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中断を挟みまくって連載期間が20年に達するも、今なお終わりが見えないのが、この作品の評価をもたげる最大の要因でしょう。厨二臭いとも言われますが、個性の強いガンアクション作品なのは間違いないだけに、適正な期間(と巻数)で完結出来ていればと残念でなりません。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-10-07 21:56:54] [修正:2021-10-07 21:56:54] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ガンアクションとしては秀作。アクション、台詞回し、雰囲気作り、キャラや設定と、どれも好きな人には堪らない魅力がある。
でもなんだろう、これだけの素材が揃っているならもうちょっとシンプルに痛快なプロットで読ませてほしいと思う時もある。
Greenback Janeのようなシナリオを増やしてもらいたいが、そもそも安定した連載がされないので、気楽に読めるエピソードが増えなさそうなのが残念。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-10-03 23:11:48] [修正:2021-10-03 23:11:48] [このレビューのURL]

魅せ方のセンスがある。熱い。
長期連載の少年漫画の例に漏れずキャラが増えるに連れてテンポが悪くなってきている場面も散見されるが、増やしたキャラにもちゃんと物語上必要な役割を与えられることが多く、作者が綿密な作品創りをしていることがうかがえる。
計算されたプロットと、ここぞという時のセンス任せの爆発力のバランスがとても良いと思う。

ちなみに、個人的にはこの作者のセンスは内藤泰弘に通ずるものがあると感じている。彼の作品が好きな人は、なんとなくハマる気がする。

(追記)戦争編以降面白くなる一方で、着地次第ではジャンプ史に名を残す大傑作となる可能性を感じる。点数は暫定で8点だが、まだ伸びるかもしれない。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2020-01-18 14:59:15] [修正:2021-10-03 22:50:51] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

るろ剣大好きだし、作者のあとがきで昔言及していたシリーズを執筆してくれたことは嬉しい。懐かしのキャラ総出演の同窓会的な雰囲気で、得体の知れない新たな敵と最北の地でぶつかり合うシチュエーションも燃える。
でも流石にテンポがおかしい。月間且つページ少なめ且つ休載多いため掲載ペースがありえないほど遅い上に、1話あたりの密度も薄い。昔のるろ剣と比べると泣けてくるほど話が進まない。正直完結させる気迫を感じない。
いっそSQライズあたりで季刊連載にし、内藤泰弘とセット運用した方が、作者のモチベーション的にも雑誌の盛り上がり的にもプラスになるような気がする。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-10-03 19:29:50] [修正:2021-10-03 19:29:50] [このレビューのURL]

アクションシーンが基本的に売りです。
しかし、ストーリー自体は、極めて退屈です。
台詞回しの気が利いている一面はありますが、多過ぎて頭に入りません。
人を選ぶ漫画でした。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-10-02 03:28:13] [修正:2021-10-02 03:28:13] [このレビューのURL]

なかなかの傑作です。
特有の世界観がまず目を見張ります。

人界と異界が交わる街という設定は、私にとってとても新鮮です。
異界と言い切らないで人類との接点を摩訶不思議に描く。
超能力でも吸血鬼でもなんでもありの世界です。
異常世界中で、超絶な戦闘能力を有する秘密結社ライブラの
メンバー達の個性が光ります。
その中にあって、普通の青年レオナルドの普通の感情、
普通の苦しみが異常世界にあって対比関係にあり、
とてもヒューマンな役割を果たしています。

それぞれのストーリーは、良く練られたシナリオの下に、
登場人物のそれぞれの事情を絡めたドラマ仕立てになっており、
一個の映画や小説にも匹敵する内容の濃いものです。
あまりにも伏線が見事なので、1回読んだだけでは、
最初のエピソードの意味が理解できなかったりもします。
しかし、読み返してみると最初からキチンと仕組まれた
ドラマであることがやっと理解できるほど、
巧妙な構成になっていることが多いです。
内藤さんはきっとシナリオライターとしても成功を収めた
才能を持っておられます。

新しいタイプのSF&ヒューマンドラマを体験できました。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-07-19 06:13:07] [修正:2021-07-19 06:13:07] [このレビューのURL]

浦沢先生の「MOSTER」に次ぐ作品。近年に実写映画化もされた。
60年代を過ごした子供たちが大人になり現実の壁にぶつかり苦しんでいた90年代。
幼い頃の空想の世界の滅亡と立ち向かう仲間たち。

が、その空想の世界を滅ぼそうとする悪の首謀者は「自分たちの仲間の中から出てきた」
集団となり組織化された宗教集団は政界・財界をも巻き込み日本政府の中枢にまで食い込む。

主人公を中心としたかつての秘密基地の仲間たちは冴えない大人の日常を捨てて結集する。
だが、敵の策略によりメンバーは極悪人のレッテルを張られて四散。
近未来は世界を滅亡させようとした男が「人類の救世主」として祭り上げられる偽りの世界が構築される。

子供の頃は様々な夢を描きながらも、大人になったとき現実の壁の前に飲み込まれ、どうしようもなく日々を重ねていたかつての少年・少女たちが
「自分たちの播いた種」を刈り取らねばならなくなる。

そのとき彼等は多くの犠牲を払いながらも人類の滅亡を救う真の救世主として生まれ変わることになるのだ・・・・・・。

だが・・・・そうなった後に彼等は本当にこの結末を望んだだろうかと考える。
「否」。
自分たちが歴史の教科書に勇者として記されるよりも、たとえ冴えないサラリーマン生活であったとしても、平和で穏やかな日常を選んでいたことだろう。

夢を描いていた少年時代から大人になったとき、後悔の連なりかもしれない。
だが、それでも彼等の戦いの軌跡を目にすることで人類は再出発のラインに着いた。

終盤のグダグダと「後付けしたかのような」ともだちの正体が残念なのだが、引き込む力は流石だ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-07-25 08:18:48] [修正:2021-07-18 22:58:07] [このレビューのURL]

1回目は、作りこまれた設定に興味をひかれ、また続きが気になって気になって仕方がなく、夢中になって読みました。

2回目は、後のストーリー展開を知っているので、その前の段階からいろんな伏線がはられていることに着目しながら読みました。

3回目は、登場人物の心境の変化に思いを馳せながら、じっくりと読みました。1回目、2回目の時には気づかなかった発見がありました。

複数回鑑賞する価値のある、傑作だと思います。
この漫画の良さを、ネタバレせずに伝えようとすると、こうなります。

有名作品なので、既読の方が多いと思いますが、もし未読の方がいたら、ネタバレのない状態で読んだ方がよいです。
そのため、ネタバレなしの状態で作品の魅力を語ってみました・・・が、本当はネタバレしたう上で語りたいことがものすごくたくさんあります。

個人的には、マンガ史に残る傑作だと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-07-04 17:02:00] [修正:2021-07-04 17:02:00] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

久井諒子さんの作品をいくつか読ませて頂きましたが…

ファンタジーとリアリティの
ミックス加減が超絶、絶妙なんですよね!!
天才です!!
実際に異世界に転生した経験あるんじゃないかな
この人…www

中世RPGの世界が現実にあったらこんな感じ…
という世界観の表現者として先駆け的な存在というか…

不思議を不思議にしておかないで、
現実レベルまで落として世界を緻密に理屈っぽく描いてくれるので
ファンタジー世界が良くも悪くも親しみと生活感に満ちています。

ダンジョンの中の
架空の魔物を狩猟して、調理して、料理として食すのですが
不思議なリアル感があり、味が少し想像できてしまうというか…
食べてみたいというか…

「狩猟もの漫画」??「グルメ漫画」??「ファンタジー」
というケミストリーがうまく調和しています。

グルメ部分とは別に
メインストーリーもあって、
そちらの方も、さまざまなファンタジー世界ならではの
人種の価値観の違いが絶妙なリアル感をともなって折り重なって
進行しており、非常に楽しいです。

エルフという人種の人生観などは
この作品が元祖となって、他の作品に反映されている気がします。
※寿命が余りにも長いため、知識量と反比例して
 体感時間や精神年齢の成熟が著しく遅い…etc

お腹が空いて、ドキドキワクワク
たまにダークファンタジー
そんな珠玉の作品です。

九井先生のその他の短編集も
先生独特かつ独自の世界観が楽しめるので是非^ ^

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-05-04 01:02:52] [修正:2021-05-04 01:02:52] [このレビューのURL]

「死神くん」の流れを汲む優しい世界の死を扱うマンガ、という感じです。ただちょっと薄味。興味のある人はサイトで公開されている震災モノの長編も読めるうちに読んでおいたほうがいいと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2021-04-29 07:53:15] [修正:2021-04-29 07:53:15] [このレビューのURL]

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