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7点 F

出生が微妙なヤンチャな田舎の若者が、レースにハマってF1の舞台まで上り詰めて、大暴れして、最後に出生の呪縛から解放される。

簡単にあらすじを書くとこうなるのですが、根本的にこの作者のマンガはポジティブ感よりも暗いところで青い炎がメラメラと燃えているような作風に何故か陥るのですが、この作品はその典型なのかもしれないですね。

物事が上手く行き始めると、どこかで不幸が起きて、その不幸が主人公の栄養になって成長していく・・・・F1マンガとして見ても面白いです。

ある意味、名作と呼ばれる作品だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-17 14:04:14] [修正:2011-04-17 14:04:14] [このレビューのURL]

ひじょーに点数をつけずらい。
ええ難しいお話ですよ。

最近はこんなネタでも漫画にできてしまうのか・・・。
いやー・・・凄いのかな?たぶん。
オリジナリティーはかなりあると認めましょう。
菌が見える主人公、いいんじゃないですかー?

読むとかなり勉強になりますし、ちょっと農大に興味がわきますね。
農大ってこんな楽しい所なんですかね・・・?
農大を知らない僕には謎だらけ。
けど、中々面白いと思います。

たまに、男か女か分からなくなる時があります。
欠点はそのぐらいでしょうか。

かなり人を選ぶ作品かもしれません。
僕は嫌いじゃないですが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-17 13:42:47] [修正:2011-04-17 13:42:47] [このレビューのURL]

6点 餓狼伝

格闘技のエンターテイメント性を強烈に先鋭化し、抽出・風刺した作品。

原作の餓狼伝チックな話は冒頭だけで、トーナメント云々の前後から主人公は加速度的に影を薄めていく。それなのに表紙や扉絵では執拗に文七を描くという作者の拘り(笑。だが、トーナメントに主人公が入っていないという意味不明かつ誰が勝ち上がるかが本当にわからない描き方は極めて異様で面白い。そして、それをバックで支えるのは、巽や松尾という強烈なキャラクター。リアリティとフィクションの絶妙なコンパウンドとコントラスト。

そうした方法で、「格闘技ファンが見たいもの」をこれでもかと真正面から描出し、凝縮した漫画と言えるだろう。人は鍛えるとどこまで行き着くのか、人間の肉体が破壊される時はどのような現象が生じるのか、平場で戦うと最も強いのはどの競技種目か、丸腰の格闘家と武装した戦闘のプロが戦うとどうなるか、etc。。。。。
そういった意味では、トーナメントが終わった時点で、上記の目的を達成してこの漫画は終了した様な気もするので、休載云々は気にしないでおこう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-17 00:51:31] [修正:2011-04-17 00:51:31] [このレビューのURL]

主人公が眩しすぎる・・・。天真爛漫で子犬のようで、人に恵まれてて。
でも私はあまり好きじゃないです。どちらかというと加奈子さんの
方が普通の人っぽくて共感できます。怖い人変な人って主人公に
決め付けられてて彼女には彼女なりの事情があるのになんだかなぁっ
て思えて。だからラスト主人公が幸せになって(というか主人公ずっと
幸せキャラだし)よかったーっていうより加奈子さんが二人のお店の
提案を出す姿に感動しました。

愛がどうのこうのって言うけど主人公も自分の夢を織田さんなしでは
考えられてないよう感じたので、ビジネスパートナーとして見て
いるのは一緒やんとしか思えなくてモヤモヤしちゃいました。

ただ料理のことやレストランのことなど丁寧に描かれてて
料理をおいしく食べたくなる漫画でしたね。

あと千代ばあさんが「サラリーマン金太郎」の加代ばあさんにソックリ
だと思うのは私だけ? 住まいは青梅と新宿と違うけど人脈といいキャラ
といいかぶりまくり。同時期の連載だからどっちが先かは知りませんし、
たまたまだと思いますが。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-16 13:34:47] [修正:2011-04-16 13:34:47] [このレビューのURL]

 「斜陽世界と穏やかな人々」
 雰囲気が超いい!
 登場するキャラたちはみんな明るく楽しく穏やかに暮らしている。しかし、夕凪の時代と呼ばれる年々海面が上昇し、人類の滅亡がゆっくりと進んでいる。この明るさと反面する背景の斜陽が対照的にし、主人公のアルファを始め様々なキャラの些細な行動や小さな幸せがとても大事な宝物のように思えます。
 ユートピア(理想郷)と反するディストピア(暗い未来)が大好きな人にはオススメです!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-15 12:34:00] [修正:2011-04-15 12:34:00] [このレビューのURL]

 「説明不足=不安感+リアルさ」
 GANTZにもいえることですが、話の説明不足が全体に妙な不安感を与えています。キャラの心情を言葉では出さずに特徴のあるリアルな絵で表現をしていることから来るのでしょう。
 め〜てるの気持ちのストーリーはすごい面白いというわけでもなく、30歳童貞ひきこもりに夢を見せるだけの気持ちの悪い内容です。
 しかし、読者には母になった23歳のはるかの心情が語られず、本人の行動でしかその気持ちを憶測できない。行動の説明が完全にスッポリと抜け、私からするとはるかはキチ外にしかみえず、この漫画はサイコホラーです
 途中のひきこもりのプロや最後の展開が急なのには行き当たりばったり感がして、不完全さが出ていますが、その不完全さが奥浩哉作品に絵と共にリアルさを醸し出しているのではないでしょうか。
 3巻しかないので、さらっと読めるので、オススメです!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-15 12:06:21] [修正:2011-04-15 12:06:21] [このレビューのURL]

8点 石の花

これは名作ですな。凄いとしか言いようがない。

舞台はナチス侵攻により蹂躙された戦時下のユーゴ。
私は「パルチザン」という言葉の本当の意味を本書で知った。

戦後、独特の社会主義体制で注目されたユーゴも今はない。

国家とは?民族とは?戦争とは?そして正義とは?
答えの出ない問いを繰り返してしまう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-03-28 10:31:25] [修正:2011-04-14 21:57:04] [このレビューのURL]

「ダンシング・ジェネレーション」の続編。こちらではダンスの世界に飛び込んだ本編よりも愛子と慎、神崎の恋愛がメインのテーマ。

厳しい師弟関係と思っていた愛子と神崎。
新聞に二人の間のLOVEを揶揄されて以来、愛子の歯車が狂いだしてしまう。神崎の元で踊ることの息苦しさはそのせいだったのかと。

慎は早々に神崎の元を離れていたので、愛子はますます不安定に。そしてとうとう神崎の元を飛び出し舞台に穴をあけてしまう。
ここはまさに少女マンガ。現実ならあり得ないでしょう。ダンスと恋愛がぐっちゃぐちゃ。まあ、そういう子供っぽいところが愛子らしいところでもあるんですが。

一時期バレエの舞台から干され、ようやくブロードウェイのダンスミュージカルに生きる場所を見つけ、新しい舞台人生を歩み始めたところ、彼がやってきます。
「決着をつけるために」、神崎が。
弟子に逃げられてぼろぼろ。いや、女性に逃げられてしまったからと自覚したからなのか。とにかく昔の面影など無いほどにぼろぼろ。

もう逃げられない愛子。絶対に恋愛ではないと必死で否定していたのだが、とうとう神崎に向き合いかけて・・・・
と思ったら、最後の最後で、愛子はするっと神崎から逃げてしまう。

この時に神崎とどうにかなっていたら!神崎ももう少し強引に奪っていれば!と思わずにいられないけど、少女マンガですからここはやはり怪我をした慎の元に戻っていくという安定したエンディングへ。

当時は「神崎<慎」だったので、これで良かったと満足していたけど、今読み返すと、大人の神崎にも頑張ってほしかったなあと思ってしまったりも。
神崎、つめ甘すぎ。厳しいのに優しすぎ・・・。
でも、それだときっと、いつもいつも愛子は不安の中で踊る事になるだろうから、まとまらないんですけどね。

それにしても、NYの看板ミュージカルの主演4人のうち、日本人が3人なんて事は現実的には無いよなあなんて子供ながらに思ってました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-13 09:43:40] [修正:2011-04-13 15:58:54] [このレビューのURL]

表題作ともう一作がオムニバス形式で他は短編の寄せ集め。
デビュー作品集だけあってそれぞれの短編はだいたい16ページと短め。
衝撃的な展開なんてないし、大半があわいまま終わる恋愛ものなのに。
なのになんでこんな胸にキュンとくるんだろう?

基本的に田舎を舞台にしたのんびりした雰囲気の彼女の作風が好きなのも
あるし、登場人物の小さなコマまでの会話が意外と直球をついてて
面白いのもあるんだろうけど、【淡い心の動き】を上手に表現してるから
だとこの作品集で気がつきました。
恋になる瞬間を描くのが上手すぎる。
「雪みたいに降り積もる」「青という事言葉のない国から」が特に感動しました。
後者は見事に名称と実在の概念に、恋心をかけあわせてるし。
恋心だけでなく人への思いやりにもじんわりきました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-13 15:20:45] [修正:2011-04-13 15:20:45] [このレビューのURL]

7点 GANTZ

異彩を放つ作品。

過去、これほどまでに強烈な印象を受けた作品は他にない。
今までにない奇抜な設定、CG を駆使した印象的な絵、
この強烈すぎる作品は好き嫌いがあるのも確かな事だと思う。
しかし、この作品は万人受けする必要はない、
分かる人に分かれば良いのだと思う。

誰しもGANTZの始まりかたにあっけにとられたかと思う。
しかし、その瞬間に自分もその世界に引き込まれるような錯覚を起こさせる程この漫画にはそれだけの力があるように感じる。

途中、マンネリ化したり、難しい設定を更にややこしくさせるものも出てきたり、だれる部分が少しあるのが残念。

いろんな意味でこの先の展開が気になる作品の一つなので現時点では7点!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2011-04-12 23:05:18] [修正:2011-04-12 23:06:31] [このレビューのURL]

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