「dollbox」さんのページ

総レビュー数: 155レビュー(全て表示) 最終投稿: 2005年07月09日

エロマンガかと思いきや、蓋をあけたらいつもの志村貴子でした。
この作者さんの心理描写は無理がなくて抵抗なく引き込まれる。
レズとかホモとか、現実では縁のない人たちの気持ちにもスッと入り込めてしまいます。
だから何回読んでも飽きないし、新しい解釈ができることもある。
志村作品のなかでは一番マイナーっぽいけど、もっとも志村貴子の作家性がでている作品だと僕は思っています。

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[投稿:2005-12-12 02:48:04] [修正:2005-12-12 02:48:04] [このレビューのURL]

全メディア黙殺は伊達じゃない。
なんでもありの下ネタ、悪ノリ。
最低で最高なマンガだ!

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[投稿:2005-12-12 02:47:41] [修正:2005-12-12 02:47:41] [このレビューのURL]

巻を増すごとに相関図が複雑になってますね。
最新巻を読んだ段階で思ったことは、現在成立しているカップルのどれかが別れた瞬間、他のすべてのカップルにも影響してしまうってこと。
ヘタすれば連鎖して別れてしまうかもしれない緊張感があります。もはやわずかな綻びだけで糸は切れてしまうのかもしれません。

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[投稿:2005-12-12 02:46:53] [修正:2005-12-12 02:46:53] [このレビューのURL]

黙示録に比べ、パワーダウンするものの相変わらず素晴らしく、重い。
ただパチンコ編がちょっと長かったかな。

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[投稿:2005-12-12 02:46:32] [修正:2005-12-12 02:46:32] [このレビューのURL]

[ネタバレあり]

ありえない。加筆部分のほとんどが蛇足。
ものすごい勢いとテンションの高さを感じさせる本来の良さが、後から冷静に加えられた部分のテンションの低さによってぶち壊し。
タイムスリップの話なんて収録する意味がまったくわからん。アホか。
読むなら絶対加筆されてない単行本で。

内容のほうはねえ、なんていうか「最凶最悪」としか表現できませんよ、これ。絶対本能で描いてる。
寄生獣、ベルセルク、BASTARD、ザ・ワールド・イズ・マインなんかのエグイ部分をダダダダダダッと叩きつけられた感じ。
とにかく凄いのは、恐怖に扇動された市民がヒロインを襲うシーン。
これは戦慄としか言いようがないです。めちゃめちゃ怖い。
人間の本質を見ますよ、これは。
かなりイッちゃってる内容です。
たまにダサい、絵があまり上手くない、荒い箇所があるという欠点もあるが、あえて気にしない。ヒンズー教徒はギャグだろう。どうでもいい。

わずか5巻ですが、間違いなく名作。

買うなら絶対加筆版"以外"で!!!

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[投稿:2005-12-12 02:46:03] [修正:2005-12-12 02:46:03] [このレビューのURL]

いつ読んでもおもしろくてつい何度も手にしてしまいます。
哀愁や人生哲学をさりげなく含めたギャグや展開があったりして、ただのギャグ漫画では終わってないところもポイント高し。
あと本編に関係ない部分の細かいネタがシュールでクスリとしてしまいます。

あずまきよひこや志村貴子あたりの作風が好きな人は是非。

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[投稿:2005-12-12 02:44:41] [修正:2005-12-12 02:44:41] [このレビューのURL]

8点

「強く、儚く、果てしなく!」
まさにその通り、すべてを言い得ています。
破綻も荒れも気にならないぐらいの存在感は圧倒的。

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[投稿:2005-12-12 02:42:06] [修正:2005-12-12 02:42:06] [このレビューのURL]

集まれ、なんかダメなやつら。

個人的に期待の新人、浅野いにおのデビュー作。
いろんなダメな人たちがグダグダしたり、かっこつけたり、ヘタレたりするのをいい感じに描写した短編連作だ。
この作者さんは現代人の感覚を描くのがすごく巧いね。
キャラクターの世代は子供からオッサンまで幅広いのに関わらず、みんな平成に生きてる雰囲気が出てる。
で、僕なんかは平成の現代っ子なので、浅野いにおの描く若者たちにすごく共感してしまうわけで。
あー、なんでこんなにうまいこと切り取っちゃうんだろうね。
ズバリイタいところをつかれました。

とりあえず自分の成長と共に応援していきたい漫画家のひとりです。

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[投稿:2005-12-12 02:33:51] [修正:2005-12-12 02:33:51] [このレビューのURL]

8点 SUGAR

新井英樹ほど登場人物に嫌悪させる漫画家はいないのでは?

正直言うと、僕は主人公のリンが嫌いなんですね。まあ理由はこの上なく無神経でウザいからなんですけどね。
だけど、いや、だからこそこの作品は面白いのだと思います。

天才的なボクシングを見せつけられるとその凄みに圧倒され、絶対に認めたくないがあいつは天才なんだと心から思ってしてしまいます。
どんなにリンが嫌いでも才能を認めざるを得ません。

嫌いなキャラの活躍を見ておもしろいと感じるのは悔しい気もするが、やはりそれだけのパワーがある漫画です。

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[投稿:2005-12-12 02:32:38] [修正:2005-12-12 02:32:38] [このレビューのURL]

6点 軍鶏

[ネタバレあり]

少年院編の主人公は生への執着や自己防衛などの理由で戦っていて、とても好感がもてた。
また主人公が壊れていくまでの描写も深く、作品全体に凛とした鋭さがあった。
早い話がおもしろかった。そこまでなら9点は確実ですね。

しかしそれ以降の主人公にはちょっとがっかりだ。ただの暴力ヤンキーと化してしまった。
格闘シーンも展開が遅くてダルかったし、物語もグダグダです。
昔の鋭さを取り戻してほしい。

主人公の成嶋亮を否定はしません。
彼には背負う業のようなものを感じてはいました。
彼の残虐さは「生への敗北」を振りきるための手段なのではないか。
そして、成嶋亮が本当に闘っている相手は「自分自身」なのではないか。
つまりこの作品は、罪を背負う人間に「生きろ」というメッセージを込めた「生の肯定」を描いた作品なのではないだろうか。

ただ、やはりがっかり感はは変わらなかった。

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[投稿:2005-12-12 02:32:19] [修正:2005-12-12 02:32:19] [このレビューのURL]