
- 2014年02月 - 1件
- 2014年03月 - 1件
- 2014年04月 - 1件
- 2014年05月 - 1件
- 2014年06月 - 2件
- 2014年07月 - 2件
- 2014年08月 - 6件
- 2014年09月 - 2件
- 2014年10月 - 1件
- 2014年11月 - 5件
- 2014年12月 - 2件
- 2015年01月 - 3件
- 2015年02月 - 2件
- 2015年03月 - 3件
- 2015年04月 - 1件
- 2015年05月 - 2件
- 2015年06月 - 3件
- 2015年07月 - 2件
- 2015年08月 - 4件
- 2015年09月 - 2件
- 2015年10月 - 3件
- 2015年11月 - 3件
- 2015年12月 - 5件
- 2016年01月 - 7件
- 2016年02月 - 7件
- 2016年03月 - 2件
- 2016年04月 - 8件
- 2016年05月 - 8件
- 2016年06月 - 9件
- 2016年07月 - 7件
- 2016年08月 - 6件
- 2016年09月 - 9件
- 2016年10月 - 7件
- 2016年11月 - 8件
- 2016年12月 - 6件
- 2017年01月 - 6件
- 2017年02月 - 4件
- 2017年03月 - 6件
- 2017年04月 - 7件
- 2017年05月 - 7件
- 2017年06月 - 7件
- 2017年07月 - 6件
- 2017年08月 - 8件
- 2017年09月 - 8件
- 2017年10月 - 6件
- 2017年11月 - 6件
- 2017年12月 - 5件
- 2018年01月 - 7件
- 2018年02月 - 3件
- 2018年03月 - 4件
- 2018年04月 - 1件
- 2018年05月 - 4件
- 2018年06月 - 3件
- 2018年07月 - 4件
- 2018年08月 - 3件
- 2018年09月 - 4件
- 2018年10月 - 4件
- 2018年11月 - 1件
- 2018年12月 - 6件
- 2019年01月 - 5件
- 2019年02月 - 2件
- 2019年03月 - 2件
- 2019年04月 - 3件
- 2019年05月 - 5件
- 2019年06月 - 5件
- 2019年07月 - 5件
- 2019年08月 - 4件
- 2019年09月 - 3件
- 2019年10月 - 2件
- 2019年11月 - 3件
- 2019年12月 - 5件
- 2020年01月 - 3件
- 2020年02月 - 3件
- 2020年03月 - 4件
- 2020年04月 - 4件
- 2020年05月 - 9件
- 2020年06月 - 6件
- 2020年07月 - 5件
- 2020年08月 - 8件
- 2020年09月 - 3件
- 2020年10月 - 4件
- 2020年11月 - 5件
- 2020年12月 - 2件
- 2021年01月 - 6件
- 2021年02月 - 3件
- 2021年03月 - 5件
- 2021年04月 - 6件
- 2021年05月 - 5件
- 2021年06月 - 6件
- 2021年07月 - 8件
- 2021年08月 - 8件
- 2021年09月 - 7件
- 2021年10月 - 9件
- 2021年11月 - 8件
- 2021年12月 - 8件
- 2022年01月 - 7件
- 2022年02月 - 6件
- 2022年03月 - 2件
- 2022年04月 - 6件
- 2022年05月 - 9件
- 2022年06月 - 7件
- 2022年07月 - 9件
- 2022年08月 - 7件
- 2022年09月 - 6件
- 2022年10月 - 6件
- 2022年11月 - 8件
- 2022年12月 - 9件
- 2023年01月 - 8件
- 2023年02月 - 4件
- 2023年03月 - 6件
- 2023年04月 - 5件
- 2023年05月 - 5件
- 2023年06月 - 1件
- 2023年07月 - 6件
- 2023年08月 - 4件
- 2023年09月 - 3件
- 2023年10月 - 4件
- 2023年11月 - 5件
- 2023年12月 - 7件
- 2024年01月 - 6件
- 2024年02月 - 3件
- 2024年03月 - 6件
- 2024年04月 - 6件
- 2024年05月 - 7件
- 2024年06月 - 7件
- 2024年07月 - 7件
- 2024年08月 - 7件
- 2024年09月 - 8件
- 2024年10月 - 6件
- 2024年11月 - 5件
- 2024年12月 - 9件
- 2025年01月 - 6件
- 2025年02月 - 4件
- 2025年03月 - 5件
- 2025年04月 - 6件
- 2025年05月 - 3件