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8点 スティーブ・ジョブズ
通信業界に革新をもたらした天才スティーブ・ジョブズの伝記漫画。伝記なのに偉人賛美にならずに、ジョブズのクズ言動とされる行為も相当に描かれています(ジョブズ本人がリアルに拘って執筆依頼しているのが彼らしいし特異)。そういうスタンスの原作だから、前の方が仰るようにジョブズ愛は乏しいように感じるかもしれませんが、ヤマザキ氏のジョブズ観や作風にも合っていたのではないかと。ヒット作「テルマエ・ロマエ」で見せた巧さでジョブズがときにフォロー出来ないところもあるにせよ、概ね親しみも感じる変人天才の範疇に収まった気がします。
あとは史実からして強烈な個性(ある種クレイジー)と波乱な人生を送った人なので、忠実に描かれる本作は「テルマエ」と違いパワーダウンせずに最後まで勢いが保たれた印象。全6巻でちゃんとまとまって、ラスト付近には感動すらあります。ジョブズ伝記漫画ではまずこれという作品になるのではと思いました。
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[投稿:2017-07-19 01:14:46] [修正:2017-07-19 01:14:46] [このレビューのURL]
前作「鉄腕バーディ」の続編です。
文字通り続編で、あれから3年が経ちました、
というところから始まります。
背景も敵もほとんど変化なく、前作20巻、
続編13巻の長編の割には、ストーリーに起伏が少ないのが残念です。
相も変わらず可愛いお姉さんバーディの魅力が、作品価値の80%でしょう。
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[投稿:2017-07-15 06:21:10] [修正:2017-07-15 06:21:10] [このレビューのURL]
7点 蟻地獄
同じ原作者の「トリガー」は個人的に期待外れなところがありましたが、こちらは面白かったです(「トリガー」よりも話題になっていない感じですが)。
アウトローサスペンス作品です。続きが気になって引きつけられて、多少強引なところもありましたが、スピード感があり、二転・三転する展開やどんでん返しは驚かされました。最後にたどり着いたまとめ方と読後感も良かったです。絵もとても上手いですが、「我が名は海師」の時が一番良かったと思います。「トリガー」でも窺えた「北斗の拳」風の濃すぎる感じがしました。
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[投稿:2017-07-15 05:07:49] [修正:2017-07-15 05:07:49] [このレビューのURL]