「朔太」さんのページ

総レビュー数: 821レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

剣の腕は立つが、武家の次男三男坊に生まれた日には、一生涯は風に吹かれて

生きるしかないという江戸時代の背景です。

退屈を結構楽しんでいるようで、悲哀を漂わす危機之介と柳生三男坊。

平賀源内や田沼意次なんかを絡めた事件は、単純だが展開としては面白い。

画風も美しく、そこそこ楽しめる作品で全3巻を読ませてもらいました。

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[投稿:2012-05-12 05:07:53] [修正:2012-05-12 05:08:33] [このレビューのURL]

6点 RAY

神の目を持つため、治療不可能な病巣も見抜ける特異能力を持つ女性外科医

のヒューマンドラマ・・と最初は思っていたら、なんとなんと医療裏社会

が出てくるわ、相当手のこんだSF仕立てのストーリでした。

ネタばれになるので言葉を選びますが、零(レイ)の名前まで意味が

あったということは、最初から構想がしっかり組み立てられていたということです。

一方、篠山という片思い野郎の存在が次第に増してきて好感が持てます。

少し登場人物が増えすぎて混乱しますので、気をつけてくださいな。

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[投稿:2012-03-04 18:56:51] [修正:2012-03-04 18:56:51] [このレビューのURL]

本作品の1巻2巻は10年以上前に出会ったがなかなか続編が出なくって、

未完成品と思っていたら、3巻目に会えました。これで最終巻と身構えて

読んだら、まだ4巻があるんだとこのサイトで知りました。

引っ張ってくれるなああ。

留美子ワールドのステレオタイプなので、安心して気楽に読めます。

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[投稿:2012-03-04 08:13:28] [修正:2012-03-04 08:16:20] [このレビューのURL]

2度目の婚姻関係が破綻するところから物語りは始まる。

主人公洋介はいたって平凡な現代サラリーマンだし、周囲の女性達もそれほど

突飛な設定でもないが、展開は複雑で意外である。

オトコが女を理解しないために起こる婚姻の破綻。一方で、子供ができるので、

家族関係は維持しなければならない。

新しい時代の新しい家族関係が提示されるサイモンふみの意欲作か?

ただし、皆自分に素直になって本当の幸せのあり方探ろうよ、という考え方は

女性的平和世界が前提なんですけど。

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[投稿:2012-02-05 00:31:21] [修正:2012-02-05 00:31:21] [このレビューのURL]

1979年デビュー、1981年出世作「PS俊介です」の次に出た柴門ワールドの

原点作品と言えるだろう。東京ラブストーリー他の代表作ほどストーリは

洗練し切れていないが、20代後半の女性に的を絞った世界観を見せる。

若い男と女の揺れ動く心の葛藤と心理が荒削りだが巧みに描かれている。

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[投稿:2011-08-30 22:49:03] [修正:2011-08-30 22:49:03] [このレビューのURL]

中学生にしか見えない童顔の刑事、柴田竹虎、略してシバトラが主人公です。

少年への深い愛情が根底にあるので、どんな不良も最後には仲間になれる

というお話です。

予定調和的なシナリオですので、コミックで読む場合にはやや物足りない面

がありました。

少年誌連載ものとしては、ハラハラドキドキで、まさかの殺人や裏切りが

意外性を出していました。

力を求める少年達を愛情で包んでしまう主人公ですが、剣の達人だから

悪人と立ち向かえるというご都合が、所詮漫画というところで残念です。

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[投稿:2011-08-14 06:55:07] [修正:2011-08-14 06:55:07] [このレビューのURL]

法医学をベースに殺人や事故の背景、特に被害者の声を聞くという推理小説風です。

あとがきの別添作品を見ると、作者は七転八倒しながらネタ出しに苦労している

様子が伺えます。

主人公のひかるを女性にして、被害者の無念さや情念などの背景を解明する度に

自分のことととして涙します。ここが、本編のキモであり、作品の仕上がりを

上品にしています。

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[投稿:2011-07-22 20:03:21] [修正:2011-07-22 20:03:21] [このレビューのURL]

小林まことが出現した1980年代には、とんでもないギャグセンスを持った

新人が現れたと期待しました。その当時、本作品を毎週楽しみにしていました。

ただ、今読み返してみるとそうでも・・。ギャグマンガは時代背景とともにあるのかな。

その後の作品は全て読破しています。

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[投稿:2011-01-03 10:26:18] [修正:2011-01-03 10:26:18] [このレビューのURL]

「編集者」という特殊な分野での”働くこと”なので、共感をなかなか呼びにくそう。

作者である漫画家さんも高々編集者やアシスタントさんくらいの仲間で

チームを作って仕事するくらいの小さな社会で”働くこと”を漫画に投影

しているのであって、その小さな社会で頑張る、頑張らないは、「どーぞお好きに」

と言いたくなる。

その意味では、大銀行を舞台にした”この女に賭けろ”の原島浩美は、自然体で大きな

社会を動かす”働きマン”を表現するので、むしろこちらの方が共感を覚えた。

働くことは、それぞれ個人の与えられた立場、能力によって意義が違って

くるので、本作品はほとんどの人には理解されないでしょうね。

私には、結構男スイッチの入った松方さんは魅力的でした。

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[投稿:2010-12-30 18:42:48] [修正:2010-12-30 19:08:44] [このレビューのURL]

破産した資産家一族を抱えながら、お家再興のために奮闘する婿養子の

孤軍奮闘ぶりをコミカルに表現する。

世間知らずの姑、小姑たちのトラブルメークのお世話で手一杯ながら、

シモジモには窺い知れない世界を当たり前に経験している人達のパワー

や人脈ネットワークは、無形の財産だよな、って変なところで

感心した次第です。

男性誌連載でしたが、主人公視点がやや女性ぽいのが、特に後半で

違和感を感じ出してきました。


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[投稿:2010-12-30 18:56:19] [修正:2010-12-30 18:56:19] [このレビューのURL]

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