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7点 ONE PIECE
まさに少年漫画の王道的な漫画!
夢、希望、仲間といった少年漫画必須の要素がふんだんに盛り込まれているが
ストーリーの展開は強引さを感じさせないので素直に感動できる。
そして圧倒的な世界観。少年漫画でここまで世界、雰囲気を作り上げてる漫画はほとんどないかも。
小学生の頃から構想を練っていたというのも信じられる。
おそらく作者の頭の中には完全にワンピースの世界が存在しているんだろう。
各編どれもプロットがしっかりしていて、いきあたりばったりでなくかなり計算されたストーリー展開になっている。
特にエネル編は細部に伏線がはりめぐされていて
さらにそのどれもうまく生かされており完成度は少年誌クラスを超えている。
サルベージや巨大な陰などの最初で出してきた伏線をあそこまで上手く生かせる力量はさすが。
最後のエネルが月を目指していく場面を見てワンピースの評価が自分の中でさらにあがった!
全体的なストーリーでも各所に想像力をくすぐる伏線がもりこまれている。
おそらくまだまだ壮大な話となるのでこれからにも十分期待できる。
心配はジャンプ編集者がストーリーに干渉しすぎないかということ。
最近、ジャンプの看板漫画となったことでドラゴンボールとよく比較されるが
単純に作品の完成度という点から比べるとワンピースのほうが圧倒的に高い。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-30 01:37:28] [修正:2005-03-30 01:37:28] [このレビューのURL]
8点 キーチ!!
4巻まででも結構楽しめるけどそこまでは序章。
この作品は5巻からが本番!
新井英樹は以前キーチ!で圧倒的なカリスマを書きたいといっていたが
キーチはすでに小学生にして強烈に惹きつけられる魅力を持っている。
将来的にはキーチのブレーンになりそうな甲斐がまたいいキャラしてる。
小学生がどこまで巨大な権力に立ち向かえるのか、さらにキーチがどんなふうに成長していくのかこれからが楽しみ。
にしても新井英樹は相変わらず話の組み方や見せ方がうまい。
6巻のキーチが甲斐にみさとのはなしをぶっちゃけたところはもう何回見返したかわからない。
7巻からさらに話が進むたびにおもしろさもあがっていきそうで、次巻がまちきれない漫画の一つ。
加速することを期待。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-29 23:43:27] [修正:2005-03-29 23:43:27] [このレビューのURL]
9点 ジョジョの奇妙な冒険
荒木飛呂彦の独自な世界観が存分に味わえる作品!
かなり独特な雰囲気をもっている作品なためうけつけない人もいるかもしれないが
一度その雰囲気に入りこむと時間を忘れて読みふけってしまうほどの魅力に溢れた世界が!
絵などで食わず嫌いで避けてるひとには何もゆわずにとりあえず一回よんでみてください。
6部まであるが僕は4部が個人的にベスト。
荒木が書きたいものを書いてるって感じが出てるし
なにより岸部露伴や吉良吉影などの変人なのにカッコイイってキャラが多いのが読んでて楽しい
吉良吉影みたいなカッコイイ「変態」を書くことができる
荒木はすごい。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-29 22:11:45] [修正:2005-03-29 22:11:45] [このレビューのURL]
9点 死刑執行中脱獄進行中
荒木飛呂彦の魅力が十二分に凝縮された短編集。
週間連載のジョジョでも凡人には思いつかないようなアイデアをばんばん盛り込んでるが
荒木が練って書くとここまですごいものが書けるのかと驚かされる。
もはや芸術の域。
すべての短編のクオリティーが高く
綺麗なまとめられている。
個人的にはデッドマンズQがかなりハマった。
スタイリッシュな雰囲気を上手くつくってて世界にのめりこめる。あと作品には岸部露伴と「あの人」が出てるので
ジョジョファンはニヤリとできるはず。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-29 22:10:41] [修正:2005-03-29 22:10:41] [このレビューのURL]
7点 MONSTER
相変わらず表情の書き方が丁寧で感情を表せてる。
モンスターはひとつひとつのエピソードを追っていくとどれも
すごく温かみがあって読んでるだけで和やかな気分になれるものが多い。
特に刑務所にいる息子に会いに行く親子とのエピソードや
グリマーがらみのエピソードなんかは素直に感動できる。
ただ全体的な構成を見るとややまとめきれなかったかなという感じはする。
浦沢直樹は壮大を話を描くより、マスターキートンのような短編完結ものがむいてるんじゃないかなぁ
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-28 10:38:22] [修正:2005-03-28 10:38:22] [このレビューのURL]
10点 ザ・ワールド・イズ・マイン
圧倒的な個性を持つキャラクター達、彼らそれぞれが好き勝手に動くことによって織り成される巨大なスケールの物語、
映画的とも言える絵の魅せ方。
とにかくこの漫画について書くのにこのスペースは狭すぎる。
自称漫画好きでまだこの作品を読んでない方がいたら、是非読んでほしい。
この作品はいろんな意味での「問題作」なので合う人、合わない人がいるだろうが、
とにかく最後まで読みきれば新井秀樹が並みの漫画家じゃないってことだけはわかってもらえるはずだ。
そして一度読み終わったら、絶対にもう一度読み返してみてほしい。
この漫画はあまりに多くのものを詰め込みすぎていて一度ではとてもその魅力の本懐を味わうことはできないからだ。
それにしてもここまで徹底的に漫画を描いてる作家って他にいるんだろうか?
読み返す度に、1コマ1コマに新たな発見がある。それぞれのキャラクター達はさらに魅力を増してゆく。
今まで気にとめなかった台詞が突然胸に心地よく響きだす。
まるでクラシック音楽のように、読めば読むほど魅力が増してゆく漫画。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-27 15:57:04] [修正:2005-03-27 15:57:04] [このレビューのURL]
7点 レベルE
3巻と短いながら内容はかなり濃いものになってる。
1巻前後の編にわかれているんだけど、そのどれもが完成度が驚くほど高い。
幽々白書やハンターハンターなんかとはけっこう毛色の違った作品になってるが
こっちのほうが本領発揮といった感じがする。
作者の想像力の豊かさと発想力には素直に尊敬させられる。
なんだかんだいわれてるけど富樫の才能はやっぱり頭一つぬけてる感じがする。
富樫ファンでこの漫画を読んでないひとが居たら今すぐ読むべき。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-20 01:48:43] [修正:2005-03-20 01:48:43] [このレビューのURL]
7点 SUGAR
新井英樹がボクシングを「天才」からみた視点で描く。
なんにでも努力では到達できない領域がある。
新井英樹はそこからの視点を痛快に書いてくれてる。
主人公リンのめちゃくちゃばっかりやってるけど憎めないキャラがいいし
言いたいことずばずば言ってくれるんで爽快!
(たまに憎たらしいけど)
新井英樹の脇役クラスの人物までも丁寧に書くところも健在で良い味だしてる脇役たちが多数。
中でも火の玉欣二とレイラのカップルが一番のお気に入り
「これが出たら俺超200%火の玉サイヤ人」
「笑え…果てしなく、それが一番だ」
欽二かっこよすぎ!
あと会長のイカレっぷりもナイス。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-13 22:09:48] [修正:2005-03-13 22:09:48] [このレビューのURL]
7点 愛しのアイリーン
新井英樹すげぇ。
なにがすごいって設定からして読者うけしそうでもないのに
読者が離れていきそうな展開を平気で展開しまくるところ。
終盤に至ってはもう鬼。
ページめくるのがつらいです。
それも人間があまりにも人間として書かれているせい。
目を背けたくなるような「現実」がこの漫画にはある。
読み終わったあとしばらく余韻を残す。
ワールドイズマインやキーチ!にはまった人はこれも是非。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2005-03-12 01:19:47] [修正:2005-03-12 01:19:47] [このレビューのURL]